ここから数話シリーズ的な感じで続きます。
しかも結構命懸けで危険な感じ。
さーて、もう書くことないし本編行きましょうか。
ではドゾー。
《活動報告見てくれると嬉しいです》
全てが浄化された場所、月の都。
ある会議室で、月の重役達は1つの手紙を書いていた。
「これで、全てがうまくいく」
ある男が呟いた。
「ダメよ!そんなこと絶対に許さない!」
「もしそんなことをしても、あのお方達は喜ばないわ!」
豊姫と依姫は反論する。普段何も喋らず、あまり感情を顔に表さないサグメも、この時だけは明らかに反対の表情を見せて、喋る。
「その手紙は八意様の元へと送られる」
サグメが喋った。ということは、あとはそれ相応の実力があればこの手紙は送られず、この議題を再検討する見通しが立てられるということだ。
しかしその願いも儚く。
男は反対する重役全員を張り倒し、1匹の兎に命令する。
「これを第四槐安通路を通じて地上に逃げた月の兎に届けろ。任務を達成しなければ……分かっているな」
その兎は怯えた様にこくりと頷き、逃げる様に走って行った。
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その後、永遠亭に清蘭が慌てた様子でやってきた。
「八意様!月の兎経由で月から手紙が届いています!」
「永琳なら診察中だわ〜」
「あっ、姫様!この手紙を!」
「もう、永琳のことは師匠でいいって言っているのに……。それにしても、月から?随分と珍しいわね」
輝夜がそう言いながら封を開け、中を見る。すると、輝夜が怯えた様子で叫ぶ。
「永琳ー!どうしよう!」
「ど、どうされたんですか姫!」
輝夜は1通の手紙を差し出す。差出人のところには月の民より、と書いてあることから永琳は察する。
「この手紙……遂にこの時が来てしまったのね……」
そして手紙を読み、確信する。
「ええ。それではあの子を呼びましょう。あの子ならきっと、どうにかしてくれる……そんな力を彼は持っている」
永琳は、鈴仙と輝夜とともに、その手紙を持って博麗神社へと向かうのであった。
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その頃、博麗神社では詠夢の元にヘカーティアが遊びに来ていた。
「ふふっ、それでね詠夢……「ヘカーティア様!」」
急に呼び出されたヘカーティアが後ろを向くと、小町が立っていた。
「実は、地獄で1人がやらかしまして……大混乱になっているとの報告があるので、お戻りになった方がよろしいかと」
「あら、そうなの?それは大変ね。そうなったら短くても1ヶ月くらいは戻れないかもしれないわ。ごめんね詠夢」
「あ、いいえ、大丈夫ですよ。頑張ってください」
そうしてヘカーティアと小町は向こうへと飛んで行った。
それと入れ違う様に、焦った表情で永琳、輝夜、鈴仙がやってくる。
鈴「詠夢……大変なことになっちゃった!」
「3人とも、何でここに?」
輝「とにかく、このままだとまずいのよ!」
「えっと、とりあえず中に入って落ち着いてください!」
中に入って、詠夢がお茶を出しながら考え事をする。
(永琳はともかくあの輝夜の焦り方……普通じゃない雰囲気だな……もしかしてまた月関係か?)
月が関係した時はだいたい幻想郷が危機が迫っている時しかない、そう詠夢は考えていた。
「それで輝夜、どうしたの?」
輝「実はさっき、永遠亭にこんな手紙が届いて……」
暗いトーンの声は、どこか悲しげに聞こえた。
渡された手紙を読む。
拝啓 八意 永琳様、蓬莱山 輝夜様
地上ではそろそろ桜が満開となるであろう候、いかがお過ごしでしょうか。
こちらでは、今回の純狐による異変でお住いの場所が分かり、我々月の民は地上に行かれてしまったあなた方がいたと大変安心しております。
さて、本題に入りますが、今の月の都では、八意様と輝夜様が姿をくらまされたあの時より、全く科学技術が進歩しておりません。むしろ、衰退するというさまであります。
当時の月のリーダーであった八意様は、常に私たち月の民を正しい方向に導いてくださりました。貴方のおかげで月の都は常に最先端を走り続けられました。
また輝夜様は月の象徴です。あなたがいなければ月の民が活気付きません。今も昔ほどは栄えていないというさまであります。
なので突然ではありますが……
1週間後、貴方達をお迎えに幻想郷まで私たちが参ります。
今回の純狐による異変で、サグメ様が月の兎を幻想郷に派遣し、大変月にいる兎の数が少なくなってしまいました。なので、その兎と八意様、輝夜様を月の都にお戻りしてもらおうという所存です。
サグメ様や豊姫様、依姫様はそれを望んでおられませんが、月の都の進歩が止まる方が問題だと多数決で決め、月の民の上層部のみが持つ拒否権を無視し、こういう形になりました。
また嫦娥様の夫様や、蛙の姿ではありますが嫦娥様の意見も八意様が戻られた方が良いという意見でした。
安心してください。
穢れた地上の者どもなど私たちが木っ端微塵にして安全に全員を月の都まで送ってみせます。
それでは、あなた達に会う時を心より楽しみにしております。
月の民より
「最低……嫦娥の夫……またあいつか……」
詠夢は静かに怒りに燃えていた。
負けたから、とかそういう理由ではない。月の民の自分勝手で他人のことを全く考えない性格が自分の父親と似て嫌いだったのだ。
永「それで、詠夢の実力を見込んで貴方を中心に月の民を追っ払って欲しいの。お願いできる?」
「はい。でも、ヘカーティア様は地獄の用事で来れないし、純狐さんは何処にいるかわからない……こんな大変な時に二強がいないなんて……どうすれば……」
「あら、別に1人でやれとは言ってないじゃない?」
そこから入ってきたのは、恐らくずっと外で話を聞いていたであろう霊夢。
「そういう時に、他人を頼るものよ。私も手伝うから、月の民に分からせてあげるわよ」
「うん、ありがとお姉……霊夢!」
「質が良くない時は量でゴリ押しすればいい時もあるのよ。だから、幻想郷中の実力者を集めて地上人の恐ろしさを思い知らせてやれば良いのよ!」
「そうだね、僕、頑張る」
輝「ありがとう。貴方達なら絶対やってくれると信じてるわ」
月の民襲来まで、あと1週間。
タイムリミットは、長いようで刻々と迫ってきている。
弟>自分の身という霊夢のブラコンっぷりは健在。この後もっとそれが出てくる模様。
なに?シリアスがこんにちは?そうだよ、珍しくシリアスですよ!
出来れば鈴奈庵みたいな雰囲気を目指したいけど無理でした。
これが終わったらコラボとかしてくれたらなぁ〜(チラッチラッ
ではまた次回、多分1週間後になると思いますが気長にお待ちください。