SI -Second Irregular-   作:リンク切り

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もうどういう方向に行くのか分からなくなってきました。
私は何がしたいんでしょう。
こんなんじゃダメですね。
これからそれぞれの人物はらどう動くのかーっ!?
作者にも先の読めない小説っておかしくはないでしょうか。
流石見切り発車作品!
私も続きの展開が気になります。


羞恥

 

俺は涙を拭くのをやめてツインテールに向き直る。

目はまだ赤く腫れ上がっていた。

 

「で。これからどうするんだ?」

「どうするって、何を?」

 

キョトンとした顔で首をかしげるツインテール。

首を傾けたことで、ツインテールのツインテールが揺れた。

ツインテールのツインテールって何だ。

 

「決まってるだろ。さっきも言った、一夏の事だ。アイツにクラス対抗戦でギャフンと言わせたいんだろ?」

「ギャフンって・・・・・もう死語よ?」

「そんな事は気にするな。お前のことを気にかけてやってるというのに。はっ倒すぞ。」

「ごめんごめん、つい気になっちゃって・・・・・で、何だっけ?」

 

苦笑いで先を促すツインテール。

こんな事、前にもあったような気がするな。

確か、一夏に俺達の状況をわかりやすく説明してやった時だ。

どうでもいいが。

 

「だから、一夏と今後どうやって付き合っていくのか考えてみたらどうだって言ったんだ。」

「そんな事言ってたっけ?」

「言ってないと思う。」

 

はっきりと真顔で言ってやると、クスッと笑われた。

 

「お前が変なことを言って話を中断させたのが悪い。」

「あたしのせいなの?」

「そうだ。取り敢えず、一夏とはまだ気まずくて会えないだろ?その辺は何とかしてやる。」

「うん・・・・・ありがと。」

 

ツインテールは笑顔ではにかみ、応える。

その笑顔は、()()()()()もあり本当に幼い女の子のように見えた。

 

「こうなったからには、お前も一夏とは対等に戦いたいだろ?」

「当たり前よ。」

「とは言っても、一夏も弱くはないぞ。セシリア・オルコットとの試合で勝利一歩手前まで行けたんだからな。」

「でも、あたしは強いわよ。」

「わかってる。慢心はするなって事だ。セシリア・オルコット(あいつ)はそうして俺に負けた。お前が代表候補生だからって、一夏を下に見るなよ?」

「・・・・・・わかったわよ。」

 

強引にでも、ツインテールを頷かせる。

渋々と言った感じだったが、まあ言っておいてやったからあとはこいつ次第だな。

調子に乗って何かしでかしそうな奴だから、先に忠告しておきたかった。

代表候補生としての自覚は無くもないようだが。

 

「よし。じゃあ、部屋に戻るか。」

「そうね、そろそろ戻らないと。苹果も待たせてる事だし。」

「あー、そのままでいいなら別に俺は気にしないが、まだ目が真っ赤だぞ?」

「なっ・・・・・さ、先に言いなさいよっ!」

 

慌てて自分の袖でゴシゴシと目を擦るツインテール。

それは逆効果だ。

 

「まだ赤い?」

「そりゃあな。あんだけ(わめ)き散らしたんだから、暫くは赤いだろ。」

「アンタが泣かせるからでしょ!」

「やめろ人聞きの悪い。泣かせたのは一夏だろ、俺は助長しただけだ。」

「一緒じゃない。」

「全然違うだろ。」

 

何度か言い合い、そしてお互いに笑い合った。

完全に水掛け論だったな。

 

「でも、本当にどうしよう・・・・・」

「別にいいだろ、泣いたところ見られるくらい。」

「良くないわよ!」

 

キッとこっちに視線を向けるツインテール。

何がそんなにお気に召さないんだ。

 

「何の拘りなんだ?それは。」

「・・・・・代表候補生が、弱い所見せるわけにはいかないじゃない・・・・・・」

「初めからあんまり強そうには見えないけどな。」

「何ですって!?」

「俺からしたら、少し背伸びした小学生か中学生にしか見えないし。」

「小学生でも中学生でもないわよっ!」

「いーやそうだね。下手したら幼稚園児だぞ。」

「流石になわけないでしょうがっ!」

「さっき、泣きながら『鈴って呼んでくれないと離さなーい♡』なんて言ってたのは、どこの誰だったけか?」

 

俺が言葉を紡いでいく度にツインテールの頬が赤くなる。

最後の方にはもうゆでダコのようになっていた。

時間が経つと恥ずかしくなる自分の言動ってあるよな。

 

「なっ!?あ、あれは、その・・・・・違うわよ!バカっ!」

「さーて、これを苹果か一夏にでも話したらどうなるだろうなあ?」

 

ニヤニヤと口角の上がった口をツインテールへと見せる。

からかわれている事に気づいたツインテールは慌てて俺を止めようとしてきた。

 

「ちょっ、バカ!バカっ!」

「ふーん?お前がそういう態度をとるならもういい、さっさと苹果に聞いてもらうか。」

「ど、どこ行くのよ!?待ちなさい!」

「待たねーよっ!」

 

俺は勢いよく座っていた椅子から立ち上がり、廊下を元来た道へと疾走する。

勿論、行き先は1030室・・・・・つまりは俺の部屋だ。

逃げた俺を追いかけ、ツインテールも本気で廊下を走る。

 

「苹果に伝えたらホントに、ホントに許さないわよ!!」

「ヤハハハハハ!!なら俺を捕まえてみるんだな!」

 

俺達の大声と足音が寮の廊下に響き渡る。

 

それは部屋につくまで続き、こんな事をして寮長が黙っているはずもなく仲良く2人で織斑千冬のありがたいお説教を受けた。

何でも、部屋の中にいても廊下の俺達の声が聞こえたらしい。

学園の防音設備はどうなってるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう、何なのよ。全部アンタのせいだからね。」

「やめろやめろ。人のせいにするのはやめろ。」

「あたしはアンタを追っただけじゃないのっ!」

 

織斑千冬に叱られて数十分。

俺とツインテールは、言い争いながら部屋に入った。

部屋には、林檎柄のパジャマ?を着ている苹果がベットに座っていた。

 

「あ、お帰り。漣夏くん。鈴ちゃん。」

「ああ。先にお風呂入ったんだな?」

「うん。なかなか帰りが遅かったから、先に入っちゃった。ごめんね。」

「別にいいわよ?あたしは一番風呂とか気にしないし。」

「俺も同じくな。これからも気にするな。」

「うん・・・・・ありがとう。」

 

そう言って苹果は微笑を浮かべた。

そんなに気にすることないぜ。

 

「それで、どうしたの?鈴ちゃん。」

「ん?何が?」

「目、真っ赤だよ?」

「あっ・・・・・」

 

結局ツインテールが泣いていたのはあっさりと苹果にバレた。

俺達は、というかツインテールは、今回の事を苹果に正直に話した。

ツインテールから話を聞くと、一夏がかなりの悪役に聞こえるな。

いや、向こうが10悪いんだろうが。

 

「それは・・・・・酷いね。」

「でしょ!?もー!アイツ、1回絶対ギャフンと言わせてやるんだからっ!」

「ギャフンは死後だぞ。」

「うるさいわねっ!」

「おー、怖い怖い。」

 

俺は表情をぴくりとも動かさずに、各寮の部屋に1つ設置してある冷蔵庫からペットボトルに入った麦茶を取り出して応える。

この麦茶は、俺がいつでも飲めるようにとIS学園側から毎週10本程度補充される。

これも学食の料金と同じで、こちらが出した条件の「最低限の生活」の一部に入るそうだ。

本来は俺が飲まないといけないが、たまに苹果も飲んでいる。

キャップを開けて口につけると、独特の風味が口に広がった。

 

「まっず。麦茶まっず。」

「不味いなら飲まなければいいじゃない。」

「無料なんだから、これを使わない手はないだろ。」

「無料?」

「俺がいつでも飲めるようにと、IS学園側から毎週10本程度補充されるんだよ。俺に地の文と会話文で二度同じ説明をさせるな。天丼だぞ天丼。」

「何の話なのよ・・・・」

「別に。こっちの話だ。」

「ふーん。それで、本当はどのお茶が好きなの?」

「俺は〇鷹だな。」

「あー、なるほど。選ばれたのは?」

「残念、ミネラル麦茶でした〜!」

「知らないわよ、その麦茶の種類は。」

 

 

 

 

 

雑談や風呂を終え、時間は消灯時間間近。

 

「さて。じゃあ今日もやりますか、寝床ロシアンルーレット。」

「何よ、その名前。」

「生きるか死ぬかの寝床獲得バトルロイヤルを。」

「バトルはしないわよ。」

「なんだお前さっきから冷静なツッコミを入れやがって。」

「私が言わないと誰が言うのよ。」

「言わなくていい。さて。じゃ、お前らから先に引いていいぞ。」

 

その後俺も含め、3人でくじを引く。

引かれたくじは「A」、「B」、「床」。

 

「あー、俺は死んだか。」

「死んではないわよ。」

「いや、本当のロシアンルーレットだったら死んでたな。」

「ロシアンルーレットじゃないから。」

 

お察しの通り、床を引いたには俺だった。

 

「大丈夫?漣夏くん・・・・・」

「大丈夫だろ。」

「ふふふふっ、アンタは床が似合ってるわよ。」

「どういう意味だこら。」

 

ということで、消灯時間を過ぎた。

苹果は最後まで心配していたが、まあくじ引きの結果には従わないとならない。

最初からそういうルールだからな。

とはいえ床で寝るわけにもいかず、俺は部屋にある椅子に座って机にもたれかかりながら睡眠についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苹果が規則的な小さな寝息を立て始めてから少しして。

突然、ツインテールの布団ががばっとめくれ上がった。

そのままツインテールはむくりと起き上がり、枕元にある小さい照明をつける。

その照明は、(ほの)かに部屋を照らし出した。

 

そしてこそこそと漣夏に近寄り、パサっと自分の毛布をかけた。

 

「・・・・・・べ、別に、アンタの為じゃないから・・・・・アンタが風邪ひいたら、目覚めが悪いから・・・・・・」

 

こんな時にもツンデレを発動し、漣夏の顔を覗き見る。

完全に寝ているのを確認した後、ボソリと呟く。

 

「ふふ。寝顔は意外と綺麗な顔してるのね。」

 

照明に照らされた漣夏の白銀の髪がキラキラと煌めく。

凰鈴音が漣夏の髪を手ですくと、銀色の髪がサラサラと手の間を滑り落ちた。

 

「髪も・・・・・光に反射してる白髪なのかと思ったら、銀色じゃない。」

 

髪を触った後、今度はほっぺたに興味を示し、つんつんとつついてみる。

 

「なんでこんなに綺麗なのよ。アンタは女の子かっ。」

 

ぱしっと頭を叩いた後、ふふっと笑いながら今日慰められた時やられたように今度はこっちが頭を撫でる。

触った髪はふんわりと手を包み込み、いつまでも味わっていたいような感触だったが、恥ずかしさが勝り、すぐに髪から手を離す。

その後、頬を何回かつついて自分のベットへと戻った。

 

「はあ。顔はあんなにいいのに、なんでこんななのかしら。」

 

毛布を漣夏にかけたので、凰鈴音が使えるのは掛け布団が1枚だけだ。

そしてパチっとライトを消し、布団を引っ張って目を閉じた。

 

 

 

「・・・・・・俺は起きてるからな、ツインテール。」

「ひゃああぁぁあっ!?」

「煩い。早く寝ろ。」

「わ、わかってるわよっ!!」

 

夜はそのまま更けていった。




この作品のサブタイトルって言うか1話ごとのタイトルの名前ですが、完全に適当につけてます。
漢字の熟語っていう法則が出来上がってきてるので、タイトルを考えるのもちょっとした楽しみのひとつだったりします。
一文字のやつは、その、なんというか。
七つの大罪をサブタイトルに付けていこうと考えて失敗しました。
あと2個?3個?で全て出し終えるのですが、もう何が残ってるのかもわからないという最悪の状況になっちゃってます。
ということで、七つの大罪サブタイトル付け失敗!
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