「「我(私)を開放しろ人間!」」
「ぜってぇ開放しねぇっていってんだろ!!」
空に暗雲が広がり、大地が抉れ、木が燃えている・・・まるで終末を思わせる場所に二つの影があった。
1つは光、その姿、どのような光でさえその光には叶わぬ極光の光。
1つは闇、如何なる闇ですら、その闇に呑まれることを避けられない深淵の闇。
極光が空を貫く。深淵が大地を抉る。
まさしく終末、今、世は終わりを迎えようとしていた。
いくと度なく、極光が深淵が世界を削る戦いをしていた時、極光が喋り出す。
『ふん、我に滅ぼされると決まっていても抗うか・・・』
それはどこまでも傲慢な言葉。たが、不思議とその傲慢さが正しいと思わさせている。
極光の言葉に深淵が答え出す。
『滅びるのは貴様だ。滅ぼされるのはそちらの定めだろう?』
深淵も極光と同じように傲慢な言葉で返す。たがこちらもその傲慢さが正しく思えた。
『我に・・・我に・・・そのような言葉・・・万死に値する!』
『いつまでも吠えておけ。最後に笑うのはこの私だ・・・』
互いにその言葉で響いたのか、今まで以上の光が・・・闇が・・・集まっていく。
『滅びろ・・・!《神》よ!』
『我の光で滅せよ!《魔王》!』
今、二つの光と闇により、世界が終わりを告げる・・・・
「ゲージが壊れるじゃねぇか、いい加減にしろ。馬鹿二人」
俺はそう言いながら、『二人』が入っているゲージをガンガンまわす。
『『ぬわぁァァァァァァ!!!』』
ゲージの中で悲鳴を出す馬鹿達がいるが知らんぷりだ。
ある程度回した後、ゲージを開けると目を回した状態で馬鹿二人は出てきた。
「な、何をするのだ!こちらは魔王を滅する絶好の機会だったいうのに!」
そう言いながら、馬鹿その1が稲妻?みたいなものを出すが、正直ミニマム過ぎて痛くもない。マッサージとかそういうのには効果がありそうだ。
「邪魔をするな・・・!今度こそ神を滅ぼせるところを・・・!」
馬鹿その2はこちらも同じようなことを言いながら、炎を出すが、もちろん痛くもない。暖まる時にはちょうど良さそうな温度だ
「何を言っている!貴様は我に滅ぼされるのだ!」
「何を可笑しなことを言っているんだ?私に滅ぼされるの間違いだろう」
馬鹿二人は互いの言葉で交戦状態になっちまった。にらみ合いながら、稲妻とか炎とか出そうとしているな。
「・・・おめぇら」
「「なんだ!」」
「これ以上争ったら『人間暗闇の刑』だ」
「「それだけは勘弁してくださぃぃぃぃぃ!!!」」
俺が言った刑罰を出した瞬間、馬鹿二人は即効で土下座の体勢に入った。・・・・分かっちゃいたが、プライドとかねぇのか、お前ら。
「あんなのをされるくらいなら、我は・・我は・・・プライドを捨てた方がマシだぁぁぁぁ!」
「私もあんな暗闇なんていやだよぉぉぉぉ!」
俺の心でも読んだ・・・読んだだろうな。そんなことを言いながら涙目になり必死に土下座をする、神と魔王・・・いや、ほんとにな。
「おめぇら、その姿だけを見たら、ただの『女の子』にしか見えんな」
いや、ほんとにどうしてこうなっちまったのだろうな。いや、原因は分かるんだが。
俺はそう思いながら、あの日のことを思い出していた。
「ちくしょう・・・俺をパシリやがって。何につかんだよ、ゲージなんて・・・」
俺はそう思いながら、寒い冬の道を歩いていた・・・。ゲージを親友の所に届けるためだ。
「さみぃ・・・早くアイツの家にゲージを届けよう。んで、暖かい炬燵に入ろう」
早く親友にゲージを届けるため、そして、暖かい炬燵に入るため、俺は親友の家に最短コースで向かうことにした。
「この公園を突っ切ったら、アイツの家だ・・・くぅ~暖かい家と炬燵が俺を待っているぜぇ!・・・ん?」
アイツの家に行くために早足で歩いていた俺だが、ふとあることに気付いた。
「あれ?この公園って、
ここの公園は歩いてでも数分で抜けられる公園だ、早足状態の俺なら1分、2分で抜けられる。なのに
「・・・おいおい、まさか怪奇現象とかそんな奴か?勘弁してほしいぜ・・・」
《・・・私の魔法を怪奇現象と言うのか。人間、私を舐めているのか?》
「・・・は?どこから聞こえてきたんだ?」
俺は周囲を見回す・・・誰もいない。
「・・・きのせいか?」
とりあえず前へすす《きのせいではない、人間》
「ぬわぁァァァ!?」
め、目の前になんか変なコスプレをした女性が現れたァ!?
「あ、あんたは一体!?」
《貴様に名乗る名などない、私の野望の為にさっさとs》(ボンっ)
「・・・は?」
目の前に変な女性が現れたら、変なことを言って勝手に消えたんn《おおっ!貴様、よくやったな!》
「・・・はい?」
なんか今度はやけに白い女性が現れたんだが
《はっはっはっ!貴様のおかげで魔王は無力となったわ!神の勝利だ!誉めて使わすぞ!》
「は、はぁ」
魔王とか何?神とか何?何なの?この人?痛い人・・・?か、かかわりなくねぇ
「あ、その急いでいるんで《何、気を使わすな!今の我は非常に機嫌がy》(ポンっ)
「・・・・・」
なんかまた痛い人が突然消えたんだが、怪奇現象?怪奇現象のせい?
「なんかあの痛い人達が消えたら、公園の出口だし・・・」
もう、ワケわからん。帰ろう。かえって寝よう・・・
俺はそう思いながら、家に帰ることにした・・・・
ゲージを届けるのを忘れたらまま
『おい!頼んだゲージはどうした!』『あ』
「そのまま、アイツは新しいゲージを買って、俺はゲージを買ったまま金を返してもらえず。そのままゲージを放置していたからなぁ」
まさか神と魔王がちっさくなって、ゲージに落ちていたなんて予想外だ。
「予想外は我の方だ!おかげで我の力がこのゲージ内でしか使えなくなったわ!どうしてくれる!人間!」
「全くだ・・・貴様のせいで私の野望が台無しだ」
思い出していた時に、土下座モードが終わったらしい。いつもの調子で俺に対して口々に文句いってきてやがる。・・・ただなぁ
「ただ自爆しただけだろ、お前ら」
「「・・・・・・」」
「おい、目をそらすな。神と魔王」
「・・・人間。早く我を開放しろ」
「こんな神よりも私を開放しろ人間」
「ぜってぇ開放しねぇ」
俺は話題そらしか何時もの開放開放コールをしだした馬鹿二人にきっぱりと否定の意を出す。
「「なぜだ!なぜ我(私)を開放しない!」」
「じゃあ、開放した次の行動はどうするんだ?」
「「神(魔王)を全力で滅ぼす」」「させるか、そんな世界の終わり」
「「な、なんだと!?」」
こいつらを一人でも開放したら、絶対世界が滅びる。んなことさせるか。
「そんなわけだ、今日も留守番頼むぞ、二人とも」
「「・・・人間、我(私)達がはい、しますとで「・・・人間暗闇の刑」全力で留守番をします!」」
「んじゃ、行ってくる」
俺は鞄を持ち、ある場所に向かい始める。
俺は向居 家縁(むかい かえん)
・・・・神と魔王を封印、開放する能力を持った高校生だ。
正直泣きたいんですけど、神とか魔王とかいない俺の日常はどこに行った!?
可能性は限りなく低いですが、続きがみたいと言う人がいたら、書いてみます。限りなく低いとおもいますが・・・