しょしたい!   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 モンハンで『るろ剣』の蒼紫の二刀小太刀みたいに長刀に見せかけた双剣があればな~と考えてみました。

 一本の鞘の上下に二本の剣を仕舞い、見た目は太刀に見えないが実は双剣でした! っての最高にカッコいいと思うんですよ。

 狩り要素を入れるつもりはないこの作品では出し方が分かりませんけど。
 いっそ学院の授業に「鍛冶」の項目を入れるかな……



第十二話:遅刻の言い訳

 昨日は海水浴で疲れていたからか寮に戻ってからベッドに入るとすぐに女二人で眠りの世界へ!

 

 そして朝まで少しも起きることなく楽しい夢の時間を満喫していたのですが、それが災いしてしまったようです。

 

 今朝もノレッジちゃんと二人揃って遅刻するだなんて学院に来てから遅刻しなかった日はないですね。

 まぁ、美少女は遅刻するのがデフォでしょう。

 

 まぁ、

 

 

「目覚まし時計が壊れてたんです!

 鳴らなかったんですっ!!」

 

 

 とでも言い訳すれば大丈夫でしょう。

 

 

「うん、完璧よシャルラちゃん♪

 その言い訳ならきっとハリー先生でも上手く誤魔化せるはずよ」

 

 

「ですね。私達の部屋に元々目覚まし時計なんてないですけどこういった理由なら遅刻も大目に見てもらえるでしょう。

 クラーマさんが担任の先生ならもう少し楽なんでしょうけどねぇ……」

 

 

 そう、言い訳を計画している段階のこのセリフさえ聞かれなければきっと大目に見てもらえたはずなんです。

 

 

「んなわけあるか! シャルラ、ノレッジ。

 この世界では時計のような精巧なものがそうそうある訳でもないし、朝の起床の合図としてドンドルマの街では鐘が鳴らされているだろぅが!」

 

 

 とまぁ、いつものようにハリー先生は隠密スキルでもついているかの如く私たちの背後から突然前触れもなく現れたのでした。

 

 

「う……ハリー先生。おはようございます」

 

 

「せんせーおはよーございまーす♪」

 

 

 一応朝の挨拶から始めましょう。

 

 ここから上手く誤魔化さなければ!

 

 ……それにしてもノレッジちゃん軽いですね。

 

 

「あぁ、おはよう私の可愛い生徒たちよ。

 それで何か遅刻の言い訳でもあるのかなぁ?↑」

 

 

「えーっと……

 目覚まし時計が壊れてたんです!

 鳴らなかったんですっ!!」

 

 

「……先ほどの会話を全て聞かれていたというのに敢えてその言い訳を使う勇気に免じて今回は許してやろう。

 だが勘違いするな。今回だけだからな!」

 

 

 さすがはハリー先生。本当にこの言い訳で誤魔化せるだなんてやっぱちょろいですね。

 

 

 

「ありがとうございます。

 次回遅刻した時もよろしくお願いしますね♪」

 

 

「遅刻を前提に考えるでない!

 まったくジョンの奴は一体どんな教育をしてきたのか……」

 

 

「あ、お父さんでしたら『シャルラが笑ってそこに居てくれさえすればいい』と言って物凄い親馬鹿でしたよ。

 生きるための知識や上手く公的機関を誤魔化す方法などは教えてくれましたがそれ以外ではほとんど自由にさせてくれたましたし。

 だから私はこうして自由奔放に育ったのだと思っています」

 

 

「さすがシャルラちゃん! 王立古生物書士隊元筆頭のジョン・アーサーさんをそこまで惑わすなんて反則的な可愛さ!」

 

 

「いやですよぅ、ノレッジちゃ~ん。

 私ってばそこまで可愛くないですよぉ~(この答えは嘘。私は自分を可愛いと思っている)」

 

 

「吾輩のクラスは問題児が集まり易いのか……」

 

 

 もうハリー先生ったら、疑問に思ったら負けですよ。

 

 それにしても私以外にも問題児っているんですね。

 

 会ってみたいものです。(これも嘘。私自身は自分に忠実な生き方をしているので問題児の自覚はありますが敢えてそんな人に会おうとは思いません)

 

 

「ハリー先生。

 シャルラちゃんの一番恐ろしいところはですね、半龍半人の人間離れした筋力でも、モンスターと会話出来ることでも、お父さんがジョン・アーサーさんということでもなく可愛いことなんです!

 もっともっと単純にして究極の理由、『可愛い』というところなんです」

 

 

 ノレッジちゃんたら私の可愛さを軽んじているような節のあるハリー先生に突っかかってますね。

 

 別にそこまで言わなくともいずれ落とすだけの魅力を私は持っていると思うのですが。

 

 

「ノレッジ。それを今、語る理由があるか?」

 

 

「ありますともハリー先生。

 シャルラちゃんはその可愛さを自覚しているんですからあんまり先生の反応が薄かったら傷ついちゃうじゃないですか!

 心の慰謝料は目に見えない分とんでもない金額が請求されてしまいますよ!」

 

 

「ノレッジちゃん。私の可愛さは昇ることはあっても傷ついたり価値が下がることはないんですからいまここで説明しなくてもその内ハリー先生も陥落しますよ」

 

 

 勿論私はその程度で慰謝料を請求するほど心が狭いつもりはありませんよ。

 

 出るところに出ればがっぽり搾り取れるかもしれませんが。

 

 

「熱く語っているところ悪いがお前ら遅刻したという自覚の方を持ってくれないかな?

 朝のホームルームはすでに終わっているが、一時間目は昨日話した通り絵の授業だ。

 教室に忘れた生徒用の絵筆などの最低限の道具を置いてあるから準備をしたら早く移動しろ」

 

 

 若干ムキになっている様子のノレッジちゃんを宥(なだ)めて教室へと向かいます。

 

 ハリー先生もそれ以上は言ってきませんでしたが一瞬だけ私を生徒としてではなく女として見ていた目を忘れませんよ。

 

 こうしてハリー先生を落とすのは後回しにして教室に向かうと教室では同じ班のダイヤージ君とフィズ君が待ってくれていました。

 

 

「おぅ、おはよーシャルラにノレッジ。

 今日も朝から二人揃って遅刻だなんて相変わらず仲良いな」

 

 

「おはようございますシャルラさん、ノレッジさん。

 今日も僕はあなた方と同じ教室で授業が受けれる毎日があることを神様に感謝したいくらいですよ」

 

 

「でも感謝するのは実際に可愛い私たちであって神様への感謝はついでにすぎないんでしょ?」

 

 

「正解ですノレッジさん!

 僕は二人の可愛さに男として以前に生物魂のレベルで惚れているのですからッ!」

 

 

 うーん、朝から鬱陶しい人ですね。

 

 それに比べるとダイヤージ君の方が特に何もしていないのに魅力的に見えます。

 

 きっとフィズ君はどんなにカッコつけても周りを引き立てることしか出来ないからモテないんでしょうね。

 

 

「あー、まーフィズの馬鹿は放っとくとして次の授業はサー・ベイヌ先生の絵の授業だしさっさと教室移動しないと遅刻すっぜ。

 ほら、お前らの分の道具はすでに1セットずつ分けて取って用意しといたから行こうぜ」

 

 

 ほら、この気配り。

 

 ダイヤージ君の魅力はフィズ君と一緒にいると特に輝いて見えますね。

 

 自分のことを語るよりも気配りの出来る男はモテるということを理解しない限りフィズ君には一生春は来ないでしょう。

 

 

「ところでサー・ベイヌ先生、でしたっけ?

 まだ会ったことありませんね」

 

 

 会ったことはありませんがある程度の情報は私の夢のために調べてありますので名前くらいは知っています。

 

 絵の授業と言うからには絵が上手い人なんでしょうけど性格とかの情報はあまり詳しくないんですよね。

 

 

「あー……まぁ行きゃ分かっからよぉ。

 あんま気にせず移動しようぜ」

 

 

「そうですよシャルラさん。

 サー先生のことなんてすぐに会えるのですからここはあまり気にしない方がいいと思います」

 

 

「私はけっこうサー先生って好きだけどね。

 変わってて面白いし、カッコいいし♪

 シャルラちゃんの可愛さには敵わないけど」

 

 

 ふむぅ、ダイヤージ君は苦手としているのかな?

 

 フィズ君は嫌っているようですらありますし、ノレッジちゃんは好印象?

 

 いったいどんな人なんでしょうか。

 

 まぁ、会えば分かりますよね。とにかく遅れないようにさっさと教室移動しますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ(男子二人とシャルラの三人での会話)

 

「そういやシャルラとノレッジってよー、無茶苦茶仲良いじゃん。

 もしかして付き合ってんのか?」

 

 

「女性同士というのも最近は珍しくはないですし僕としてはその光景を思い浮かべるだけでご飯10杯はイケますからいいんですけど。

 もしもノレッジさんが一方的に構っているだけなら僕から注意してもいいのですよ」

 

 

 にゃる? もしかして私ってば身体が小さいから傍から見てると無理矢理手ごめにされているとか思われているんですかね?

 

 

 「ノレッジちゃんは私の嫌がることはしませんよ。

 不当な扱いなら私自身抵抗しますし人間とモンスターのハーフの血を活かした筋力で投げ飛ばしたりも出来ますけど、なんかノレッジちゃんは来たばかりの私に優しくしてくれたし好きなんですよね。

 もう私がいないと駄目なんだなぁ~ってところとかが♪」

 

 

 そう言うと二人は納得したかのように肯き、さすがはノレッジだ、みたいなことを言っています。

 

 ふふ、ノレッジちゃん。気付いているか分かりませんが私もあなたのことを愛していますよ。

 

 ですが調子にのられては面白くないのであまり口にはしません。

 

 一方通行に感じるかもしれませんがこれが私からの愛の返し方です。

 

 その後静かに微笑む私を教室に戻ってきたノレッジさんが目ざとく発見してこちらに駆け寄ってきたことで今回のお話は終了。

 

 ノレッジちゃんったら本当に可愛いんですから♪




 モンハンの世界って時計はあるんでしょうかね?

 チェーンソーやドリルがあるくらいですし存在していない方がおかしいかもしれませんが作中で見たことないのでこの作品では朝や昼の合図は鐘を鳴らしているってことで。

 もう異世界トリップしてきたチートオリ主が広めたってことで文明の利器でも出そうか真剣に考えたりしています♪

 モンハンの世界でPSPのモンハンを遊ぶハンターってのもなかなかシュールな光景ですね。

 ……最終的に出しちゃいます。
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