ハイスクールD×D ~とある三雄の物語~   作:無颯

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連続投稿です。ですが、あまり話は進んでいないかも・・。



またここからOP曲&ED曲を設定したいと思います。



OP → “Trip ―innocent of D-”

     ~Larval Stage Planning~

    (“ハイスクールD×D” OP)


ED → “L.L.L.”

     ~MYTH & ROID~

    (“オーバーロード” ED)



以上で行かせて頂きたいと思います。ちなみにEDは単純に私の好みです・・。



長文失礼致しました。では、どうぞ。


旧校舎のディアボロス
邂逅


駒王学園──日本の某県にある“駒王町”にある学園。初等部、中等部、高等部に分かれており、日本屈指の大型学校法人と知られている。またもう1つの特徴として、男子生徒に比べて女子生徒の数が割と多いということも挙げられている。

 

 

「デュフフフフッ…」

 

 

そんな学園の高等部にある2年生の教室で、1人気持ちの悪い笑みを浮かべている男子生徒の姿があった。彼の名は兵藤一誠。茶色の短髪と赤のTシャツが特徴で、大半の女子生徒達から“変態三人組”と呼ばれている内の1人である。ちなみに彼が何故笑っているかというと、普段なら一切御近づきになれない女子生徒と登校していたり、それより前の朝の出来事が原因だったりするのだが……その話は概ね省いてもよいだろう…。と、そこへ、

 

 

「オラアッ!!」

 

 

「ぐほあっ!?」

 

 

「イッセー貴様ァッ!! 俺達はモテない同盟の同志だった筈じゃないのかァッ!?」

 

 

座っていたイッセーに、1人の男子生徒が容赦の無い拳をお見舞いしてきた。更に、

 

 

「まあ落ち着け、松田」

 

 

「! 元浜ぁ…!」

 

 

「とりあえず訳を聞かせて貰おうか、イッセー…? 俺達と別れてから、昨日一体何があったァッ!?」

 

 

もう1人の男子生徒も近寄ってきたかと思うと、先程の男子生徒と共に涙を流しながら追求しに来た。この2人の名は“松田”と“元浜”。共にイッセーの親友であり、“変態三人組”の残りの2人である。そして、“ハゲ”と“メガネ”がそれぞれ特徴である。あとは……知らん…。すると、

 

 

「松田、元浜……」

 

 

「! 何だ、イッセー…!?」

 

 

「フッ…」

 

 

そんな2人に対し、イッセーは不敵な笑みを浮かべながら、こう尋ねる…。

 

 

「お前等…“生乳”見たことあるか…?」

 

 

「「(ガーンッ!!!)」」

 

 

その一言を聞いた瞬間、雷に打たれたような衝撃を受ける2人…。ちなみに、それを聞いた周りのクラスメイトの女子達が軽蔑の視線を向けているのは……言うまでもない…。

 

 

「き、貴様~ッ…! くっ、まあその話は後でじっくり聞かせてもらうとしよう…」

 

 

「? どうしたんだよ、急に?」

 

 

元浜が突然追求を止めたことに驚くイッセー…。

 

 

「実は今日、このクラスに転校生が来るらしい」

 

 

「! そうなのか? 知らなかったな…」

 

 

「何でも急な話だったらしいぞ。だが、もしその転校生が美少女なら…!」

 

 

松田がそう言うと、自身を含めた3人は頭の中で何かを想像し始めた。そして…

 

 

「「「デュフフフフッ……!」」」

 

 

この瞬間、女子生徒達からの彼等に対する軽蔑の視線が更に鋭くなったのは……表記するまでもない…。

 

 

 

☆☆

 

 

 

「じゃあ君達、自己紹介してくれ」

 

 

「あ、ああ、えーと……今日からここに転入することになった上条当麻だ。こっちの2人とはいわゆる親友同士なんで、よろしく頼む」

 

 

「俺は黒崎一護。今当麻が言ったように、コイツ等とは親友同士だ。ちなみにこのオレンジの髪は地毛なんだが……この学校なら問題ねえか。これからよろしくな」

 

 

「はじめまして、奴良リクオといいます。2人が言ったように、僕達は親友同士です。よろしく御願いします」

 

 

時刻は少し進み、HR(ホームルーム)の時間。担任の教師の合図で入ってきたのは、黒髪ツンツン頭の少年──上条当麻と、オレンジ髪の少年──黒崎一護、茶髪にメガネの少年──奴良リクオの3人だった…。

 

 

(((な、何で野郎3人がまとめて転校してくんだよォォォォォォォォォッ!?!?!?)))

 

 

美少女転校生を予想していたイッセー達バカ三人組は、当然の如く血涙を流しながら現実の非情さを呪い出す…。一方で、

 

 

【おい、何であそこにいる奴等は血の涙を流してんだ…?】

 

 

【わ、分からん……】

 

 

【き、気にしない方が良いんじゃないかな…?】

 

 

当麻達3人は頭の中でそんな会話をしていた。いわゆる、“テレパシー”的なものである。某“魔法少女作品”に登場するものを連想してくれても構わない…。すると、

 

 

【! 当麻、一護…】

 

 

【ん…? ッ! あいつは…】

 

 

リクオ達が注目したモノ。それは血涙を流している3人組の内の1人である、茶髪と赤のTシャツが特徴の男子生徒──兵藤一誠だった。そして…

 

 

【おい、当麻…】

 

 

【ああ、間違いねえ。あいつは……

 

 

 

悪魔だ…】

 

 

 

☆☆

 

 

 

何だかんだで放課後となった今、当麻達は以前として教室に残っていた。その理由は…

 

 

【来ねえな…】

 

 

【ああ、誰かを待ってるのは間違いねえんだが…】

 

 

朝の時に注目していた男子生徒──兵藤一誠を観察するためである。と、その時、

 

 

『キャーーーーーッ!!』

 

 

朝と同じような黄色い声が聞こえてきたため、当麻達は思わずその方向へ目を向けた。すると、そこには…

 

 

「やあ、ちょっと失礼」

 

 

「木場くーーんッ!」

 

 

「どうぞどうぞ!」

 

 

「汚いところですけど、どうぞ…!」

 

 

クラスの女子生徒達に囲まれている、金髪の男子生徒の姿があった。その容姿や雰囲気は、明らかに俗に言う“イケメン”そのものである。そんな中、

 

 

【当麻、一護】

 

 

【ああ、間違いねえ。あいつも悪魔だ】

 

 

【ってことは…】

 

 

3人は直ぐ様その男子生徒が“悪魔”であることを見抜いた。そして、男子生徒は女子生徒達を掻き分けつつ、ある人物の下へと向かっていく。その人物とは…“兵藤一誠”だった…。

 

 

「やあ、どうも」

 

 

「! ああ? 何だよ?」

 

 

「“リアス・グレモリー”先輩の使いで来たんだ」

 

 

「っ!? じゃあ、お前が…!?」

 

 

「僕に付いて来てくれない?」

 

 

その男子生徒──木場裕斗にそう言われ、渋々席を立つイッセー。

 

 

「そんな~!? 木場君とエロ兵藤が一緒に歩くなんて~…!!」

 

 

「汚れてしまうわ、木場くん…!」

 

 

「木場君とエロ兵藤のカップリングなんて、許せない…!」

 

 

「くそっ! 訳分かんねえこと言いやがって…」

 

 

こういった女子生徒達からのブーイングが起こるのは……まあ、仕方の無いことである。そして、2人が教室を完全に後にした所で……

 

 

「やっぱりあいつが兵藤の待ち人だったみたいだな…」

 

 

「どうやらこれから色々事情を説明しに行くみたいだね。兵藤君は全く何も知らないみたいだし…」

 

 

「ああ、けどそれよりも気になるのが…」

 

 

「“リアス・グレモリー”…だな…」

 

 

当麻の言わんとしてることに、一護はいち早く気付いてそう言った…。

 

 

「“グレモリー”か…。随分大物が出てきちまったな…」

 

 

「うん。でも確か、まだ年齢的には…」

 

 

「ああ。俺達とそんな変わらねえ筈だ…。んなことより…」

 

 

「? どうしたんだよ、一護?」

 

 

「これからどうすんだよ? ここまで様子見のために残ったんだ。このまま何もしないで帰るつもりはねえんだろ…?」

 

 

一護のそんな問い掛けに対し、当麻は…

 

 

「まあ…俺達も付いていってみるか…」

 

 

苦笑いを浮かべながらそう呟くのだった。

 

 

 

☆☆

 

 

 

「ここか…」

 

 

そんなこんなで、イッセーと木場の後…ではなく、形跡を辿って当麻達が着いたのは、学園の少し外れにある“旧校舎”だった。

 

 

「外は結構廃れた感じになってるな」

 

 

「うん、でも……」

 

 

一護とリクオが話しつつ、3人は旧校舎の中へと入る。すると…

 

 

「中はちゃんと綺麗にされてるね」

 

 

「ああ、普段から使ってる良い証拠だな。でも流石に、何かしら結界みたいなモンが張られてると思ったんだが…」

 

 

内部の綺麗さから推測を述べる一方、部外者である筈の自分達かますんなり内部へ入れてしまったことに驚く一護…。

 

 

「ま、とにかくあいつ等が居る所に行ってみようぜ…? こっちだな…」

 

 

当麻の一言を受け、更に進んでいく3人。階段を登ったり、廊下を歩いたりしていくと、その場所にはあっさりと辿り着いた。

 

 

「“オカルト研究部”…か…」

 

 

「なるほど、これが表向きの看板って訳だね」

 

 

「まあ、確かにこの雰囲気なら十分通用するわな…」

 

 

当麻達の目の前には比較的大きな両扉があり、そこには堂々と“オカルト研究部”という記載がなされている…。

 

 

「どうやら、ここにはちゃんと結界が張られてるみたいだな」

 

 

「中には…丁度5人いるみたいだね。それでどうするの、当麻?」

 

 

「いや、流石にいきなり突っ込む訳にもいかないだろ? とりあえず拠点が分かったんだし、今日のところは一旦帰るのが一番なんじゃねえか?」

 

 

「まあ、それが妥当だろうな」

 

 

「うん、僕も異存ないよ」

 

 

当麻の判断に納得の意を示す一護とリクオ…。

 

 

「よし、そうと決まればさっさと帰って…」

 

 

そして当麻がそう言いながら体を反転させ、一歩を踏み出そうとした、その時…

 

 

ガッ!

 

 

「「あ…」」

 

 

「はい…?」

 

その瞬間、3人の脳内に全く同じことが思い浮かんだ。そう……今朝の当麻の身に起きた出来事の光景が…。いつの間にか落ちていた缶を踏んだ当麻の体は、勢いそのままに後ろへと倒れていく。その後ろには言うまでもなく……結界が張られている、“オカルト研究部”の部室の入口のドアがあった。更に当麻は現在、何とか立て直そうと無意識の内に右手を後ろに伸ばしていた…。

 

さて、ここで問題です。この後一体何が起こるでしょう? 正解は…

 

 

バキィィィィンッ!!

 

 

「うおっ!?」

 

 

バタンッ!!

 

 

何かが壊れる音が響いたと同時に、後ろに倒れる当麻の体重によって入口のドアが思いきり開け放たれた…。

 

 

「イテテテ…ッ! あ……」

 

 

仰向けの状態で倒れた当麻は何かを感じ、ふと見上げるような格好で目を向けた。するとそこには…イッセーと木場に加え、白髪のショートカットで小柄な体型の少女と、黒髪ポニーテールの大和撫子風な少女、そして……赤髪ロングヘアーの妖艶な少女が呆然としていた…。

 

 

「「…はあ…」」

 

 

するとその一部始終を見た一護とリクオは呆れ、当の本人である当麻はただ一言こう呟く…。

 

 

「ふ、不幸だ……」

 

 

その一言が一段と空しく響いたような気がするのは…恐らく気のせいではない…。

 

 

 

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