ゼロの使い魔 虚無の騎士   作:へタレイヴン

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11羽 土と騎士とゴーレムと

 

 

 

 

「な、なめるんじゃないよ、ただの騎士風情がぁぁぁぁ!!!」

 

こちらに向かって疾駆するプレイヤーに対して、フーケは吼える様に声を上げながら、自慢のゴーレムの右腕を振り上げる。否、吼えなければ得体の知れない恐怖に押しつぶされてしまうのだろう。

無造作に振り下ろされた巨大な右拳を、プレイヤーは避ける訳でもなく、持っていた黒騎士の剣を力任せに下段から思いっきり振り上げる。

 

「プレイヤー、駄目!!よけて!!」

「はん!そんなので止めれると思ってんのかい、潰れちまいな!!」

 

ルイズは悲鳴を、フーケは怯えを隠すように大声を、プレイヤーは……小さく笑みを。

ドン!!と破裂するかのような音を立てて、振り下ろされたはずのゴーレムの右腕はかち上げられ、拳部分は粉々に砕け散っていた。

 

「うっそ……あんなおっきな拳に勝つなんて、ありえないでしょ!?」

「うわ~、プレイヤーって本当に人間離れしてるわね。これはあの盗賊、ご愁傷様としか言い様が無いわ」

「棺桶とお墓、用意しておかないと。……見てて負ける要素が1つもなくて安心」

 

驚いているルイズとは裏腹に、キュルケはのほほんとタバサは、手を合わせて盗賊――フーケ――の不幸を哀れんでいる。

ゴーレム上のフーケも、ひくひくと口元を震わせながら、眼下のプレイヤーを睨みつけているが、内心ではパニックを起こしそうになっている。

今まだ多数のメイジを相手にしても、引けを取らなかった自慢のゴーレムが、ただの騎士、しかも剣の一振りで拳を粉々に砕かれたのだ。誰でも驚いてしまう。

脆いな。と思いながらプレイヤーは、足に狙いを定めようとした瞬間、ぞわりと背中に悪寒が走り抜けるのを感じて、先ほど砕いた拳を見上げる。

 

「確かに土は脆いかもしれないけどねぇ、柔らかいって事は壊れにくいってことさね!!」

 

しかし、フーケも一流の盗賊。直ぐに落ち着きを取り戻すと、即座にゴーレムの拳を修復させて、腕全体で地面すれすれをなぎ払わせる。

ほう、と兜の下で眼を細めながら、焦った様子も無くプレイヤーはなぎ払われてくる腕をよけようともせず、持っていた黒騎士の剣を地面に突き刺して、逆になぎ払われてくる腕に向かって走り出した。そして、ソウルから取り出したクレセントアクスを思いっきり、右腕に叩きつけて逆に砕いてしまう。

 

「はっ、そんなことしても無駄だって言ってるだろうに!!」

 

再び右腕を修復しようとした矢先に、ゴーレムがガクンと体勢を崩す。なんだ!?とフーケが見ると、振り下ろしたクレセントアクスをそのままにして、新しく取り出したツヴァイヘンダーでプレイヤーが、ゴーレムの右足を砕き割っていたのだ。右腕の修復を終え、ならば右足を、そう思ったフーケだが、次の瞬間にはゴーレムの左腕が爆ぜていた。

 

「こ、こいつ……まさか、ただ力任せに粉砕しようってのかい!?じ、冗談じゃないよ、修復が追いつきゃしない!!」

 

実際にその通りであった。彼は次々にソウルから大型武器を取り出しては、ゴーレムを砕き、割り、破壊して武器を地面に突き刺したまま新たな大型武器を取り出すを繰り返す。

何度も何度も修復されると言うならば、修復が不可能になるまで砕き続ければ良い。このようなタイプの敵とは、初めて戦うプレイヤーだが、兜の下では口元に笑みを浮かべていた。

彼がボーレタリア、そしてロードランを旅して、幾度も死のうが殺されようが心が折れなかったのは、友の存在、彼を愛してくれている女性達の存在も大きかっただろう。

たが、それ以外にも1つだけ、折れなかった要因が存在する。プレイヤーは、生粋の戦闘狂なのだ。強い敵に挑み、倒して超える。それが彼にとっては純粋なる喜び。

それに、彼は巨大な敵と幾度も戦ってきたので、何処を攻撃すれば良いのか、たいてい理解しているつもりなのだろう。

最も、この様に砕いても砕いても修復されるは初めてだが、それも面白い。と結論つけて彼は粉砕に没頭する。

人が持つのもやっとの武器を、プレイヤーは軽々と使いこなし、振るわれる速度は正に風。地面に幾多も突き刺さるのは、数多の剣、大剣、大斧。

 

「ねぇ、ゴーレム、少し小さくなってない?」

「そうねぇ。多分だけど、地面から土を汲み上げる余裕がないんじゃないのかしら。ほら、まだ右腕砕かれてるもの」

 

ルイズの言うとおり、ゴーレムの大きさが少しずつ、小さくなってきていた。事実、キュルケの言うとおり、最初は地面から土を汲み上げて修復していたのだが、プレイヤーの砕く早さに付いて行けずに、ゴーレム自体の土を使って修復する方法にフーケは切り替えたのだ。

 

(このまま行けば、お父様なら勝てる。けど、確実にするために私も加勢を……え、危ないから下がっていろ、ですか?)

 

グッと剣を構えて、飛び出そうとするタバサに、プレイヤーが下がっていろと念話で指示を飛ばす。

 

(……あ、ゴーレムより自分の武器の方が危ないから、ですか。はい、分かりました。ミスタコルベールを呼んでくれば言いのですね。あの、お怪我だけはしないでくださいね)

 

安心しろと言うプレイヤーの返答に、タバサは小さくクスリと笑いを零して、学院方面に走っていった。

 

「え、先生を呼んで来いって?あ、そうね、キュルケ、先生達を呼んでくるわよ!!」

「え~、プレイヤーだけでも楽勝じゃないの?」

「良いから!!タバサも、行ったんだし、私達も行くわよ!!」

 

ルイズの方にも念話で指示を出しながら、プレイヤーは黒騎士の大斧で、ゴーレムの右足を膝下から吹き飛ばす。最初に見たときより、随分と小さくなったゴーレムを見上げながら、その方に居る術者を眼を細めて見つめる。暗くて顔は良く見えないが、内の宿している火とソウルの大きさから、かなり疲弊している事が分かった。

再生と言う事でもないが、かつてラトリアで戦った愚か者の偶像も、術者を倒さなければ無限に湧き出てくる存在であった。しかし、あの小間使いは魔術師には見えなかった。

恐らくだが、ソウルを提供していたのは、黄衣の翁であり、あの小間使いは愚か者の偶像を人形のように操っていただけだろうと、彼は推測していた。

 

「はぁ…はぁ、この化け物めぇぇ。どんだけ砕けば気がすむってんだい。く、このままじゃあたしの意識が飛んじまいそうだ……!!」

 

悪態を付きながら、疲れた様子も見せないプレイヤーは、フーケは睨みつけていた。このまま続ければ、確実に自身の精神力を根こそぎ持っていかれそうになる。

しかし、ここで逃げようにも先ほどの馬鹿げた大弓で狙われたら、たまったものではない。なんとしてもこの騎士を無力化しなければ、と考えているフーケの視界の隅に幾つもの灯りが見えた。

 

「先生、あそこです!!あの、ゴーレムに乗っているメイジが盗賊です!」

「なんと、まさかこの学院に盗賊が入り込むとは……。警備委員会は、2人1組で当たりなさい!盗賊を捕まえるのです!!」

 

コルベールを筆頭に、3年生の有志で結成されている警備委員会がこちらに向かって走ってきたのだ。それにはフーケも小さく舌打ちをすると、黒いローブを翻して、地面に飛び降りる。

すかさずプレイヤーが追いすがるが、頭上からゴーレムが拳を振り下ろしてきた。どうやら、フーケは完全に逃げに徹するようだ。

 

「プレイヤー殿、下がっていてください。後は我々が……」

 

コルベールが何か言うよりも速くプレイヤーは、黒騎士の大斧を振るい、ゴーレムの拳を粉砕すると、足元に向かって走り出す。

その勢いのまま、身体を駒のように回転させながら、ゴーレムの両足を砕き吹き飛ばす。バランスの崩れたゴーレムが地面に大きな音を立てて崩れるのを聞きながら、止めだと言わんばかりに無骨な大槌、大竜牙を取り出すと両手で胴体に振り下ろして、真っ二つに割ってしまう。

舞い上がった土煙が、辺りを覆いつくしコルベールは、腕で眼に土が入らないように庇いながらも、唖然としていた。まさか本当にゴーレムを粉砕するとは、思っていなかったのだ。

ルイズ達の報告を聞いて、プレイヤーが戦っているとは聞いていたが、これほどとは思わなかったのだろう。3年生のメイジたちも開いた口が塞がらないと言った表情をしている。

カチャリと金属擦れの音が聞こえ、晴れてきた土煙の中から出てくるプレイヤーを、月明かりは優しく照らしているのだった。

 

 

 

翌朝

 

 

学院長室

 

学院内は蜂の巣を騒ぎが起こっていた。まぁ、当然であろう。学院の宝物庫から貴重な宝が盗み出されたのだ。盗み出されたのは、赤い瞳の宝玉と太陽の書の2つ。

当時の当直は誰だっただの、衛兵達は何をしていたのだと、目の前で騒ぎ立てている教師陣をプレイヤーは、呆れたようにしながら眺めていた。

事件の目撃者という事もあり、ルイズ、キュルケ、タバサ。そして、プレイヤーの4人もここに呼ばれてきていたのだが、流石にこれはひどい。

最も、正確に言うならば呼ばれたのは、前者の3人であり後者のプレイヤーは数に含まれて居ない。まぁ、立場が使い魔だからといえば仕方がないが。

 

「まったく、何時まで責任の擦り付け合いをしておるのじゃ!!生徒達の前なんじゃぞ、少しは考えよ!!」

 

ふんっ!と大きな声を出して、騒いでいる教師達を一喝すると、オスマンははぁ、と深くため息を零して椅子に深く腰掛ける。

 

「確かに、責任はあろう。だが、それは誰のものでもなく、我々教師全員の責任じゃ。生徒と学院の安全を守る我々が、気を緩めた故のものじゃぞ。あまり、騒ぎ立てる出ない」

 

静かに諭すような口調でオスマンが語りかけると、騒いでいた教師達もシュンとした様に頭を下げる。それには、プレイヤーもほぅと感心したようにしていた。

 

「さて、目撃者である3人の言う通りならば、フーケはゴーレムを使い、堂々と盗みに及んだそうじゃな。ううむ、中々に大胆不敵な奴」

「はい。暗くて良くは判らなかったのですが、30メイル位の大きさはあったと思います。それに、もしかしたら女性……かもしれません」

「ほう、なぜ女性だと思うのじゃ、ミス・ヴァリエール」

「えっと、私じゃなくて、彼……プレイヤーがそう言っているのです」

 

ルイズはそっと隣に居るプレイヤーを見上げると、彼も小さくコクリと頷いている。間近で戦っていたプレイヤーは声も聞いていたし、明らかに女性のものだったとルイズに伝えた。

 

「ほう、君の騎士がかね。ふむ、黒のローブで女性のメイジ。ううむ、やはり情報が少なすぎるのう。ふむ、コルベール君。肝心のフーケの足取りはどうか?」

「申し訳ありません。現場を徹底的に検証したのですが、何もめぼしいものは……」

「ふむ、そうか。流石は一流の盗賊。そう易々と足は掴ませてくれんか」

 

一瞬、自分を見るオスマンの瞳が変わったのを、プレイヤーは見逃さなかった。しかし、その視線は懐かしさと憧れを含んでいたもの。若干、疑問に思いながらも、その事は頭の片隅に片付けてしまう。

 

「む、そう言えば、ミス・ロングビルは何処に行ったのじゃ、この様な時に……」

「失礼、オールドオスマン。何かお呼びでしょうか」

「おぉ、ミス・ロングビル。何処に行っておったのじゃ。実は少々厄介な事がおこってのう」

「はい、フーケの事でしたら私も聞き及んでおります。それで、先ほどまで調査をしていたのですが……」

「調査ですと。もしや何か新しい情報を掴めたのですかな?」

「はい。最近になって黒いローブの男が、近くの森の廃小屋に出入りしているそうです。今朝方、ワイン運びの馬車の御者が目撃したそうです」

 

男と言う言葉に、プレイヤーとタバサは小さく反応する。と言うより、先ほどからプレイヤーはロングビルの事を眼を細めてい眺めていた。

しかし、それが少し気に食わなかったルイズが彼の腕を思いっきりつねってきたので、視線を外すが……誰にも分からないように口元には笑みを浮かべている。

 

「む、男とな。彼の報告とは違うがのぉ……。ふむ、見間違いではないのかね?」

「え、確かに馬車の御者はがっしりしたローブ姿の男だったと……」

「あの、プレイヤーは細身のローブ姿だったと言っていますが……」

 

プレイヤーの言う事を代弁するルイズと、違う事を言うロングビルの2人に視線が集まる。だが、ルイズ達の方に集まる視線は大概が、疑いの目だ。

どうやら、ゼロとその使い魔の言葉など信じるに値しないと言う事なのだろう。

 

「まぁ、どちらでも良い。重要なのは、フーケの居場所が分かったという事実じゃ」

「では、王宮に報告して、部隊を派遣してもらいましょう!!」

「馬鹿者!!これは学院の問題じゃぞ!第一、その間にフーケに逃げられてしまうわ!それに、己の失態を何とかできぬようでは、貴族の名折れじゃ!!」

 

王宮に報告すべきと言った教師を大声で一喝するオスマンの姿は、正に長き時を生きてきたものにしか出せない貫禄があった。

 

「でしたら、オールド・オスマン。私が……」

「残念ながら、コルベール君は居残りじゃ。壁の修復と、安全点検の方に回ってもらいたいからの。それに、あまり学院を手薄にも出来んのでな」

 

自分が行こうと言い出したコルベールを、オスマンは制する。彼の実力をオスマンは高く評価していると、信頼もしている。だからこそ、彼が学院から離す様な事をしたくないのだ。

コルベール自身も、嬉しさ半分悔しさ半分と言った様子で、微妙な表情を浮かべていた。

 

「では、これより捜索隊を編成する。我と思うものは杖を上げよ!!」

 

しかし、そう言われても……と言った様子で、教師達は顔を見合わせるばかり。流石にそれには、オスマンだけでなくキュルケも呆れたような顔をしている。平和ボケここに極まりであろう。

 

「どうした、誰も奪われた宝物を取り返そうとせんのか!?名を上げようとするものは居らんのか!!」

 

それでも、沈黙するばかりの教師達に、本気で怒鳴ろうかと額に青筋を浮かべて口を開こうとしたオスマンだが、スッと部屋の奥で手が上がる。

 

「む……君が行くというのかね、ミス・ヴァリエールの騎士よ」

 

当然だと言わんばかりに、プレイヤーはコクリと頷いている。正直、この教師達に期待するよりも、自分で行った方が確実だ。なにより、またあのゴーレムと戦えるのならば、少しの手間も悪くは無いと考えたのだろう。そして、彼はフーケの姿を【見ているのだから】

 

「ちょっと、プレイヤー、あなたなに勝手に!……え、大丈夫だから、安心しろ?そう言う問題じゃないでしょ!!」

 

腕を引っ張るルイズに、大丈夫だと答えても、言われた彼女は不安そうな表情を消さない。どうやら、純粋に自分の事を心配してくれているようだ。

 

「ああもう!!だったら、私も行きます、行かせてください!!なによ、あなたは私の使い魔で!!私は貴方のご主人様なの!!使い魔だけ戦わせるなんて、出来るわけ無いでしょ!!」

 

強気な口調でそう言うと、ルイズも杖を上げて志願する。それを隣で聞きながら、仕方がないわねぇと言った様子で、キュルケも杖を上げていた。

 

「なら、私も行こうかしら。正直、プレイヤーが行くなら問題ないと思うけど……ルイズのお世話係が必要だものね」

「だ、誰があんたに世話してもらうのよ!!」

「……お父様も行くなら、私も行く。……はい、大丈夫です。背中は守ります」

 

スッと静かにタバサもプレイヤーの隣で杖を上げて、彼を見上げていた。その眼に宿るのは、絶対的な信頼と憧れ。

 

「ふむ……それならば、奪還の任は彼女たちに任せようではないか」

「そのような……あ、あまりにも危険です!!彼女達はただの生徒ではありませんか!!」

「確かに、生徒じゃ。しかし、覚悟はしておるようじゃぞ。迷っていた君達とは違って……のう?」

 

ギロリとオスマンの視線が音を立てて、教師陣に突き刺さる。

 

「それに、ミス・タバサはシュヴァリエの称号を持つと聞いているし、ミス・ツェルプストーは、ゲルマニアの優秀な軍人を数多く輩出した家柄であり、彼女も火の魔法の強力なメイジだと聞いて居るよ」

 

当然だと言わんばかりに胸を張るキュルケと、凄いなとプレイヤーに褒められて、タバサは少しだけ恥ずかしいような嬉しいような表情を浮かべている。

 

「ミス・ヴァリエールは……その~、あ~、うむ。数々の優秀なメイジを輩出したヴァリエール家の息女じゃぞ」

 

最後のほうで少しだけ自信をなくすオスマンに、ルイズが少しだけなんでよ!!と抗議の眼を向けるが、きっぱりと無視されてしまう。

 

「し、しかし、それでも彼女達は生徒には……な、なによりただの平民の騎士が言っては足手まといに……」

「そうです!!如何に彼女たちが優秀とは言え、足手まといを連れて行っては、どうにも出来ませんよ!!」

 

足手まとい。その言葉にカチンときたルイズとタバサが抗議の声を上げようとするのを、プレイヤーは苦笑しながら手で遮る。その視線は、言わせたい奴には言わせておけば良いというもの。

しかし、そんな事で騒ぎ立てる教師陣を眺めながら、オスマンは眼を細めて先ほどまでとは違う、芯の通った低い声で語りかけた。

 

「ほう、君達は、彼が足手まといと言うのかね。……フーケのゴーレムに真正面から挑み、粉々に破壊した彼が、足手まとい……と?」

「粉々と言われますが、本当にその騎士がやったのか怪しいでは」

「いえ、それは事実です。彼は1人でゴーレムに立ち向かい、勝利しています。一部しか見ておりませんが、私と3年生のメイジ達が証人となります」

 

コルベールにまでそういわれては、教師達も黙るしかなかった。

 

「では、これより宝物奪還を開始する。君達の活躍に心から期待する」

「「「我らの杖にかけて!!」」」

 

唱和して一礼するルイズ達にならって、プレイヤーも優雅な一礼を返しておく。

 

「ミス・ロングビル。君も彼女たちを手伝ってあげて欲しい。それに、馬車を用意しておくから、それを使って欲しい」

「はい、わかりました。では、皆様、目的地までは私が案内いたしますので」

「よろしい、では他の教師達は授業を。手空きの物はコルベール君と一緒に、宝物庫の整理と修復じゃ」

 

他の教師達も退室していく中でロングビルの後を追ってルイズ達も出て行くが、オスマンはプレイヤーに向かって小さく頭を下げる。

 

「偉大なる火を持つ騎士殿。……我らの生徒達の事、よろしく頼みましたぞ」

 

プレイヤーは一瞬立ち止まると、任せろと言う様に振り替えることなく頷いて部屋から出て行くのであった。

 

 

 

 

 




あれ、デルフの出番が無かったですね。次回は少しでも書きたいですね……。
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