原始の狙撃手   作:支援騎士

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とりあえず元通りにするためにバンバン投稿していきます。
前書きがないかもしれませんがご了承を。


俺と狙撃とEクラス戦

徹 side

 

朝、幸平と亮と共に学校へ行くと、雄二の策略なのか、Fクラスは試召戦争ムードになっていた。

「Aクラス設備!Aクラス設備!」とFクラスの奴等が騒いでることから雄二が何であいつらをつったのかは一目瞭然だ。

 

「雄二、なんでEクラスから攻めるの?Aクラスにいきなり行ってもいいんじゃ?」

「明久、考えてみろ。Fクラスは元々点数が低いんだ。そんな奴等がまともにAクラスに太刀打ちできるか?俺らだけでAクラスを相手にするのはキツいところがあるしな。それに俺は代表だから滅多に動けないし。戦争になれるのには運動神経の塊みたいなクラスと戦うのが一番なのさ。召喚獣の扱いはほとんどを本人の運動神経に依存するからな。」

Fクラスに落ちたことにあまり絶望せず、雄二の《神童》と呼ばれた頭はフル稼働しているようだ。

というか、Fクラスの代表は雄二だったのか。

シメジとかベルリンが代表じゃなくてホントによかった。

 

「そうだ、テツはFクラス戦は出陣しないでくれ。明久と待機だ。」

「その心は?」

「ただ、迂闊に切り札の情報を流すわけにはいかないだけだ。明久は《観察処分者》だから物理干渉ができる。テツは今回主に現国のフィールドで戦うんだが、現国は得意科目だろ?その情報が知れ渡ったら次の戦いだと現国のフィールドで戦いづらくなる。」

なるほど、となると次はそこそこ強いところを狙うみたいだな。Eクラスはその足掛かりか。

 

「‥‥けど、それは無意味だな。」

「どういうことだテツ。」

「俺を戦場に出してみればわかるさ。数学の高橋女史を俺につけてほしい。俺は、バレずに敵を減らしてってやる。」

「‥‥わかった。但しお前が少しでもへまやらかしたら今度何か奢ってもらうからな。」

 

 

 

 

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Eクラス相手に亮や秀吉が遅れをとるはずもなく、Eクラスの代表のいる旧資料室までガンガン進撃していく。

それを新校舎の屋上から俺は悠々と眺めていた。

 

「高橋先生、数学で召喚許可をお願いします。」

頃合いだ。そう踏んで高橋女史に召喚許可を求める。

高橋先生は頷くと教師のみが身に付けている腕輪を使用。フィールドが出現する。

 

「試獣召喚!」

キーワードを口にすると幾何学的模様が足元に浮かび上がり、俺を小さくしたような獣耳をした召喚獣が出てくる。

 

藤崎 徹

数学 467点

 

 

うむ、悪くない点数だ。そして黒いダメージ加工の施されたフード。

何処か厨二心を蘇らせそうな作りのコートに満足し、早速召喚獣を動かし始める。

俺の命令で召喚獣は背中からあるものを取り出すと、いそいそと準備を始めた。

 

 

 

 

 

亮side

 

「Fクラス須川亮がEクラス代表中林に古典で勝負を挑みます!試獣召喚!」

「もうここまで来たのか!?Eクラス、彩文字が受けます!試獣召喚!」

「同じくEクラス、畑中いきます!試獣召喚!」

「追い付いたぞ!福村幸平、いきます!試獣召喚!」

 

 

科目:古典

Fクラス 須川&福村 361&294

 VS

Eクラス 彩文字&畑中 75&85

 

 

「Fクラスなのになんでそんなに点数が高いの!?」

「へっ!見くびられちゃあ困るな!亮、一気にいくぞ!」

中林達の反応に大して気にもせず、幸平が吠える。

こいつらとの点数差なら速攻でかたをつけられそうだ。

 

槍を構えて近くまで一気に肉薄。一突きで彩文字の召喚獣を葬り去る。流石の点数差。クリーンヒットなら一撃で葬れるな。

 

「彩文字君!くっ、試獣召喚!」

遂にEクラス代表が召喚獣を召喚した。福村が大剣で畑中の召喚獣とつばぜり合いをしてくれてる間に中林の召喚獣まで距離を詰め、渾身の一突き。

 

「代表!大丈夫か!?」

しかし、合流したEクラスの召喚獣に弾き返される。いつのまにやら旧資料室はEクラスの奴等で一杯になっていた。

 

「お前らのエース、姫路と島田は補習室送りにしてやったぜ!覚悟しな!」

‥‥何してくれてんだあいつら。普通に死に晒してやがる。いや、俺らのエースはそいつらじゃねえから。バカにされてるようでイラッとした。

俺らの援軍が来ない辺り、秀吉やムッツリーニも厳しい戦いを強いられているのだろう。

今もFクラスの奴が鉄人に担がれていくのがみえる。

 

「幸平!何としても代表を打つぞ!点数なら負けてないからな!」

幸平にゲキを飛ばし、臨戦態勢にはいる。そんな時異変は起こる。空いた窓のカーテンがフワッと揺れると、

 

EクラスモブA 戦死

EクラスモブB 戦死

 

立て続けに二人のEクラス生徒の召喚獣が戦死したのだ。‥‥坂本の策略かなんかか?

急な出来事で驚きを隠せないEクラス。動揺しているところを見計らって俺と幸平は頷きあい、手近な召喚獣を屠る。

 

そのあともEクラス生徒は謎の戦死をしていき、残るは中林のみとなった。

 

Eクラス代表 中林 168点

 

どうやら中林は古典が得意なようだ。Eにしては点数が高え。しかし、二人がかりなら殺れる!

「くっ、まだよ!」

中林が強がりからかそうこぼすが、それを聞いてなかったかのように、幸平の大剣が降り注ぐ。

ギリギリのところでかわされたが避けたところに上段突きを見舞う。

しかし中林本人の運動神経がいいからか、たまたまか、かわされてしまう。

 

「ちょこまかと動くな。」

「大振りな俺らじゃ少しきついか‥‥。」

 

 

 

気付けばムッツリーニと秀吉の声が近くまで来ている。他にもFクラス生徒のものじゃない声が。

二人ともそろそろヤバイか‥‥!?

 

幸平の攻撃が、焦りからか攻撃が単調になる。中林の反撃の殴打を食らい、点数が僅かに減るが、気にしないで上段2回突きの一発目を中林の召喚獣の右肩に当て、二発目を、頭に当てようとしたが、中林はそれを冷静にソレをかわす。

窓際まで追い詰めてはいるが攻撃が当たらねば本末転倒。

中段突きがジャンプでかわされ、ふわりとカーテンが揺れたときのことだ。

 

「えっ!?」

 

Eクラス代表 中林 戦死

 

 

またも召喚獣が此方に不自然に仰け反り、中林は戦死になった。

その瞬間、俺らの勝利が確定した。

 

 

 

 

 

 

藤崎side

 

「mission complete.」

「噂には聞いていましたが、ソレですか。」

召喚獣は、スナイパーライフルを担ぐと消えていった。高橋女史がフィールドを消したのだろう。

「はい、これが俺の召喚獣です。」

「西村先生が学園長先生に頼まれて作り出した、初の遠距離対応の召喚獣。それが貴方の召喚獣なんですね。」

「そういうことですね。まだ、色々使いづらいところや、フィールドを張る問題とかがありますが、結構気に入ってますよ。」

高いところから狙撃するのがスナイパーだが、女の先生とかだと高いところまで上れなかったりする。他にも操作する人がスコープを覗くわけではないので殆ど勘で撃たねばならない。それを補ってもスナイパーライフルとだけあって威力の高さには定評がある。

 

「‥‥そうですか。ところで藤崎君、貴方の英語の発音はいいのに、なんで筆記はできないんですか?こないだの点数、確か16点でしたか?」

「ソレ今聞きますか‥‥?仕方がないんですよ。育て親がたまに英語を喋るから喋る方はどうにかなるんですけど、筆記だとごちゃごちゃするんです。」

「なら、今度補習ですね。おや、戦後対談が始まるようですね。早く行きなさい。凄腕スナイパー君。」

はじめの方に不穏な言葉が聞こえた気がするが聞かなかったことにしておこう。

「‥‥ソレを俺のあだ名にしないでくださいね。じゃ、お言葉に甘えて。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、学園長先生に頼まれたデータを送らねば。『機動にブレはあるものの、実用性はある。』‥‥と。」

高橋は取り出したノートパソコンを手早く動かすと、学園長宛の報告書の作成に取りかかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 

俺が戻ってくる頃には戦後対談は終結しており、

・Eクラスは3ヵ月間の試召戦争禁止

・一週間のクラス交換

という事になっていた。

 

 

 

 

謎の攻撃で戦死したEクラス生徒は何やら文句をいっていたが、ソレを無視して戦後対談は進んだらしい。まあ、撃ち殺した本人はこうして後からやって来たわけだが。

次の試召戦争はCクラスを相手取るとのことなので、放課後、俺が宣戦布告に向かう。

殴りかかられたがバック走でクラスまで戻る。机の上においてあったカバンを鷲掴みにすると雄二達と待ち合わせしている屋上まで走る。

 

 

屋上の扉を開けると、雄二達は既に作戦会議を始めていた。

「遅いぞ、テツ。もう粗方方向性は決まっちまったぞ。」

そんなに遅かったか?雄二達と別行動をはじめて30分ぐらいしかたってない気がするが。

「まあいい。次回はテツも本格的に戦場に立ってもらうが、そういやお前の召喚獣、スナイパーライフルを担いでいたな。」

雄二が俺に問う。スナイパーライフル、と聞いて明久達の目がキラキラと輝く。

「え?テツの召喚獣スナイパーライフル持ってるの!?」

「‥‥パーカーヘイルM85か?それともPGMウルティマ・ラシオか!?」

「じゃあ、あん時の敵の不思議な戦死の仕方って、テツの召喚獣か!?」

「うおぉぉお!かっけぇぇぇ!」

「お、落ち着け!? 確かに俺の召喚獣だが、雄二、どこでソレを?」

「たまたま落ちてた双眼鏡で新校舎を見たら召喚獣がスナイパーライフルで狙撃しているところが見えたんだ。」

たまたま、というところがものすごく怪しい。大方鉄人が自分のプログラミングした召喚獣を自慢したかったんだな!?

まあ、雄二たちにバレても問題ないだろう。

「お主ら、話がそれとるぞ。今はテツに決まった作戦を伝えねばなるまい。」

「おお、そうだったな。そんじゃあ、作戦を説明するぞ。まず‥‥‥‥‥‥

 

 

秀吉に制され、作戦会議に戻っていく。

‥‥おいおい、その作戦。犯罪すれすれじゃねえか!?

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