まぁ、それはさておき、うちで飼っている愛犬はしょっちゅう私の顔を舐めてくれるのですが、その時によくクシャミをするんですよね。
別にタバコとか吸っているわけでもないのにも何か匂い(まだ若いつもりなので臭いとは言いませんよ)がするんですかね?
ぴちょんぴちょん。
天井から滴る水滴の音をBGMとし、それこそまさに忍者のように、時には忍のように駆け抜ける。
夜の闇に乗じて忍シリーズを身に纏った私たち四人は学院の廊下を堂々と通り、そのまま中庭にあるという地下ダンジョンの入り口までやってきました。
「おぉぉぉ~!!! なんか学院にこんな、いかにもなダンジョンがあるなんて思わなかったからよー。
ちょっとワクワクするな♪」
実は頭装備だけ、見た目が似ているからという理由で、ユクモの笠を被っているダイヤージ君。
修学旅行のお土産で買ったものだそうです。
「もう、あんまりはしゃいで罠にはまったりしても知りませんよ。
そういうこと言うと、罠にかかって真っ先に死んじゃう感じですし」
特にここ最近は作者の百合を描きたいという思いが溢れていますので、作品に不必要になってきた男子がダンジョンで、よくある事故として消されてしまう可能性がありますしね。
「んなこと言ってもよー、こんだけ立派なダンジョンが普段通ってる王立学術院の中庭なんぞにあるだなんて驚くもんだろ?
普通テンションギガギガに上がりまくるもんっしょ。
あと、この面子でまず最初に死ぬとしたらフィズだから俺は安心だ」
「そうね、フィズはもういつ死んでもおかしくない位にキャラが薄まってきちゃってるし、この先絶対に死なない、排除されないと言いきれるのは私とシャルラちゃんくらいだし」
「僕は死にましぇん!」
でもここに来たのはフィズ君の学力向上(テストで高得点を取るため)のためですし、彼が今回(・・)の話で死んでしまうだなんてことはないでしょう。
ええ、きっと。ないはずです……たぶん。
「シャルラさんも自信がないんですね。
あぁ、やっぱり僕は死んでしまう運命なのか。
ならばいっそ美少女代表シャルラさんの豊かな胸の中で抱かれて死にたい。
というか揉ませてください!」
グチャ
「ぶち殺しますよ汚らわしい!!!
……と、サイリちゃんなら言うでしょうが、私は寛容なので許してあげましょう。
海のように広い心で!」
心の広さを例えるなら『メルチッタの大円湖』くらいですかね。
「それじゃ海じゃなくて湖じゃないの」
「いえいえノレッジちゃん。私は思うのですよ。
海だろうと湖だろうと水がある場所という共通点があるなら問題ではないのではないかと。
……というかフィズ君はその事に気づいていませんでしたし、わざわざ指摘しなくともいいのでは?」
あと最近モンハン成分が薄まっているので、実際にこの世界に存在する湖の名称を出すことでモンハンらしさを出そうという魂胆もあります。
「……僕が何よりも指摘したいのは人間の頭をシモフリトマトのようにグチャっと潰しておいて『寛容』と言えるシャルラさんの図太さにシビレ憧れちゃいます」
あぁ、そういえばフィズ君の頭をノリで握り潰してしまいましたね。
手が汚れてしまったじゃないですか。
「フィズは分身の術で死ぬ直前に自動で分身を作りだすことが出来るから物理的には死ななくなっちゃったわね。
となるとフィズを殺すには精神的に生きたくないと感じるくらいに痛めつける必要が「殺す理由はありませんし理由もない殺人は私は認めませんよ」……シャルラちゃんがそういうなら私、フィズを殺すの我慢する~♪」
はぁ~、フィズ君の命はもはや軽すぎますね。
幾らなんでもネコとネズミのドタバタアニメじゃあるまいし、頭が潰れて生き返るとかがアリなら私も翼でも出して空でも飛ぼうかしら。
こう、この世に存在しない物質を作り出すメルヘン少女として悪を成敗というのもいいですね。
ちなみに私は成績に関しては全学年においてぶっちぎりの第一位です。
第二位とかではありません。
「シャルラちゃんはお母さんが古龍だし可愛いから、どこぞのメルヘン野郎と違って翼を出して空を飛んでも最高に似合うはずよ♪」
「いえ、翼云々は冗談ですから。
人形と話せる古代人みたいに翼を折りたたんで隠しているわけでも、水を被ると龍の姿になるとかの設定があるわけではないので、これから先もただの美少女書士隊長でやっていきますよ♪」
「すでにシャルラちゃんの中で自分が書士隊長になっているのね……
一応ギュスターブ・ロン現・書士隊長は生きてるのに」
「何言ってるんですか~♪
もうこの物語の読者の皆さんだけでなく、作者自身が常々言っているようにこの作品は私が書士隊長になるのが最初から決まっているんですから今更すぎる当たり前のことですよぉ~。
今はいかにギャグ話を書くか、それだけが重要なのです」
あとは百合を楽しむという目的もあります。
この次に作者が書く話はたぶんバッドエンドのグログロになる可能性が高いですし。
と、思ってたら、作者ったら早くも昨日の活動報告で撤回しちゃいましたけど。
「それよりも。
いい加減先に進みませんか?」
話を止めていた私が言うのもなんですが私たち四人は現在ダンジョンの入り口付近にいます。
まだ。
すでに開始から1800文字近く費やしてまだ入り口付近。
いい加減進めないと尻すぼみどころか永遠に終わらなさそうです。
と、ここで途中から静かになっていたダイヤージ君が何か言いたそうな目でこちらを見てきます。
「あー、なんかさっきから世界観壊しそうで言いづらかったんだがな。
ここ、地下五階への直通エレベーターあんぞ」
世界観崩壊……。
見れば確かにエレベーターらしきものがあるではありませんか。
モンハンの世界にエレベーター!?
いやいや、どこぞのデーモンが支配していた国でも動力源が奴隷の人力エレベーターがあるんですし、おかしくはないですよね。
疑問に思ったら負けです。
「僕が疑問に思ったのはシャルラさんがなぜ、デーモンの支配する国を知っていたか、ということなんですけどね」
「そういうフィズも知ってるじゃねーか。
ちなみに俺はデーモンを倒して魂(ソウル)を集める世界は知らねぇぞ」
「ダイヤージ君の補足には突っ込まないでおきましょう。
さて、私がその世界やその他の世界について知っているのは全てノレッジちゃんのおかげだったりします」
「ん? 呼んだ?」
段々とフィズ君の試験勉強のために地下五階のダンジョンに潜るのが面倒になってきたノレッジちゃんは持ってきた荷物からお菓子を取り出して食べていました。
「あー、別の世界を覗く方法ね。はいはい。
実は私、『魔性の法則』が使えるのよ」
ノレッジちゃん曰く、この世界には色々な属性攻撃が存在しますが、人間のノレッジちゃんは火、水、風、土、そのどの属性も使うことが出来ない代わりに虚ろな無の魔性の法則が使えるのだそうです。
(さすがにこの言葉を略した単語は本当に世界観崩壊の危機があるので、ぼかしますが)
なので、それで異世界への扉を開いて覗き見をして知識を蓄えていたわけなのですよ。
ちなみに行ける世界は様々です。
「私はすでに『風』の能力を持っているので異世界への扉を開いたりは出来ないんですけどね。
うまく風を操れば爆発くらいは起こせますし単純に身体能力で私に勝てる人はいないでしょうけど」
と言いますか、ノレッジちゃんの言い分だと属性攻撃の使えないモンスター以外の人間なら誰でも魔法ちっくなものが(おっと、うっかり)使えるみたいに聞こえますがそんなことはありませんよ。
この世界でそんな特殊な能力が使えるのは世界広しといえどもノレッジちゃんだけ。
本来血筋やら特殊なアイテムという条件を満たして初めて使用可能になるものをノリで発現させたのは彼女のエロパワーが人並み外れていたからに他なりません。
ちなみに触媒となる杖なんかもいりません。
まぁ、『物語入り込み靴』という本の中に入る事の出来る靴が一足180ゼニーで普通に靴屋さんで売られているのでそんな特殊な能力がなくとも物語の世界に行くことは可能なんですけどね。
「そういえば地球という世界の広島県という土地の『母恵夢(ポエム)』ってお菓子は美味しかったですよね♪
地球ならまた行きたいです」
「広島県は最高よね♪
特に『くわい』が美味しかったし」
くわいは福山市の名産なんですけどね。
「でも私はシャルラちゃんが側にいてくれれば異世界になんて一切興味ないわよ。
本当に大切な幸せっていうのはね。身近にあるものなのよ(と、キメ顔で私は言った)」
「「…………」」
男子二人はすでに聞いていません。
どうでもいい会話になったので話が進むまで、おやつの時間にしようと早々に考えたのでしょうね。
それぞれに持ち込んだ鞄からお菓子を取り出してパクついています。
「それじゃ、おやつを食べたら、みんなでこのダンジョンを制覇しますよ!」
そうして私たち四人は笑いあり(爆笑)、涙あり(笑い泣き)、の冒険の末に地下五階に置かれていた期末テストの問題用紙を手に入れました。
ごまだれー♪
「ぜルダの伝説」のシリーズはGBCの頃が一番熱かったですね。
ただ『ぜルダの伝説 ふしぎの木の実』では、二本同時発売された「大地の章」と「時空の章」の内、「時空の章」を買った友人がクリアを諦めたので当時「大地の章」を買って弟の協力のもとに苦労してクリアした私は二つのソフトを使う本当のラストを見ていないんですけどね。
そして私は魔法はあまり好きではありませんが、『キングスフィールド』の「ライトニングボルト」は大好きです!
あの魔法はカッコよすぎでしょう!!!♪
と言いますか、あの魔法を知ってからキングスフィールドでずっと剣による物理攻撃オンリーだった私は、魔法使いも悪くない……いや、いい! となったわけです♪
でも銃とロボットと魔法はジャンルとしてはあまり好きではないんですよね。
過去作のどこかの後書きだかで書きましたが、銃はどんなに努力して命中率を百発百中に上げることは出来ても、銃自体の威力は上がりませんし。
ロボットは……まぁ、巨大なロボに乗るって発想がチープに思えるだけで、どうせチートバトルするなら生身でやれよ、って思うだけです。
人が操作しない自立型ロボットならアリです。
魔法はどうにも便利すぎるのがちょっと……ですね。
作品によっては法則や、発動に触媒や条件などを必要とするルールが明確な物もありますが、なぜか『子どもっぽさの産物』みたいで好きになれないのですよ。
デモンズソウルでは純魔のキャラを対人用に作ったりしていますが。