今回かなり短めな上に詠夢視点なのです霊夢が全部お姉ちゃんになってます。
詠夢も人間、失敗は誰にでもあるんです。失敗しなくちゃ人は伸びません。
では、詠夢視点でどうぞ。
えー、今は1月1日、つまり元日の8時なんですが……
今日も仕事ですね。
今日は人里に下りれないけど行ったら僕くらいの子どもたちが羽子板して墨で顔を真っ黒にして遊んでいるのでしょう。そんな余裕すらな僕ですけれども。
まあ、僕が神社で働いてるからしょうがないって言えばそこまでですね。しかも神主という立場上この神社の責任者ですしね、まあほとんどお姉ちゃんが牛耳ってるけども。
小鈴から遊ぼうよってお誘いも来たけれど泣く泣く断りました。更にお願いまでしました。誠に申し訳ございません、小鈴。
そんな時、外から声が聞こえた。
コン「あの、詠夢さーん!こんなお守りの量本当に大丈夫なんですか?あとボク1人で参拝客の方々を捌き切れる気がしないんですけど?」
そう、今年は博麗神社も有名になりたくさん初詣に来る参拝客が来る。更に僕は儀式の準備、お姉ちゃんはお祓いやら何やらで少ししか手伝えないから明らかに人手不足だ。
「ごめんねコン、正邪とか三妖精にも手伝わせるし、僕と霊夢も時間があったら手伝うから頑張ってね。本当にゴメン!」
顔の前で手を合わせつつ謝る。永琳に針妙丸ちゃんを大きくする薬を作ってもらおうかな?
「だから、お手伝いさんを呼びました!」
そんな感じで奥から出てきたのは、小鈴と阿求。手伝ってと声をかけたら僕のためならと快く了承してくれたので、紅白の巫女服に着替えてもらった。普通に腋が出ていないものだ。お姉ちゃんもいつもは腋が出てない普通の巫女服を着ている。
「その、似合ってるかな詠夢?」
うん、何着ても十分カワイイよ小鈴。
「心が清らかになった気がする」
阿求はなんか新鮮な感じだね。
「人手不足なので、手伝ってもらうね。お願いします!元日からゴメンね!」
「「了解ですっ!」」
2人は神社の奥へと準備に入っていった。
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正午を回り、神社は今までにない賑わいを見せていた。既に参拝の列はかなり伸びており、お祓い等々を希望する方も増えてかなり忙しくなってきた。
そろそろ、毎年やっている儀式、天香香背男命討伐の儀式が始まる。
天香香背男命討伐の儀式とは、毎年年明けにやっている儀式で、天香香背男命が天照大神に勝ってしまうと妖怪の力が強くなってしまう闇の年になってしまうので、天香香背男命の力を封印し弱めることで天照大神を勝たせる儀式だ。
……と言っても、僕はお姉ちゃんがやったのを見たことがあるだけで、やったことはない。この1年で「神を使う程度の能力」を手に入れたため、霊夢が
「私、あれ結構疲れるのよね〜、ねえ詠夢、やってくれない?」
という理由で
何はともあれ儀式をやらなくちゃいけないけれど……
……緊張する。
空気が極限まで凍った無音の空間で、ただ1人黙々と儀式を行う。
成功するのか……?
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えー、結論から申し上げます……
失敗しました。
天野香香背男命様の力、尋常じゃないほど強かったです。
そして天照大神様、何故か弱かったです。
僕の能力はある程度パワーバランスも調整できるはずだから、おかしい。
自室で落ち込んでいると、お姉ちゃんが入ってきた。
「まあ、そう落ちこまないで」
お姉ちゃんはふんわりとした笑顔で僕のことを宥める。
「でも、覚醒はしてたのよね?」
「うん」
「やっぱり、何かがおかしいわ」
「どうしたの?」
「私、いままで毎年あの行事をやっていたけれど、天香香背男命の力があそこまで強かったのは初めてよ。私も焦って封印しかけたけれど間に合わなかった。ゴメンね詠夢」
「ううん。じゃあ今年は妖怪退治頑張る」
「そうね」
そう言ってお姉ちゃんは部屋から出て行こうとする。
「あ、言い忘れてたわね。
明けましておめでとう。今年も何かと不穏な事件が多いと思うけどよろしくね、詠夢」
「……うん!頑張ろうね!」
今年はとても不穏な年になりそうだ。
そう思った瞬間。
ぷつん、と糸が切れるように意識が途切れた。
何が起こるかって?
お得意の時間ずらして異変だよ!(単純に深秘録入れるの忘れた言い訳)
次回からは詠夢の体が博麗大結界と連動してることが大きく関係してきますね。
ではまた次回、お会いしましょう。
今年も博麗社をよろしくお願いいたします。