まず前半戦ですが、少々オリジナル展開にしました。またライザーを結構悪人に仕立てたので……彼を気に入ってる方が居たら、すみません…。
では、本編をどうぞ。
―――――――旧校舎内・部室―――――――――
「負けちゃったね、皆…」
「やっぱり“不死”の特性は伊達じゃないわね。敗因は他にもあるけど…」
「…むしろ善戦したと言っていいと思います」
レーティングゲームが終了したと同時に、ユウキが残念そうに呟くと、紗矢華とヤミがそれに続いた。結果は言うまでもなく…グレモリー眷属の敗北である…。
「イッセー先輩も頑張ってたね」
「うん、前半を見た時は“本気で叩き潰そう”と思ってたけど…最後のあれは流石に見直すしかないかな」
「…ああ…」
芽亜の言葉にリクオと一護が同意する理由は、終盤で見せたイッセーの姿である。ボロボロになりながらもライザーに向かっていく様子は、“王(キング)”のために戦う“兵士(ポーン)”として十分に評価できるものだった…。もっとも、そんなイッセーの姿によってリアスは戦意を失い、投了(リザイン)してしまったのだが…。
「あなたが予想していたのは、こういうこと?」
「ああ。リアスは人一倍眷属を大事にしようとする想いが強かったからな…。目の前で自分の眷属が傷付いていく姿を見れば、あいつの心が折れちまうことくらい、上条さんにも簡単に予想が付いた…」
「そう…。それで、これからどうする気? あの男はきっと、すぐに行動するわよ?」
「…まあ、それはこれから考えますことよ…」
そんなシノンの鋭い問い掛けに対し、当麻は何とも言い難い笑みを浮かべながら返す…。
「とりあえず、まずはあいつ等を労いに行こうぜ?」
「ああ…」
「うん、そうだね…」
そして、当麻の提案に一護とリクオが同意していた……その時だった…。
ブォォォォォォォォォォォンッ……
『っ…!!?』
突如周りの景色が大きく歪み始めたのだ。それを見て…
「これって…!!」
「まさか、“空間操作”…!?」
紗矢華と雪菜が即座に今起きている現象について推察する。だがその間にも周りの歪みは酷くなっていき、やがて辺りは…黒と紫の入り交じった、実におどろおどろしい空間となった…。
「何これ? どうなってるの…?」
「少なくとも、何か良いことが起きる雰囲気ではありませんね…」
「ええ…」
「そうだね、ヤミお姉ちゃん…」
ユウキが不安げな表情を浮かべながら言うと、ヤミやシノン、芽亜がそう呟いた。すると…
ブォォォォォンッ…
「! 一護、リクオ…」
「分かってる…」
「皆、下がってて…」
目の前の空間の一部が歪み始めたのを見て、当麻と一護、リクオがシノンや雪菜達の前に出る。そして、その歪みも大きくなったかと思うと、次の瞬間、
「オゥオゥ、こいつ等か?」
「あァ、どうやらそうみてえだなァ…」
「グヒャヒャ! いいねいいね~…!」
そこから大人数の男達が続々と現し始めたのだ。しかも全員リアス達の対戦相手──ライザー・フェニックスよりも柄の悪い風貌で、どちらかと言うと“ヤクザ”に近い雰囲気の者達ばかりである…。と、そこへ、
「ようこそ、神器持ちの人間共…」
最後に現れた黒のサングラスの男が、あからさまに当麻達を見下した様子で声を掛けてきた。どうやらこの男が、目の前にいる男達のリーダーのようだ…。
「どうやらレーティング・ゲームの関係者…って訳じゃなさそうだな…」
「お前等、一体何処の誰だ…?」
「…チッ、話に聞いた通りの奴等だな。確かに何となくムカついてくるが…まあ、いい…。御名答だ、俺達はそんなゲームとは一切関係ねえ。用があるのは…テメエ等だ…」
「! 僕達に…?」
男の口から出た言葉を聞いて、警戒心を更に高めながら話すリクオ…。すると、
「あァ…。テメエ等を“喰らいに来た”んだよ…」
グググググググッ…!!!
『ッ…!!!』
男達の姿がみるみる肥大化しつつ、その様相も大きく変わり始めたのだ。上半身には“灰色や黒の体毛”が生い茂り、その目は“瞳の無い真っ赤な色”へと染まる。更には鋭い牙と爪を生やしたその姿を見れば、大体の者がこう表現するだろう…。
「…“人狼(ワーウルフ)”…」
「オイオイ、そんな貧弱な連中と一緒にしないでくれるか? あんなのとは次元が違えんだからなァ…」
ヤミの発言にそう返す男の姿も、上は狼、下は人間体という歪(いびつ)なモノとなっていた…。それを見て、
「テメエ等、“ヴォルフガング家”か?」
「! ホゥ…コイツは驚いたなァ。賞金稼ぎをしているとは聞いてたが、まさか俺達を知ってやがるとは…」
「聞いたことがあります。かつて七十二柱に数えられていた名門でありながら、現魔王の座を巡る闘争に敗れ、七十二柱からも除外されて没落した一族…」
「私も少し知ってるよ。確か今は私達みたいに、賞金稼ぎをしてるって話だったかな…?」
一護の推測を男が肯定する中、雪菜と芽亜が“ヴォルフガング家”についての情報を話す。
「あァ、全くその通りだ。俺達はそのお蔭で完全に衰退した。その一番の原因は圧倒的に戦力が不足しちまってるせいだ…」
それを聞いた男は、自分達の一族について話し出した…。
「戦力なんざ簡単に手に入れられるもんじゃねえ。強くなる見込みのねえ悪魔共を揃えた所で、邪魔になるだけだ。かといって、強くなりそうな奴等は根こそぎ権力のある連中が持っていっちまう…」
そう呟く男は、明らかな苛立ちの表情を見せている。ところが…
「なら俺達が取るべき手段は1つだ。悪魔以外に戦力になりそうな奴等を手に入れりゃいい…。テメエ等みてえな“神器持ちの人間共”をなァッ…!!」
先程とは一転し、そう口にする男はまさに“獲物を前に高揚する猛獣”となった。更に、
「だがまあ、どうせ手に入れるなら女の方がいいに決まってる。生憎俺達の一族には女がいなくてなァ…。戦力になりつつ、俺達の相手をしてくれる連中を探してたって訳だ…。ここまで言えば、俺達の目的が何なのか分かるよなァ…?」
「…あなた達の狙いは、ヤミ達ですか」
「正解。賞金稼ぎもやってる上に、そんだけ上玉な神器持ちの人間の女共なんざ、そう滅多に居るもんじゃねえからなァ…。テメエ等みてえな人間の餓鬼共の代わりに、俺達がたっぷり有効活用してやるよ…」
リクオの問いに対して男が狼姿でもハッキリ分かる程の下衆(げす)な笑みを浮かべると、仲間の者達も同様の笑みを浮かべて目当てのユウキ達に目を向け始めたのだ。これにはユウキも当麻の背中に隠れて怯え、他の5人も苦い表情を見せる…。特にシノンと紗矢華は、顔を青くしていた…。と、ここで、
「テメエ等を差し向けたのは、ライザーか?」
「! ホォ、何でそう思った?」
「あんたの口から出てきた俺達の情報が、まるで“誰かから聞いたような感じ”だったんでな。思い当たるとすれば…あの焼き鳥野郎しかいねえ…」
一護が突然そんなことを尋ねてきたのだ。それに対し、男は…
「ああ、その通りだ」
「っ! よろしいのですか、ベイガー様? それは内密にするという条件では…」
「構わねえだろ。どうせコイツ等は全員、殺すか俺達のモノにする算段だ。その辺のことを話した所で、何ら問題ねえ…」
眷属と思われる別の男がそう言うが、その男──ベイガーは全く気にした様子もなく返し、下がらせる…。
「あの小僧とは少し前から知り合いでなァ。あのフェニックス家の嫡男…その上あのグレモリー家の次期当主の娘の婚約者だ。パイプを持っといて損は無えから、軽く関係は保ってたんだよ。そしたら先日、向こうから接触してきてなァ…
『アンタ等の良い獲物になりそうな奴等がいる。全員神器持ちの人間共だ。手筈はこちらで整えておく…。思う存分に好きにしてくれ』
そう持ち掛けてきたんだよ。あんな小僧の話に乗るのは癪だったが、俺達にとっては確かに旨味のある提案だ…。ありがたく引き受けさせてもらったぜ…」
「っ…!? 私達もゲームに参加していないとはいえ、グレモリー眷属の関係者…何かしら監視されている筈です。空間操作なんてことが起これば、向こうも気付いて…」
「ああ、その心配は無えだろうなァ。多分誰も気付いてねえんじゃねえか…?」
「っ!? どういうことですか…?」
自身の言葉に対するベイガーの余裕な様子に、怪訝な表情を浮かべて尋ねる雪菜…。
「言っただろォ? フェニックスの小僧が“手筈を整える”って…。この空間は特殊なモノらしくてなァ。魔力やら何やらを全て引っくるめて、外のモノと完全に断絶することが出来るんだとよ。しかも相当強力だから、例え現魔王様でも認識するのは難しいって話だ。全く、貴族の御坊っちゃまは大層な代物をお持ちだねェ…」
「…つまり、この空間の中で起こることは誰も気付かないって訳か?」
「ハハッ、御名答…。にしてもテメエ等、あの小僧に相当恨みを買ったらしいなァ? この話を持ち掛けてきた時の小僧、最高にイライラしてたぜ? そうだなァ…“どうせ手にはいらねえなら、何もかも壊してやる”って感じだったな。多分こいつが終わって報告しに行ったら、満足して心の底から笑うんじゃねえかァ…?」
当麻が確認するように聞く中、ベイガーはライザーの様子などについて、自分の予想も踏まえて話した。すると、
「本当にテメエ等はそんな奴に手を貸す気なのか?」
「“手を貸す”だァ? ハッ、そんな気なんざサラサラ無え…。俺達は互いに利用し合ってるだけだ。自分の利益を得るためになァッ…!!」
一護の問いに対してベイガーがそう答えたかと思うと、彼を含めてヴォルフガング家の者達全員が飛び掛かる態勢になった…。
「さァて、無駄話もここまでだァ…。そろそろ頂くとしようかねェ? 邪魔な奴等をさっさと殺して…な…」
そう呟くベイガーのみならず、その眷属の男達も全員牙を剥き出しにしてきた。大量の唾液に包まれたそれは、普通の者達が見れば間違いなくあまりの恐怖に気絶するだろう…。と、その時だった…。
「最後に1つだけ聞いてもいいか…?」
「あァ…?」
「あんた等は…ここにいるユウキ達を何だと思ってる…?」
そう尋ねる当麻に対し、ベイガーはこれまでで一番の醜悪な笑みを浮かべ…こう言い放った…。
「決まってんだろ? 神器を持つ人間は、俺達悪魔にとって“使い勝手の良い道具”に他ならねえ。だが、そいつ等みてえな上玉は用途も幅広えからなァ? まさに…“最高の道具”だァッ!!!!」
『グルァァァァァァァァァッ!!!』
その言葉を合図に、一斉に当麻達へと飛び掛かるベイガー達。そして……
「そうか…」
ギリッ!!!
「グオッ!!??」
当麻がそう呟いたかと思うと、ベイガー達の動きは完全に止まった。何故なら…
「何だ!? この金色の糸みてえなのはッ!?」
「び、びくともしねえぞッ…!?」
彼等の身体の至るところに、無数の“金色の糸状のモノ”が絡み付いていたのだ。仲間の男達は力付くで引きちぎろうとするが、まるで切れる様子はない。すると…
「纏(まとい)…“襲色・金色空殺懴夜叉(かさねいろ・こんじきからざいくのやしゃ)”…。テメエ等の力じゃ、その縛りからは抜け出せねえよ…」
そう呟いたのは、いつの間にか能力を発動していたリクオ。だが、普段の彼とは大きく違っていた。トレードマークの棚引く髪の色は“金と白”に変わり、いつもの着物の色も“黒一色”に。更に背中からは…“白い翼”が生えていた。まるで、いつの間にか姿を消しているヤミのように…。
「どうなってやがる…!? たかが神器持ちの人間ごときの技が、何で…何で“最上級悪魔”の力でも動かねえッ!!??」
ベイガーが動揺するのも必然だった。何しろ彼は冥界で数える程しかいない、“最上級悪魔”の地位をかつて有していた。抗争に敗れたことで地位は剥奪されたものの、その力は依然健在であると自負していた。だが…その力を以てしても、現在の状況を打開できなかったのだ…。
「テメエ等、一体どんな手品を使いやがったッ!? テメエ等の持ってる神器の能力かッ!?」
信じられないといった様子のベイガーが声を上げると、それに対して当麻達は…
「確かにリクオは神器を発動させてるが、あんた等がそこでそうやってるのは神器のお蔭じゃねえよ…。単純に…あんた等と上条さん達との“差”だ…」
『ッ!!!!???』
自分達の持っている魔力を、ベイガー達にぶつけた。その瞬間、ヴォルフガング家の大半は糸が切れた人形のように動かなくなり、ベイガーを含めた残りの者達も…全身から大量の冷や汗を噴き出し、ガチガチと歯を鳴らしながら震え始めてしまった…。
「な、何だ、その魔力はッ…!!? 何でテメエ等みてえな神器を持ってるだけの人間が…“魔王共が霞む程の魔力”を放ってやがるッ!!!??」
「「「………」」」
まるで“この世のモノではない何かを見ているような表情”でベイガーがそう言ったのに対し、当麻達3人は何も答えない…。
「んなことはどうでもいい…」
「どうでもいいだとッ!? ふざけ…」
「ふざけてんのはテメエ等だ」
「ッ…!?!?!?」
一護がそう言い放った瞬間、更なる魔力の重圧がベイガーの身体にのしかかり、大きく傾く…。
「あんた等は、ユウキ達を“道具”呼ばわりした…。その“腐り切った幻想”で、俺達の大事な奴等を汚そうとした…。全く大馬鹿だな、あんた等…。そんな幻想…上条さん達が許すわけねえだろうが…」
「ッ!!?? 何を…何を言ってやがるッ!!? たかが人間風情がアアアアアアアアアアッ!!!!」
「……一護」
「ああ…」
ベイガーが怒りの籠った声を上げる中、当麻の指示を受け、いつもの“死覇装(”しはくしょう)”と呼ばれる黒い袴姿の一護が前に出る…。すると……
「滲み出す混濁の紋章…不遜なる狂気の器…湧き上がり、否定し、痺れ、瞬き、眠りを妨げる…。爬行(はこう)する鉄の王女…絶えず自壊する泥の人形…結合せよ…反発せよ…。地に満ち、己の無力を知れ……」
「ッ!?!? 何だ…何を言っている…!? 一体何をする気だッ……!!!??」
何かを唱え始める一護を見て、激しく狼狽するベイガー。そこには“かつて最上級悪魔だった者”としての威厳も…つい先程まで見せていた狂気もない。あるのは…“己の状況に絶望し始めている一体の悪魔の姿”だけである…。
「あんた等の幻想はとっくに殺されてたんだよ…。こいつ等を狙った時点でな…」
「ッ!! やめろッ……」
そして……
「一護…やれ…」
「やめろォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!」
当麻が命令を出した、次の瞬間…
「破道ノ九十……“黒棺”……」
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ…!!!!!
巨大な黒い直方体状の物体が出現し、ベイガー達全員を完全に覆ったかと思うと、通常では考えられない程の濃密な魔力が発生し、轟音が響き渡る。しばらくして物体が消失した頃には……ベイガー達の姿は微塵も残されていなかった……。
「最上級悪魔だった奴でも、この程度か…」
「ああ…くだらねえにも程がある…」
ブォォォォォォォォンッ……
それを見た一護とリクオがそう呟いていると、ここでリクオが突如白煙に包まれたのだ。そして白煙が消えると、そこには……
「悪いな、ヤミ。急に纏っちまって」
「いえ…別に平気です…悪い気はしないので…////(ボソッ)」
「むぅ~ッ! ずるいよヤミお姉ちゃんッ!!」
「…何してんだよ、お前等…?」
いつもと同じ白と黒の棚引く髪が目を引くリクオと、先程まで姿の無かったヤミがいた。もっともヤミは何故か顔を赤くしており、芽亜がそんな彼女に不満を漏らしているが…。その一方で、
「当麻ぁ…」
「よしよし…。シノン、お前も平気か?」
「…大丈夫…」
ポスッ…
「…!」
「上条さんも気付かない程バカじゃないですことよ…?」
「………」
当麻は涙目で抱き着いてくるユウキを慰めつつ、シノンの頭を撫でながらそう声を掛けると、シノンは何も言わずに身を寄せてきた。更にこちらでも……
「黒崎先輩、よろしかったんですか? 先輩自ら手を下さなくても、私達が……」
「構わねえよ。ああいう奴の処理は…俺達の役目だ…」
「! 先輩…」
「それより紗矢華、お前も大丈夫か?」
「っ! な、何でそんなこと聞くのよ? 私は別に…」
ポスッ…
「…!」
「本当か…?」
「…少しだけ貸して…」
一護が雪菜にそう言いつつ、当麻がシノンにしたように紗矢華の頭を撫でながら声を掛けると、紗矢華は一護の肩に自分の頭を乗せる…。未だに謎の空間にいる中、そんな状況がしばらく続いた…。そして、少し経った所で……
「それで、これからどうする気だ、当麻?」
「さっきの奴等がベラベラ喋ってくれたお蔭で色々分かった。こんな馬鹿げた真似を企てたのが、誰なのかも含めてな…。まさか、このまま黙ってるつもりはねえだろ?」
鋭い口調で問い掛ける一護とリクオ。それに対し、当麻は……
「ああ、そうだな…。上条さんも、流石に限界だぜ…」
「…!」
「ハッ、そうかよ…」
右拳を強く握り締めながら、あの鋭く真剣な表情で呟いたのだ。それを見た一護とリクオは、思わず不敵な笑みを浮かべる。そして…
「ユウキ、シノン」
「「…!」」
「来るか…?」
「当然ッ!」
「行くわ…」
当麻はユウキとシノンに…
「雪菜、紗矢華」
「行かないわけないでしょ?」
「ええ! これは、私達の“聖戦(ケンカ)”ですッ!!」
一護は雪菜と紗矢華に…
「ヤミ、芽亜」
「愚問ですよ、リクオ…」
「そうそう♪」
「ま、それもそうだな…」
リクオはヤミと芽亜にそれぞれ意思確認を行った。そして…
「行くぞ……このふざけた幻想を、全て喰らい尽くす……」
当麻がそう言い放った瞬間、その空間には誰も居なくなったのだった…。