階段を上がってすぐにある扉。
そこに瑞穂さんは入って電気をつけ、戻ってきた。
「ここが瑞希の部屋よ、ベットの中で待っててあげてね♪」
「・・・////」
そういって瑞穂さんは階段を下りて行った・・・
「とりあえず、中に入ろうかな・・・」
僕はドアノブに手をかけた。
中に入ると、そこはいかにも女の子らしい――瑞希ちゃんらしい、可愛らしい部屋だった。
左手にある真新しい勉強机には可愛らしいぬいぐるみが置かれていて、右の壁際の棚には女の子用のおもちゃが整頓されて置かれていた。
そしてなんだか――とてもいい匂いがした。
「ここが――みずきちゃんの部屋・・・」
僕は無意識のうちにそうつぶやいた・・・
「とりあえず、ベットの中に・・・///」
ベットのもとまで行き、布団に手をかけた――
だけどそれをまくる事ができなかった。
なんだこのくらい、後で瑞希ちゃんと一緒に入るのに比べれば・・・
先に入って寝たふりをしていれば、それ以上恥ずかしい思いをしなくて済む・・・
だから・・勇気を出すんだ・・・!!
・・・・・・・・・・・・
「あの、あきひさくん。」
無情にもタイムアップ・・・
「え?あ!みずきちゃん!?ち、違うんだ!これは、その・・・うわぁ!?」
僕はとっさに振り返り、後ずさりをしようとしてベットにつまずき、布団に後ろ向きで倒れこんだ。
「あっあきひさくん!大丈夫ですか!?」
そう言って瑞希ちゃんは僕のもとに駆け寄ってきた。
「う、うん。大丈夫だよ・・」
そういいながら僕はベットから降りた。
「そうですか・・じゃ、じゃあ早いところ寝てしまいましょうか///」
「そ、そうだね。そうしようか///」
「そ、それじゃああきひさくんが先に入ってください!!」
瑞希ちゃんが布団をまくった。
「う、うん//そうさせてもらうよ///」
僕は言われるがまま布団にもぐりこんだ。
「じゃ、じゃあ電気をけしますね///!!」
瑞希ちゃんはベットライトを点けてから部屋の電気を消した。
「そ、それじゃあ///わ、私も///」
瑞希ちゃんが布団の中に入ってきた。
僕はとっさに背を向けてしまった。
すると後ろから優しく寄り添ってきた。
「不思議です・・・あんなにどきどきしていたのに、こうしているととても落ち着きます。」
確かにそうだ――
さっきまでの緊張がうその様に落ち着いている。
瑞希ちゃんの温もりがとても心地よくて、
瑞希ちゃんのにおいでなんだか安らいで、
「みずきちゃん・・・」
僕は寝返りを打って瑞希ちゃんの方を向いた。
「僕――こんなに幸せな気持ちで眠るの初めてだよ・・・」
「あきひさくんは――もう何も怖がらなくていいんです。何も怯えなくていいんです――
――私が、あきひさくんを守ってあげますから・・・」
「・・ありがとう・・・僕も――みずきちゃんを守れるようになってみせるから・・・」
この優しさが―――僕の心を癒してくれる――――