東方生迷伝   作:ホワイト・ラム

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目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定。目標をクリア、次の目標を設定………
あとどれだけ試練をクリアすれば私は満たされるのだ?


レイニーデイズ・ナイトメア・ドリーム

「それでなー?この前……」

囲炉裏の鍋の囲み二人の少女が談笑している。

一人はこの家の主 藤原 妹紅そしてもう一人は妹紅の友人にして里の守護者 上白沢 慧音二人の時間は一瞬にして崩れ去った。

妹紅の家の扉が激しく叩かれる!!

 

「ん?こんな時間になんだ?」

そう思いながらも妹紅は扉を開ける。

訪ねてきたのは人里の住人達だった。

「お食事中すみません!!慧音様はいらっしゃいますか!!」

あまりに必死の姿に慧音が何事かと顔を出す。

「一体どうした?こんな夜に、傘もささずに……」

「ひ、人里が大変なのです!!おかしな魔法使いが……子供たちを!!」

「ナニ!?」

 

住人たちの話をまとめるとこうだった。

突然見た事もない少女が現れ人里内で暴れまじめた、子供を怪物に変化させ偶然その場にいた博麗の巫女その他と交戦中だという。

紙芝居屋と洋菓子屋さらに門番を始めとする数人が有志を募り、慧音を呼ぶためと怪我人の為に薬が必要なるため、夜の里の外に走ったという。

運良く全員無事にたどり付き現在に至る。

 

「解った。私は里に向かう、妹紅すまないがこいつ等を永遠亭まで送り届けてくれ!!」

「解った、こっちは任せて!」

そう言って二人は別れた。

慧音は里を救うため、妹紅は里に薬を届けるために……

 

 

 

 

 

人里にて……

キュルキュルキュルキュル!!

壊れたように糸車が車輪を回転させる、しかしその車輪もひどく破壊され役目をはたしていない。それでも這うようにして動き続ける異形。

「くそ!被害を気にしちゃ……マスパがうてねぇぜ……」

霧雨 魔理紗が舌打ちをする。本来人里では大きな戦いは無かった、彼女の弾幕はパワーを基調とするため外すと里に被害が出るためどうしても今回は戦いが下火になっている。

 

「うぜぇんだよ!!がぁあぁぁあああ!!」

龍我が糸車をひたすら殴り続けついには沈黙させる事に成功する。

しかしその後ろに何かが這うような音がする。

「チッ……あれはやべーな……」

龍我と魔理紗の目の前には先ほどより遥かに巨大な怪物。

同じく糸車を基調としているようだが、人間の巨大な足と唇と指が乱雑に生えている。

「糸くり三人娘か……趣味がわりーぜ……」

龍我が怪物を一目見て吐き捨てる。

「おい!魔法使い!!お前もっと派手なのねーのか!?」

「あぁ!?周りをみろ!!派手にやり過ぎたら里があぶないだろ!!」

お互いに怒鳴り合う。

そうしてる間にも『三人娘』は暴れながらこちらに向かっている。

「被害が出なきゃ良いんだな?よし……コイツを持っててくれ」

ヒョイっと懐から兎を一匹取り出す。

「竹林のイナバ?なんでそこに?」

「懐かれてな……連れて来た。とにかく頼むぞ!!」

そう言い捨て「三人娘」に踊りかかる!!

「むうぉおおお!!りゃぁあああ!!」

気合いの雄たけびを発しながら腕を掻い潜り胴体の下に潜り込む。

そして……

「おい!アンタさすがにそれは……!!」

「無理じゃねぇええええ!!」

両手に力を籠め『三人娘』を抱え持ち上げる!!

キュルキュル!!キュル!!

ジタバタと肥大化した手足と車輪がむなしく宙を掻く。

「どぉせぇええええいいいい!!!」

そして龍我は信じられない力で、里の空に投げ捨てた!!

 

みるみる内に怪物の巨体が空に昇っていく『三人娘』

「魔法使い!!!」

「解ってる!!【恋符『マスタースパーク』】!!」

キャーァアアアアアぁああ!!!

ガラスを引っ掻くような不快な音を響かせながら。

夜を照らすような極太のレーザーが『三人娘』を焼き尽くした!!

 

「やるじゃねーか……」

「お前こそ……」

肩で息を切らせながら二人は拳を叩き合わせた。

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……」

オルドグラムの目の前で息を切らせる霊夢。

服は所々破れ、足元には複数の破れた札が散っているがその瞳には諦めは無かった。

「【浮上「すぐそばの幸福(ブルー・バード)」】【浮上「うそつき人形(ピノキオ)」】【浮上「手袋買に(狐のお使い)」】」

しかしそれを全く気にしないのがオルドグラム、何かに憑りつかれたようにひたすら異形を召喚し続ける。

青白い人の手で形造られた鳥が、コードが乱雑にちぎれ跳ねる木目の機械巨人が、狐の顔をそれぞれの指に出現させた手袋が霊夢に迫る!!

 

「……遅かったじゃない」

霊夢がそう言った瞬間に機械巨人がレーザーで吹き飛ぶ!!

そして同じく鳥が空中で羽を毟られ地面に落下する!!

手袋が消える!!

霊夢の前に魔理沙 龍我そして慧音が立っていた。

「悪いがこれ以上人里に手出しはさせん!!」

慧音がそう話すと共にオルドグラムの動きが一瞬止まる。

「け……ね。せん……」

百戦錬磨の戦いを潜り抜けきた猛者たちが、その隙を見逃すはずはなかった。

龍が怪物たちの中に入り込み、圧倒的な力で異形達を叩きのめす。

そしてがら空きになったオルドグラムに向かって大量の陰陽玉とレーザーが突き刺さる!!

決着は意外なほどあっけなく、一瞬で付いた。

圧倒的な力の前にオルドグラムが遂に地面に倒れ伏した。

 

 

 

「……なんだ?この感じ……すごく嫌な感じだ……」

狂弦が永遠亭の玄関口でそうつぶやく。

人里の悪意の気配が消えた、大きなのがあっさりと。

だが違う、もう一つ……何かが蠢いている様な……そんな気配がする。

 

 

 

人里の方から空にレーザーが発射された。

知る由もないのだがそれは魔理沙が龍我と共に『三人娘』を仕留めたときの物だった。

「ああ……おら達の里が……」

不安そうに嘆く紙芝居屋。

「ぼさっとすんな!!俺達の活躍に他のみんなの命がかかっている!!」

門番が叱咤激励する、その言葉に洋菓子屋も無言でうなずく。

その言葉を聞いて妹紅は少し心が温かくなるのを感じた。

(助け合いか……良いもんだな……!!)

 

妹紅が急ブレーキをかける!!

目の前に突如として竹が生え始めた!!

そしてそれはまるで意志を持ってるかのごとく集合し女性の上半身の裸体が出現した。

「なんだコイツは……こんな奴初めて見るぞ?」

ケタケタケタケタ

薄ら笑いを浮かべ竹やりを飛ばす!!

「危ない!!」

「え……!?」

妹紅が言った時にはすでに遅く、竹やりが紙芝居屋の腹を貫通していた。

「……お前!!」

妹紅が自分の手に炎を出現させ異形を燃やす!!

しかし……

ケタケタケタケタ……

まだまだ無数に地面から異形は出現し続ける!!

「クソ!!雨のせいで火力が……あんた等!!私から離れてな!!」

舌打ちしながら、門番と洋菓子屋を離れさせる。大きな火力を使うなら二人を巻き込むのは危険だと判断したのだろう。

一瞬紙芝居屋の方を見るがもうすでに事切れていた。

 

「チィ!!」

異形を攻撃しようとするが竹ごと地面に潜り、二人を付け狙う!!

「うわぁ!!!」「ひぃいいい!!!」

力のない奴を狙う方が得策だと判断したのだろう。

妹紅は二人を守るように異形の前に立つ!!

「二人とも気を付けな!!ちょっと熱いのやるからさ!!」

妹紅が全力の炎を展開し、異形にぶつける!!地下に逃げるなら根っこごと焼き払えばいいのだ!!

どんどん火力を上げていく!!

炎の中で異形の姿が消えていく、そして遂に完全に消滅を果たした。

「あんた等……大丈夫かい?」

殆ど力を使い果たし息も絶え絶えに成りながら、妹紅が二人を見やる。

 

 

 

 

人里にて

「何かしら?この文字……?」

「外の文字だな」

霊夢と魔理沙がオルドグラムの身体に字が書かれているのを発見する。

「ああ、それはナンバリングだな……コイツも俺と同族か。俺にも有るぞこの数字」

そう言って自身の右手の掌の数字Ⅱを見せる。

「へぇー?外の数字って洒落てるんだな。で?コイツは何番なんだ?」

Ⅴだな(・・・)

龍我は少女の右腿に書かれた数字を読む。

 

 

 

 

 

「ゲボッ!!」

妹紅が口から血を流す。

その腹からは人の手が出現していた。

「なん……ゲブ!!で……?」

妹紅が首をずらすとそこには、さっき死んだはずの紙芝居屋が笑みを浮かべていた。

「おやおやぁ?……不死身なだけあって油断したのかな?」

そう言って腕で妹紅の内臓をなでまわす。

「あんたは……死んだはず……まさか?蓬莱のすく……り?」

「馬鹿だな。大外れ。頭はゆるいみたいいだな?この力はそんな良いモノじゃない……一時的に反魂しているだけだ」

反魂、それは魂を一時的に死の世界から巻き戻すすべである。

当然『死』という絶対の概念を覆すため存在はしないと考えるのがふつうである。

「まぁ?それも一時的ではなくなるのだが?」

「なにを……ぁああああ!!」

妹紅が痛みに目を見開く、紙芝居屋はゆっくりと妹紅から肝臓を千切り取った。

「蓬莱人の肝……確かに頂戴した」

見せびらかすようにゆっくりと抜き取った肝臓を掲げる。

「やめろ……不死なんて……良いモノじゃない!!永遠の苦しみを味わうだけだ……」

地面に倒れた妹紅が紙芝居屋に話すが。

「煩い、黙れ。それはお前らが欲を持っていないからだ。いいか?この世に唯一『無限』というべき物が有るならば、それは人の欲!!『無限』の欲を満たすには『永遠』の器が必要なのだ!!」

そう言って妹紅がの肝をかじる。

 

「……ふーむ?これで不死になったのか?」

スッと懐からナイフを取り出し自身の腕を切る、するとゆっくりと傷がふさがっていく。

「すばらしい……これぞ錬金術師の願い不老不死……!!遂に手に入れた!!『無限』の器を!!」

 

「なんだお前!!」

高笑いする紙芝居屋を止める男が一人。

永遠亭からやってきた男 夜城 狂弦と古明地 こいしだった。

「おっと……こんな不格好な姿ですまない。今着替えよう」

懐から一冊の絵本を取り出し、それがヒビわれるように姿を変える。

本の表示にはグリモワールオブオルドグラム。

本の様に紙芝居屋の服も、黒と赤の派手な服装に変化する。

当然の様にノドにはⅥの刻印が有る。

「改めて紹介しよう。私の名はオルドグラム・ゴルドミスタ、800年ほど前から錬金術師をしている者だ……」

そう言ってにこやかに笑う。

しかし狂弦には読めた、この男の内にある幾千の悪意が。

 

魔道書に自分の魂を封じ込める、数字付の子供を攫う、目の前で親を殺し能力「反魂」を目覚めさせる、子供の記憶をいじり自分の影武者にする、絵本に見せかけた魔道書で子供を強制的に自分の魔力バイパスに改造する、不死の肉体を手に入れる、エトセトラエトセトラ……

有りとあらゆる悪意の計画が流れ込んでくる。

 

「あんたは!!どうしようもない悪人だ!!」

狂弦がそう言った瞬間狂弦の腕が宙を舞う。

「口の利き方が悪いな?私はこの世界の王となるべく人間だぞ?」

そう言って血の付いたステッキを振る。

「狂弦!!しっかりして!!」

こいしが狂弦に駆け寄る!!

「フン、薄汚い妖怪風情が!!」

今度はステッキをこいしに振りかざす!!

「危ない!!」

片腕のない狂弦がこいしの盾に成る!!

「あ……」

ピシリと狂弦の身体にヒビが入る、そしてこいしの無事を確認しゆっくり笑うと同時に体が砕け、真っ白な砂になって

 

 

 

消えた。

 




ふぅ~。
書いてて楽しくなって気が付いたらこの文字数……
オルドグラム(真)は書いてて楽しくなるキャラクターです。
成るほど……無双系主人公モノが多い理由がわかった気がします。
今の所この作品で一番好きなキャラかもしれません。
しかし外道度が足りない気も……うーむ。悪役って難しいな……
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