第一弾はタイトル通り斬騎君をひたすらディスります。
…………どうしてこうなったorz
「新城さん、どうしたんですか?
え? 兄さんが最近家にいない?
いや、働き始めましたからね」
本日、バイトはお休みです。
兄さんもゴッドイーターとしての仕事があって家を空けています。暇です。
「え、三島さん? なんですか?
兄さんが働くはずがない?
いえ、まぁ、あの態度を見た後だとそう思うのも無理はないですけど。
最近はちゃんと仕事に行ってるんですよ」
なので本日は家にいる霊の皆さんとおしゃべりすることになりました。
兄さんはあまり霊の方とはしゃべりたがらないのですが、結構気さくな方も多いんです。
「いや、田中さん。それは天霊家の生活費を稼ぐためで兄さんは決して私と暮らすのが嫌だからここに居ないわけでは……」
ただ、この遊び。はたから見ると完全に独り言ですね。
ではここからは霊の皆さんの声も聞こえるようにしましょう。
そうしないと私の一人語りで延々と続けなくてはなりませんから。
今この場にいるのはおじさん幽霊の新城さん、おばさん幽霊の三島さん、若いOL幽霊の田中さん、女の子の幽霊の香奈美ちゃん、そして私と同い年くらいの女の子である黒瀬さんです。
【でも
「田中さん。私もあり得ないと思ってたのですが兄さんはちゃんと就職したし働いています」
【でもなァ、お嬢。若はお嬢のヒモを堂々と宣言してたんだぜェ? 俺たちにはにわかに信じがたいんだわ】
「新城さん。兄さんはちゃんと働いていますよ。現にこの前兄さんの職場に行った時、兄さんの教官役の人から兄さんは将来有望だって言われてましたから」
【有望……。おにーさんが?】
「そうなんですよ、香奈美ちゃん。職場での兄さんの評判は思ってたよりも上々なんです」
まぁ、皆さんが兄さんのことをdisりまくるのも仕方ないですね。兄さんが働いたら世界が終わる時と皆さんおっしゃっていましたし。
【ユメちゃん、ところで斬騎さんのお仕事って何なの? 私だけそう言えば聞いてない】
「そう言えば黒瀬さんには話してませんでしたね。……驚くことなかれ。ゴッドイーターです」
【……え? mjd??】
「マジです。しかも新型神機」
【エリートコース⁉︎ ニートからのエリート⁉︎】
【羨ましすぎる。悪霊になりそおおおおお】
「どう、どう。田中さん、落ち着いて」
いけません。田中さんが兄さんの人生に嫉妬して悪霊になりかけてます。
田中さんはうらめしやタイプの幽霊なので人の成功を聞くと取り乱してしまうのです。
「田中さん。あの兄さんのことです。多分体良く使われてるだけですよ」
【……ハッ! だ、だよねー。きるくんが普通の職場で働けるはずないものねー。大丈夫、大丈夫。きるくんは仲間。私と同じ】
田中さんも持ち直したみたいです。
【まぁ、おにーさんの職場での評価が、どうであれ。私たちのいる家に帰ってくることが減ったのは、確か】
「それはそうですよ。兄さんは極東支部内で寝泊まりしてますから。
日夜ゴッドイーターとして働きづめなんです」
【でも、少し寂しい】
【それは私も。斬騎さんがいないと……】
「黒瀬さん……」
【リアクションに乏しいユメちゃんしか居なくてつまんない】
「少しでも親近感を感じた私が間違ってましたね。
第一、つまんないとはなんですか、つまんないとは。
私だってもう少し表情豊かになれれば……!」
【お、お嬢、ストップ! その先は悪化する未来しか浮かばないから!】
「おっと、失礼。ありがとうございます、新城さん」
危なく田中さんみたいになるところでした。
「でも皆さん、兄さんが働くと聞いて喜ぶより先に疑う辺り信用してないですね」
【だって……なぁ?】
【だって……ねぇ?】
【きるくんだし】
【おにーさんを信用……?】
【わ、私は信じてましたよ⁉︎】
「まぁ、概ね同じ反応ですね。
あと黒瀬さん、無理しなくて良いですよ」
我が家での兄さんの信用度は政治家並みに低いですね。
新城さん……見た目怖いおじさん。サングラスに白いスーツ。
斬騎の呼び方……若 妹の呼び方……お嬢
三島さん……見た目どこにでもいそうな主婦。今回出番少なめ。
斬騎の呼び方……ざっくん 妹の呼び方……ゆっちゃん
田中さん……OL風の女性。顔色悪い。他人の成功が大嫌い。
斬騎の呼び方……きるくん 妹の呼び方……むぅちゃん
香奈美ちゃん……ロリ。幽霊’s最年少。
斬騎の呼び方……おにーさん 妹の呼び方……おねーさん
黒瀬さん……妹と同い年くらい。セーラー服の少女。時折、妹同様黒くなる。
斬騎の呼び方……斬騎さん 妹の呼び方……ユメちゃん