ではどうぞ。詠夢視点です。
前回のあらすじ
2人、特訓を始める。
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次の日。
紅映も陽伸も、だんだん上達してきてるんだけど、何かが足りない気がする。
それを今、神社の仕事しながら探してるんだけどなかなか見つからない……
あ、陽伸のは思いついた。
陽那さんが
《根性が足りない》
とか言っていた。
そうだ、弾幕を教えよう。
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詠「ってことで、今日は弾幕を教えようと思いまーす」
あ、やっぱりそう聞くと紅映ちゃんはノッてきた。陽伸くんは……いつも通り、真剣だね。偉い偉い。
魔「弾幕って聞いて来たぜ!」
どこから湧いて出た……
魔「心の声がダダ漏れなんだが…」
詠「なんでもないです(キリッ」
魔「実戦を先にやろうぜ?な?」
詠「あーはいはいそーしますよー(棒)」
って言って僕と魔理沙は空飛んで始めた。
魔「先手必勝だぜ!魔符『スターダストレヴァリエ』!」
詠「ならこっちも!星天『煌月の世界』!」
赤、青、緑、黄色や紫の弾幕がスピード違いに飛んできて魔理沙の弾幕を相殺する。
一部がそれを抜けて飛んで行ったり飛んできたりしたけれど余裕で避けられるレベルだ。
魔「決着つけるぜ!恋符『マスタースパーク』!」
詠「霊符『詠想封印』!」
レーザー光線は陰陽玉と、お札は周りの星型弾幕とぶつかり合う。
詠「くっ……威力で負ける………!照符『神座の光明』!」
僕はレーザー光線に突っ走っていった。
上空で爆発が巻き起こっても僕は無事だった。
照符『神座の光明』。味方を治癒&二回被弾まで被弾しても無効化するスペル。
アマテラスさまさまだね。
魔「え、詠夢!?」
詠「大丈夫。体ちゃんとあるから」
地面に降りた後、紅映や陽伸からすっごい心配された。(呼び捨てなのは2人に呼び捨てでいいって針みたいなお札投げられたから)
紅「怪我はないですか!?」
陽「本当に大丈夫ですか!?霊夢さん!」
陽伸は霊夢の方を見ているが、霊夢は僕のスペカを知っているのか首を縦に振っているだけで動かない。ってか霊夢は神社の仕事しろよ。
詠「霊夢ー!神社の仕事はー?」
霊「あっ……そ、そうね。行ってくるわ」
なんか霊夢も心配そうにしていたけれど大丈夫かな?
詠「まあ、とりあえずこんな感じ。じゃあ、集中して何か感じるものがある?」
すると2人は目を閉じた。しばらくすると、返事が返ってきた。
「「何か感じます」」
やっぱり初心者でも感じるか……やはり妖力と霊力どっちもあるな……
詠「じゃあ今度は、それを手に集中させて出ろーって思ってやって見て、出たら成功だよ」
すると、紅映は右手から青、左手から赤の弾幕が出た。青が霊力で赤が妖力である。やっぱり半妖なのね……
陽伸からは赤を青で包んだような弾幕が出てきた。こちらも半妖なのは分かったけどやっぱり少し人間よりか……
紅「あ、なんか出た」
陽「本当だ、なんか出た」
詠「これが弾幕。スペルカードについてはあっち帰ったら陽那さんと話し合ってやってね」
陽「分かりました」
詠「んじゃ次、被弾についてだね」
さらっと始めたけれど、生死を分ける重要なことであり結構地獄である。僕と霊夢が修行中の身の時、毎日血を吐いていた記憶が蘇る。ああ、思い出しちゃった。
詠「これ、当たって見て」
ここから、地獄の訓練が始まる。人呼んで「鬼詠夢」である。
そして僕は青と黄色(神力)の弾幕を放つ。種類?
もちろん、至近距離で「パスウェイジョンニードル」である。
グサッ
紅「ぐっ……!」
陽「お、お姉ちゃん!?………(グサッ)ガハッ!」
因みに2人とも血を流してもがき苦しんでいる。僕はそんなことお構いなしに僕や霊夢が普通使っている「ホーミングアミュレット」でどんどん弾幕を2人に当てる。
紅「も…もう………」
陽「や……め…て………下さ……い……」
なに?もう終わり?貧弱だな…
詠「照符『神座の光明』。はあ……弱すぎ。そんなんじゃ強くなんかなれないよ。これから朝起きたら人里と神社のあいだを30分以内に往復すること。いい?」
「「は……い……」」
とりあえず応急処置として傷口は塞いだけれど、陽那さんが言っていた通り。これじゃあなんにも出来ないな…どーしよ……
霊「あの子達の問題よ、気にしないの」
詠「えっ?」
霊「私たちが修行中の時、紫は何もしないでただ見てるだけだったわよね?それと同じよ」
あ、そーか。まあ、そうだったもんね。
詠「わかった……そうするよ」
僕はそのまま母屋へと帰った。
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夜ご飯前。
僕が居間を通りかかると、泣き声が聞こえた。紅映だろうと思い僕は耳を傾ける。
紅「私……強くなりたい……のに……グスッ……うぅ……まだ私……弱すぎて……」
陽「そ、そんなこと…ないよ!お姉ちゃんは絶対に強く……なってるって………うっ………お姉ちゃんが泣いてると…こっちまで……泣いちゃうじゃないか!うわーん!」
それは僕の心に深く刺さった。襖の奥で僕は少し涙を滲ませつつも、
「僕は……絶対に泣いちゃダメだ!」
と言い聞かせて自分の部屋に戻った。
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翌日。
詠「ほら!もっと早く走れんかい!」
バシッ!
陽「は、はいぃっ!」
僕は今、走っている陽伸をムチで叩きながらアドバイス(指導)してる。もう今日は肉弾戦を教える日だから容赦はしない。体がどうなろうとやり通す。驚きの紫のスパルタ教育法である。
詠「ほれ!男なんだからもう少し胸張れ!」
バシィッ!
陽「うぐっ……は、はいっ!」
陽伸は涙を滲ませながら走る。今日は本気の肉弾戦の日なので下手すると大怪我に繋がるからである。
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詠「じゃあ今日は肉弾戦について。少しは陽那さんから学んでるはずだから霊夢に相手してもらうけどとりあえず見本ね。霊夢ー!」
僕は霊夢を呼ぶとすぐに、
「物理弾幕『博麗ボンバー』!」
と言ってお祓い棒を持って殴ってくる。僕は霊夢の腕を掴んで地面に投げつける。
「ぐっ……」
すぐに起きて……あ、蹴ってきた。軽く身を傾けて避ける。実は弾幕より肉弾戦の方が得意である。
あ、突進してきた。
「はぁぁぁぁっ!」
僕はとりあえず避けて後ろに行ったところを蹴って地面へとうつ伏せに倒れさせる。そして霊夢の頭を踏みつける。
霊「がっ……!?え、詠夢ギブ……」
しょうがないので霊夢を解放して2人の方を見る。明らかにガタガタ震えているのがわかった。
詠「ほら、手加減してやるから、全力でかかって来いよ?」
すると、先に動いたのは紅映。蹴りをかまして来たのでその足を掴んで地面に叩きつけた。
ズドン!
紅「ぐっ……!」
再起不能のようだ。すると陽伸が目の色を変えて攻撃していた。僕も目の色を変えて(物理)反撃する。
陽「目の色が……か、変わった…?」
でも、陽伸は強い決意を持って僕に向かってきた。ここ数日で一番成長したと思った所だ。それでも心が強化されると自然と体もついていくようだ。
陽「でも……僕はお姉ちゃんの分まで頑張る!はぁぁぁぁっ!」
うん。でもまだ弱いな。攻撃がすごい単純だし、軽い身のこなしで避けられる。そんで僕は
「とりあえず決着つけようか」
って陽伸に宣言した直後。とりあえず彼の首を手で締め上げた。
陽「あっ……あぁ………ぐぁぁぁああ!」
すると、やはり烏天狗だね。凄い破壊力を持って突破したよ。やっと本性が見えた。
陽「はぁ……ぐっ……はぁ……」
僕はさすがにまずいと思い、お祓い棒を取り出して彼の頭を踏みつけた。
カツっ。
お祓い棒を陽伸の頭に突きつけて話した。
詠「まだまだ。もう一回、その脆い体をどうにかしてから出直しな!」
陽「がっ……がはっ…!く…そ……」
少し血を吐いているけどまあ大丈夫だろう。彼の顔には悔しいという感情一色が映っている。そうやって人は強くなるもんだ。
陽「でも……僕は負けない!」
僕は柔らかい笑顔を陽伸に向ける。
ーーー頑張れ、陽伸。
To be continued……
はい。詠夢の裏の顔を書こうとしたらこれですよ!
あれだね。姉弟というより弟の陽伸くんの成長物語的な感じになってる。
次でコラボ最終回!紅映と陽伸はどこまで強くなれるのか!?
ではまた次回。