しょしたい!   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 ~『異国迷路のクロワーゼ』というアニメを観た時の前書き日記~

 これはロリ向けアニメかな?

 正直、日本の良さってのはもっと他にもあるでしょうに、これをフランスにはやらせますか、と突っ込みを入れてしまいますね。

 でも可愛いかったので観ようとは思いますw

 なんだか初春みたいで、可愛さに関しては実にすばらしい作品でした♪

 そして最近、古本屋で百円で原作が売っていたので購入してみましたが、やっぱい普通に面白いですね。





第45話:黒いサイリちゃん

 

 

「で、俺らを部屋の外に追い出して一体何やってたんだよ」

 

 

「ダイヤージ、そんなの聞かなくても分かるじゃないか。

 ズバリ! 『女の園out男子』を展開していたんでしょう」

 

 

 ………………。

 

 アハハハハ……。その通りなんですよね。

 

 前回の話で、結局流れに流された私たちは本来の勉強会という目的を忘れ、互いに互いの体を求めあう百合による百合のための物語を繰り広げていたのでした。

 

 サイリちゃんが疲れて眠ってしまったので結局私とノレッジちゃんの二人がかりでクラーマさんの相手をしたわけなのですが、クラーマさんの底なしのエロパワーの前に私たち二人の方が先に参ってしまい、気がついたら時刻はすでに夕方の6時。

 

 学院は一日自習ということで朝のホームルームの時に帰宅をしたので、お昼ご飯も食べずにこの時間まで、ぶっ続けだったのには、さすがに驚きましたね。

 

 さすがにそろそろ男子二人も男子寮の方に帰った方がいいかもしれませんが本来の目的を一切せずに帰したのでは女として格好がつかない。

 

 約束は守らなくては!

 

 

「今日集まった目的は勉強会!

 何かしなくては!!」

 

 

 そんな訳でクラーマさんの手料理による晩御飯を食べるついでに、少しばかり四人で勉強会をすることになっているのでした。

 

 ほら、よくあるじゃないですか。

 

 なぜか理由はよく分からなくとも、何でもいいから何かしたくなるような妙なテンション。

 

 それが今この部屋に流れているんですよ。

 

 

「まぁ、大体事情は分かっけどよー、俺らが男だってことも忘れてもらっちゃ困るぜ。

 いつでもシャルラのちっこくて未成熟な四肢と、アンバランスに見えてバランスのとれた大きな乳!

 それにノレッジのスラリと伸びた手足に張りのある小ぶりながらも美しい乳!

 この二つを前にして『変態紳士』たる俺が欲望に忠実な行動をしないとは限らないんだぜぇ~♪」

 

 

「僕も、一言言わせてもらうと二人に手を出さない紳士のフリをしているけど、どうやったら自然を装って二人に接触するかどうかを考えるくらいに男らしい僕を舐めてもらっちゃ困るよ」

 

 

「……そんな事言うなら追い出しますよ」

 

 

「「それは勘弁してくれぇぇぇー!!!!」」

 

 

 ふぅ、本当に自分に正直な人たちですね。

 

 それよりも勉強ですが、問題作成を今日から始めたとかハリー先生が言ってましたけど試験範囲を聞いていないんですよね。

 

 確か教科書は96ページまではやった記憶がありますからそこまでは試験範囲でしょう。

 

 

「シャルラお姉様、ノレッジお姉様。お茶を淹れました」

 

 

 勉強会というもの自体が初めてでどういう風にしようか考えあぐねていると隣の部屋で寝かしつけていたはずの妹的ポジションのサイリちゃんがやってきました。

 

 

「サイリちゃんもう体は大丈夫ですか?

 私たちが帰るまでずっと一人でクラーマさんの相手していたんだったら体力的に起き上がるのはきつくないですか?」

 

 

「そうそう私たちでさえ正直けっこう疲れてるってのに、まだ幼いサイリちゃんが起き出してまでこんな男子(バカ)共の相手しなくてもいいのよ」

 

 

 男子に対してはけっこうな言い草のノレッジちゃん。

 

 否定はしませんけど。

 

 

「いえ、私はシャルラお姉様とノレッジお姉様のおかげで大人の女になれました。

 それにこれからはお二人と一緒に暮らしていくのですから、これ位の接客が出来ないでどうしますか」

 

 

 ……ん? 一緒に暮らしていく?

 

 ちょっと待ってください。

 

 確かにサイリちゃんは可愛いですけど孤児院暮らしですし、勝手にそんな事決めたら問題になるのでは?

 

 こちらの考えを読んだのか、クラーマさんが、すかさず補足を入れてくれます。

 

 

「サイリちゃんなら私が養子縁組の手続きしておいたから問題ないわよ。

 一応女子寮寮長って私の表の顔で娘として引き取ってこの寮に住めるようにしておいたから~」

 

 

 と、台所から声だけで応えるクラーマさん。

 

 耳がいいんですね。……って問題はそこじゃないですよ!

 

 確かにクラーマさんは愛情たっぷりで育てられるでしょうしお金持ちみたいですし表にも裏にも影響力がある顔の利く凄い人ですけど、いきなりすぎませんか!?

 

 

「あっはー♪ ほら、私ってば女の子大好きだしさ。

 サイリちゃんが可愛いから、もういっそ孤児院の子どもたち全員私の子どもにしちゃっても良かったんだけどね。

 でも『サイリちゃんがお姉様達(シャルラちゃんとノレッジちゃん)以外は自分一人だけを見てほしい』って言うもんだからさぁ、これでも遠慮しておいたわけよ」

 

 

「いえ、孤児院の子どもたち全員を引き取る覚悟があることが分かっただけで流石としか言うべき言葉が見つかりませんね」

 

 

 まぁ、いいんですけどね。

 

 サイリちゃんが一緒に暮らすのもクラーマさんの義娘になるのも。

 

 

「ほら、シャルラお姉様♪ あたしが淹れたパーフェクトなお茶ですよ♪

 勉強をするならその前に一息ついてくださいな♪」

 

 

「ありがとねサイリちゃん」

 

 

 本当にサイリちゃんは素直で可愛らしいですね。

 

 これなら一緒に暮らしていくうえで問題なんてないでしょう。

 

 

「ノレッジお姉様もお茶どうぞ♪」

 

 

「ありがとね~サイリちゃん。

 美味しくいただくわ♪」

 

 

 ほら、ノレッジちゃんとも打ち解けまくってデレデレにしちゃってますし問題なんて何一つ……

 

 

「ほれ男共。わりゃあ、お姉様たちと同じ班だからって調子乗ってっと、あたしがブチ殺すけぇのう。

 あたしが淹れた茶ぁ飲んだらさっさと帰らんかいボケェ!」

 

 

 ……ありました。

 

 

「ちょっ、サイリちゃん!

 ダイヤージ君とフィズ君に対する扱いが私達とは違い過ぎる気がするんだけど」

 

 

「それは当り前ですよシャルラお姉様。

 あたしは男という生き物が大嫌いなんですから♪

 お姉様達のクラスメートだから生かしてありますが許可さえあればいつでも、ぶちっ殺しますよ」

 

 

 いや、そんな笑顔で言われても。

 

 国の法律なんかが大陸全域まで行きとどいているとは言い難いモンハンの世界とは言っても、それを理由に殺人が認められるような社会ではないですよ。

 

 確かにこっそり行えれば上手く隠せるかもしれませんが。

 

 でも『ギルドナイト』もルナさん達の活躍でだいぶ活動が可能になってきてますし、少なくともドンドルマの街で殺人事件が起こったら捕まります。

 

 

「ほとんど初対面の女の子にここまで嫌われるだなんて初めてだな……」

 

 

「僕もあらゆる女性を受け止める懐を持っているつもりですが、ここまで取りつく島のない一方的な話し方をされるのはちょっときついですね……」

 

 

 変態紳士としては超一流であるはずの二人すら撃沈してしまうだなんて……。

 

 サイリちゃん。恐ろしい子。

 

 

「そんじゃ分(わ)ぁったか男共?

 あたしはクラーマ様を母と慕い、シャルラ様とノレッジ様をお姉様と慕って愛しとるんじゃ。

 ほいじゃけぇ、お姉様たちに近づくフナ虫どもを蹴散らすっちゅー重大な役目をもっとるんじゃい。

 ちょっとでも下手な真似してみぃ、その腐ったド頭(たま)かち割ったるけぇのぉ」

 

 

 あぁ……サイリちゃんは可愛いだけの女の子をやめてしまったのですね。

 

 ギャップ萌えの私としては大歓迎のキャラですけど♪

 

 それでは! 全然勉強出来ませんでしたが今日の勉強会はここら辺で終わりかな?

 

 とりあえずはクラーマさんの手料理を食べてから考えましょうか。

 

 ……とは行きませんでした。

 

 

「だが変態紳士を名乗る俺らがこの程度でへこんでたまるか!」

 

 

「おうともさダイヤージ!

 僕らの僕ららしさをこの口が悪いサイリちゃんに教えてあげようじゃないか」

 

 

 さすがにあの男子二人がサイリちゃんのような小さい女の子に馬鹿にされて、そのままでいるような人たちだとは思っていませんでした。

 

 かといって一応紳士を名乗る二人ですから、サイリちゃんに手をあげることはないと思っていたんですよ。

 

 ええ、その予想は当たっていました。

 

 が、実際に彼ら男子二人は怪しい手つきでサイリちゃんの小さな身体を揉みしだこうという意思を持って飛びかかったのです。

 

 

「「あらゆる生命に感謝して、いっただきまーす♪」」

 

 

 やっぱそういう流れにするとは流石はギャグ要員の二人。

 

 まったく私に何度ツッコミを入れさせれば気が済むのか。

 

 あ、でもそうは問屋が卸さないのがこの物語ですよ。

 

 女の子、それもとんでもなく可愛らしい幼女が力づくで手ごめにされるような展開は絶対にありません。

 

 ただまぁ……、うん。逆はあるわけですよ。

 

 正確には暴力ですが。

 

 

「吸血鬼パンチ!」

 

 

 サイリちゃんの拳がうねりを上げてアッパーぎみにダイヤージ君とフィズ君の顎を跳ね上げました。

 

 

「ぶち殺しますよ! 汚らわしい!!!」

 

 

「サイリちゃん『吸血鬼パンチ』が使えるだなんて、もしかしてあなた吸血鬼?」

 

 

 確かにサイリちゃんの可愛さにはどこか妖艶な雰囲気さえありますが。

 

 と言いますか、サイリちゃんって本当に怒った時にそんなセリフを言うキャラでしたか。

 

 

「いえ、クラーマ様から体術を教わっていたので早速実演しただけです。

 さっきあたしはクラーマ様と身体を重ね合わせていた時に身体の奥底、芯の部分に『気』と呼ばれる不思議パワーを注入されることによって、あらゆる体術を仕込まれていたんですよ」

 

 

 と言う事はクラーマさんは吸血鬼?

 

 ……いえ、考えるのはやめましょう。

 

 そもそも身体を重ね合わせただけで、あらゆる技術を仕込むだなんて超人的な指導力を持っているんですし、すでに人外と言っても過言ではないのでしょう。

 

 注入の方法についても説明するとなるとR15を超えてしまいそうですし。

 

 私にとってはクラーマさんもサイリちゃんも大切な家族のような存在ですから深入りはしません。

 

 さぁ、明日の試験を普通に頑張るとしましょうかね。

 

 

 




 クラーマは若い時に修行をしていると、なぜか突然、異世界を渡り歩く能力もゲットしたということで。

 その修行先で怪物級の連中と拳の勝負の末に友誼を結んだ、という設定w

 ちなみに私は肉よりは魚の方が好きですね。

 段々と百合の描写を濃くしていってますが本当にこの程度なら大丈夫ですよね。

 段々と上げているものですからR15の基準が分からなくなってきましたが、11作目と14作目はもっと上の百合で問題ないのですから♪

 そしてヨイヤサ作品№15も百合エロになる予定w(ギャグメインですが)
 たぶん、きっと。
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