アタランテが咬ませ犬的ポジジョンなのが納得がいかない!というよりペロペロしたい 作:天城黒猫
【聖杯大戦の様子を撮影してみたよ!】
1.IZU
という訳で、撮影してみた
【サーヴァント達がドンパチしている動画】
2.名無しの魔術師
おっ、生きてたか……
3.名無しの魔術師
死ぬ方に俺は賭けていたんだがなあ
昼飯は奢りになっちまうな。畜生!
4.名無しの魔術師
いやいや、というかさ
ナンダコレ……! ナンダコレ……!
5.名無しの魔術師
サーヴァントの力が凄まじいのは知っていたが、ここまでなのか…‥?
6・名無しの魔術師
やべえよ……やべえよ……
7.名無しの魔術師
何であんなでかいのが浮かんでいるんだ……?
質量的に可能なのか? いや、現代の魔術ではなく、神代の魔術によるものだと考えれば……
8.名無しの魔術師
何で剣からビーム? が出ているのか突っ込みたいんだが
9.名無しの魔術師
≫8
噂によると、アーサー王もビームを出すらしいぞ
しかも、女だとかなんとか
10.名無しの魔術師
≫9
ちょっと待て
女云々の部分について詳しく
11.IZU
≫10
アーサー王は、貧乳金髪騎士だよ
12.名無しの魔術師
≫11
マジか!? キタコレ! オークでくっころ!
13.名無しの魔術師
≫12
お前は何もわかっちゃいねえ……!
女騎士といえば、触手に決まってるだろうが!
14.名無しの魔術師
お前ら落ち着けW
話題がズレているぞW
15.名無しの魔術師
だな。そういう話題はここでやれ
つ【史実では男性だが、サーヴァントとして召喚すると女性だった英霊についてまとめ】
16.名無しの魔術師
俺としては、ヴラドが気になるな
杭の攻撃は予想通りとして、まさか吸血鬼になるとはな……
17.名無しの魔術師
ぼくはあの鎧騎士!
何、あの子。宝具を解放するときに見えた顔、めっちゃ好みなんだけれど
19.IZU
≫17
あ、それはセイバーだね
真名はモードレッド
20.名無しの魔術師
≫19
マジでか!?
まさかモードレッドまで女とはな……
円卓全員が女の可能性がある?
21.名無しの魔術師
≫20
いや、それは無いな
知り合いがアーチャーでトリスタンを召喚したけれど、男だったと聞いた
22.名無しの魔術師
チッ! タイムスリップして、円卓ハーレム築こうと思ったのに……
23.名無しの魔術師
≫22
タイムスリップなんて無理だろW
それは魔法の領域だし、大量の魔力が必要だしなW
24.名無しの魔術師
≫22
タイムスリップできたとしても、お前じゃあハーレムなんて無理だってのW
25.IZU
まあ、モードレッドを女扱いすると、首と胴体がお別れするけれどね!
彼女、女扱いされることが嫌いなんだって
26.名無しの魔術師
≫25
何だそりゃ……
27.名無しの魔術師
なあ、今まで誰も突っ込まなかったけれどさ
”赤”のランサーの真名がカルナなのはいいけれど、何でタイツなのよ……
28.名無しの魔術師
確かにな……鎧はどこにいったんだ?
いや、あの金色のやつが鎧だとしても、防御力低いというか、防御する部分が少なすぎないか?
29.名無しの魔術師
というか、よくカルナなんていう大英雄を召喚できたな。時計塔は
30.名無しの魔術師
≫29
それな
今のご時世、触媒はクソ高いけど、カルナの触媒っていくらなんだろうな……(遠い目
31.名無しの魔術師
というか、他のサーヴァントの真名が気になるな……
現時点でなんとかわかるのは、
”赤”のセイバー:モードレッド(女騎士)
”赤”のランサー:カルナ(タイツ)
”赤”のアーチャー:?(泉がマスター)
”赤”のライダー:?(戦車に乗っている)
”赤”のアサシン:?
”赤”のキャスター:?(ナイスガイなオジサン)
”赤”のバーサーカー:?
”黒”のセイバー:ジークフリート(自分から名乗っていた)
”黒”のランサー:ヴラド(杭とルーマニアで確定)
”黒”のアーチャー:?
”黒”のライダー:?
”黒”のアサシン:?
”黒”のキャスター:?(恐らくゴーレムに関する人物)
”黒”のバーサーカー:フランケンシュタイン(前スレで泉が言っていた)
こんなもんか?
32.IZU
こっちで補足するよ!
”赤”のセイバー:モードレッド
”赤”のランサー:カルナ
”赤”のアーチャー:教えなーい!
”赤”のライダー:アキレウス
”赤”のアサシン:セミラミス
”赤”のキャスター:シェイクスピア
”赤”のバーサーカー:スパルタクス(消滅)
”黒”のセイバー:ジークフリート(消滅)
”黒”のランサー:ヴラド(消滅)
”黒”のアーチャー:ケイローン(消滅)
”黒”のライダー:アストルフォ(消滅)
”黒”のアサシン:ジャックザリッパー
”黒”のキャスター:アヴィケブロン(消滅)
”黒”のバーサーカー:フランケンシュタイン(消滅)
こんなものかな?
34.名無しの魔術師
≫33
ええ……(白目)
35.名無しの魔術師
時計塔陣営が強すぎる()
36.名無しの魔術師
というか、よくもまあこんなに凄いサーヴァントを召喚したな……時計塔ェ……
アキレウスとか完全に殺に来てるだろ
37.名無しの魔術師
”黒”の陣営、現時点でアサシンしか残ってねえじゃねえか!
38.名無しの魔術師
ユグドミレニア終わったな‥…っていうか、もう終わってる?
39.IZU
あ、ユグドミレニアの魔術師というか、マスターはもう全滅しちゃった
残っているのは、”黒”のアサシンとそのマスターだけれど、そのマスターも一般人だったりする
40.名無しの魔術師
≫39
ええ……一般人って、魔術師ですらないのか……?
41.IZU
≫40
うん。僕も詳しいことはわからないけれど
ちなみに、召喚したのはちゃんとユグドミレニアの魔術師だけど、その人もサーヴァントに殺された
42.名無しの魔術師
ええ……なにやってんの。その人
43.名無しの魔術師
ジャックザリッパーって、魔術的視点の史実でみると、ただの悪霊の集合体だったよな?
44.名無しの魔術師
≫43
そうそう。俺も歴史で習ったな。
確か、ロンドンの娼婦たちが堕胎して殺した子供達の、怨霊の集合体なんだったか
……ソレ、サーヴァントとして戦えんのか?
45.IZU
≫44
割と強いよ!
いま、”赤”のセイバーが戦いに行っている
結果はお楽しみだね!
46.名無しの魔術師
そういえば、ルーラーはどうなったんだ?
47.IZU
≫46
死んだよ
”黒”のアサシンにやられたっぽい
48.名無しの魔術師
マジか……
49.名無しの魔術師
少し気になったんだが、≫1。お前のサーヴァントは誰かと戦ったのか?
50.IZU
≫49
うん。ランサーとセイバーと戦ったよ!
51.名無しの魔術師
なるほどなー
じゃあ、あのケモミミ娘が≫1のサーヴァントという訳か
52.名無しの魔術師
そういや、≫1ってケモミミ娘が好きだったよな……?
…………その子を召喚するために聖杯大戦に行ったのか……?
53.名無しの魔術師
≫52
いやいやW
流石にないだろW ……ないよな……?
54.名無しの魔術師
ありうる、と言えるのが≫1の恐ろしい所だよなぁ……
で、実際どうなんだ?
55.IZU
テヘペロ☆
そろそろ落ちるね! 僕も忙しいから!
56.名無しの魔術師
オイ!
……しかし、どうなるんだかな
57.名無しの魔術師
ところで、さっきエルメロイ先生と廊下ですれ違ったんだが、
少し調子が良さそうだった。多分、≫1……泉が生きてたからかな?
58.名無しの魔術師
まあ、それもあるだろうな
見たところ、聖杯大戦もそろそろ佳境に入ってきたみたいだから、あと少しで終わるんじゃないのか?
59.名無しの魔術師
≫58
だな……
それまでに生きていられるかね?
60.名無しの魔術師
なあ、もし生きて帰ってきたら、パーティーとかやらないか?
61.名無しの魔術師
≫60
お、いいな。ソレ
でも、いつもいたずらされているから、仕返しの意味も含めてドッキリとかもいいかな?
62.名無しの魔術師
うーむ。とりあえずアレだ
一回集まろうぜ
場所は第12会議室でいいよな?
63.名無しの魔術師
≫62
おk
64.名無しの魔術師
≫62
了解!
泉はスマートフォンの電源を切り、ポケットの中にしまった。
泉と”赤”のアーチャーは、現地の魔術師を殺害して確保した工房にいた。そして、今彼らがいる部屋には、”赤”のアーチャーが取ってきたゴーレムの破片と、泉が用意した様々な、神秘が宿った道具を使って作り上げた、簡易的な祭壇とでもいったようなものが設置されていた。
「さて」と泉は”赤”のアーチャーへと言った。「あと少しで完成かな。セイバーが”黒”のアサシンを倒すのも時間の問題だし、少しだけ寝るとしようか! 戦の前の休息っていうやつだね」
彼のそういった提案に、”赤”のアーチャーは頷いた。
彼女自身やることもとりわけ無かったので、別の部屋に移動し、その部屋で休息を取ることにした。
残された泉は、祭壇の中心に拘束されているホムンクルスへと目をやる。彼は魔術によって目を覚ますことなく、衝撃を与えてもずっと眠ったままであった。
「何もないホムンクルス……その属性というのは、真っ白なキャンバスのようなものだ。だからこそ、コイツなら、うまくいく可能性が高い。
何せ、この儀式が上手くいけば、聖杯大戦なんて楽勝だからね! さて」
と泉は最後の仕事に取り掛かった。
その仕事というのは、数分も経たずに終わった。そして、彼も休息を取ることにし、動く屍となった魔術師に見張りを命じ、ベッドのある部屋へと移動した。
彼はベッドの上に身を投げた。
「あともう少し……そうだ。あともう少しだ。僕の願いが叶うまで。その願いは、あの御三家が作った大聖杯じゃないと駄目なんだ。最後の最後まで、油断も慢心もなく、確実に勝利していく……
ま、それとは別にアーチャー……アタランテとイチャイチャとかしたかったけれど、少し急ぎ足だったからなあ……ふふ。まあいいか。彼女には、これから頑張ってもらうさ。彼女は強い。ギルガメッシュなんかよりもね」
と泉は言いながら、規則正しい寝息をたて始めた。
ロード・エルメロイⅡ世は獅子劫からの報告を聞き、己の生徒がまだ生きているということに安堵する。
しかし、それでも聖杯大戦に関する厄介事の処理は無くなることはなかった。
「クソ……!」とエルメロイⅡ世は、事務机に座り、頭を掻き毟りながら呟く。「ユグドミレニアのマスター達は全滅、つまり全員が殺害されたという事だ。こうなっては、マスター、とりわけダーニックにペナルティを直接与えることができない。つまり、他のユグドミレニアの長になるものに、話をしないといけないのだが、その候補であったフィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニアも死亡した。
今、ユグドミレニアは完全な降伏状態にあるが、代表者が誰かはまだ決めあぐねているようだな……無理もない。元々ユグドミレニアというのは、地位の低い、貧弱な一族を吸収し、その勢力を広げていたのだ。つまり、長となるような実力者は非常に限られているという事だ。……こうなっては、話も進まん! ええい、マスターの中でも、一人ぐらいは生かしても良かっただろうに!
まあいい。とりあえず、部隊を城の中から、残された物──資料や価値のある道具。それと魔術師の遺体──を回収する部隊と、地元の一般人達に対する処理を行う部隊に分けて……あとはなんだ?」
「随分と忙しいようだな」とライネス・エルメロイ・アーチゾルテは、水銀のメイドを従えながら言った。
その声に、エルメロイⅡ世は顔を上げ、
「レディ。いつからそこに? 鍵はかかっていたはずだ」と問いかけた。
「『クソ……!』の部分からだ。鍵は彼女が開けてくれた」とライネスは水銀メイドを指さしながら答えた。「それにしても、本当に忙しそうだな」
なんでも、教え子の一人が聖杯大戦に参加したんだと?」
「ああ、その通りだ。アイツにはいつも手を焼かされている。それでいて、授業はしっかりと聞くし、成績も優秀だからタチが悪い。頭の悪いいたずら小僧と言うだけならば、とっくに破門しているというのに!」
「それはつまり、マイナスの行いをしても、プラスになるほどの成績を収めているという事だな。いわゆる、天才的な馬鹿、というやつだな」
「全くもってその通りだ!」とエルメロイⅡ世は手を広げた。「まあ、それは置いといてだな。レディ。何の用だ?」
「いやな」とライネスはメイドを指さしながら言った。「最近、コイツの言動が少しおかしいんだ。なにか心当たりはないか、と兄に聞きに来たのだが」
「先生!」と部屋の扉を勢いよく開き、フラットはエルメロイⅡ世のもとへ駆け寄る。「絶対領域マジシャン先生! 泉君が聖杯大戦に参加しているんですって? 何で、ボクにも教えてくれなかったんですか! そんな楽しそうなイベント! 先生、先生! ボク、ゴジラ召喚したいです!」
「この馬鹿者め!」とエルメロイⅡ世は、フラットを突き飛ばしながら言った。「ゴジラが召喚できるわけないだろう! 仮に召喚できたとしても、暴れられたら、被害が凄まじいものになるだろうが! それと、お前に教えなかったのは、お前もこうして参加したい、とか言うからだ! 聖杯大戦どころか、亜種聖杯戦争の参加も認めんぞ!」
「そんなぁ!」とフラットは言った。そして、水銀メイドの姿を認め、彼女に対してこう言った。「あ! トリムマウちゃんだ! 今度、一緒に映画見に行かない?」
「イエッサ!」と水銀メイドは敬礼をして答えた。「了解であります!」
「……コイツだな」とライネスは額に手を当てながら言った。
「そのようだな」とエルメロイⅡ世も、妹と同じような動作をしながら言った。
そして、エルメロイⅡ世は己の弟子に対して、大量に課題を与えた。それに弟子は悲鳴をあげたが、肩を落としながらその課題を行う事にした。