では三人称視点でどうぞ。
始まりは、ある日の宴会だった。
萃香「おーい詠夢ぅ〜、一緒に酒飲もうよ?」
「ごめん萃香、僕、お酒は飲めないんだ」
萃香「いいじゃないかぁ〜」ガシッ
詠夢は萃香に頭を掴まれ、伊吹瓢を口につけられた。
ちなみに、その後の詠夢の記憶は全くない。
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詠夢が目を覚ますと、既に朝だった。
そして何故か文がカメラを持ってニヤニヤしながら詠夢の方を向いている。
ことが起こるのは約30分前。
昨夜の宴会で酔い潰れ、博麗神社で寝てしまった人たちが続々と起き始める。その中でも萃香に飲まされまくり寝てしまった文は詠夢の姿を見て少し興奮してしまった。何故なら………
着物がはだけて若干鍛えられているお腹がチラ見え←重要
袴が脱げそう←重要
ネコ耳←重要
寝顔かわいい←最重要
文「こ、これはヤバい……」
そこに鬼の2人も起きてくる。
萃香「どうした文……これはドギツいなぁ〜」
勇儀「カワ……イイ……」
さらに永遠亭のメンバーも起きてきた。
鈴仙「ちょ、ちょっと……これはかなり危ない……」
輝夜「えーりん!ちょっと鼻血止めの薬とかあったかしら?」
すると、文が何かを思いついたらしい。
文「じゃあ写真撮って幻想郷にばら撒けば良いんですね!」
輝夜「それよ文!あなたの新聞掃除に使うの止めるように永琳に言っておくわ!」
それで今に至る、というわけである。
詠夢は自分の状況を確認すると、真っ赤になるまでに顔を赤くして立った。
それが間違いだった。
先ほども言ったように袴は脱げそうになっている。その状況で立ったら……?
まあ、袴が脱げますよね。
その瞬間。
世界が止まった。
「えっ……?あ、ありがとう咲夜」
咲夜「困った時はお互い様でしょ?」
さすがにかわいそうだと思った咲夜が時を止めてくれたのだ。
その間に詠夢は自分の部屋へと駆けて行き、
咲夜「……解除」
そして時は動き出す。
そこにいたみんなは混乱していた一方、詠夢は部屋で体育座りをして少し凹んでいた。
(はあ……お酒が飲めればこんなことにはならなかったんだろうなぁ……僕もみんなと一緒にお酒が飲んでみたいんだけど……)
やはりお酒を飲めないことが自分の中でもコンプレックスになっているようだ。
霊夢「随分と困ってるみたいね」
詠夢の部屋にお茶と朝ごはんを持って入ってきたのは霊夢だ。霊夢は優しい表情で詠夢に話しかける。
「何かお酒を美味しく飲める方法ってないのかなぁって、永琳の薬以外で」
霊夢「もっとゆっくり飲むとか?鬼や神様基準で考えちゃダメよ、違うんだから」
すると、詠夢の背後にニュッとスキマが開いた。妖怪の賢者、八雲紫の登場である。
紫「あんたはまだ酒は止めておいた方が良いわよ?」
「なんでよ?」
すると、紫はある本をスキマから取り出した。
紫「ほら、これにもあるように外の世界では二十歳までお酒は飲んではいけないのよ?まだ詠夢は12よ。早過ぎるわ」
この本を盗ってくるのも犯罪だろ、と詠夢は心の中でツッコミを入れながらだけれど、詠夢はとても残念そうな顔をした。
「で、でも!」
紫「これだけは本当に危ないの。詠夢がいないと幻想郷はたちまち壊滅するわ。だから、大きくなるまでお酒は飲まないこと!いい!?」
紫は凄い剣幕で詠夢に警告をした。それだけ紫が幻想郷を愛しているという証拠なのだろうと思う。
さすがに詠夢も諦めがついたのか、少ししょんぼりしながら自分の部屋を去った。
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その日の夜。
霊夢「珍しいわね、ここにいるなんて」
「たまにはいいでしょ」
博麗の姉弟は縁側で夜空を眺めていた。霊夢が持ってきたお盆には徳利とお猪口が2つ、のっていた。
霊夢「あんたもこんくらいなら、飲めるんじゃないかしら?」
霊夢は猪口にお酒を注ぐ。そして、詠夢に渡した。
「分かった……飲んでみる」
グイッ、と一口飲む。
「あ、これなら……いけそうな気がする」
詠夢は霊夢と色々なことを話しながらお酒を飲む。しかしすぐに頬が赤くなり、寝てしまった。要は、酔い潰れた。
霊夢「………あら?寝ちゃったのね。まあ、このまま寝ても良いし、毛布とって来よう」
詠夢の本当にお酒に弱く、酔い潰れて寝てしまう仕草までかわいいなと思いながら毛布を持ってきて、詠夢と一緒に寝る霊夢だった。
次回、コラボでござる!
ではまた次回、お会いしましょう。