東方博麗社〜もし博麗神社に参拝客が来ていたら   作:だぴょん

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ヘカTカワイイよヘカT。

今回で紺珠伝最終回。果たして詠夢は出てくるのか!?(ちなみに今回、ヘカーティア好きの作者は戦闘シーン垂れ流しをやりましたのでいつもより長めです、というかいつもの2倍です)過去最高4118文字です。

では、三人称視点でどうぞ。

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博麗社スピンオフ書き始めました。

よかったらそちらもどうぞ。


Legacy of Lunatic Kingdom

急に5人の前に現れた人は、ヘカーティア・ラピスラズリという女神。純狐がいうには、このとてもノリが良く軽い感じの神様が月の民を夢の世界に封殺した張本人である。

 

ヘカ「ねえ純狐、この人達が嫦娥の使い?」

 

純狐「いや、違うわ。この人たちは地上の民よ。しかも生身の。一回戦ったけれどこの人たち、とても面白いわよ。私の今回の計画を失敗に導いたのもこの人たちよ」

 

ヘカ「ええっ、そこまで!?」

 

ヘカーティアはかなり驚いた様子で5人の様子を観察する。そして、みんなに近づいてジロッと顔を見終わった後、にやけて話した。

 

霊夢「なによ」

 

魔理沙「そ、そんなに見るな!」

 

尊朝「な、なんですかこんなにこっち見て」

 

鈴仙「へえ、あんたが月の民を封殺した奴ね」

 

早苗「そんな変な目で見ないでください!」

 

ヘカ「ふーん、面白そうな人たちね。みなさん、ちょっと私と力試ししない?」

 

そこに純狐が割り込んでくる。

 

純狐「ヘカーティア?流石に貴女との勝負なんて……」

 

ヘカ「私の力がバカみたいに大きいことくらい自分でも把握してるわ。それに純狐も敗北を覚悟してるわけだし、そこは手加減するわよ。」

 

そんな話を2人だけでしていると、早苗が吹っ切れて叫ぶ。

 

早苗「やるならさっさと勝負しろこの変なTシャツヤロー!」

 

霊夢「ちょっと早苗!?何言ってるの!」

 

霊夢がこれだけ焦るのには理由があった。

 

それは、詠夢が出雲から戻っていた時に言っていた言葉だった。

 

『神様だけは絶対に怒らせちゃダメ。国1つ、いや、星1つは吹っ飛ばすような力を神様は持っているから』

 

その詠夢の発言を聞いていたからこそ、今の早苗の発言はあのあまり騒がずに冷静な霊夢でさえを焦らせたのである。

 

ヘカ「ふーん、まあいいわ。本来なら人間なんて相手じゃないけれど本気出しちゃおうかしら。『貴女達は私に暴言を吐いた』それだけの理由で貴女達を地獄に落としてあげる。地獄行きになるだけ幸運だと思いなさい!死んでも悔しがれ!異界【逢魔ガ刻】」

 

光った弾幕が5人の手前で1回転した後に突撃してくる。早苗達は色々なところに飛んで避けた。みんな被弾せずにこのスペルカードは突破できた。

 

鈴仙「ちょっと早苗!あんたが責任とってヘカーティアと戦いなさいよ!」

 

確かにあの発言がマズかったと思い反省した早苗は、ヘカーティアとの勝負をする。

 

早苗「まだこのくらいなら余裕ね。じゃあこっちからもーーー」

 

ヘカ「誰も私の攻撃が終わったとは言ってないわよ?地球【邪穢在身】」

 

すると、急に髪と瞳の色が青く染まり、弾幕が発射される。

 

ヘカーティアの周りから青い小弾幕が発射され、ある程度自分を過ぎたところで中弾幕が跳ね返してきて、早苗狙いの低速レーザーを発射してくる。

 

早苗「ま、まあこれくらいなら大丈夫です(正直に言って若干きつかった……躊躇せずにスペルカードぶっ放せばよかったかも)」

 

早苗は冷や汗をかきながら反撃しようとする。しかし、その隙さえヘカーティアは与えなかった。

 

ヘカ「反撃しようったって無駄よ。月【アポロ反射鏡】」

 

すると、今度はヘカーティアの髪と瞳の色が黄色に染まり、ヘカーティアから円状に青の星型の小弾幕が回転しながら飛んでくる。そして直角に反射し、尾を引いてもう一度早苗の方へと飛んでいく。

 

早苗「くっ……避けきれない!蛙符【手管の蝦蟇】」

 

早苗は避けきれず喰らいボムを発動する。それをヘカーティアは軽々と避け切り、次のスペルカードを発動させる。

 

……と、その前に純狐が出てきた。

 

純狐「私も入れてー!【袋の鼠を追い詰めるための単純な弾幕】」

 

すると、自分がいるところに高速で弾幕が発射される。

 

早苗「うわっ!?急にびっくりした!」

 

しかし急に高速発射される以外は早苗を狙ってくるだけで、純狐の周りを回って避けるだけで回避は簡単にできた。

 

そして純狐が遊び程度の弾幕を出した後、ヘカーティアが戻ってくる。

 

ヘカ「そんなんじゃ甘すぎるわよ純狐。異界【地獄のノンイデアル弾幕】」

 

すると、ヘカーティアがまた赤に戻り、3個横に連なった弾幕がゆらゆらと揺れ動き早苗の方へと向かっていく。

 

弾幕の動きが不規則かつヘカーティアから早苗を遠ざける弾道だったため、撃破に時間がかかり体力を多く削られてしまった。

 

早苗「はあ、はあ……ヘカーティアさん、いつまで続けるつもりです…?」

 

ヘカ「そうねー、じゃあ私が一回被弾したら負けでいいわ。地球【地獄に降る雨】」

 

ヘカーティアは青になる。そして星型の弾幕が円状に発射され、それと同時に早苗の背後から弾幕が迫り、それがヘカーティアの方へたどり着くと反射して尾を引きながら早苗の方へと戻っていく。

 

早苗「なんでこんなのばっかり……もうちょっと派手にやってくれると思ったわ!蛙符【手管の蝦蟇】」

 

早苗もスペルカードを発動させるが、ヘカーティアは見下した表情で早苗に言い放った。

 

ヘカ「2回目に引っかかるんだったら女神やってないわよ。さあ、次は貴女のお望み通り派手に行くわよーん!月【ルナティックインパクト】」

 

ヘカーティアは黄色になり、早苗の身長の数倍はあるであろう月のような球体を出し、それを早苗に向かって投げた。さらにヘカーティアの方からは星型弾幕が振ってくる。

 

早苗「なんだ、これなら余裕……なっ!?」

 

後ろに行った月ばかりを見ていて、早苗はいつの間にか出来ていた『2個目の月』に気がつかなかったのだ。

 

2個目の月はすでに早苗の目の前にあり、もう避けられない、被弾しようと考えていた刹那。

 

「危ないッッ!!」

 

横の方から声がした。それと同時に、早苗は腰を掴まれ、強制的に横へとずらされる。

 

そして、早苗は自分を動かした人の顔を確認すると驚愕した。

 

早苗「え、詠夢さん!?」

 

霊夢「詠夢!?あんた、なんでここに!?」

 

「どうしても不安だったから……永琳に許可をもらって豊姫さんに送ってもらって来た」

 

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事の発端は数分前。

 

詠夢は、1度は眠りについたものの、どうも妙な胸騒ぎがして眠れなかった。

 

もしかしたら、お姉ちゃん達が危機的状況にあるんじゃないか。

 

詠夢はそんな気がしてたまらなかった。

 

幻想郷は、この手で守る………!

 

そう詠夢は決心し、帰ろうとしていた豊姫に声をかける。

 

「あの、豊姫さん!僕を、霊夢が居るところまで送ってください!」

 

豊姫「えっ!?貴方、自分の体のことわかって言っているの!?八意様は絶対に許さないと思う「大丈夫よ」……え?」

 

永琳「別に大丈夫よ。快方に向かっているし、それに詠夢、絶対に守りたい人がいるものね」

 

「はい。なので、行かせてください」

 

永琳「うん、行ってきなさい。ただし、良い結果だけを期待してるわよ?」

 

「はいっ!」

 

そうして詠夢は夢の世界へと向かうのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

「行きますよヘカーティア様!ここからは僕が相手です!」

 

詠夢は固い決意が表れた表情でヘカーティアの方を見る。すでに瞳は青かった。

 

ヘカ「青の瞳、そのお祓い棒……間違いないわ!貴方があの神を使う少年ね!イザナミからは話を聞いているわ。確か……博麗詠夢、だっけ?」

 

「はい、僕が博麗詠夢です」

 

ヘカ「貴方と一回会いたかったのよ!それにしても、意外と身長低いのね〜」

 

グサッ、と今の言葉が詠夢に刺さった。

 

純狐「しかも童顔でカワイイから愛でたくなるわね」

 

そこにトドメを刺すような形で純狐の言葉が詠夢の心に深く刺さる

 

「それ以上言うと怒りますよ!霊符【詠想封印】」

 

お札と陰陽玉が急に飛んできて少し驚いた様子の2人だが、普通に避けられたようだ。

 

ヘカ「面白いわ!その勝負乗った!行きましょ純狐」

 

純狐「ええヘカーティア。【人を殺める為の純粋な弾幕】」

 

すると、純狐を中心に全方位弾が発射され、途中から中弾に変わる。純狐の正面では避けられなかったので咄嗟に右に避け、余裕を持って避ける。その分、スペル攻略に時間がかかってしまった。

 

ヘカ「次は私から行くわよーん!【トリニタリアンラプソディ】」

 

すると、上から青い三角形が3つ4つ降ってきて、それが星型の全方位弾となって飛んでくる。

 

「ヘカーティア様がいない……まさかこれ、耐久か!?」

 

詠夢の予想は当たっている。この次に、緑の三角形が詠夢を狙い落ちてきて、また全方位弾がをばら撒かれる。

 

最後に、かなりの速度で赤い三角形が落ちてきて、低速の全方位弾をばら撒く。

 

詠夢は気合いで避け切り、スペルカードを撃破する。

 

「…っと。危なかった…じゃあこっちからも!女神【黒点舞踏】」

 

かなりの密度で弾幕が射出される。純狐は驚きながら、ヘカーティアは感心しながらギリギリで弾幕を避けていた。

 

ヘカ「へえ、なかなかやるわね。行くわよ純狐」

 

「「【最初で最後の無名の弾幕】」」

 

すると、ヘカーティアと純狐が2人がかりで弾幕を射出する。ヘカーティアはクナイ弾を、純狐は全方位弾を撃ってくる。

 

「なっ!?2人は卑怯です!ならこっちも2人で……霊夢!」

 

詠夢は霊夢を呼び、懐からスペルカードを取り出した。

 

「ヘカーティア様、終わりにしましょう!」

 

「「【双夢終天】」」

 

巨大陰陽玉や数々のレーザーがヘカーティアと純狐を襲う。そして博麗姉弟に被弾したと思っても、霊夢の能力のおかげで全ダメージが無効となっているのだ。

 

ヘカ「これが博麗の力……っ!」

 

純狐「人間とは……思えないわよ…!」

 

2人は避ける手段もなく被弾した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで、月の民は夢の世界から解放してくれますか?」

 

ヘカ「ええもちろん。面白かったわ詠夢。それと、詠夢」

 

「はい、なんでしょうかヘカーティア様?」

 

ヘカ「あんた気に入ったわ。純狐もそうでしょ?」

 

純狐「ええ。神を使う能力というのは気になるわね」

 

ヘカ「だからさ、偶に貴方の住んでいる神社へ遊びに行っても良いかしら?」

 

「はい。それに、今日これから宴会をやると思うので、来ますか?」

 

純狐「ええ、是非行かせてもらうわ」

 

ヘカ「よーし、今日は飲むぞー!」

 

「異変も終わったことですし、楽しんでいってくださいね」

 

戦闘が終わり、3人はとても楽しそうな表情を見せていた。

 

こうして、月の民が幻想郷に攻め入った異変は終結したのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、ヘカーティアが毎日博麗神社に訪れるようになったのを知るのは純狐と博麗ファミリーだけだ。




これにて紺珠伝は終了です。今回は戦闘シーン割と凝ったので時間かかっちゃいましたね。

次回、【特別編】クリスマスの1日 前後編に分けてお送りします。

ではまた次回、お会いしましょう。
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