気分転換も兼ねて新作を投稿します。
この作品は自分が投稿している協走曲の合間合間に投稿しますので、不定期になります。
楽しんで頂ければ、幸いです。
二つの影が吹き荒れる雨の中、対峙していた。
白き体の者と黒き体の者は互いに己が持つ全てを出しきり対峙した。
氷を操り、
炎を操り、
風を操り、
時を操り、
姿を操り、
他の者を操り、
光を操り、
闇を操り、
雷を操り、
人智を超えた様々な万物の力を駆使し対峙した。
長き戦いの末、白き体の者が膝を着いた。
「どうやら……私の勝ちの様だな…………」
黒き体の者は白き体の者に尋ねた。
「いや、まだだよ……」
白き体の者は不意に笑い、体からの光を放った。
「貴様!何をした?!」
「私が消えても……私の力を受け継ぐ者が現れる……その者達が…貴様を滅ぼす……」
驚く黒き体の者をよそに、
そう言い残した白き体の者は文字通り消えた。
「貴様の好きにはさせない……」
そう呟いた黒き体の者はその場を後にし、姿を消した。
その戦いから数百年…………
のどかな草原、そこに1人の青年が空を仰ぎながら眠っていた。
「シドー?こんなとこにいたの?」
「?リンか……zzz」
「そうだよ♪……って、何でまた寝るの?!」
淡いピンクの髪のリンと呼ばれた少女はシドーと呼ばれた青髪の青年にツッコミを入れた。
「シドー、また無茶したんだって?
村長、すごく心配してたよ?」
「良いんだよ……俺にしか出来ないなら、俺はなんだってするさ……村の皆の…………"笑顔"が守れるなら……」
眠い目を擦りながらシドーは答えた。
「それに………」
「それに?」
「///!っな、何でもない!」
シドーは顔を赤くし、聞き返すリンから目を反らした。
「気になるじゃない、教えてよシドー」
「嫌だ!お前にだけは教えないよ!」
「ヒドーイ!」
そんなやり取りをしている二人を引き裂くように、1人の男が息を切らしながら走って来た。
「シドー!大変だ!奴等が……"グロンギ"の連中が攻めてきた!」
「ッ!分かった………リンはここにいて!」
そう言い、シドーは走り出した。
「………シドー……」
〈彼が心配ですか?〉
「ッ!誰?!」
シドーの名を呟いたリンの前に、"何か"が現れた。
〈彼を守る、彼と共に戦う力を求めますか?〉
そう尋ねる"何か"に、リンは答えた。
遥か昔……
人は人為らざる異形に、怯えていた……
しかし、
ただ1人、その異形に立ち向かい、人を守る戦士がいた。
その体を血に染めながら戦うその戦士を、異形の者達は畏怖の念と憎しみ、怨みを込めて……
人々は憧れや尊敬の念を込めて、こう呼んだ………
戦士《クウガ》と……
そして…………
戦士《クウガ》と戦った者がいた………
その者は後にこう呼ばれた………
守護女神《ルーラー》と………
この物語は、クウガの力を受け継いだ少年《五河 雄介》と
《精霊》と呼ばれる少女達の、出会いと救済、愛と戦いの物語である………
どうでしたか?
投稿ペースとしては、月1になると思います。
ではいつもどうり、感想、評価、お気に入り登録お願いします。