正直なところ少しネタ切れなので次がまた時間がかかる可能性です。
では三人称視点どうぞ。
前回のあらすじ
犯人突き止めた
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「お、やる気が出たかい。じゃあ始めようじゃないか」
萃香は霊夢の戦闘意欲に興味を示し、戦闘態勢に入る。
「ええ、詠夢の分までやってやるわ!夢符『封魔陣』!」
霊夢が発動させたスペルカードを、萃香は簡単に避ける。
「そんなのムダムダ!其の壱『投擲の天岩戸』!受けてみな!」
それをまた霊夢も、簡単に避けた。霊夢は続けてスペルカードを発動させる。
「本気で行くわよ!霊符『夢想妙珠』!」
またもや激しい攻撃が萃香に襲いかかるが、そんなのもし受けたとしても彼女にはへっちゃらだった。
「フフッ、予想していたよりそんなでもないねぇ。其の弐『坤軸の大鬼』」
霊夢に容赦なく攻撃が襲いかかる。それを霊夢は勘で避けた。
「くっ………!こうなったら……神霊『夢想封印』!」
萃香に陰陽玉が降り注ぐが、萃香は平気だった。
「ほう、なかなかやるじゃないか。じゃあ行くよ。其の参『追儺返しブラックホール』!」
霊夢はなんとか間一髪で避けたように見えたが、一部が当たってしまった。
「ぐうっ……!」
「これで最後かな?なんか短かったな。『百万鬼夜行』!」
すると、彼女の周りを回る霧弾から楕円弾が放たれ、波紋状に大玉を発射してくる。霊夢は最初は避けきれていたが、徐々に反応が遅れていき、最後には大玉に被弾してしまった。
「キャッ……!」
霊夢は倒れる。萃香はそれを見下して、当然の様に言い放つ。
「ふん、やはり人間ごときか」
霊夢は体からだらだら血を流し意識は朦朧としていた。
「弟だけに頼って、あんたも落ちぶれたねえ」
「……ぐっ」
しかし、彼女の動かない体はなぜか動いた。
「あら、まだやるかい?」
また、霊夢からは強い愛情が感じ取れた。
「私には………守らなきゃいけない……大切な人がいるの……だから、ここで負けるわけには行かない!」
霊夢は懐からスペルカードを取り出し、最後の力を振り絞って叫ぶ。
「神技『八方鬼縛陣』!」
すると、霊夢の周りから無数のお札が飛び出して来る。その数は余裕で百を超えるであろう。
霊夢は最後の抵抗と言わんばかりにたくさんのお札と視界を埋め尽くす弾幕を出す。
「詠夢………ごめん。また働かせちゃうね………こんなダメな姉でごめんね」
と呟き、霊夢は力無くそこに倒れた。その時には萃香は既に撃沈していた。
「霊夢さん、霊夢さん!」
博麗神社メンバーがそれに気がつき、声をかけた時にはもう心臓の鼓動が弱々しくなっていた……
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「ん……ここは………」
霊夢は朝の光が眩しいベッドで寝ていた。意識を覚醒させ、周りを見てみる。するとそこには、隣で一緒に寝ている自分の弟がいた。
「おはよ詠夢………いてて」
それもそのはず。霊夢は、全身に傷を負って包帯を巻かれているから寝返りさえ自由にできない状態だった。
「あ、お姉ちゃん!おはよー!」
詠夢はガバッと起き上がり霊夢に抱きつく。それはもう満面の笑みを全身で表現した感じであった。
霊夢は最愛の弟を精一杯抱きしめた。
「お姉ちゃん、異変解決お疲れ様。よく頑張ったね、誰の助けも借りないで」
「でも詠夢、私はあんたに謝らなきゃいけないわ」
霊夢はそれまでのにこやかな笑顔を一瞬にして消し、真剣な目つきになる。
「えっ?」
「私……本当に妖怪退治しか出来なくて。他のことなんて何にもできないしやってみようと思わなかった」
「え?で、でもお姉ちゃんは
「それにまた無理してこんなになって入院して………苦労人でもないのに」
「でも!
「また、あんたにたくさん仕事させちゃうの……私、詠夢になにをお礼してもしきれないぐらいのことしてもらって……本当にダメな姉だなって思って……」
霊夢の目からは涙が頬を一筋につたっていく。
「そんなこと無いってば!お姉ちゃんのバカ!」
詠夢が怒鳴る。さっきまで泣いていた自分の姉はビクッ!と泣き止み、詠夢のほうを見る。
「お姉ちゃんね、たくさん出来ることあるよ!例えば幻想郷中の妖怪の統率をとったり、あとね、霊夢お姉ちゃんはとっても強い!」
「詠夢………」
また涙が零れ落ちそうになる霊夢。それを見て詠夢は余計悲しそうな顔をした。
「ねえお姉ちゃん……気づいてないの?言わないとわからない?お姉ちゃんに悲しんでほしくないって……はっきりと言わないと……わからないの?」
詠夢は震えた、いまにも泣き出しそうな声で霊夢に話しかけていた。
「じゃあ詠夢………これからは、もっと支え合って暮らして行きましょ、そうしないと私もあんたも壊れるわ」
「そうだね……これからもよろしくね、お姉ちゃん」
やっと、やっと詠夢が微笑んだ。霊夢もそれにつられて自然と笑顔が溢れる。
「さあ、今日は永遠亭で宴会でもしよ!」
宴会、その言葉を聞いた瞬間に詠夢の顔が青ざめた。
「えん、かい……?」
「大丈夫よ、今日は鈴仙や永琳に準備を頼んであるわ。一緒に楽しみましょう」
「……やっぱり、僕手伝ってくる」
と言った直後、スタスタと鈴仙がいる方へ詠夢はかけて行った。
「はあ、あの子もやっぱり立派ね、あんなに働くなんて」
霊夢は朝の光を浴びながらそう呟くのだった。
はい、お楽しみいただけたでしょうか?
なんか会話が多くなってしまいましたね。今後気をつけます。
ではまた次回。