東方博麗社〜もし博麗神社に参拝客が来ていたら   作:だぴょん

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今回は正邪メインの悪戯するお話。

では三人称視点どうぞ。


正邪の悪戯とお祓い棒(物理)

博麗神社。

 

詠夢が仕事を再開し、忙しそうに幻想郷中を駆け回っている。

 

その中、博麗神社には妖精や妖怪が集まっていた。その中でも指揮を取っていたのが天邪鬼である鬼人正邪だ。

 

ことの発端は昨日の夜。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

正「なあ針妙丸、一回詠夢を驚かせてみないか?」

 

針「えっ?やってみたいのは山々だけどそんなことしたら詠夢さんに何されるかわからないわよ?」

 

正「大丈夫だ。それなら………数で対抗すれば良いじゃないか!」

 

針「まあ、そうね!じゃあ明日から行動開始よ!」

 

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というわけで、いま神社には正邪や針妙丸を始め、小傘や光の三妖精、チルノや大妖精、ルーミアなど悪戯好きが集まっていた。

 

ル「あ、せいじゃー!霊夢には話してあるのかー?」

 

正「博麗の巫女と妖怪の賢者全面協力だ。問題ない」

 

なんと霊夢や紫まで協力してくれたという。霊夢曰く、

 

「あの子、驚いた顔すると本当にかわいいんだから」

 

とのこと。紫と霊夢はそれ目当てらしい。

 

計画は着々と進められていく。そこに、

 

詠「ただいまー………どうしたの?こんな真っ昼間に集まって」

 

詠夢が帰ってきた。すでにネコ耳は引っ込んでおり、妖怪退治をする凛々しい感じだった。もちろんお前を驚かす計画を立てているとは言えない為、正邪は口ごもってしまう。すると、大妖精が口を開いた。

 

大「あ、それは針妙丸さんが詠夢さんのお料理がとっても美味しいから一回博麗神社に来てと言ってくれたんです」

 

さすが大妖精。この中で唯一普通に賢い。詠夢はじゃあごはん作ってくるから待っててと言い残し、台所へと向かった。

 

針「ふーっ、危なかった……」

 

チ「さすが大ちゃん!」

 

大「あ、ありがとうございます」

 

正「じゃあ作業再開だな」

 

そして、夕方まで計画は続き、いよいよ詠夢を驚かす夜を迎える。

 

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詠「ただいまー……って、誰もいないの?誰かいるんでしょ?おーい」

 

詠夢は明らかに不自然な自分の家に疑問を抱く。すると、

 

霊「あら、おかえり」

 

詠「他の人たちは?」

 

霊「それが知らないのよね〜。どこかに行っちゃったのよ」

 

すると、詠夢が閉めたはずの扉がガラガラと開く。詠夢はビクン!と反応して後ろに振り向く。

 

霊「ど、どうしたの?足すっごく震えてるけど……」

 

詠夢は完全に怖気づいていた。詠夢がこういうことが大っ嫌い、というか大の苦手なのは霊夢も紫も百も承知の上でこの企画をOKした。というより詠夢の弟属性で甘えん坊な一面が見たかったという方が正解だろうか。

 

詠「だ、だだ大丈夫だけd」

 

小傘「ばあっ!」

 

詠「キャアッッ!」

 

詠夢は咄嗟に霊夢に抱きつく。そしてそれに気づいた詠夢はすぐに霊夢の後ろに回って身を隠す。

 

霊「……とりあえず行くわよ」

 

霊夢はまた歩き始める。いつの間にか詠夢は霊夢の手を自分の手でがっちりと掴んでいた。

 

詠「怖い」

 

詠夢は誰にも聞こえないようにボソッと呟く。しかし姉でもある霊夢の耳にはしっかりと届いていた。彼の心情を察し、気づいていないように発言する。

 

霊「もしかして………怖いの?」

 

詠「そ、そんなことないもん!」

 

反論するが、それは綺麗に打ち砕かれる。

 

霊「じゃあなんでネコ耳生やしてるのよ?」

 

そう、さっきまで無かったはずのネコ耳が生えていた。つまり、みんなが見たら萌える行動を取っているということだ。

 

詠「うう……」

 

詠夢は顔を赤らめながら俯いた。今にも泣きそうな詠夢に更に三妖精の悪戯が降りかかる。泣き面に蜂とはまさにこのことである。

 

詠「ひぃっ!」

 

尻尾が急にビクン!と固まる。尻尾も対応してピクッと動きが止まる。

 

するとその瞬間、霊夢に抱きついた。霊夢の巫女服が少し濡れる。霊夢は弟を優しく抱く。

 

霊「大丈夫。私がついてるから」

 

詠「こ、怖いよぉ〜……グスッ」

 

その後、針妙丸や正邪にチルノの驚かしを泣きながら受ける詠夢と、それを懐かしみながら楽しむ霊夢だった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

終了後

 

針「どうだった?」

 

詠「べ、別に!」

 

詠夢よ、そこで強がっても泣いてるところを見られたらもう意味ないぞ。

 

正「本当は〜?」

 

詠「こ、怖かった………グスッ」

 

大「ご、ごめんなさい詠夢さん!大丈夫ですか!?」

 

俯きながら顔を赤くする詠夢。流石に罪悪感で心が持たなかった者が続出したが、1人だけ大笑いしていた。

 

天邪鬼、鬼人正邪である。

 

正「ププッ………やっぱり『だぴょん』は天才だな!ハハハッ!」

 

『だぴょん』その名前を聞いて詠夢の表情が急に変わる。

 

詠「やっぱりあいつか……」

 

だ「呼ばれたから出てきた作者のだぴょんだよー♪」

 

カチャ。

 

詠夢がお祓い棒を右手に持っている。

 

だ「ちょ、ちょっと待って!?今変な音したよね?カチャって言ったよね?銃の音したよね?これ完全にお祓い棒(物理)だよね?」

 

詠「問答無用!」

 

バァン!

 

だ「ギャァァァァァァァ……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詠「制裁完了………ん?」

 

詠夢が作者をフルボッコにした後、後ろを振り返る。すると、貞子のように髪を垂らした女が立っていた。

 

詠「う、うわぁぁぁんっっ!お姉ちゃーん怖いよぉ〜!」

 

詠夢はまた霊夢に抱きつく。

 

霊「やり過ぎよ、マミゾウ」

 

マ「見ていて少しやりたくなっただけよ。儂はそんな非人道的じゃないわ」

 

霊「まあ、もしそんなことしたらどうなるか分かってるわよね?」

 

霊夢はマミゾウにお祓い棒を向けた。

 

マ「おお怖い怖い」

 

霊「まあ分かったならいいわ。おかげでこの子の久し振りの姿が見れたからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、かなり詠夢が霊夢や八雲一家、小鈴に懐いていたのを嬉しく思いながら過ごしていたとさ。




はい、次回は心綺楼でもやるかな?

ではまた次回。
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