「はて、なんでこんなことをしているのでしょうか俺は」
「いや~ちょっと思ったよりも詰まっててね」
ブレイブデュエルのテスターに雇われたからある程度できるまで呼ばれないかと思っていたが何故か呼ばれてパソコンとにらめっこしている
おかしい何故だ
「あんまり得意じゃないんですけどね~………あ、これこんなかんじでいいですか?」
「どれどれ……うん、大丈夫だね」
「ようやく終わった…博士何作ってんですか」
「ああ、これかい?これはね……」
「博士?菓子を焼いたのですが、入っても大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫だよ」
はて、なんではやてがいんだ?
ていうかそもそもなんであいつ研究所でお菓子作ってんの?
「それでは失礼します」
「え、違う」
「む?こちらがお客様ですか」
「え、ああ、どうぞおかまいなく」
聞こえてなかったみたいだがちょっとまって
色違いだ、色違いがおる
「やぁディアーチェ、今日は何を作ったんだい?」
「今日はレヴィがどうしてもというのでクッキーにいたしました」
「本当にディアーチェは料理が上手いね」
「いえいえ、奥方様にはまだおよびませんので」
「…あのぉ博士?」
「どうしたんだい?」
「どちら様ですか」
「あれ?言ってなかったけ?」
「なんにも聞いてません」
むしろなんか説明されることなんですか
「ははは、じゃあ説明しよっか」
「お願いしまーす」
「じゃあまずは自己紹介からだね」
「それでは我から、ディアーチェ・K・クローディアと申します」
あ、思い出した
「あれか、キリエちゃんが言ってたホームステイの子か」
「はい、そのとうりです」
ダークマテリアルズとしてブレイブデュエルの頂点に立つプレイヤーになる一人でなのはイノセントの重要人物の一人。
一人称我のあだ名は王様
それだけでなく
「しかもクローディアってあの家のか」
この世界でクローディア、スタークス、ラッセル。この三つの家はかなり有名だったりする
「ああ、すまんすまん。俺は東雲舜だ。よろしく」
「よろしくお願いします」
礼儀正しいええ子や
「ん~とりあず敬語はいらんぞ?俺、博士の手伝いってだけだし」
「いや、しかし研究所の方ですし、年上でもありますから」
「大丈夫大丈夫。俺はアミタとかと年近いし」
「しかし…」
「それに、アミタとかには普通に話すんだろ?博士が紹介したってことはこれからかなりの頻度で会うんだろうし、いちいち気にしてられんよ」
「うむ、そういうことなら楽にさせてもらおう」
おお、なんか威厳たっぷりな感じ
「じつはこの子達にも手伝ってもらおうかなと思ってね。顔合わせも含めて今日は君を呼んだんだよ」
「そういうことですか」
「……博士」
「どうしたんだい?」
「我々は何を手伝うのですか?」
「え」
「あれ?」
言ってなかったんかい
次の日
「ねぇねぇ王様、今日は何をするの?」
「うむ、なんでもブレイブデュエルというものらしい。カードを使うのだそうだ」
「カード……デュエル!ドロー!!」
「そのポーズではありませんよレヴィ」
「え?違うの?」
「少なくともディスクを付けたりはせんだろうな」
「へ~」
五分後
「ここだっけか、しつれいしまーす」
「おお、来たか舜、ん?博士はどうしたのだ」
「なんか最終調整だそうでまだ籠ってるよ」
「……今日中に終わるとよいのだがな」
多分そこまではいかないはず。あの博士でも
俺とディアーチェの初邂逅の次の日、再び研究所に来た。
まぁ、今回はブレイブデュエルで使うカードを作る機械ができたから来たわけだ
断じて前回のように知らされていないことはない!!!
多分な
「おっと、ディアーチェ以外は初対面だな。東雲舜だ。研究所で手伝いやりながらバイトもしてる。これからも会うだろうからよろしく」
「はーい、僕、レヴィ・ラッセル‼よろしくね」
「シュテル・スタークスと申します。これからよろしくお願いします」
元気っ子とクールタイプってかんじがすごいな
「……」ササッ
「あーディアーチェ、お前の後ろに高速移動したその娘は…」
「ああ、すまん。人見知りが激しくてな」
「そういうことね、大丈夫大丈夫」
「すまんな、ほれユーリ、名前くらいは言ってやれ」
「……ユ、ユーリ・エーベルヴァインです…よ、よろしくお願いします!」
「はい、よろしくね。ところで今日なにやるか聞いてる?」
「いや、ブレイブデュエル関係とだけしか聞いとらん」
「やっぱりか、まぁ今回はあくまでゲームに必要なものを作るってだけだからそんなに準備もいらんけど」
「む、つまりカードを作るのか」
「そういうこと」
「え?カード作るの?」
「そそ、自分の姿をカメラでトレースしてそれをカードにするんだよ」
「じゃあかっこいいポーズ考えなきゃね」
「いや、初回だから顔が隠れたりするとだめだからポーズはいらないんじゃないか?」
いや、ある程度ならいいんだろうか。
「…………」
「うん、シュテルちゃん?無言でポーズ考えなくていいからね?」
「なんと」
あれこの子もしかして天然ボケなのか?
あともう一つ
「その猫はどこにいたんだ」
「ああ、シュテルは猫を呼び寄せるらしくてな、気が付いたら大量におるぞ」
「…なんか猫っぽいなにかがでてるのか…」
やっぱりだめだな。ディアーチェの時もそうだけど漫画読んだのが前過ぎて碌におぼえてないわ
現状だと名前くらいしか出てこないけどそれすら微妙なレベルだな
……これを機にあまり意識しないようにしてみるか
「あら、お兄さんもいるの?」
「お、キリエちゃんか。おじゃましてるよ」
グランツ博士の二人いる娘の妹のほうであるキリエちゃんが来たということは
「おはようございます、舜さん!」
「おう、おはようさん」
もちろんその姉であるアミティエ、通称アミタもくるわけだ
「もう自己紹介はすんだんですか?」
「もちろん、全員覚えたとも。王様なディアーチェに猫が来るシュテルちゃん、元気っ子のレヴィちゃんに人見知りユーリちゃんだろ」
「おお、完璧ですね」
そりゃ一応前世からしってたし……ああ、いかんいかん
「あらぁ?またお兄さん名前で呼んでるの?」
「俺は大体年下はそうだろうが」
「それもそうねぇ」
「名前と言えば舜さんってちゃんづけする基準とかあるんですか?」
考えたことはないけど
「あえて言うとしたら雰囲気かね」
「つまりなんとなくと」
「それしかないな、意識してたわけじゃないし……もしかしてアミタちゃんとか呼んでほしかったり、逆にキリエちゃんは呼び捨ての方がよかったりする?」
「いや~、私たちはなんといいますか」
「もうなれちゃったから逆に違和感でちゃうわよ」
「へいへい、ディアーチェたちもこのままでOK?」
「問題ないぞ」
「僕も大丈夫!」
「わ、私も大丈夫です」
「……でしたら」
「お、要望か、こいや」
「私のことはぜひシュテルンとおよびください」
「OKOK、これからはシュテルンな」
「……」
「あれ?」
「まさか、特にためらいもなくとわ」
「ふっ、俺はたとえどんな名前であろうと街中で叫べる自信がある」
「クッ」
「いや、なんの対決をしているんだうぬら」
「「そんなものはしらんよ(しりません)」」
「絶対どこかで打ち合わせしただろう貴様ら」
「間違いなく初対面です。なぁシュテルン」
「ええ、そうです。間違いなく初対面ですよ」
絶対この子とは仲良くなれそうだわ
ここまで書いてあれですけどカードを作るくだりはやりません。ネタが浮かんでこなかったので。あと先に進みたいので。やりたいこともやれたので