転生した天狗とリリカルな物語   作:下駄河童

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戦闘場面書くのって難しいなー

本編前に

『』:デバイスと剣精・刀形態の会話
色々と設定追加しちゃってすいません。

では、本編をどうぞ!


第6話 幻 戦います

「……高町?」

『なのはちゃん?!』

「ふぇ!?」

 

夜の海鳴の空で飛天 幻と高町なのはが互いに向かい合って浮いていた。

 

どうして、こんな状況になったのか?

元傭兵の幻たちはともかく、何で一般人のなのはがこんな所にいるのだろうか?夜の空でしかも宙に浮いている。それにはちゃんとした理由があった。

 

それは幻たちが、現場に着くほんの少し前の出来事……

 

 

――――なのは視点―――――

 

私、高町なのはは夕方にも聞こえた助けを求める不思議な声をまた聞き、嫌な予感がして夕方に行った動物病院に急いで向かいました。

そして、動物病院に着くと、病院や近くの家の壁が壊されていて、さらにあのフェレットさんが変な生き物に襲われていたの。

 

「(と、とにかく助けなきゃ!)」

 

私は、そう思うと変な生き物の攻撃を避けてこちらに飛んできたフェレットさんをキャッチして、そのまま動物病院の敷地内から急いで逃げました。

あの変な生き物は、さっきの攻撃で壁に突っ込んでしばらく身動きが取れないみたいです。

 

「はぁ、はぁ、な、何あれ? 一体何なの?」

 

私は、走りながらフェレットさんを見て大丈夫?と声をかけた。

 

「来てくれたんだ。」

「し、しゃべった?!」

 

すると突然フェレットさんがしゃべりだしたので私はびっくりしました。フェレットさんは驚いている私をスルーしてそのまましゃべり続けた。

 

「お願いです。力を貸してください。僕の声が聞こえたならあなたには力がある!お礼はしますから!」 

「お礼とかそんなのはどうでもいいよ! どうすればいいの?」

「ありがとうございます。では、これを。」

 

私がそう言うとフェレットさんは首から下げていた赤い宝石を私に渡して地面に降りた。するとフェレットさんの足元に緑色の変な模様が浮かび、フェレットさんが叫んだ。

 

「レイジングハート新規契約者、設定!」

 

すると今度は、私の足元にも同じ模様が浮かびあがり、さらに宝石が輝きだし始めた。

 

「よし! それじゃあ、僕の言う言葉を繰り返して! いくよ?……風は空に星は天に」

 

「風は空に星は天に」

 

私はフェレットさんの言葉を繰り返した。

 

「そして不屈の心は」

「そして不屈の心は」

 

「「この胸に」」

 

すると赤い宝石の光の強さが増していき

 

「「この手に魔法を、レイジングハート、セーット・アーップ!!」」

『Standby ready.Set up. 』

 

私たちが言い終えると宝石が強く光り、温かい桃色の光が私の体を包み込んだ。

 

「す、すごい魔力量だ。」

 

なんか、フェレットさんが驚いてる。それってすごいのかな?

 

そして、次に私が目を開けると、私は白と基調としたちょっと変わった服を着て、先に赤い宝石の付いた杖を持って宙に浮いていた。

 

「やった! 成功だ!」

 

と少し下の方でフェレットさんが喜んでいたけど

 

「ふえぇぇえ?! わ、私今浮いてるの?!」

 

さらに手に持っていた杖も突然しゃべりだした。

 

『Nice to meet you , my master. First of all, do you have knowledge about the magic?(初めまして、マスター。ではまず、魔法についての知識はありますか?)』

「い、いえ、全くないです。」

『Then, briefly describe about the magic.(では、簡単に説明します。)』

「お、お願いします。」

 

と魔法の杖・レイジングハートと話していると

 

「……高町?」

『なのはちゃん?!』

「ふぇ!?」

 

突然、後ろから名前を呼ばれたので振り返ってみると、そこには黒い着物を着た男の子が私と同じように浮いていた。しかも、あの子、羽が生えてるよ?!

 

「!! 今の人の声は、さっきの?!」

 

なんかフェレットさんも驚いてるみたい……って、あの子、よく見ると

 

「え、ええぇぇえ?!」

 

 

――――なのは視点終了――――――

 

 

「え、ええぇぇえ?!」

「なんか、高町が絶叫してるんだが、俺だと気づいてないのか?」

『いえ、逆だと思います。』

「え? そうなの?」

 

と幻と雪羅が小声で話していると

 

「幻くん? 幻くんだよね?! 何でここに? それに、背中の羽って本物?!」

「……いえ、通りすがりのものまね上手な悪魔です。」

 

幻はなのはがかなり慌てていたのを見て、ちょっとした悪戯心で思わず冗談を口にした。

 

『何ですか、その幼稚な冗談は?』

「……すみませんでした。冗談です、飛天 幻です。」

 

しかし雪羅の冷たい反応に幻は思わず敬語で謝ってしまった。

 

「……げん、わたしも姿、消す?」

 

と幻に背負われている朧が、幻の後ろから顔を出した。思わぬところで朧と再会したなのはは、再度驚きの声を上げた。

 

「ええぇぇ?! 朧ちゃん?!」

「いや、今から消えても手遅れだと思う?」

「あ、あの、えと」

 

「バアァァアアアア!!」

 

「きゃっ!?」

『Flyer fin 』

 

と混乱しているなのはが何か言おうとした時、追いついてきた敵が幻たちに攻撃してきた。

咄嗟に幻は背中の翼を動かして回避し、なのは(正確には、レイジングハート)は足からピンクの羽を出して回避した。そして2人は、相手との間に一定の距離をとった。

 

「高町、話は後だ。今は奴を仕留めることを優先しよう。」

「う、うん。でもどうやればいいの?」

 

幻に言われて事の優先事項に気付いたなのははレイジングハートを構えたが、どうやって倒せばいいのか分かっていないようだった。

 

「あいつは、ジュエルシードの暴走体です。だから、本体のジュエルシード、青い宝石を封印すれば倒せます!」

 

だが、唯一事情を知っていると思われるしゃべるフェレットが幻たちに指示を出した。

 

「どうすれば封印できるの?」

「封印は、君が持っているその杖・レイジングハートで触れることで完了します。」

「なら、高町は封印の準備をしてくれ。その間、奴の相手は俺がする。」

「うん、分かった。」

 

なのはが答えたのを確認すると、幻は翼を羽ばたかせ暴走体に向かって突っ込んでいった。

 

 

「とりあえず、久々の戦闘だ。気合い入れて行くぞ。」

 

と言うと、幻は腰に差した2本の刀、“冥刀・月影”と“氷刀・雪羅”を鞘から抜き、構えをとった。その間に朧は、幻の背中から近くの家の屋根に跳び移っていた。

 

「バアアァァアアァァ」

 

幻に気付いた暴走体が吠えながら、幻に突進してきた。

 

「……まずは、奴の体をを小さくするか。“冥道斬り”」

 

幻は突進を避けると同時に右手に持っている刀身が黒い刀・“冥刀・月影”を振るい、暴走体の体を一閃した。すると、斬られた部分が闇に飲み込まれて消滅した。

月影の能力は、切った相手を闇で包み、そのまま消滅させてしまうというものである。

 

「な、何? 今の?」

「いいから早く封印の準備をしてくれ。」

 

幻の不思議な技にになのはとフェレットは唖然としていたが、幻が封印準備を催促をすると慌てて準備作業に戻った。

 

その後も幻は避けると同時に切るという行動を繰り返し、暴走体は戦闘開始時の半分くらいの大きさになっていた。これ以上小さくすると今度は、狙いにくいと判断した幻はなのはの方を向き

 

「高町、封印の準備はできたか?」

「うん、準備はできたよ。けど、相手の動きが速くて狙いが定まらないの!」

「なら、私が止める。……ハッ!」

 

朧は、今度は動き回る行動を始めた暴走体の進行方向を予測し、そこに向かって手裏剣を投げて相手の動きを牽制した。

暴走体が驚いて動きを止めた隙に、幻は降下して暴走体に急接近し、左手に持っている刀身が透き通った水色の刀・“氷刀・雪羅”を真横に振るった。

 

「“氷刃の舞”」

 

幻が呟くと同時に剣先から冷気が発生し、切りつけた所を中心にして冷気が広がり始め、あっという間に暴走体を凍りつかせた。

雪羅には冷気を操る能力があり、その温度範囲は0℃~絶対零度まで可能である。

 

「す、すごい……っと今の内にジュエルシードの封印を!」

 

思わず見入っていたフェレットが指示を出し、なのははレイジングハートを暴走体に向けた。

 

『Sealing mode. Set up.』

「えっと……リリカル、マジカル、ジュエルシード封印!」

 

なのはが叫ぶと、封印用に形が変形したレイジングハートから魔力が放たれ、正面の暴走体を飲み込んだ。

 

『Seal the jewel seeds No21. 』

 

レイジングハートが言い終えると、暴走体は消え去り、そこには青い宝石・ジュエルシードだけが残った。なのはがレイジングハートで触れるとジュエルシードは、レイジングハートの中に吸い込まれるような形でなくなった。

 

「ジュエルシードNo21、封印完了!」

 

「ふう、終わったか。お疲れ、高町。」

「うん! 幻くんもお疲れ様。」

「月影、雪羅、朧もお疲れさん。」

 

幻が傍にきた朧と刀を鞘に納めながら刀形態の月影・雪羅に言うと、なのはが少し驚いて幻を見た。

 

「え? 月影さんに雪羅さん? そういえばさっきから声が聞こえてたけど……」

 

なのはが「どこにいるの?」と辺りを探していると、幻が腰に差している2本の刀が光り出し

 

「ふ~、あっ、なのはちゃんさっき振り~」

「相変わらず、姉さまは呑気ですね。」

 

人の姿に戻った月影たちが幻の隣に現れた。

 

「ふぇええぇぇ?! 月影さん? 雪羅さん?」

「な、何で、刀が人間に? 新型のデバイス?!」

 

さすがに予想外だったのか、なのはとフェレットは驚いていた。そして、なのははようやくここであることを思い出した。

 

「そういえば、なんで幻くんがいるの? しかも羽が生えてるし!」

 

「……とりあえず、まずはお互いのことについて話そう。」

 

幻がそう言うとその場にいた全員が頷いたのだった。どうやらお互いのことについて知らないことが多くあるようだった。

 

 

 

 

続く




初の戦闘場面でしたが、いかがだったでしょうか?
戦闘場面を書くのって難しいですね。補足ですけど月影の能力は“犬〇叉”に出てくる技の“冥〇残月破”を参考にしたものです。

あとデバイスの文章は、某翻訳サイトで変換してます。多分合ってます・・70%くらいの確率で(^^;)念のため英文の後に( )で日本語書いときました。この英文おかしくね?と思ったら迷わず( )内を読んでください。……けど、英語(ミッド式)はまだいいとしてドイツ語(ベルカ式)かぁ~


では、また次回!!
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