マワる世界   作:リンちゃん

2 / 3
少女のターン

「あ、ちょっと。」

俺と一緒に降りる少女に声をかけた。

「なに?」

「ソロでlv999なんてどうやったの?」

少女はあきれた様に鼻を鳴らしながら質問を無視して進んでいった。

そのとき、手でジェスチャーをした。

はっきりと見えなかったが、手招きをしているようだった。

渋々俺は少女の後ろをついていった。

 

近くに行くと少女は、耳を貸してと言ってきた。

「1人で戦場を行きぬくには、対応しなければならない。」

意味が分からなかった。戦場?対応?

ナニヲイッテルンデスカコノヒトハ。

そう言い少女が右手をかざすと、モン星で使っていた剣が出てきた。

「うおっ。」

驚いたのは俺だけ、周りの人は好奇の目をしながら進んでいく

「そう、貴方は見えるのね。」

剣から手を離すと剣が白い光に包まれ、跡形も無く消えた。

呆気にとられてしまう。だっていきなり剣を出すんだぜ?他の人には見えないときた。

とうとう中二病に目覚めてしまったこと思った。

「大丈夫、最初は誰でも驚くわ。2、3度あの光景を目にすると自然と慣れてくる。」

いきなり剣を取り出すのに慣れるのは死んでも御免だ。この女からは危険なにおいがする。

俺は「おっと、今日は日直だった。早く行かなくては。」とベタな台詞を言って走って学校に向かうことにした。

少女を無視し、全力で学校に走る。

「今日は日直じゃないでしょ。」

そう声が聞こえた気がするが無視する。

 

学校に着き、後ろを見ると少女は坂を登っていた。

俺たちの学校は山の上だ。帰りは楽だが、行きはかなりしんどい。

息を整える暇も無く、教室に行く。

逃げるように教室に入ると、いたのだ。あの少女が。

だって今さっき坂を登ってたんだぜ?あるわけない。

ドアを閉めた。そして開ける。まだいる。閉める。開ける。まだいる。それを繰り返した。

クラスの人間は気味悪がる。すると後ろから声が聞こえた。

「何してるの、邪魔なんだけど。」

後ろを見ると、あの少女だ。

頭を落ち着かせるために、教室のドアをあけ、席に座る。

横を見ると、少女がいた。

もう1人の少女は黒板消し掃除していた。

・・・あれ?

横の少女に問いかけた。

「お前らって双子か?」

「双子が同じクラスになっちゃいけない?」

怒らしたようだ。

おれはそれ以上詮索をしないで、もう1人の少女に質問しようとした

だがチャイムが鳴り、先生が入ってくる。

ぐぬぅ、でも休み時間になれば・・・現実は甘くなかった。

質問をしようとしても常に女子や男子と仲良く話している。質問できる雰囲気ではなかった。

タイミングを見計らっていたら、いつのまにか放課後になっていた。

 

放課後になると、少女はすぐ身支度をして帰ろうとした。

そこを見計らい、質問する。

「双子、だったんだな。」

「君、ちょっとついてきて。」

質問の答えを言わずに俺の手を引いて教室を出て行く。

つれてこられた場所は、視聴覚室。

ドアを開けると、3人の男女がいた。もう1人の少女も中に入っていた。

「やあ峰君、今日は来たんだね。」

「新しい人。」

そう言うと少女はおれを皆の前に差し出した。

「ほぉ、これで後1人というわけか。」

「もうちょっとだねー。ピコピコ」

「ふーん。ピコピコ」

「部長。今日からこいつを育成してあげて。」

なんてことをいうんだ。人に向かってこいつって・・・。

「ほう、意味を問う。」

部長?は身を乗り出す。

「モン星をソロで823まで上げた。スキルがあるはず。」

「それは本当にソロなのか?」

「操作を見れば分かる。」

何を言っているか凡人の俺には分からなかった。

だが、モン星の心意気を聞かれているという事は分かった。

「ソロです。なんなら今からやりましょうか。」

言うが早いか俺はPNPを取り出した。

「いや、手を貸してくれ。」

返答は以外だった。言われたとおり手を見せる。

「ふむ・・・ほほう・・・あぁ、本物だ。」

手を見ただけで分かるんですか部長!

「では、これからよろしく頼む。」

部長は手を出す。はい?俺が戸惑っていると

「峰君、まさか君は何も言わずにつれてきたのかい?」

「うん。」

「はぁ、最低限教えてあげようよ。」

あきれたように部長は言う。

「君は継承者に選ばれた。資格は剣だが、持っているかい?」

「これ。」

後ろの少女が剣を出した。なるほど、これか

「ないです。」

上級生だと思うので、敬語。

「じゃあ今から剣を作ろうか。」

意味が分からないが、部長は不思議な笑みをしていることだけ分かった。

 




次話更新不安定
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。