東方博麗社〜もし博麗神社に参拝客が来ていたら   作:だぴょん

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今回はタイトル通り九十九姉妹と正邪の登場!

では三人称視点どうぞ。


楽器の付喪神、黒幕との邂逅

魔理沙と咲夜は影狼を倒した後も順調に進んでいた。すると、

 

「ん?あれ、霊夢と詠夢じゃない。行きましょう」

 

咲夜はそちらへと向かっていく。魔理沙も、

 

「あ!待って咲夜!」

 

と、咲夜の後を追いかけるように飛んで行った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

その数分前

 

霊夢と詠夢は魔力の発生源へと近づいていく。すると、前には2人の影があった。

 

「あら、あなた達もこの力を貰いに?」

 

「違うわ、誰かと思ったら博麗の巫女と……誰かしらね?」

 

霊夢はその人たちの前に立ちはだかり、話しかけた。

 

「知ってるようだけど、私は博麗の巫女、博麗霊夢よ。んでこっちは」

 

「弟で神主の博麗詠夢です。以後、お見知り置きを」

 

霊夢は少しぶっきらぼうに、詠夢は丁寧に挨拶をしたのち、相手が話し出した。

 

「私は九十九弁々、琵琶の付喪神よ、あなた達、なかなか強そうじゃない」

 

「私は九十九八橋、琴の付喪神。あんた達を見てたけど、私の相手では無さそうね」

 

九十九姉妹は次々と2人を挑発する。詠夢もやっと吹っ切れたのか、

 

「霊夢、行くよ」

 

「ええ、ぶっ飛ばしてやるわ!」

 

すると4人はスペルカードを懐から取り出す。戦闘開始である。

 

「行くわよ!平曲『祇園精舎の鐘の音』」

 

「琴符『諸行無常の琴の音』」

 

弾幕を展開しつつ詠夢は最短ルートで弾幕を避けていく。そして、

 

「こっちも!奏符『協奏曲』」

 

「行くわよ!夢符『封魔陣』」

 

すると、お札と五線譜が彼女達の周りを囲む。そして、

 

「なっ!?これは……!逃げないと!」

 

弁々は逃げたが、八橋は逃げ遅れたようだ。

 

「相手は貴方だけですね、弁々さん。終わりにします」

 

詠夢はぴしゃりと言い放つ。霊夢はスペルカードを手にして叫んだ。

 

「霊符『夢想封印』!」

 

陰陽玉が降り注いでくる。弁々は避けられなかった。

 

「これが………博麗の巫女の力………くっ………!」

 

爆発を起こし、九十九姉妹は撃沈した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

「さあ、先へ行きましょう」

 

そこには咲夜も到着していた。魔理沙もいるようだ。

 

「いたんですね、咲夜さん。さあ、黒幕をぶっ潰しましょう!」

 

詠夢は先頭に立って飛んで行った。

 

「霊夢、なんで詠夢があんなに元気なんだぜ?」

 

魔理沙はびっくりしていた。あんな理性的でクールな印象の詠夢が感情に身を任せて行動している。

 

「わからないわ。あ、着いたみたいね……って、逆さの城…?」

 

その時、霊夢の横から弾幕が発射された。霊夢は反応が遅れたせいか逃げ遅れた。

 

「結界『灼嵐の剛壁』」

 

霊夢の周りに結界が張られた。すると、隣にはいつの間にか詠夢がいた。

 

「早く出てきて下さい」

 

詠夢の呼びかけに応じて出てきた。しかしそれは、詠夢の理性を完全に失わせる人物だった。

 

「私は鬼人正邪。今回の異変の黒幕だ。さあ博麗の巫女と……神主さんも来ていたか。まあ、そんなに影響は無いだろう。さあ、私たちは強い者を倒して反逆してみせる!」

 

「……る………い」

 

「へっ!怖気付いたか。これだから………」

 

「お前だけは………絶っ対に許さない!」

 

詠夢の目は青かった。しかし今回はそれだけでなかった。彼自身の体がほのかに青く光っていたのだ。

 

「へっ!行くぞ!欺符『逆針撃』!」

 

正邪は回避不可能な弾幕を展開した。しかし詠夢は

 

「無駄」

 

と一言つぶやき、お祓い棒を翳す。すると

 

「なに!?弾幕が消えた……!」

 

「お前だけは許さん………コロス」

 

詠夢は狂気に満ちた笑顔で正邪を歓迎する。そして、

 

「妖器『無慈悲なお祓い棒』」

 

巨大化したお祓い棒を詠夢は一心不乱にぶん回す。正邪はそれに当たり、地面に叩きつけられる。しかし詠夢は止まらず、弾幕を展開した。

 

「ハハハ!コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス!」

 

「詠夢!そろそろ止めなさい!」

 

しかし詠夢はそれを聞かなかった。

 

「死ね!『ミステリアス☆エンド』」

 

彼のラストスペルだ。

 

すると、博麗大結界が光り出す。そして、正邪目掛けて何十本ものレーザーが向かってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォォン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢たちも爆風に巻き込まれて吹き飛ばされそうだった。

 

詠夢の狂気は収まりそうになかった。次に、刀を抜いて正邪に近づく。

 

「遺言は」

 

彼は一歩、もう一歩と正邪に近づく。正邪は怯えた様子で、逃げようにも怪我をして、動けない状況にいた。

 

「言わせないから」

 

ジリジリと距離が近づいていく。正邪は手を上げて降参、降参しますと言っていたが詠夢は気にせずに喉元に刀を突きつけた。

 

「待ちなさい」

 

霊夢の声がした。その時、詠夢は正気に戻ったようだ。

 

「あ………あぁ……ぁぁあぁ…」

 

周りの木々はなぎ倒され、荒地になっていた。

 

「これ………全部僕が……」

 

「そうよ。でも、結果として今回の黒幕の1人を倒せた。良かったじゃない」

 

詠夢は何とも言えない顔をしていた。罪悪感に浸っているようだ。

 

「さあ、異変はまだ終わってないわよ!行くわよ詠夢!」

 

「…………うん!」

 

そして、4人はもう1人の黒幕【少名 針妙丸】の元へと向かって行ったーーー

 

To be continued……




はい!正邪はボロ負けに終わりました。

そして、恐らく次回で輝針城は最後となります!雷鼓までいけるか心配ですが…。

ではまた次回。
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