虚片~Aqua Moon~   作:蒼乃翼

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さっきアニメイトでLISAの新曲とSAO原作の新作とアニメディア買って、後は今週末の映画待つだけ


7話 攻略開始、バステアゲートの浮遊遺跡

メイド喫茶での初のバイト代が入り、ミヅキとシリカはカフェでささやかな打ち上げをしていた。

「はぁ~…、しんど…」

ミヅキはストローを咥えたままピコピコ上下させていた。口に何か咥えていないと落ち着かないようだ。

「うぅ…、わたしもなんか前より街で声かけられるようになっちゃった…」

シリカもミルクティーをずっとティースプーンでぐるぐるかき回していた。

「しかもバイト上がりを出待ちされたりな」

「………」

シリカは俯いたままミルクティーをじっと見つめていた。

「あン?どした、シリカ」

「ねぇ…、ミヅキ………、わたしを、《ホロウ・エリア》に連れてって」

 

 

 

攻略開始、バステアゲートの浮遊遺跡

 

 

 

管理区

「よぉ」

「ミヅキ、…と、そっちは…」

フィリアがミヅキの横に視線を向けると、デネブの他にもう一人と一匹・・・

「こんにちは、わたしはシリカと言います、よろしくお願いします」

「フィリアよ。こちらこそ、よろしく。ふーん、あんたにこんな可愛いパートナーがいたなんてね。なかなかやるじゃない」

「か、可愛いだなんて…」

シリカは照れて顔を赤くした。

「隅に置けないなあ」

「んなじゃねぇーよ、単なるビーストテイマー仲間ってだけだ」

フィリアの視線はさらにシリカの横に向けられた。

「ねえシリカ、そのフェザーリドラはもしかして…」

「はい、ピナはあたしの大事な仲間です」

「そっかー、フェザーリドラをペットにするなんてすごいね」

「そ、そんなことありません」

「…っと、そうだ、セルティ」

ミヅキが指笛を吹くと、首無しの漆黒馬、セルティが駆け寄ってきた。

「《ホロウ・エリア》でテイムした二頭目の相棒、セルティだ」

ミヅキがシリカに紹介すると、シリカはその見た目に全く尻込みせず挨拶した。

「はじめまして、セルティ。わたしはミヅキの友達でシリカ。この子はピナ。よろしくね」

「きゅくるぅ~」

セルティも一目で(頭部は無いが・・・)シリカの人となりが分かったようで、すぐに懐いた。

「ところで、装備変えたか?」

フィリアの装備は始めて会った時の物ではなく、ゆったりとしたケープに変わっていた。

「うん、あのエリアボス攻略した後気付いたらアイテムストレージに入っていたの」

「ふ~ん、防御力高そうだな」

ミヅキはまじまじとフィリアを見た。

「な…、なによ…?」

「なぁ下ってどうなってんだ?」

「~っ!?」

「ちょっとミヅキ何聞いてるの!」

シリカがミヅキの足を踏んづけた。

「っ痛ぇな、ちょっと気になっただけだっつーの」

「ミヅ様、そこは気になっても訊かないのが紳士道というものですぞ」

「わぁ~たっよ。つーことで、今回の攻略にはシリカとピナも連れてくけど、いいよな?」

「………うん、いいけど、大丈夫?こないだのキリトとアスナは攻略組の中でもトップクラスの実力だったけど…」

「ま、俺もフォローするし問題ねぇよ。ピナもいるしな」

こうして、フィリアとデネブを前衛に置いて索敵と探知、一番後ろにミヅキとセルティが着き戦闘時には一気に前へ進む、そして真ん中にシリカとピナ。前方後方どちらの援護にも行ける体勢で3人と二匹と一頭は《バステアゲートの浮遊遺跡》の攻略を開始した。

 

 

 

そこは、その名の通り空中に浮遊していた。

「こりゃ落ちたらアウトだな」

フィールドの端から下を覗き込んだミヅキは試しに咥えていた黒文字を一本落とした。するとある所まで落ちた段階でポリゴン片になって砕け散った。

「あんま大立ち回りすっとヤバイなこりゃ…」

ミヅキ達は慎重にフィールドを進みつつ、蟻型モンスターアントガーターや巨大なサンライトアントを倒して行った。

「ピナ!」

「きゅるぅー!」

シリカのかけ声に合わせてピナが泡の息を一つ目の異形モンスター、デビルセンチネルに吐きかけ視界を奪った。

「おぅっら!」

そこにミヅキが槍で強烈な一撃を叩き込んだ。

「やぁっ!」

止めにフィリアの一撃が決まり、サンライトアントはポリゴン片になって消えた。

「スゴイねシリカ、ピナとの息ぴったりだね」

「ありがとうございます。フィリアさんも攻撃が鋭くて強いですね」

「きゅるくぅ~」

 

 

ミヅキ達が先に進むと目の前に高い塔が聳え立っていた。

「すごく高い塔…、てっぺんがほとんど空の上だよ…」

「この塔…、昇るだけで一苦労しそうだな」

見上げるシリカとうんざり気味のミヅキ。

「十字架を象ったオブジェクトも気になるわ。エリア名は浮遊遺跡だし、財宝が眠っている可能性も無きにしも非ず。とりあえず塔に行って確かめてみようよ」

眼を輝かせたフィリアが塔へと続く橋の前でぴたりと止まった。

 

『竜王の許可を持たぬ者は直ちにここから立ち去るがよい』

 

突如、謎の声が響いた。

「うーん、竜王の許可か…」

首を捻るフィリア。

「アイテムの可能性もあるますよね」

「だな、取りあえず色々探してみるか」

シリカとミヅキが踵を反そうとすると、デネブが鼻をひくつかせて上空を睨んだ。

「ミヅ様!何かがこちらに…、」

 

グォォォォォォ

 

雷鳴にも似た咆哮が轟いた。

「んだ…、ありゃ…」

ミヅキは空を見上げて愕然とした。

「ど…、ドラゴン?!?」

フィリアも茫然と空を見上げていた。

「お…、大きい」

「きゅ~…」

シリカとピナもあ然としていた。

 

全員が見上げた先には、巨大で、全身の鱗は鉄のように黒光りし、尻尾は剣のように鋭いドラゴンが空を蹂躙していた。

 

 




3月のアクセルとのゲーム、主題歌が熱すぎて興奮しっぱなしです
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