最低な転生者   作:yudaya89

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StrikerS編 21話

「3Z」トリプルゼット。赤い錠剤で、現在ミッドを中心に流行っているドラッグ。服用した際に、身体能力の向上(反射神経、状況判断能力等も含む)がある。リンカーンコア所持している者が服用すると、総魔力量の上昇。魔力放射量の向上等も見られる。 1回目の服用で上記の作用がある。薬の効果は約5~7日あり、効果が切れると、薬の禁断症状(1回目の場合は、イライラ感や幻覚、幻聴)が強く現れ、殆どの人間が2回目の服用を行う。2回目の作用は特になく、1回目の効果が続くだけであるが、効果は3日で切れる。2回目の禁断症状は1回目より激しく、悪寒、イライラ感、首周辺の掻痒感、薬への強い欲求が一気に現れる。3回目の服用後24時間以内で、幻覚、幻聴、が現れ、首周辺の掻痒感が強烈になる。殆どの人間は首を掻き毟り出血死する。もしこの状態で助かったとしても、脳組織への深刻なダメージがあるため、廃人化する。

 

 以上 現時点で判明している3Z情報である。

 

「これが今分かっている薬の情報です」

「これほどとはな。フェイトちゃん、ティアナはどうなるんや?」

「ティアナの禁断症状は悪寒のみだから、何とかなるとは思うけど、はっきりした事はわからない」

「そうか、処でティアナが薬をどういうルートで手に入れたか、わかった?」

「ティアナの部屋に名刺が遭ったよ。管理局科学技術部兼薬学部のハインド少将」

「どういう人なん?

「どちらかというと温厚な人だったよ。ずいぶん前に仕事でお会いした事あるから」

「今何処に?」

「2日前から連絡できなくなったって。」

「因みにそこで新薬の開発とかしてるんか?」

「いや、そこではしてないよ。どちらかというと、違法薬物の成分特定とかかな」

「そうか「ただ」」

「なんや?」

「少し前に郊外の森で白骨死体が発見されて、それがハインド少将の可能性があるっていう情報もあるんだ。もしかして、ティアナに薬を渡したのは、ミスト・フォン・アルパインの可能性もあるし。」

「やっぱり!!あいつか!!」

「それと、今から名刺にあった連絡先に回線つなげようと思っているんだけど。どうかな?」

「・・・・・・」

「何かあったら全部私が責任負うから、お願いはやて」

「わかった。じゃあ今から全員居るこの場所からつなげようか」

「ありがとう、はやて」

 

 フェイトは手手元の端末より、例のアドレスへ回線を繋げた。

 

ミストサイド

 

「ん?ティアナに教えた回線に通信?おかしいな?今更なぜだ?」

 俺はそういいながら、通信を繋げた。モニターにはティアナを除いた6課全員が映っていた。ああ、そういう事か。俺は察した。

「これはこれは、6課のみなさん。お久しぶり。特にエリオは列車事件以来かな?」

「あんた、やっぱり生きとったんかい!!」

「落ち着け。何で生きてるかは、追々話そう。それよりティアナの事に関して知りたいんじゃあないのか?」

「やっぱり貴方がティアナに薬を?」

「その通り。と言うか、俺が開発した。そんでミッドに蔓延させた。」

「どうして!!」

「ん?あ~暇つぶしにDrと開発してみたら出来た。資金稼ぎに売人に売ってみたら、思いのほか売れた。それだけ。」

「あんたは、それでも人間か!!?」

「そうだよ?じゃなきゃなんだと思うよ?そもそも俺は最低だし、人間失格だし。そんなの言われなくても分かってる。それより、ティアナは3錠服用したのか?」

 興奮した八神の変わりにフェイトが答える

「2錠までで、止まってる」

「そうか。じゃあ問題ないな」

 その答えになのはが怒った。

「問題ない?いいかげんにして!!今も薬の禁断症状で苦しんでるんだよ!!」

「最後まで聞けよ。いいか、ティアナに渡したのは、通常の3Zより効果が1/2にしている薬だ。だから、禁断症状も軽い。だから、後遺症も殆どない。」

「なんの根拠があって言ってるの?」

「200人で試した」

「あんた!!」

「はやて、少し落ち着いて」

「せやかて!」

「もう少し落ち着いてから、話に入って来い。ウザイ」

 はやてが何か叫ぼうとしたが、フェイトが制止した。

「じゃあティアナは、元に戻るの?」

「後遺症もないし、薬への依存もない。しかし・・・」

「しかし?」

「もう二度と、執務官への夢は叶わないな」

 俺は笑顔でそう言い放った。

「勿論フェイト、お前も分かっているだろ?薬を使った奴が、執務官になんてなれない。ティアナに伝えたか?お前の事だ絶対に伝えないよな?」

「・・・・・・まだ、容態が「いやいや、もう十分薬の成分は抜けたはずだ」」

「・・・」

「なんだ、沈黙か?遅かれ早かれ分かる事だ。早く言ってやれよ」

「今回なんでティアナに薬を?」

「まだ分からない?」

 俺はフェイトからの質問に、質問で返した

「まさか!!」

「そ、そのまさか。執務官への夢を閉ざすためさ。その時の表情を見たかったんだけど、それはお前達に譲るわ。さて、長話はここまで。これから用事があるんで、失礼するよ。」

 そういって俺は通信を切ろうとしたが

「君は・・・・」

「ん?」

 フェイトがつぶやく

「君は、そこまでして、何がしたいの?人一人の夢を潰して、その表情が見たい?もう君は狂ってる。狂人で外道だ!」

 フェイトが吼える

「いいね~その表情。怒りの表情。しかし外道とはね・・・・フェイト」

「何?」

「吐いた唾は飲めぬって言葉知ってるか?」

「一度口から出した言葉は取り消すことはできない」

「よし、ならお前達全員に、「生まれてからこれまで、味わった事のない」怒りや恐怖、悲しみを与えてやるよ。」

「そんな事はさせない!!」

「その自信をいつまで持てるかな?俺をそこまで罵倒したんだ。報いは受けてもらう。他の奴は、それでいいのか?よく考えろよ?」

「ミスト・フォン・アルパイン、あんたはうちらが死刑台に送ったる!!」

「でわ、その言葉、忘れるな!!」

 そして通信が切れる寸前に、ミストは

「シヌヨリツライタイケンヲ」

 そして、通信は切れた。

「ほな、ミストへの対策、考えようか!」

 はやての言葉でミストへの対策を会議室ではじめた。

 

しかし、彼女たちは彼の恐怖を忘れていた。彼を怒らせた事を彼女達は、追々後悔する。あの時あの言葉を訂正していれば、あんな事は起きなかった。この日より歯車がずれ始め、ストーリーの流れはBADENDに進んでいく。この時の彼女達は知る由も無い。

 

 

 

 

 

 

 

 




あ、次回原作登場キャラへの暴行等あります。

時系列は主人公の死刑執行前に戻ります
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