しょしたい!   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 ようやく久し振りに普通の授業風景。

 やっぱ学園物は日常的な話があってこそですよね。

 こ・う・い・う・話があってこその学園物ですよね♪




第37話:女体盛RYYYYY~

 

 

 連日の猛暑も終わり、季節はすでに温暖期を過ぎようとしています。

 

 時期的には温暖期と寒冷期のちょうど境目といったところでしょうか。

 

 まだまだ暑い日もありますが、肌寒い日が多くなってきた今日この頃。

 

 王立学術院は生徒や教師たち、全ての学者を目指す者たちに探求心と知識欲を満たさせるために朝からその大きな門扉を開いているのでした。

 

 

「ってことで、今回は学院での季節の変わり目を描いた話ってことですね」

 

 

「そうね。前回の修学旅行の話も『家に帰るまでが修学旅行だ!』って言うハリー先生の言葉をガン無視して修学旅行二日目からの学者の卵らしい修学旅行先での名所観光&勉強シーン&帰路のイベントを全てカットして再びのんびりとした授業風景に飛んでもおかしくはないわよね」

 

 

 ええ、そうですね。

 

 ノレッジちゃんの言うとおり私たちは修学旅行の話をすでに終わったものとしてまた普段の日常を始めようとしています。

 

 勿論学院に帰ってくるまでの間、旅行先であるユクモ村に私が滞在しているという噂がいつの間にやらモンスター界に広まっていたらしく、お母さんの友人のテオ・テスカトルさんとナナ・テスカトリさん夫婦やラオシャンロンさんがやってきて、村が壊滅的被害を受けたりもしていましたが、それらのシーンもオールカット。

 

 だって美少女のすることなら何でも許されるんですもの♪(涙目、上目遣いのコンボでユクモ村の人たちには許してもらえました)

 

 で、当然のように前回の話で死にかけた二人も生きているわけです。

 

 

「……前回の俺らって風呂場を覗いてボコられて、寝込み(行為中)を襲って唇を奪おうとして殺されかけただけで修学旅行らしいイベント何もしてねーよな? フィズ」

 

 

「でも話として描写はされてないけど僕たち本当にヤバかったよねダイヤージ」

 

 

 修学旅行ですっかり仲良くなったダイヤージ君とフィズ君。

 

 二人にはクラーマさんの魔眼(薬)で永遠に『死』という結果に辿りつけないのに死に続けるという暗示にかかってもらったので実際に何度か夢の中では死んじゃってたみたいですね。

 

 『クラーマ・エクスペリエンス・レクイエム』という技らしいのですが、相手を幻術で何度も殺し続けるだけなので肉体に物理的ダメージはありませんし決して死なないので、おしおきとしてはちょうど良かったのでしょう。

 

 一応あんなのでも私のお友達(下僕)ですし。

 

 まぁ、そんな事はさておき授業に戻りますか。

 

 いい加減、無駄話も終えて授業を真面目に受けないと前で説明をしているハリー先生が気付いてしまいますからね。

 

 

「_____それでは今日の授業の『家庭科』の授業を始めるとしよう。

 料理はハンターの基本でもあり、学者の基本でもある。心してかかるように。

 尚、今日みんなに作ってもらうのは『幼なじみの女の子が照れながら用意した手作り感が溢れるお弁当』だ!

 男子は女子のサポートに回って立派な『手作り感あふれるお弁当』を完成させるんだぞ♪↑(吾輩のために)」

 

 

 とまぁ、今日作るのはこんな感じのハリー先生の趣味丸出しの料理、もといお弁当のようですね。

 

 幼なじみ萌え?

 

 

「でも私、あまり料理作ったことないんですよね」

 

 

「別に手作り感を出すためならいいんじゃないのシャルラちゃん?

 私は通信講座で特級厨師の資格を取ってるし問題ないけど。

 そういやダイヤージも料理の腕はいいんでしょ?」

 

 

 材料を取ってきてくれたダイヤージ君が応える。

 

 

「ああ、昔っから家事は全部俺の仕事だったしよぉ。

 料理に関してもかなりの腕だと思うぜ」

 

 

 まぁ、実際海水浴の時にお弁当を用意してくれたりしましたしね。

 

 食べることは出来ませんでしたが。

 

 

「僕は女性に媚や……栄養価の高い食材で、淫ら……健康的な毎日が送れるように日々料理の研究は欠かしていません」

 

 

 本音をちょこちょこ漏らしている辺りがカッコ悪いですけどフィズ君らしいとも言えますね。

 

 私もまったく出来ない訳じゃないんですけど元々古龍と人間のハーフですから生肉や毒キノコでも平気で食べれるんですよね。それも美味しく。

 

 だから生だろうと火を通そうとみんな平等に美味しく感じるから料理の必要性を感じなかったんですよ。

 

 

「それは駄目よ!

 シャルラちゃん。料理は愛情って言葉は有名だけどそれは違うわ。

 料理に必要なもの、それはエロスよ!」

 

 

 は?

 

 

「いえ、これは本当なのよシャルラちゃん。

 呆けてないで聞いてちょうだい。

 エロい格好で、可愛いシャルラちゃんがご飯を作ってくれたりしたら私はもう理性を宇宙の彼方まで吹き飛ばせるくらい歓喜にうち震えるわ!

 具体的にはキリン装備の腰だけビストロエプロンに変えたものを着て頂戴♪」

 

 

「それは結局のところ私がエロさを出していけば何でもいいってことですか?」

 

 

 いつもと変わらないですね。

 

 料理にエロさを求めてどうするんでしょう?

 

 

「いやいやノレッジよぉ、料理に一番大切なのは『基礎』だと思うぜ?

 愛情だのエロさだのは二の次三の次。

 まずは普通に食べられるものでなけりゃ駄目だ」

 

 

「僕もダイヤージに賛成だね。

 女性から差し出されたものは何でも食べる覚悟はあるけど、実際にそれが壊滅的にマズい料理だったら死んじゃうし。

 ほら、ギャグ漫画のヒロインが作る料理って大抵死なないまでも意識が飛んじゃうようなものばかりだしさ」

 

 

 ダイヤージ君もフィズ君もけっこう失礼なこと言いますね。

 

 いくらなんでも私は料理を作ると鍋とか爆発させちゃうようなタイプではありませんっ!

 

 

「それならば私の料理の腕前を見せてあげましょう。

 ハリー先生が決めた今回の授業のテーマも『幼なじみの女の子が照れながら用意した手作り感が溢れるお弁当』ですし私の本気を見せてあげます」

 

 

「(ふふふ♪ 計画通り。あとは私が美味しく戴くだけ♪)」

 

 

「(食えるもんに仕上がってんなら俺が掻っ攫ってもいいな)」

 

 

「(シャルラさんのお弁当は他の班からも人気ありそうだし、僕以外の男子に食べられる前に奪い取らねば!)」

 

 

 何やら心を読むまでもなく考えていることが丸分かりな三人。

 

 何だかんだ言いつつも、そんなに私の作ったお弁当が食べたいだなんて皆さん、からかいがいのある人たちですね。

 

 ならばお見せしましょう!

 

 このシャルラ・アーサー一世一代のエロス料理をっ!

 

……

 

…………

 

………………

 

 

「シャルラ式究極かつ至高の料理完成ぃぃぃ~♪」

 

 

 あっさり完成。

 

 

「……一体何が出来るかと思ったら、ここまでのものとは。

 さすがはシャルラちゃん。グッジョブ♪」

 

 

「グレートだぜッ!!!」

 

 

「ぼ、僕にはちょっと刺激が強すぎ……ぶはっ」

 

 

 勿論エロス溢れる料理と言えば……『女体盛り』!

 

 と言っても私自身に盛りつけたわけじゃありませんよ。

 

 

「さすがはクラーマさんですね。

 とても美味しそうです♪」

 

 

 材料はクラーマさんです。

 

 

「ホント!? シャルラちゃん!?

 私ってばそんなに美味しそう!?」

 

 

「ええ、この世でもっとも美味しそうな料理へと仕上がっていますよ」

 

 

 私が自分の身体を使って女体盛りなんて恥ずかしい真似するわけないじゃないですか。

 

 ですがエロスな料理と言えばこれしか思いつかなかったので学院受付で昼間っからお酒を飲んでいたクラーマさんに手伝ってもらったというわけです。

 

 

『私が食べたいから♪』と一言言っただけでクラスのみんなの前で潔い脱ぎっぷりを披露してくれるだなんて、さすがはクラーマさんですね。

 

 ちなみにクラスの女子の全員が歓喜の声を上げていた辺りからして、クラーマさんは私のクラスの女子は全員残さず食べちゃっているようですね。

 

 さすがは愛の権化!

 

 

「ちょっ、クラーマ! お前なんで吾輩の授業に来ているのだ!?」

 

 

 ややっ! ハリー先生もさすがに気づいちゃいましたか。

 

 ですが『幼なじみの女の子が照れながら用意した手作り感が溢れるお弁当』というテーマから外れている訳ではなりませんし材料に何を使うのも自由だったので文句は言わせませんよ。

 

 

「おー、ハリ~♪

 あたしねぇ~シャルラちゃんに美味しく戴かれに来たのぉ~♪」

 

 

 酔って判断力が鈍いというのもあったんでしょうが、ノリノリのクラーマさん。

 

 いい加減この人も独身のままってのも、さみしいですしハリー先生辺りとくっついてくれればなぁ~、という考えもあってのことだったりします。

 

 

「さすがはクラーマさんね。

 最近夜はいっつも私とシャルラちゃんの三人で体の友って関係になっちゃってるけどまさか公衆の面前でこうも恥じらいも何もない堂々とした脱ぎっぷりを見せてくれるとはさすが!」

 

 

 まったくですね。脱がした私が言うのもなんですがもう少しクラーマさんは恥じらいというものを持ったほうがいいのではないでしょうか?

 

 女の子は堂々と服を脱ぐよりも、少しくらい恥じらいながら(涙目なら尚良し!)脱ぐほうが可愛いですからね。

 

 

「明日は明日の風が吹く~ってね♪

 シャ~ルラちゃんに脱いでくれって頼まれちゃ、あたしが脱がない理由にはならないっての! ってのぉ!

 あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」

 

 

 すでに酔いが回って、えらい事になっちゃってます。

 

 朝からえらくハイペースで飲んでいたらしく、随分とハイになっちゃってます。

 

 傑作ですね。

 

 というか普段からこんな状態で貴族が来ることもある王立学術院の受付をしているだなんて本当に豪快な人です。

 

 

「シャルラ~! ノレッジぃ~!

 クラーマを止めてくれー! 吾輩はこいつには敵わんのだ~」

 

 

 クラーマさんに押し倒されて……ボコボコに殴られているハリー先生。(クラーマさんは百合ですので男相手に酔った勢いでも迫ったりはしないみたいです)

 

 さぁて、ハリー先生もいい具合に困っているようですし私は私でのんびりと過ごしますか。

 

 それにしてもこの物語も『シャルラ・アーサーの狩りと愛の日々』ってタイトルでも良かったですね。

 

 もしくは『シャルラ・アーサーが往くエロスへの道』ってタイトルもありかも♪




 普段からエロエロなクラーマは酔うと手がつけられなくなる! ってノリですね。

 ハリーとくっつけるのもアリだとは思いますが私はハリーよりも百合な展開の方が書きたいので完結後の嘘エンドとかでもなければ書かないと思います。

 賛否両論あるかもしれませんが、やはり百合は最高だと思います。
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