東方博麗社〜もし博麗神社に参拝客が来ていたら   作:だぴょん

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タイトルの通り、今回から

東方輝針城〜Double Dearing Character〜

に突入ですっ!

今回は詠夢くんも参戦!では三人称視点どうぞ。


勝手に動くお祓い棒

「うーん、それにしても変だなぁ……」

 

お茶を飲みながら煎餅を頬張る。詠夢は空を見上げながら浮かない顔をしていた。

 

「霊夢ー、これは異変かねー?」

 

最近、霊夢や詠夢のお祓い棒が勝手に動き回っている。魔力嵐も起こり、空には不気味な雲。詠夢は異変だと確信していた。

 

「まあ、そうなのかしらね?」

 

霊夢もまた、詠夢の隣でお茶を啜る。すると

 

「霊夢、異変だぜ!私のミニ八卦炉が勝手に動き回るんだぜ!これは絶対そうだぜ!」

 

魔理沙は興奮していた。久し振りに異変らしき異変が起きたからだろう。

 

「やっぱり」

 

「そーなのかー」

 

しかし2人はぼーっとしながらそこを動かなかった。

 

「それはルーミアのやつだぜ!とにかく行こうぜっ!」

 

「「うわっ!?」」

 

魔理沙は2人の手を掴んで飛んだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

道中。

 

「あら、あなた達もこの異変を?」

 

後ろから声がした。

 

「あら、咲夜も?」

 

「久し振りだな咲夜!」

 

「咲夜さんも出陣ですか。これなら負けることはまず無さそうですね」

 

十六夜咲夜。紅魔館のメイド長で、時間を操れる、ナイフ使いである。

 

「さあ、行きますか……って、敵ですね」

 

「さいきょーのあたいに勝てるかな?」

 

チルノである。正直なところ、みんなウザかったのか、すぐに終わらせた。

 

「霊符『夢想封印』」

「妖器『ダークスパーク』」

「幻符『殺人ドール』」

「妖器『無慈悲なお祓い棒』」

 

「うわっ、ちょっ、キャァァァーーー!」

 

チルノは遠くへと吹っ飛んで行った。まあ、陰陽玉とレーザー光線とナイフと巨大お祓い棒が一気に降りかかってくるのだ。吹っ飛ぶのも無理もない。

 

 

 

「さあ、次行こうぜ、次」

 

「ここには何もなかった。いいわね?」

 

魔理沙と咲夜の反応が酷すぎる。博麗姉弟はそう思いつつも勘で着実に逆さまの城へと向かっていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

霧の湖。

 

「まだまだ通そうねぇ……」

 

「そーだね…」

 

霊夢と詠夢は曇った表情で呟いた。

 

「なんで分かるんだぜ?」

 

魔理沙は不思議そうにそう訊いた。すると、やっぱりそうかという答えが返ってきた。

 

「「勘」」

 

うん、やっぱりね。という表情をよ〜く分かるように2人に見せた。咲夜は隣で黙ってその様子を見ていた。

 

 

 

 

「私に勝てるかしら?」

 

「あら、随分と強気ねえ。残念だけど、私たちには勝てないわよ」

 

その人魚は、名をわかさぎ姫と言った。おそらくこの異変の影響で強気になっているのだろう。

 

「霊夢!ここは任せろ。先に言ってくれだぜ」

 

魔理沙はうずうずしていた。久し振りの弾幕ごっこで嬉しいのだろう。

 

「わかったわ。行くわよ詠夢」

 

「うん」

 

そうだけ言って2人は先に飛んで行った。

 

「詠夢とやりたかったなぁ…」ボソッ

 

魔理沙は詠夢に対する霊夢との決定的な差を感じていた。

 

「ん?なにか言ったかしら?」

 

「な、なんでもないぜ!行くぜ咲夜」

 

「こちらからよ!水符『テイルフィンスラップ』」

 

「こんなの余裕だぜ!」

 

魔理沙は久し振りの弾幕ごっこを楽しんでいた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

一方、柳の運河

 

「はあ、今回の異変の黒幕、嫌な予感しかしないのよねぇ……」

 

霊夢はため息を吐きながら飛んでいた。実際、今回の黒幕は嫌なことだらけなのだが。

 

「あ、これは博麗の巫女と神主さんですか。私は赤蛮奇。私の前に伏せなさい!」

 

詠夢はすこし相手をしてやろうと赤蛮奇に話しかけた。

 

「それは嫌だね。手加減してあげるから全力で掛かってきてね☆」

 

詠夢は少し馬鹿にすると、赤蛮奇は怒ったのか勝負を吹っかけてきた。

 

「首符『ろくろ首飛来』」

 

すると、全方位レーザーと首が飛んできた。詠夢はそれを相手にしていない様子で避けた。

 

「じゃあこっちからも。奏符『協奏曲』」

 

すると、五線譜が流れてきた。赤蛮奇は美しいと言わんばかりに眺めていたが、それは彼女の周りを囲んでいく。

 

「なっ!?これは、罠だったのか!」

 

「そうだよ。じゃあ終わりにしよう」

 

詠夢はそう言うと無数の弾幕を放つ。それは閉じ込められている赤蛮奇の方へとどんどん向かっていく。

 

まあ、そのあとは言うまでもないだろう。

 

「詠夢、なかなか強いわね」

 

霊夢は羨ましそうに詠夢を見ていた。だってまだ2ボスだもんね。

 

「あんなのまだまだ、目覚ましにもならないよ」

 

「まあ……そうね」

 

確かに私もそうだと感じてしまう霊夢であった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

一方、魔理沙も着実に逆さまの城へと向かっていた。

 

「ここは……迷いの竹林かあ……」

 

魔理沙が言った。咲夜は何かを察知したのか、戦闘態勢に入る。

 

「私は今泉影狼y(ザシュッ)キャア!?」

 

咲夜が投げたナイフを間一髪で躱した。

 

「邪魔するなら帰っていただけます?正直……」

 

「何よ?」

 

咲夜は1つ息を吐いて話した。

 

「戦う意味が無いのよ、貴女とは」

 

咲夜は絶対に勝つと確信していた。

 

「幻符『殺人ドール』」

 

ガンッ!

 

そこには白黒の世界が広がっていた。

咲夜は数十本ものナイフを配置して、

 

「何もわからないまま貴女は消える………遺言、言わせて上げられなくてすみませんね」

 

咲夜は少し皮肉のように動かない彼女に話しかけ、

 

「ー解除ー」

 

配置された数十本のナイフが無慈悲に動き出す。

 

「い、いやぁぁぁぁぁぁぁッッ!」

 

まあその後は………言うまでも無いだろう。

 

2組はどんどん攻略をしていくのであった。




「博麗の巫女が動き出したわね」

「さあ、下剋上の始まりよ!」

しかし、彼女たちは想定外だった。

【博麗の神主】の存在を

完全に

忘れていたのである。






To be continued……
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