「私だけの、彼だから」
ある日の朝。
私、本居小鈴は博麗神社へと歩いていた。今日は、詠夢と2人きりでいようと思ったからね。
そんでね、博麗神社に着いたの。そしたら……
境内の掃除を詠夢にネコ耳が生えてた。尻尾もある。ヤバイ鼻血出そう……
「え、詠夢?」
詠「………にゃん♪」
うわ、悩殺してきやがったよ詠夢。うん、私死ぬよ?萌え死ぬよ?
……まあ、とりあえずお賽銭を入れて二礼二拍手一礼して、お願い事をする。内容?そんなの決まってるじゃない。
(詠夢と、ずっと一緒に居られますように)
霊「あら、小鈴ちゃんいらっしゃい」
霊夢は洗濯物を干していた。
「おはよう霊夢さん」
と私は言い、母屋へと入っていった。後ろには詠夢もいた。
とりあえず縁側に座る。詠夢も横にちょこんと座っている。たまにあたる尻尾がくすぐったい。
緋「詠夢様、お茶とお菓子です、どうぞ」
詠「ありがとね。小鈴、食べよ」
私は詠夢と2人きりで。一緒にいられるだけでいい、そう思ってた。でもね、それ以上の関係になりたい。って、最近思い始めた。彼のネコ耳触りたいよ〜……
詠「小鈴?おーい小鈴ー?」
「あ、ああそうね。食べましょ」
普通のお茶なのに、普通のおせんべいなのに。
なぜかいつもより美味しく感じる。詠夢がおいしいねと私に声をかけてくれる。愛がこもったとても優しい声が私の脳内に響く。それよりネコ耳触りたい。
詠「ねえ小鈴」
「ん?」
彼は何を話すのだろう?私とのこと?博麗神社のこと?はたまた姉の霊夢のこと?私のことを話してよ。いや、考えすぎは良くないわね。話を聞きましょう……ああーーっ!ネコ耳触るッ!耐えきれない!
詠「あのさ
「もう限界!」
私は彼の頭をガシッと掴み、耳をナデナデする。彼は驚いた感じの表情で私を見てたけど、途中から気持ちよさそうだった。
いつの間にか、私に寄りかかって彼が寝てた。少し涼しくなった秋の日差しが気持ちいい。
ーーーーーーーーーーーーーーー
霊「詠夢ー?小鈴ー?昼ごはん出来たわよー」
奥から霊夢さんの声が聞こえる。私は彼を起こして、食卓へと向かった。
お昼ごはん。普通のそうめんが出てくる。今日はいつもより少し気温が高かったからでしょう。
私の隣には、詠夢。
その隣には、霊夢さん。
卓袱台の向こう側には、針妙丸さんや正邪などが座って美味しいと言いながら食べていた。
本当にここに住みたくなる。
たくさんの人が私を出迎えてくれる。
そんな家庭が欲しい。
………なら、作ってしまえばいいではないか。
ーーーーーーーーーーーーーーー
その日の夜。
霊夢さんが
「詠夢の部屋でもどこで寝てもいいわよ。好きにしなさい」
と言っていたので彼と一緒に寝ることにした。
詠「ねえ、小鈴」
「ん?」
詠「いつか、ずっと一緒にいれるかな?僕たち」
あたりまえ。その答えなんて決まってるわ!
「もちろんよ。私たち、付き合ってるんだから」
私はこうやって、誰にも邪魔されない2人だけの空間が大好きだった。詠夢が、私の1番だから。
「私だけの、彼だから」
詠夢も、とても良い笑顔をしている。私が、詠夢の1番のはずだから。
詠「じゃあ、おやすみ」
「待って!」
私は寝るのを止めた。もう、後戻りはできない。
詠「どうしたの?」
「今日は………寝かせてあげないから」
そして、私は服を脱いだーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
次の日の朝。
詠「眠い………あと疲れた……」
「そうね……一回寝ようかしら?」
とにかく今、眠いわ。夜通しだったからね。
詠「服、着る?」
「めんどくさいから着ない、おやすみ」
ちなみに私も詠夢も裸で同じ布団に寝っ転がっている。
部屋の襖が開く。
そう、襖が開いた……………………………!?
あれ、これヤバくね?誰が入ってきたとしてもかなりマズイ!全裸で男女が転がってたら絶対にヤったと思われる!実際そうなんだけど……って違う!と、とりあえず寝たふりだ!詠夢はもう寝てるから問題ない!
霊「2人とも、朝ご…………」
とだけ言った後、静かに部屋を去っていった。
「ふう……危なかった……」
私はとりあえず服を着る。詠夢も起こして服を着させ、とりあえず朝食を食べに行くことにした。
詠「おはよ……」
「おはようございます……」
針「あら、遅かったわね詠夢。何かあったの?」
詠「眠い、以上。いただきます」
まあ、それしか言えないわね。彼は朝ごはんを食べ始めたので私もそうする。
ーーーーーーーーーーーーーーー
その後。
詠「じゃあまた来てね」
「ええ、いつかまた来るわ」
私は博麗神社を離れ、参道を歩き始める。でも私はもう満足よ。だって、彼との既成事実を作っちゃったんだもん♪
やっぱり詠夢は私だけの彼。そう、私だけの彼。
やっぱり私は詠夢の彼女。そう、彼だけの彼女。
それはいつまでも、崩れることのない事実。
ごめんなさい今回少し短かったかも?
ではまた次回。