では、詠夢視点でどうぞ。
さて、今日天叢一家がやってくる博麗神社はどうなっているでしょうか?
答えは……
僕、詠夢が風邪引いているのに無理して仕事している、でした!
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………って、他人事ではない。
いま、猛烈に頭が痛い。ズキズキ痛む。昨日雨の中妖怪退治しなければ良かった……
そんな後悔をしつつ、仕事する……けど……捗らない……
「ありがとう……ござい……ました……ケホッ、ケホッ!」
もうダメだと思ったその時。
陽伸「やっほー、遊びに来たよー」
陽那「詠夢くん久しぶり」
《FOOOOOO!詠夢ktkrやったね!》
この最悪なタイミングで来た。
「ちょっとトイレ行って吐いてくるから誰か接客お願い……」
僕はトイレへ走った。その時、気づいたんだけど……
あれ?陽那さんが喋ってる?
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ほんの少しスッキリした後、だるさと気持ち悪さに耐えながらまた神社の本殿の方へと戻る。すると、もう霊夢も人里から帰ってきたようだった。
霊夢「ちょ、あんた顔真っ白よ大丈夫!?というかなんで陽那たちは気付かないのよ?」
陽那「ご、ごめん……」
「ちょっと……大丈夫じゃ……ないかも……」
霊夢「……分かったわ。とりあえず今日は横になってなさい。あと風邪薬は私の部屋にあるから。あと、みんな詠夢について行ってやって。あの子ああ見えて寂しがりやさんだもの」
ああ!それ言わないでよ恥ずかしいから!
「分かったおn……霊夢」
危ない……人前でお姉ちゃんって言うところだった。
陽伸「僕、詠夢の布団敷いておくよ」
「ありがとう陽伸」
本当に頼りになる……どこかの神出鬼没なスキマb……紫とは全然違う。
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僕は風邪薬を飲み、陽伸が敷いてくれた布団に入って横たわる。先ほどから倦怠感と気持ち悪さが一層酷くなり、咳も止まらなくなってきた。
「ごめんね……せっかく遊びに来てくれたのに」
《私たちは大丈夫、それより詠夢の体の方が心配》
「ちょっと今は……ケホッ!辛いかも……ケホッ、ケホッ!」
陽那「昨日何か風邪引くようなことをしたの?」
「大雨の中で妖怪退治を1時間くらいしててね……そこそこ手強かったから服もビショビショだった」
はい、そこの君!濡れた服だけで喜ばない!
「というかさ、なんで紅映は喋れなくなってるの?」
《カクカクシカジカ(声無しの88,89話を読め)あったから》
メタい、メタいぞ紅映。やめるんだメメタァするぞ!
「分かった…ケホッ……というかさぁ……」
あまり叫びたくないけど叫ぶ。
「身長差絶対にイジメだよね!?そうだよね!?陽伸スゴイ大きいんだけど……絶対にイジメだよね!?ウソダドンドコドーン!」
すっごい気にしてるんだぞ身長!陽伸本当に大きいんだもん……しかも紅映も陽那さんも何気大きいし……萎える……
陽伸「落ち着いて詠夢さん!でも僕が185で……紅映が165。パパは145くらいだっけ?」
もうヤダ泣きたい……あっ……泣いてた……
陽那「ちょっと詠夢くん!?泣かないで!」
「だってぇ……僕、139しか無いんだもん……」
「「あっ……」」《あっ……なんかごめん》
ありがとう、察してくれて。
「いいや……もう寝る!」
風邪を治すには寝るのが1番!おやすみ!
ちなみに、その後3人に膝枕されていた。……そんなに愛でないで!本当に身長だけはコンプレックスなんだよ!ちっちゃくてカワイイとか言わないで!僕だっていつかは大きくなるもん!
《詠夢さんマジ神彼氏になってください陽伸がムカつくんですが》
「ごめん小鈴いるし彼氏は無理かなー《やっぱりそうなんだ……》でもなんでムカつくの?」
《陽伸が幻想郷中の女という女を口説いて今は彼女7人もいるの!あームカつくーッ!》
「でも紅映。紅映もいつかは彼氏が出来るよ。紅映カワイイもの」
紅映の顔が完熟したトマトみたいに赤い。
《う、うれしい……詠夢さんもカワイイよ》
紅映は僕の頭を撫でて、満面の笑みで言う。
「ケホッ、ケホッ!うー……かわいくなんて無いもん……僕だって男だもん」
すると、陽伸が爆弾発言
陽伸「ここまで身長低くて、」
グサッ
陽伸「風邪ひいてて」
グサグサッ
陽伸「膝枕似合ってると、男の娘にしか見えないですね」
ダメだ。僕の中の何かが轟音を立てて崩れた。
「ちょっとお星様になってくる……」
陽伸「ご、ごめんなさい!」
そんな会話をしていた。
すると。
たくさんの妖怪が神社に……?
これは……ざっと500匹を超える……僕だけでは無理だ!僕は表情を真剣そのものな感じにする。
「陽伸。このスペルカード貸す」
僕が渡そうとしているのは、
神刀【クリスタルソード】
大勢の妖怪が博麗神社を攻めようとしている。恐らく僕が風邪で寝込み、お姉ちゃんが出かけている時を狙ったのだろう。
「妖怪の大群が神社に近づいてる……多分僕を狙ってる」
すると、陽伸は静かにスペルカードを受け取る。
陽伸「……頑張ります」
「紅映には剣を」
《詠夢さんは絶対に守りますので》
「そして、陽那さんには博麗代々使ってきたお祓い棒とお札を」
僕はこの体調では無理……だから3人を信じてる。
陽那「分かった」
「任せたよ」
「「はい」」《はい!》
どうやらもうすぐ近くまで来ているようだ……感じる妖力がだんだんと大きくなっている。
バンッ!と襖を開けて霊夢が入ってきた。
霊夢「詠夢!妖怪の大群が……!」
「天叢の3人に行ってもらったから大丈夫……多分」
霊夢「分かった。信じましょう」
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約3時間後。
待てど暮らせどなかなか帰ってこない。
もしかしたら……そんな想像が脳裏をよぎる。
その時。
陽那「帰ったよー」
僕は玄関へと走っていく。
「良かったーっ!」
僕は紅映に抱きつく。紅映が発狂してるけど気にしなかった。
「もう、心配したんだよ!」
陽伸「まあ、少し苦戦したけどね、ざっと1000匹はいたと思う」
「ごめんね……風邪ひいてこんなことまでさせちゃって……」
陽那「気にしてないから良いよ」
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夜。
夕食を食べた後、僕は布団の中に、近くには紅映がいた。
「うー……まだ熱が下がらないかぁ……」
《大丈夫、すぐに治るよ》
「ねえ、紅映」
《どうしたの?》
「1人じゃ、不安なの……」
僕は半分くらい顔を布団に隠しながら言う。
《もう、意外と甘えん坊さんね》
すると、紅映が僕の布団の中に入ってきた。ぽんぽんと頭を撫でてくれながら僕を抱く。ゆっくりな心臓の拍動が不安な僕を安心させてくれる。
「おやすみ、紅映」
僕がそう言うと、紅映はサラサラと髪を撫でてくれた。僕はそのまま意識を眠りの中へと沈めた。
コラボは続きます。
ではまた次回、お会いしましょう。