幸運の一番星に憧れた者   作:大夏由貴

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もう遅れたりしないと言ったな。あれは嘘だ。

申し訳ありません。半年近く遅れました。これも全部試験やら仕事やらのせいなんです。俺は悪くねぇ!!

あ、私のせいですね。

無駄な前置きはこれくらいにして本編へどうぞ。


八話目 夏休みの終わりに 後編

「はぁ~・・・。疲れた・・・。」

 

現在九時四十七分。晩飯を食い終わり、宿題を残り三割程度まで終わらした後、休憩ついでに風呂を頂いている最中。俺は湯船に浸かりながらため息を吐いてた。

晩飯のチキンカレーは絶品だった。やはり時間をかけて寝かせたからか、昼より格段にうまかった。

食後にこなたが息抜きにゲームしようと言ってきたが当然却下した。始めたら真夜中まで続くのが目に見えている。やるなら宿題を終わらせてからだ。

 

しかし思っていたより随分と宿題の消化スピードが早い。これなら日を跨ぐ前に終わらせられるだろう。少なくとも明日は思いきり遊ぶ事ができそうだ。

 

「つっても昼には帰る予定だったんだけどな。満足するまで遊べるかね?」

 

予定では今日の夜はこなたと馬鹿騒ぎをする筈だったのだが、想像以上に宿題が多かったので遊ぶ暇なんて殆ど無かった。もし明日帰る予定のままなら、遊べる時間は精々半日。正直俺としては割に合わないように感じてしまう。

 

「ん~・・・、正直もう一泊したいのは山々なんだが・・・こなたはともかくそうじろうさんが許してくれるかねぇ・・・。」

 

風呂から上がって体を拭いた後、着替えてこなたの部屋に向かう。そろそろ一気に終わらせたいところだ。

 

「おーい、風呂上がったぞ。」

「あ、このは。もう上がったんだ。」

「結構早かったわね。」

「今ね、こなちゃんのアルバム見てる所なの。」

 

部屋に入ったら三人がそれぞれ返事をする。テーブルにはつかさが言うようにこなたのアルバムが広げてあった。

 

「お~懐かしいな、そのアルバム。久しぶりに見たわそれ。」

「そだネ。さっきまで見事に埃被ってたから。」

 

宿題の手を止めてこなたが呟く。まぁ少し位の休憩はいいかと思い、俺もアルバムに目を向ける。

 

「中身見てビックリしたわよ。こなたとそうじろうさんの二人が写っていると思ったら、こなたじゃなくてこなたのお母さんだったんだもの。」

「あぁ、初見じゃ絶対間違えるよな。コイツとかなたさん、似てるってレベルじゃねぇから。クローンって言われても信じるぞ俺。」

「・・・?ねぇお姉ちゃん、『くろーん』って何?」

「あー、まあコピーみたいな物かしら。」

「正確に言えば1個の細胞又は生物から無性生殖的に増殖した生物の一群の事だ。ざっくり言っちまえば人工的に作られた生物って感じだな。ニュースとかでもクローン牛とか放送された事あっただろ?」

「ええと・・・あんまりそういうの見なくて・・・。」

「ていうかなんでそんなに詳しいのよ・・・。」

「読んでた小説にそういうのが出てきてな、読み進めていたら覚えた。」

「ああそう・・・。」

 

かがみに呆れたと言わんばかりの眼差しを頂く。やめろよ、照れるじゃねぇか。

 

「ん~、やっぱり私とお母さんって似てるんだ。」

「超似てる。お前のそのアホ毛と泣き黒子が無くなったらもう見分けがつかん。」

「あ、確かにそこが違うわね。」

「ホントだ~。このは君、よく分かったね。」

「最初は俺も分からなくてな、何度も見比べてようやく気付いたんだよ。逆に言えばそれ以外は全く分からなかった。精々表情の違いか?」

「あ~、確かにちょっとだけ笑い方が違う気がする。」

「そうね、かなたさんは微笑んでいるって感じだけどこなたはニヤついているって感じよね。」

「むぅ、失礼な。」

 

まぁ確かに女性に対してニヤついているは酷いとは思うけど、コイツの場合否定できる所が一部たりとも無いからな。

 

雑談もそれくらいにしてとっとと宿題の続きをする為に机に向かい合う。とりあえず十分以内に済ませるか。

 

「そういやこのはってさ、家にアルバムとか持ってんの?」

 

ふとこなたがこっちを向いて聞いてくる。オイコラ宿題の続きをしろ。

 

「あ?一応あるっちゃあるぞ?」

「へ~、アンタの少年時代って気になるわね。」

「うんうん、見てみた~い。」

 

かがみとつかさも会話に入ってくる。やめなさい、コイツが仕事しないでしょうが。

仕方なく会話を続ける。勿論手は止めない。

 

「やめとけやめとけ、クソつまんなくてすぐ寝るぞ。虫の標本見てる気分になるから。」

「いやどんなアルバムよ。逆に気になるんだけど。」

「まぁ確かに子供の頃のこのはってかな~り陰気な雰囲気してたしね。」

「え?このは君って昔は暗かったの?」

「ああ、暗いな。どれくらいかというと続きを進めたかったゲームが無くなって必死に探したのに見つからず、結局新品を買って最初からプレイを始めたこなたと同じくらいに暗いな。」

「ゴメン、その例えは分かんないわ。」

「な、なんか想像つくようなつかないような・・・。」

「いやだってもう少しで主人公の戦いがいよいよクライマックスに!!っていう時に無くなっちゃったんだよ!?折角スキル集めまくって仲間も育てたのに!」

「だから自分が好きなヤツや進めたいヤツは覚えやすい所に仕舞うか常に持ち歩いとけって言ってんだろ。何度やらかしゃ気がすむんだよお前。」

「いや、それ以前にもうちょっと数を減らしなさいよ。」

 

かがみが呆れながらつっこむ。かがみよ、それは無理だ。そんな事出来たらコイツは最初(ハナ)からオタクになんぞなっとらん。

 

「それにまず俺のアルバムって超薄いぞ?中身スッカスカでビックリするレベルだ。」

「それでも家族写真くらいはあるでしょ?どうせだし今度見せなさいよ。」

「・・・家族写真、か。」

 

確かに無い事は無い。が、アレを見ていい気分になれるかどうかは分からない。だってほぼ全員が死んだ目をしてる上に無表情だし。ギスギスした時代の時しか撮ってなかったから自然とそういう写真しか無いのだ。

 

「・・・まぁ見たいんなら今度ウチの家来た時にでも探せば?ちなみに言っておくが昔のアルバムは物置部屋に放ってあるから掘り起こすのに一時間はかかるからな。」

「このは君の物置部屋ってそんなに物多いの!?」

「んー、いらんガラクタとかは全部入れてるから巨大ゴミ箱と言ってもいいかもしれん。」

「ガラクタって思うなら捨てなさいよ!」

 

いやまあそうなんだが。なんか捨てるには勿体ないヤツとか、結構愛着湧くヤツとかよく手に入るんだよなぁ。

 

「つーか俺のアルバムの話もいいけどさ、いい加減宿題終わらさねぇか?もう残ってんのこなたのヤツだけなんだが。」

「え、嘘!?もう終わったの!?さっきまではこのはの方にも結構あった筈なのに!?」

「ベラベラ駄弁っている間に終わらしたよ。ほら、しっかり見張ってやるからサッサとやれ。」

「う~。」

 

唸り声を上げながらのそのそと宿題の続きを書いていくこなたをぼんやり眺める。

 

「このは君ホント早いね~。」

「ていうかそもそもさ、なんでアンタはそんな頭良いのに不良みたいな事してんのよ。」

「んあ?随分とまた唐突だな。」

 

そしたらかがみ達に話を振られた。仕方なくこなたから目を離して二人と向き合う。

 

「いや、前から気になってはいたのよ。だってそんなに学力高いなら卒業した後も色んな所に行けるでしょうに。なのにわざわざ退学されそうな事をするのが分かんなくてね。」

「なんでと言われても・・・趣味としか言い様がねぇな。中でも屑をいたぶるのが大好きです。」

「・・・真面目に聞いた私が馬鹿だったわ。っていうか随分酷い趣味だな・・・。」

「あ、あはは・・・。」

 

なんか正直に話したら完全にドン引きされた。なんだよ、話せっつったのそっちでしょうが。

 

その後も二人と雑談をしてこなたの宿題が終わるまで時間を潰していき、気が付けば十分程経っていた。思いの外会話にのめり込んでいたみたいだ。

 

 

だからかがみ達に話を振られた時、こなたがしばらくの間顔を強張らせた事に俺は気付かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日・・・

 

「んじゃ、そろそろ帰りますかね。」

 

時刻は朝の十時。俺は荷物を纏めて泉家の玄関に立っていた。

結局昨日は夜中の二時まで遊び、色々話しながら寝た。つっても俺は別の部屋で寝たがな。一緒に寝るのは流石にそうじろうさんが黙っていなかった。

 

部屋から出た途端にドアの側でそうじろうさんが血の涙でも流しそうな顔で睨んできたのにはビビッたなー。と思いながら明後日の方向を見つめていたら、見送りの為に集まってくれたこなた達が話しかけてきた。

 

「もうちょっと遊んでいけばいいのに。せめてお昼ご飯位食べていけば?」

「こんだけおにぎり作って貰ったんだから充分だ。まぁ多分道中にまた適当な飯買い食いすると思うけど。」

「・・・気のせいかしら?私の目と記憶が正しければそのバッグの中には八つ程おにぎりが入っていた筈だけど。それもかなり大きめの奴が。」

「気にしちゃ駄目だよ。だってこのはなんだから。」

「このは君ってお腹いっぱいになる時ってあるのかな・・・?」

 

失礼な。これくらいの量、腹空かした男子高校生ならあっと言う間に食い尽くすっての。

 

「ていうかホントに大丈夫?いくらこのはでも電車の往復代に昨日のケーキ代、それに今日のお昼ご飯代って流石にキツいと思うんだけど。」

「別に財布の中がスッカラカンになる訳じゃねぇから大丈夫だって。」

「いや、でももうすぐ家賃も払わなきゃいけないんじゃなかった?」

「・・・まぁモヤシ生活になる訳じゃねぇし。」

「・・・その顔は忘れていたね。」

「・・・まぁなんとかなるだろ。」

「このは、それはフラグだよ。」

「アンタ達最後まで仲良いわね。」

「いい事じゃないの~?」

 

クソ、コイツら他人事だと思って・・・。

っていかん、そろそろ出ないと帰りの電車に遅れる。

 

「じゃあな。暇な時にまた来るぜ。」

「うん、また来てね~。」

「次来た時はちゃんと知らせなさいよ?」

「このは君またね~。」

 

それぞれから別れの言葉を聞き、手を振りながら駅へ向かう。

 

 

こなた達と別れてしばらくすると先程後回しにしていた問題が再び浮上してくる。

家賃か。完全に忘れてた。そういやそろそろ月末だ。払えない事は無いだろうが自由に使える金がグンと少なくなる事は間違い無いだろう。

いや、でも最近『コレ買いたい!』っていう物も無いし・・・・・・あれ、そういや今バッグに入れてる小説の最新作って明日だっけ?それに家にある本も幾つか新しいの出た気が・・・ヤバイ、早速『コレ買いたい!』って物が出てきた。どうしよう。

 

(落ち着け、とにかく今思い付く限りの選択肢を出すんだ。)

 

・・・1、小説を諦める。

却下。買える金があるのに買わないなんてあり得ん。

・・・2、小説を買う。

微妙。確かに買えるがその場合確実に一日二日はモヤシコースまっしぐらだ。なんせ買うのは一冊二冊じゃないからな。

・・・3、誰かから金を借りる。

あまりやりたくない。出来るだけ借金とかしたくない。奢ってもらうのは万々歳だが自分から頼むのはなんか気が引ける。

・・・4、不良から金をぶんどる。

正直一番惹かれる案だが流石の俺でも毎日不良に絡まれる訳では無いので可能性は低めだろう。

・・・5、食費を浮かせる為にもうしばらくこなたの家に泊まらせてもらう。

これも却下。もう帰ると言った手前、戻って頼むのもアホらしい。

 

(駄目だ、なんかどれも『これだ!』っていう決心がつかん。)

 

ハァ、と溜め息を吐いて2にするかと決めようとしたその時、ふと頭にある人物の顔がよぎり、ピタリと動きを止める。

 

そしてポツリと呟く。

「あれ?コレって名案じゃね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つー訳でしばらく泊めさせてもらうから。」

「・・・せめて事前に連絡くらいしてください・・・!!」

「したよ。ほのかさんには。」

 

思い立ったが吉日、現在俺は岩崎家に来ていた。

 

俺が思い付いたのはこうだ。

『選択肢5でこなたの家が駄目なら他の奴の家に泊まればいんじゃね?』

 

そしてこの案が簡単に通りそうかつ頼みやすい家なんて俺の知ってる連中の中では岩崎家しかない。

案の定ほのかさんにはアッサリOKを貰った。やっぱあの人の懐深いなー。流石金持ち。まあ当然家事や買い出しの手伝い等をする事にはなったがタダで泊めてもらえる事に比べれば安すぎるもんだ。

 

んで今はさっきまでリビングでチェリーを枕にして絶賛お昼寝中だったみなみが自室の中でバタバタ(お掃除)しているのを部屋の外で聞いていた。

 

「んな騒ぐなよ。近所の人達に迷惑だぜ?」

「・・・誰のせいだと思っているんですか・・・!?」

「なんだ?まだ寝顔見られた事気にしてんのか?あれは近付かれたのに起きないお前が悪い。」

「・・・睡眠中に近付かれたら飛び起きて臨戦態勢とれるなんて芸当出来るのこのはさんか軍人か本の中の世界の人達ぐらいでしょう・・・!」

「寝顔見られたくらいで慌てすぎだ。アホ面見られたって思ってんなら気にすんな。可愛かったぞ?」

「・・・っ!・・・女の子にそういう事簡単に言わないでください・・・!・・・口説き文句だと思われますよ・・・!」

「ハッハッハ、俺に惚れる女なぞそうそうおらんて。」

 

まずそもそも知り合いと呼べる人物がまるでいないのだ。その上目付きの悪さに加えて性格の悪さ。少なくとも一目惚れとかする要素なんて欠片もないだろう。つーか一目惚れされたとしてもそんな全く知らない奴と付き合うつもりなんて更々ねぇけど。

 

「・・・それでも要らぬ誤解を受ける可能性はあるでしょう・・・!」

「ご心配どーも。まぁけど安心しろ。こんな台詞特別仲が良い奴にしか言わねぇから。」

「・・・~~~っ!・・・・・・(だからそんな不意討ちみたいな事を言うなって事で)・・・・・・。」

「あ?なんだって?」

「・・・兎に角注意してくださいって事です・・・!」

「あーはいはい。分かりましたよっと。」

 

相変わらずの心配性だなこいつ。そんなに俺が恋愛トラブルに巻き込まれやすいように見えんのか。喧嘩のならともかく、そっち方面ではかすりもした事ねぇよ。

 

しばらくすると部屋の中が静かになってきた。どうやらようやく掃除が終わったらしい。

 

「お、もういいか?」

「・・・い、一応済みました・・・。」

 

じゃ遠慮無く。と心の中で呟き、ガチャリとドアを開けて中に入る。

 

「・・・って、いきなり入らないで下さい・・・!」

「別に俺とお前の仲だし、こんくらいいいだろ?それにお前の部屋って基本的に綺麗だから、そもそも掃除する必要も無い気がするし。」

「・・・わ、私にもプライバシーという物があるんです。・・・それに見知った仲って言ってもこのはさんは一応お客様ですから。」

「そんな堅苦しくなるような事言うなって。メンドイ事この上ない。」

 

中央にある丸テーブルの側に座りながら言う。俺がそういう雰囲気あまり好きじゃない事くらい知ってるだろうに。

 

「・・・それで、当然のように座っていますけどどうしてこのはさんが私の部屋に来てるんですか?・・・たしかこのはさんはお父さんの部屋を使わせて貰うって聞いたんですけど・・・。」

「んあ?いや、だって暇だし。」

「・・・ハァ、そんな事だろうと思いましたよ。」

 

あからさまに呆れたと言わんばかりの溜め息を吐くみなみ。なんだろう、最近色んな奴にやけに呆れられた態度をとられてる気がする。

 

「そんな溜め息吐くなよ、ハゲるぞ。」

「・・・前から思っていましたけどこのはさんって女性に対してデリカシーが無いですよね。」

「基本的に男女平等主義を掲げてるもんなんでその辺は大目に見てくれ。」

「・・・そうですね。昔私と喧嘩した時、容赦無く殴ってきましたしね。」

 

みなみが若干遠い目をしながら呟く。多分会って間もない頃、意見の相違による小競り合いの事だろう。「そんなのもあったなー。」と返しながら当時の敗北(・・)の記憶を思い出す。

 

「あん時は驚いたな。まさかすぐに起き上がるとは思ってもいなかった。結構力には自信あったんだけどな。」

「・・・言っておきますけどアレ本当に痛かったんですからね?・・・二日間まともにご飯食べれなかったんですよ?」

「そりゃ悪かったな。つかなんでアレが二日で治るのか本気で気になるんだけど。自分で作っておいてなんだがスゲェ青痣出来てなかったか?」

「・・・出来ましたし痛かったですし夜は凄くうなされました。」

「そうか、なら喧嘩の基本を知る為にも少ししごいてやろうか?」

「・・・どうして今の流れでそんな話になるのかが凄く気になります。」

「いや、もっと鍛えればそんな悩みも持たずに済むかと思ってな。」

「・・・いや、まずは謝罪をして下さい。」

 

ジト目で見つめるみなみを華麗にスルーして俺はバッグから適当にゲームを取り出す。とりあえずはパズルゲームでいいだろ。

 

「おし、んじゃ通信対戦でもすっか。」

「・・・無視した上に拒否権は無しですか。」

「へーへー、悪かったって。あん時は俺もまだ結構荒れてたんだよ。てか結局勝ったのお前だから別にいいだろ、んな昔の事。」

「・・・勝ったって言われましても、あれは私が・・・いえ、もういいです。・・・あの時の事をこのはさんにああだこうだ言っても無駄になりそうですし。」

 

やれやれと首を振って俺が出したゲーム機を手に取るみなみ。なんか馬鹿にされたような気がするが気のせいという事にしておこう。

 

 

こうして俺は無事に岩崎家に泊まる事ができたのだった。

晩飯の時、みなみとほのかさんに二泊程厄介になった後、そのまま神奈川に帰ると告げると、ほのかさんは

 

「ならその間に沢山働いてもらおうかしら。」

 

と微笑みながら言ってきた。タダ飯食わせて貰ってる身だし、出来る範囲の事ならなんでもやろうと返しておいた。

そしてみなみは

 

「ならその間に色々お話を聞かせてもらっていいでしょうか。」

 

と無表情のまま、だが目には期待を籠めながら聞いてきた。なにこいつ可愛い。

特に断る理由も無かったし暇な時ならいいぞと返しておいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてあっという間に時は流れ、二泊三日の居候生活は終わり、俺はみなみ達に見送られながら神奈川へと帰還したのであった。




ちょっと無理矢理な感じで終わらせましたがこれで勘弁してください。
ちなみにもう分かっていると思いますが不定期ゾーンに入りました。次話の投稿はかなり遅れると思ってください。
え?もう充分遅れてる?・・・頑張ります。

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