では三人称視点でどうぞ。
※若干今回グダッたかも
「夢の世界?」
「そうよ、ここは夢の世界。この都市は月の都市を夢の世界の中に具現化したものよ」
夢の世界。
霊夢達はそこにいるとドレミーから知らされた。
ドレミー「生身の人間は穢れていて、月の民は穢れを嫌う。何を意味するか分かるわね?」
魔理沙「私達と勝負しろって訳か。良いぜ!相手しようじゃねーか!」
魔理沙が自信満々に袖をまくる。そこを、尊朝が遮った。
尊朝「魔理沙さん。僕にやらせてください」
そこに、霊夢が心配そうに訊く。
霊夢「でも、大丈夫なの?弾幕ごっこ初めてだから……」
尊朝「1回、詠夢さんとやったことがあります。大丈夫です」
そして、尊朝はドレミーの方を向き宣言する。
尊朝「僕が相手です、ドレミーさん!」
ドレミー「そう、そこの坊やかい」
ドレミーは若干尊朝のことを挑発しているように見えた。それに尊朝は少し怒り、
尊朝「僕の名前は源尊朝です!そんなに馬鹿にしないでください!」
ドレミー「あらあら、ごめんなさいね。じゃあ行かせてもらうわ。夢符【藍色の愁夢】」
その瞬間、米粒の形をした彼女の後ろを囲むように出現し、ゆっくり進むかと思ったら急に加速、くるっと尊朝の周りを回る。
約140cmの小さい体を使いするすると弾幕を避けながら、尊朝も通常弾幕を出す。
ドレミー「まあ、普通の弾幕ね……痛っ!?弾幕の威力が強い!?」
そう、尊朝には潜在した霊力がとても多いのだ。それも詠夢が永琳に頼み込んで月へ送り込んだ理由だった。
尊朝「行きますよドレミーさん!上洛【宇治川の先陣争い】」
尊朝もスペルカード宣言をする。
尊朝とドレミーの間にレーザーが展開され、尊朝側から米粒弾の縦の列が左右に2つ出現する。米粒弾が列のまま高速でレーザーに突っ込み、ドレミー側に出たところで列が崩れ、放射状にドレミーへと向かっていく。
そして最後に、大玉が2つ、高速でドレミーへと突っ込んでいく。
ドレミー「うわっ!?危ない!貴方、かなりの実力の様ね。じゃあ本気でいくわよ!夢符【刈安色の迷夢】」
ドレミーが宣言した。すると黄色の弾幕が尊朝の周りを2周、展開された。その後、ゆっくりと円を描きながら拡散していく。
尊朝「くっ……避けるのが難しいですね……」
尊朝が苦戦していると、弾幕があたってしまう。
尊朝「ぐぅ……」
霊夢「尊朝!大丈夫?」
遠くから霊夢が声をかける。懸命に戦っている姿が愛しの弟と重なったのだろう。
尊朝「大丈夫です……よし、これ以上長引かせるのも嫌いですから行きます!急襲【鵯越の逆落とし】」
尊朝の近くから大弾が数個、直進してくる。
ドレミー「これだけなら余裕……なっ!?」
ドレミーは後ろを振り向き、驚愕した。そこには、小さい弾幕が放射状に展開され、さらには小レーザーの予告線まで出ていたからだ。
ピチューン
ドレミー「私の負けね……いいわ、貴方達を月まで送るわ」
そう言って、ドレミーは夢の世界から月の都へと通路を繋げる。
尊朝「さあ、行きましょう。霊夢さん、魔理沙さん」
魔理沙「ああ!……けど、さっきから攻撃してくる奴がいないな」
霊夢「あら?もう早苗と鈴仙が着いてるのかしら?」
と会話していた矢先見えてきたのは、月の都の繁華街とでも言える部分で早苗、鈴仙と片方しか翼が無い人が戦っている光景だった。早苗と鈴仙は肩から呼吸をしていて、相手が強いことが目に見えて分かる。
??「あら、あの人間たちは貴方たちのお友達?」
早苗「あっ……みんな……」
鈴仙「はあ、はあ……助けて……」
2人はかなり疲労しているようで、尊朝はすぐに救護をし、霊夢と魔理沙は敵に立ち向かって行った。
霊夢「あたし達が相手よ!」
??「……」
魔理沙「おい!聞いてるのか?」
??「……」
霊夢と魔理沙の質問に、敵は手で口を抑えたまま何も喋らない。
霊夢「あんた何者?早く終わらせたいんだけど」
流石に質問攻めにあい敵が折れたのか、口を開く。
サグメ「……月の賢者、稀神サグメよ」
魔理沙「よしサグメだな!勝負だ!」
サグメ「さあ、私が口にするわ。貴方はもう運命から逃げられないわよ」
そして、月の賢者と人間の戦いの火蓋が切って落とされた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
その頃、幻想郷にいる詠夢は月を見上げながらとても不安そうな顔をしていた。
お姉ちゃんは怪我してないかな?
本当に無事に帰ってくる?
タカくんはしっかりやってるかな?
お姉ちゃんの愛……タカくんに取られないかな?
僕もみんなと行きたかったなぁ……
そんなマイナス思考な感情ばかりが脳内を支配し、どんどん不安になっていく。
「そんな顔ばっかしてると幸せが逃げるウサよ」
後ろから声が聞こえ、詠夢は振り向く。
「……てゐ?」
そこには、てゐだけでなく、輝夜や永琳、妹紅までいた。
輝夜「ほらほら、暗いことばっかり考えてないで、口角上げて思いっきり笑わなきゃ。多かれ少なかれ、あんたが自分の弟のために頑張って戦ってる霊夢の心の支えにはなってるはずだからね」
そう言って輝夜は詠夢の両頬を指で上げる。
「……!」
永琳「大好きな人の笑顔を見ると自然と心が満たされるものよ。貴方も小鈴を見ててそう思うでしょ?」
確かにそうだ。と、詠夢は思った。
小鈴と一緒にいると、自然と自分から笑顔が溢れる。永琳はそのことを言っていた。
妹紅「ほら、あんたも心の中で応援しなさいよ。月まで届くかもよ」
その言葉に後押しされ、詠夢は手を体の前で合わせ、窓越しに月を見て心の言葉で霊夢に言った。
ーーー僕のためにありがとねお姉ちゃん。遠くても、応援してるからね。
お姉ちゃんなら、出来る。
そんなことを言った後、こんな言葉が返ってきた気がした。
ーーーありがと詠夢。私、やってみる。
ーーーーーーーーーーーーーーー
一方月の都では、熾烈な戦いが繰り広げられていた。
サグメ「それで終わり?まだまだよ」
霊夢「はぁ……くっ……強すぎる……」
霊夢は弾幕を避けるだけで、全く攻撃できていないのだ。体力は消耗しきって、正に絶体絶命の状況だった。
そんな時、彼女の脳内にある声が響いた。
ーーー僕のためにありがとねお姉ちゃん。遠くても、応援してるからね。
(これは……詠夢の声……っ!?)
ーーーお姉ちゃんなら、できる。
(ありがと詠夢。私、やってみる)
自分を信じ、霊夢の能力を全開放する。
霊夢「私の能力、空を飛ぶ程度の能力…いや、ありとあらゆる法則から浮く程度の能力。全開放すれば、私に不可能は……ない!喰らえ!霊符【夢想封印】!」
いつもよりより力強く、陰陽玉がサグメへ飛んでいく。
サグメ「これが……博麗の巫女の力……ッ!」
小爆発が起こり、夢想封印の莫大な力にサグメは戦慄し、負けを認めた。
やはり遠く離れていても、姉弟は繋がっている。
そのことを再確認し、博麗の姉ーーー霊夢は進む。
その表情は先程より少し明るくなっている気がした。
尊朝のスペカは源平合戦が元ネタ。
サグメ戦の戦闘シーンを垂れ流すのもアレかなと思い止めました。戦闘シーン上手くないし。
霊夢と詠夢の心、遠く離れてても通じ合いましたね。そう言う幻想的なのを入れたかった。あと若干サグメが厨二臭い。
次回、6面まで行けるかな?
ではまた次回、お会いしましょう。