光と影の剣舞 作:狂った朱
「え~と、ここどこだ?」
カゼハヤ カミトは森の中で道に迷っていた。
「あの、魔女め。迎えの人間はどこにいるんだよ,,,,。どこにも居ないじゃねーか‼」
彼が握っているのは一通の手紙。内容を要約すると、学園に来い。迎えの人間も用意してあるだった。それを見たり叫んだりしながら彼が森の中を歩く。そんな彼は目の前にが開けて来たので、場所が分かる‼と思い飛び出してみるとそこにいたのは、
「へっ?」
湖で水浴びをしている赤い髪で全裸の少女だった。
「へっ変態‼」
自分の大切な所を隠しながら少女は声をあげる。
「いや、待て‼。俺は道に迷っているだけで断じて覗きとかではない‼。大体、お前みたいな,,,,」
「お前みたいな何?」
「いや、あの,,その,,」
カミトは、本能的に悟っていた。言ったら殺されるとだが現実は非常であった。
「カミトはこう言いたいのよ。お前が胸ないから見る理由が無いってね。わかった?クレア?」
その声に驚いてカミトが振り向くと一人の銀髪の少女が口許に手を当てクスクスと笑っていた。その少女にクレアと呼ばれた赤髪の少女は後ろには業火の幻影が見えるほど怒っていた。
「うるさいわよ‼ミレイナ‼その変態を始末したらあんたも始末してあげる‼」
ミレイナと呼ばれた少女は笑いながらもさらにクレアを煽る。
「あらあら、始末したら殺人罪よ?」
「うるさ~い‼」
怒るクレアに煽るミレイナ。カミトは今なら逃げられると思いこそっと逃げ出そうとしたが、それに気が付いたクレアが仁王立ちをして進路を遮る。
「あらあら、全裸のまま男の子の前に立つとかすごい度胸ね?。胸はないのに」
だが、すぐにミレイナの指摘に顔を赤くしてしまう。そして羞恥心が限界に達したようで、
「スカーレット」
自身の火猫の精霊を呼び出して
「そこの変態を捕まえてミレイナを黒焦げにしなさい‼」
そんな物騒な指示をした。指示された精霊、おそらく名前はスカーレットなのだろうがその精霊は、まずカミトを捕まえるために駆け出した。そして標的にされたカミトは全力でスカーレットから逃げ回る。そしてミレイナは逃げ回るカミトをみて、笑いながら自身の影に話しかける。
「助けてあげないの?」
『めんどくさい』
影の回答に呆れながらもミレイナは会話を続ける。
「カミトが死んじゃいそうよ?。あっ、クレアが霊装を出した」
ミレイナが見る先ではなかなか捕まらないカミトに痺れを切らしたクレアが炎を纏った鞭を振り回していた。
『仕方ない。あいつが死ぬとあの精霊に俺が殺されかねないからな。影よ縛れバインド』
影から、その声が聞こえるとスカーレットとクレアの影が蠢き影が実体化して縛り上げた。
「なによこれ!?」
「フシャーー」
クレア達が振りほどこうとしてはいるが一向に影はほどけない。
「ミレイナ‼あんたの仕業でしょ‼」
「違うわよ?」
「あんた以外誰が出来るって言うの‼」
「出てきてくれる?」
ミレイナは自身の影に向かって話しかける。だが、影から出てきたのは一匹の黒い仔犬だった。
「あら、シャドウ?。あなたのご主人様は?」
その問いにシャドウと呼ばれた仔犬は、困ったように首を傾げる。
「なるほどね。めんどくさがって出てこないと、ならハイリヒ」
にゃ~ん
どこか気の抜けた鳴き声が聞こえるとミレイナの側に真っ白な猫が出てきた。
「ハイリヒ、影を無くしてくれる?あいつをシバくから霊装もお願いね。早く出てこないと刻むわよ?」
そう影に向かって話すと、
『わかったからやめてくれ。今出る』
そう声が聞こえて、ミレイナの影から黒髪短髪の少年が出てきた。
「俺がシャドウのご主人で男の精霊使いのレオ トレーネだ。こっちが妹のミレイナ トレーネよろしくね。そして久しぶりカミト。お前は忘れているようだが俺達は、忘れはしなかったぞ」
レオとミレイナそしてカミト。この三人が再会した時この物語は動き出した。