しょしたい!   作:ヨイヤサ・リングマスター

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第31話:男子の需要なんて無い!

 

 

 前回の話で少しばかり出ましたが実は私たち新入生は近々修学旅行に行くことになっています。

 

 こういうのは普通二年生とか最終学年になってからでは? とか思う人もいるかもしれませんが私も同感です。

 

 あまりにも突然過ぎる展開なのではないでしょうか?

 

 

「どう思いますかノレッジちゃん?」

 

 

「いやだって突然な流れだなんて今更じゃない。

 それにシャルラちゃんの『シャルラクリムゾン』が時間を消し飛ばす能力だとしても一年間も過程を消しちゃったら面白くないし時間を飛ばすくらいなら一年生の段階で修学旅行に行っちゃってもいいんじゃない?」

 

 

 だそうです。

 

 ノレッジちゃんが言うならそうなんでしょうね。

 

 ちなみに私の『シャルラクリムゾン』というのは冗談です。

 

 いくらなんでもそんな世界観を滅茶苦茶にしちゃうような能力ありませんので。

 

 私の能力は人間離れした身体能力とモンスター語が話せることと風を自在に操れることだけですので。

 

 

「今さりげなく人間離れどころかモンスターじみた能力が出なかった?」

 

 

「気のせいです」

 

 

「そう」

 

 

 修学旅行という展開にはノリで流しましょう。

 

 どうせギャグなんですしモンハンらしく「疑問に思ったら負けだ!」ですね。

 

 てことで♪

 

 

「準備しましょう!」

 

 

「ほいきたシャルラちゃん!

 私は海でも山でもどこでも行けるように水着の準備は完璧よッ!」

 

 

「山にも水着もっていくんですか?」

 

 

「だって川とかなら山にもあるじゃない。

 それに泳ぎだけが水着を必要とするわけじゃないでしょ。

 水場が一切なかったとしても、無いからこそ山の中で水着姿の美少女同士が体をこすりつけ合うって展開に萌えたりしない?」

 

 

「……蕩(と)れますね」

 

 

 そういうことですか。分かります。

 

 水辺などの水着を着るのが当たり前の場所以外で水着を着ることに意味があるのでしょう。

 

 そういう場所で水着になっている美少女にときめく人もいるでしょうし。

 

 

「それじゃ今日は授業が終わったら二人で一緒に買い物にいきましょうか」

 

 

「そうですね。水着は前回の海水浴のがありますけど娯楽関係のものは持ってませんし」

 

 

 やっぱ定番はトランプとかですかね? 娯楽アイテムは必須です。

 

 それともグラスにお酒を注ぐ表面張力勝負ってのも面白いかもです♪

 

 でもお酒で酔ったりすると風が上手く練れなくなるから酔い潰れないようにしないといけませんね。

 

 あと先ほどノレッジちゃんが言いましたが今回の買物イベントは女子二人だけです。

 

 男子はたまには放置というのも問題ないでしょう。

 

 

「最近男子二人はストーリー本編を進めていたから出番がなかったけど、今回みたいな本編に関係ない話にも出ないとなると次にダイヤージとフィズが出てくるのはいつになるのか分からないわね~」

 

 

「仕方ないですよノレッジちゃん。

 この物語は百合なんですから」

 

 

 あとついでに言うならギャグですし。

 

 なのでこのあとの展開もお約束ですね。

 

 

「あー、盛り上がっているところ悪いが今は授業中だぞシャルラにノレッジぃ~↑

 吾輩の授業よりも修学旅行の話題で盛り上がるのはいいがせめて気付かれないように心掛けるんだなぁ↑」

 

 

 えー、現在の私たちの状況を説明しますと学院でのハリー先生による『一時間目』の授業の真っ最中だったりします。

 

 最初は声を小さくしていたのですがテンションが上がってしまったみたいですね。

 

 目立ってしまったようです。

 

 ダイヤージ君も隣の席にいるなら起こしてくれれば……ってダイヤージ君も寝ていますね。

 

 爆睡しています。

 

 こうやって地の文で登場シーンを演出してあげていると言うのにタイミングの悪い人ですね。

 

 

「……えーと、ちょっとテンションが上がってしまっただけです。

 今からテンション下げますのでお構いなく」

 

 

 とりあえず言い訳をしておきます。

 

 

「そうそうハリー先生は気にせず授業進めちゃってください♪

 私たちラブラブチームの友情が止められないことはおわかりなんでしょうし」

 

 

「もういやですよぉ~、ノレッジちゃ~ん♪

 ラブラブチームだなんて照れるじゃないですかぁ」

 

 

 どちらかと言えば友情よりも愛情、百合といった感情が占めているのですから、あながち間違いではないのですが。

 

 

「まったくお前らときたら……

 ダイヤージもいつも通りだが、フィズを見てみろ。

 この騒ぎをものともせずにノートに黒板の板書を書き写している。

 お前らもたまにはフィズを見習うのだ!」

 

 

 そう言われてノレッジちゃんと二人して視線を向けた先にいるフィズ君は確かに手に鉛筆を持って動かしていました。

 

 が、ノートはページを捲らないので真っ黒くなり、その瞳も瞼(まぶた)の上に墨で目を描くという古典的な方法をとっています。

 

 ようするに寝ています。

 

 

「あの、ハリー先生。フィズ君を見てどう思いますか?」

 

 

「実に真面目な関心すべき生徒じゃないか。

 変態性においてはお前らの班ではノレッジの次くらいに変態だが、授業を真面目に受けるところは好感が持てる」

 

 

「いやいやいや、シャルラちゃんが言いたいのは『ちゃんと目ェ開けてみてんのかこのド低能がぁー!』ってことですよハリー先生」

 

 

「いやいやいや、私はそこまで口汚い裏の考えなんて持ってませんでしたよノレッジちゃん。

 せいぜい『脳みそ腐ってるんですか? この腐れ脳みそがぁー!!』ってぐらいしか思ってませんよ」

 

 

「どちらにしろ口汚いじゃない」

 

 

「そうとも言いますね」

 

 

 まぁ、ノリということで。

 

 結局ハリー先生はフィズ君の堂々とした居眠りにはに気づかずに教壇に戻って行きました。

 

 フィズ君も手を動かしてノートにとっているのは本当ですしね。一体どうやっているんでしょう?

 

 

「ふわぁ~あ……。

 あ、おはようございますシャルラさんにノレッジさん。

 僕の寝顔なんか見ちゃってもしかして惚れちゃいました?」

 

 

「「うざっ」」

 

 

 フィズ君ってば自分がモテるとでも思ってるんでしょうかね?

 

 

「それよりもフィズ君、瞼に目を描くだなんて古典的なやり方で起きているフリをしていたのはともかく、どうやって寝ながら手を動かしていたんですか?」

 

 

「ふふふ、実は僕は右腕に暗黒竜を封印しているのさ!

 あ、あぁ……鎮まるんだ僕の右腕……」

 

 

 突然苦しむように右腕を抑えながら横眼でこちらの様子をチラリと見てきます。

 

 うざっ。

 

 

「それじゃ今日の放課後はお買いものたのしみですね~、ノレッジちゃん♪」

 

 

「本当よね~、シャルラちゃん♪

 美味しいものも沢山食べちゃいましょ♪」

 

 その後は授業が終わるまでずっと修学旅行についてのお話で盛り上がった私たちラブラブコンビなのでした♪

 

 フィズ君はさらにしばらくの間もだえるフリをしていましたがあんまり五月蠅かったので目を覚ましたダイヤージ君に殴られて教室の後ろの壁に頭からめり込んでしまいましたとさ。

 

 ちなみにフィズ君曰く、魔眼も持っているので目を瞑ったまま黒板が見えていると言っていました。

 

 うざっ。

 




 そういえば「小説家になろう」の活動報告でよくバトンをもらうんですが、オリキャラバトンとかだとシャルラやハターンらを出したりしてるんですよね。

 良ければ向こうの活動報告もよろしくお願いします♪

 次回で200回なので数が多いですが、活動報告に短編小説やゲームなどの宣伝も書いていますので。
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