しょしたい!   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 こうして振り返って読んでみると、この作品は一番最初に書いた百合小説だけあって温いかもしれませんね♪

 11作目と14作目は結構な百合になっていますし、これから先もさらにグレードアップする百合小説家としてやっていくことでしょう。

 ノーマルなのも書く予定ですけど。




第40話:小さな恋の物語

「それでは今日は新しいお友達を紹介したいと思いまーす♪

 サイリ・ニトロちゃんどうぞ!」

 

 

「えっと、あたしの名前はサイリ・ニトロって言います。

 ……よろしく」

 

 

 サイリちゃんが、はにかみながらも自己紹介をします。

 

 時間はお昼休み。

 

 そして場所は学院内の空き教室を保健医のエナ先生に確保してもらいそこに班のみんなとクラーマさんを招いて、ささやかなパーティーを開いているところです。

 

 班の三人には事前にサイリちゃんがクラーマさんと親密な関係になりたがっていることを伝えてあるのでフォローに回ってくれるようですし、クラーマさんもサイリちゃんを怪しい光を宿した眼で凝視しています。

 

 恥ずかしがらずに自分から言っていればクラーマさんは当然のようにサイリちゃんを可愛がってくれたでしょうに全く恥ずかしがり屋なんですから♪

 

 

「サイリちゃんって可愛いわね。

 私はクラーマ・ネーデシュアーレ。人生相談に身体の悩み、何でも質問しちゃっていいわよ♪」

 

 

「いや、クラーマさんいきなりそんな挨拶から始めるだなんて変人みたいですよ。

 ねぇ、ノレッジちゃん」

 

 

「あー、まぁねぇ。

 サイリちゃん、つまりクラーマさんはこう仰りたいのよ。

 『可愛いサイリちゃんのためにカッコいいところ見せたいぜ! そんでエッチなお願い聞いてもらっちゃうもんねぇ~♪』って。

 だからあまり深く考えなくてもいいわよ」

 

 

「正解よノレッジちゃん!

 ちなみに好物はプリケツよん♪」

 

 

 なんとまぁ、散々な挨拶。

 

 それにノレッジちゃんの補足を肯定するあたり、クラーマさんもそういう意味で言ったんでしょうね。

 

 あとお尻好きでしたか。

 

 

「プリケツ……お尻……つまり胸のないあたしでもクラーマ様と一緒に……」

 

 

 何やら私に対する殺意が薄れてきているのは、ありがたいのですがクラーマさんは可愛い女の子なら全体的に好きなので別にお尻だけが好きってわけじゃないんですよね。

 

 その……、私の胸とかもけっこう揉まれて、さらに大きくなってきてからは前よりもずっと激しく求めてくるようになりましたし。

 

 

「クラーマさんは実に言い趣味をしているとは思わないかい? ダイヤージ。

 僕はこの人のこういうエロさを大っぴらに公言出来るカッコ良さに惹かれているんだよ。

 そして僕もお尻が大好きだ!(チラッ)」

 

 

「甘いなフィズ。男なら尻ではなく太ももだろッ!

 別に尻が悪いたぁ言わねぇが俺ぁ断然太ももだ!

 それも俺の好みは未成熟な四肢にときめくからよー(チラッ)」

 

 

 そう言って私やサイリちゃんの足を見てくるダイヤージ君。

 

 そしてフィズ君はお尻を。

 

 私はちょっとばかり背が低いだけで別にそこまで未成熟ってわけじゃないんですからっ!

 

 古龍とのハーフだから少しだけ成長が遅いだけなんですっ!

 

 

「おめぇら、あたしのシャルラちゃんの尻と太もも、それにサイリちゃんまで凝視してんじゃねー!!!

 これは全てあたしんだゴルァァァー!」

 

 

 途中からお酒が入った(酔った勢いでサイリちゃんを襲わせようと思って用意しました)ために普段から僅かにしか存在していない理性を完全に失くしてしまったクラーマさんが殴る殴る。

 

 本当に面白いように男子二人をボロ雑巾に変えていきます。

 

 

「確かにあたしはプリケツが好きさ! 太ももが好きさ!

 けどねぇ、乳、尻、太もも。

 これだけが女体の神秘じゃないのよ!

 眼球、うなじ、それに一番大事な「それ以上は禁止用語です!」なんかが大好きな、あたしこそがナンバー1の変態だァァー!!!」

 

 

 ふぅ、危うく直接的な単語まで飛び出しそうでしたがクラーマさんの熱い言葉、よく理解出来ました。

 

 ノレッジちゃんもその発言に賛同するように首を縦に振って肯いています。

 

 この人の発言は危険なものもありますが勉強になるんですよね。

 

 

「さぁ~て、それじゃ男子二人もぶっ飛ばしたことだし今日もいつものように、やらない?」

 

 

 熱い言葉も冷めやらぬうちにクラーマさんはスルスルと自分の服を躊躇いもなく脱ぐと私にダイブ。

 

 

「本当に変わらないですね。

 今ここで本当にするんですか?」

 

 

「うん、あたしぃ~理性がもう無いのぉ~♪

 だかりゃシャルラちんで火照りを冷まさせてほしいのにゃ~ん♪」

 

 

 さっきまでの男らしさを全て脱ぎ去ったかのようなネコナデ声。

 

 理性がないと言いつつもゆっくりと、じっくりと、焦らすように私の服のボタンを一つ一つ外していく。

 

 私の方から求めさせようって魂胆なのでしょう。

 

 さすがは慣れているだけあって……上手い。

 

 私まで火照ってきちゃいました。

 

 

「私も混ぜなさーい♪」

 

 

「あん、ノレッジちゃんまでするんですかぁ?

 私の身体は一つなんですからそんなにがっつかないでくださいよぉ~」

 

 

 実は私も相当ノリノリだったりします。

 

 でも今日は私がメインではないので今回の主役でもある彼女に華を持たせてあげましょうか。

 

 こちらをずっと見つめている彼女に。

 

 

「あ、あたしも混ぜてくださいッ!!!」

 

 

 先ほどから私たちを羨ましそうに眺めていたサイリちゃん。

 

 足元には滴り落ちた愛液が小さな水たまりを作り、その頬はユクモ村で見た紅葉のように紅く染まっていました。

 

 小刻みに震える小さな体は触れるだけで壊れてしまいそうな繊細なイメージを見る者に与えながら、じっと私たちを見据える瞳も凛とした輝きとともにうるんでいるのが何とも可愛らしいですね。

 

 

「……サイリちゃん?」

 

 

「ほら、クラーマさん。今日のところはあなたはサイリちゃんと遊んであげてください。

 サイリちゃんも思いのたけをぶつけて、思いっきり甘えちゃってくださいね♪」

 

 

 私の上から体をどけたクラーマさんはゆっくりとサイリちゃんに近づいていきます。

 

 

「いいの?」

 

 

 珍しく相手の意思を確認するかのような発言。

 

 

「はい、私……、ずっと前からクラーマ様とこうして結ばれたかったんです!

 今日だけでもいいんです!!

 私を……愛してくれませんか?」

 

 

 あらあらまぁまぁ。

 

 そんな涙目で可愛らしくおねだりされちゃったらクラーマさんでなくとも断れないじゃないですか。

 

 

「そっか。やっぱり君はこの間、孤児院で暴力団をぶっ飛ばした時に助けた子ね」

 

 

「あ、あたしを覚えてくれてたんですか?」

 

 

「当然♪

 だって私が一度会った可愛い子を忘れるわけないもの。

 少し前から視線を感じながらも声をかけてこないな~と思ってたし、今日もなかなか話しかけてこないな~と思ってたけど私のこと忘れてるだけかと思ってたのよ。

 でもそんなに私が欲しいなら、あなたの初めてを私がもらってあげる」

 

 

 クラーマさんがそう言うとサイリちゃんは脱がされるのも待てないのか自分で服を破きながら脱ぎ捨ててクラーマさんの胸に飛び込む。

 

 クラーマさんもそれを優しく受け止めると二人して部屋の隅に用意されていたベッド(エナ先生が「こんなこともあろうかと♪」と用意してくれた)に入っていく。

 

 

「さぁ、シャルラちゃん。

 私たちだけ残っちゃったけど……、する?」

 

 

「しましょうか。

 でもその前に……」

 

 

「ええ、可愛らしい少女の恋の成就に……」

 

 

「私たち二人の祝福の言葉とともに……」

 

 

「「乾杯♪」」

 

 

 そうして一人のさみしがり屋の少女はその小さな恋心を伝えることができましたとさ。

 




 『変態』とは褒め言葉です。
 一度この称号を手に入れた者は何も恐れず、自分の欲望に忠実になれます。

 そういえば、昔モンハンのチームの仲間と「誰が一番変態か」について語り合ったのを思い出しました。

 さて、今回の話ですがクラーマはつえぇ!ってことですね。

 一人の時は本当に何をやっているのか分からない人ですが色々とやってますよ。

 それと、サイリちゃんは『苺ましまろ』のアナを見てて思い付いただけなんですが、美羽の方が近い気もします。

 この先どうなることやらw

 いやまぁ、百合の展開しか書かないつもりなんですけどね。

 名前の元ネタ通りに侍キャラとして刀でも振り回させようかな……。
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