有り難う御座います!!
「今日はこの辺で上がりましょう!」
キャプテンが手を挙げ言う。
「ハァ……ハァ……」
一年は、息切れしながらも、トンボを取りに行く。
俺もリフティングしながら、付いていく。
「どうした皆、息切れしてるぞ」
「龍兄が……ハァ……ハァ……おかしいのよ……」
霊夢が、返答してくる。
「そうか?」
其処までも、きつくは無いような気がする。
「そうよ……」
まぁ、息切れしていないのは、萃香は論外。
俺とキャプテンだけか……
「龍牙」
アリスが話し掛けてくる。
多分、あの事だろう……
「分かってるよ」
俺は其れだけ言って、部室の近くのトンボを取りに行く。
トンボを持って、グラウンドをかけ始める。
「小町! 全く貴方は!」
今キャプテンに怒られているのは、
ポジションは、MFで、二つ名はサボり魔。
サッカーの練習や、授業はサボらないけど、掃除はよくサボる。
何故起こられているかは知らないが、無視するのが一番良い。
少年掃除中~
「あ~、終わった!」
俺は、トンボを片付け帰りの支度をする。
そしたら、次は校舎裏。
「龍牙! 一緒に帰ろうぜ!」
魔理沙が、話し掛けてくる。
「悪いな、今日は少し用事があるんだ」
「分かったんだぜ!」
魔理沙は、その場を離れていく。
あれ? アリスがいないな……
じゃあ、校舎裏に行くか……
其処にいるだろうし。
「小町! まだ話は終わってませんよ!」
まだやってンのかよ、あんたら。
少年移動中~
校舎裏に行くと、案の定アリスが待ち構えていた。
其の隣には、金髪のウェーブのかかったショートボブで、瞳の色は青。
赤いリボンが蝶結びで結ばれており、赤と黒を基調とした服を着ている。
また、ロングスカートをはいており、リボンを胸元と腰に付けている。
「話って言うのは、この子の事よ」
アリスは隣の子の頭の上に手を置いて言う。
……身長からして、初等部の子だろう。
「で? この子がどうかしたのか?」
そう言うと、アリスは恥ずかしそうに顔を赤らめ、
「ふ……二人で、この子を育てない……?///」
………………
「却下だ」
「何でよ!」
「そりゃあ、俺は紫様の方が優先だし……?」
「この子、身寄りが無いのよ!?」ピクッ
俺は、其の言葉に反応する。
身寄りが無い……
其れは、昔俺が体験した最悪な人生……
「……分かった、紫様に何とか頼んでみよう。家くらいは、簡単だろうしな」
「家……!?///」
何故反応するよ。
「そ、其れは新妻とか、そういう関係で暮らすの……?///」
何を言っとるんだこいつは。
近くに……
「名前を聞いてなかったね? 君は何て名前?」
「メディスン……メディスン・メランコリー」
俺は、そっと手を差し出す。
メディスンは、少し戸惑いながらも俺の手を握る。
「俺は、八雲龍牙! 宜しくな、メディスン!」
「龍牙……暖かい……」
この感動的な場面の中、一人アリスは……
「龍牙と同棲龍牙と同棲龍牙と同棲龍牙と同棲龍牙と同棲龍牙と同棲龍牙と同棲龍牙と同棲龍牙と同棲龍牙と同棲龍牙と同棲」
恐い……
恐すぎるよアリス……
「そ、其れじゃあ、俺は帰るぜ!」
流石にこんな空気の中にいたくない。
「龍牙と……はっ! じゃ、じゃあね」
俺はアリスと別れ、自宅へ帰る。
「バイバイ! 龍牙!」
「じゃあな! メディスン!」
メディスンが此方に手を振ってくるので、此方も手を振る。
「ただいま帰りました!」
「お帰り、龍牙」
家に上がると、藍様が出迎えてくれた。
「帰りが遅かったが、何かあったのか?」
「実はその事何ですけど……あっ、先にシャワー浴びますね」
藍様は、分かった、と言うと行ってしまった。
「紫様! ただいま帰りました!」
「龍牙!!」
急に現れたら紫様が、俺に抱き付いてくる。
「どうする? 夕食にする? 御風呂にする?」
そして、俺の耳元へ顔を近付けると、
「そ・れ・と・も❤「御風呂にします」らあああああああああん!!」
行っちまった……
そんなにショックか?
俺は鞄を部屋に置き、浴室に向かう。
浴室に着き、服を脱ぎ浴室に入る。
風呂椅子の上に座り、蛇口を捻り水を出す。
「背中……洗おうか?「あぎゃあああああ!?」ど、どうした! 龍牙!」
どうしたもこうしたも無い!
「背、背中を洗うだけだぞ?」
「其れが問題なんですよ!」
藍様は、俺に近付いてくる。
「襲おうなんて……考えてないからな?」
そう言いながら、俺の秘部に手を持ってくる。
「龍牙は、楽にしてて良いぞ?」
夕食中~
「紫様、少しお話が……」
「何かしら?」
俺は箸を止めて、メディスンの事や、家の事を話した。
「……良いわよ、別に」
あれ? 案外簡単に……
「ただし、条件があるわ」
いかなかった。
「毎週休日は、八雲家にいなさい、其れが条件よ」
その日は、嫌な予感がする。
「あの女に襲われたら、私に言いなさい」
いや、其れ以前についさっき襲われました。
しかし、此れは言わない。
藍様が此方を睨んでくるからだ。
「じゃあ、一週間は待ってくれるかしら?」
「其れくらい簡単ですよ」
一週間後~
紫様が、日本一の葉桜組に頼んで造らせたこの家……
別に悪くはないぞ? うん。
だけどこれ……
何か門あるし、屋敷だよな? 完全に此れ……屋敷だよな?
メディスンは何か目が輝いている。
紫様は、行っちまったし……
「アリス、中に入ろうか?」
「そ、そうしましょう」
門を通って、左右を見ると池があり、鯉が泳いでいる。
屋敷の中に入ると、もうどこがどこだか分からない位広い。
ふっ……豪華過ぎるぜ。
メイドが欲しいくらいだ……
ん? メイド?
其の手があった!
俺は、鞄から、ス○ホを取りだし紫様に電話をかける。
『もしもし? 龍牙? どうかしたのかしら?』
「メイドが欲しいです」
『あら? そういう趣味?』
「……」
『冗談よ、分かったわ』プツッ
携帯電話を、鞄にしまう。
つーか、アリスが此方見てくる。
「龍牙そういう趣味?」
勘違いし過ぎだろ……
「はぁ……こんな広い屋敷だと、アリス一人じゃ手に負えないだろ?」
アリスは成る程、みたいな顔してる。
「此所にいるのもなんだから彼処のソファーに座ろうぜ」
「そうね」
近くにあるそうねに座り込む。
「そう言えば、メディスンって親いないだろ? 誰が金出してたんだ?」
「私のお母さんよ」
「へ~、良い人だな」
アリスと話をしている時、
テン♪ テレッテレテレテン♪
「あ、死んだ」
其の着メロに、アリスが反応する。
また、紫様が着メロ変えやがった。
「もしもし?」
『あ、龍牙? メイド志望見つけたわよ!』
早くね?
「名前は?」
『十六夜咲夜、だそうよ!』
此のときの俺はまだ予想していなかった。
此所が、後に紅魔館と呼ばれる事を……
どうでしたか?