永遠のライバル! ~紅き星の暴走 after side story~ 作:はるかさん
けいおんアニメ見てたら1期って唯たちと純の面識ってほぼほぼ無かったんですね。不覚。更に言えばトンちゃんすらまだいないと言うw
大目に見てやって下さいw
ではどうぞ!
10月に行われたバンド祭に参加した放課後ティータイム。
私たちは失敗することなく無事に演奏を終え、その後
どうやら所属しているアイドルユニットの構成自体を変えるべくバンドの視察を行う為にバンド祭に来ていた模様。
そこで演奏中に笑顔を絶やさなかった放課後ティータイムにお声が掛かりました!
そこで出会ったのは今346プロに所属している
他にも何人かいるみたいだけどまだ私たちは会っていない。
その後、ハルにゃん一同SOS団の演奏を聞いた私たちはその実力に驚愕を隠せなかった。端的に言うと上手い。まるでプロの様な実力。
そしてハルにゃんたちにお疲れ様を言いに楽屋へ向かい、そこでプロデューサーさんがスカウトするもハルにゃん曰く
「興味ないわ。あたしたちSOS団は他にもやらなければならないことがいーっぱいあるの!」
と言う事らしく、スカウトはあっさりと拒否されてしまった。
それを聞いたキョン君も
「それが良い。そうするべきだ」
と、ハルにゃんに賛同。これ以上面倒くさそうなことに巻き込まれたくは無いと言う感じにも取れたけど。朝比奈みくるちゃんはプロデューサーさんの顔付きに終始怯え、長門有希ちゃんは読書、古泉さんはニコニコしているだけ、そして最近SOS団に加わった朝倉涼子ちゃんと喜緑江美里ちゃんは何故かムギちゃんと仲良くお話しながら紅茶を堪能。
プロデューサーさんもハルにゃんの断りに負けじとスカウトを続けるもハルにゃんの言葉に徐々に押され断念することに。
ハルにゃん達の楽屋から出た私たちは念の為にプロデューサーさんと連絡先を交換し、プロデューサーさんと卯月ちゃん千歌ちゃんは帰宅。そして放課後ティータイムはSOS団と夕食を摂ることに。キョン君の奢りだったから特に美味しく感じたんだ♪
その後、私たちは桜ヶ丘高の学園祭に向けて練習を開始。
しかもこの学園祭では、学園都市で行われる
でも文化祭の方はそれでも何とか成功。
最後はカメラの事なんて忘れてしまい''ふわふわ時間''を歌い終えた後、マイクに向かって
「けいおん大好きぃ〜!!!」
と叫んでしまう始末。
長いけどここまでが前回までの経緯。ストーリー端折ってるけど大目に見てね!
そして現在11月下旬。
私たちはまだプロデューサーさんに返答はしていない。
聖夜星祭の件があるので文化祭が終わってから放課後ティータイムで話し合う、と言う理由で納得してもらいました。
それについても話し合わなければならないんだけど、今私たちはそれどころじゃ無いんだ。
部室には放課後ティータイムとさわちゃん、
何をしているかって?
先日行われた学園祭での演奏の結果がインターネット上で明かされる為です!これに合格すれば聖夜星祭への切符をゲットだぜっ!ってことなんだよ!そしてプロデューサーさんが言ってたことなんだけど、トーナメン島での合同だけでなく、もしお互いが聖夜星祭に出場出来るのであれば、そこでも合同で出たい、との要望。
トーナメン島に出場へのステップアップの狙いがあるみたい。出場の組み合わせの途中変更は学園都市運営委員の判断次第らしい。昼の部と夜の部の2つの時間で出場が出来る可能性があるらしく、そこで放課後ティータイムと346プロのお互いが2つの時間で出場出来るのであれば、どちらかの時間は合同で行いたい、とのことです。
憂「うわぁ〜すっごくドキドキする......」
椅子に座ってノートPCを操作する憂。何故持ち主のさわちゃんが操作していないのかはよくわからないけど。
まだ画面には合否の判定は下されていない。しばらくお待ちくださいと出ているだけ。
梓「う、憂。聖夜星祭のイベントの結果くらいで、そ、そんなに、き、緊張しなくたって良いんじゃない?」
と、ソファーに座りながら平静さを無理やり出しながら本当は内心ビクビクしている。だってあずにゃん声が少し引きつってるんだもん。
澪「結果は出たか?結果は出たか?結果は」
さわ子「まだ出てないわよ」
澪「誰か何とか言ってくれぇ〜!!!」
律「耳塞いだままじゃ聞こえねーっつーの!ってか帰ってこーい!!!」
入口付近でしゃがみ込んで耳を塞いで緊張しっぱなしの澪ちゃんにりっちゃんのツッコミが炸裂。
気持ちはわかるよ。だって私も心臓バクバクしてるから。
恐らくもうすぐで合否が発表される。大学受験の合否確認もこんな感じで緊張するのかな。どーしようどーしよう。
憂「結果が出ましたよ皆さん!」
その声を聞き、蹲ってる澪ちゃん以外の全員がノートPCの周りに急いで集まる。画面を覗き込むとそこには出場予定のグループ名が一覧となって表示されていた。つまりここから放課後ティータイムの名前を探せば良いみたい。
ざっと見た限りだと相当のグループ数。しかもジャンルはバンドだけではなく、勿論スクールアイドルも。
ちなみに先頭にはデカデカと765プロの名前が掲載されていた。
プロとなると扱いも違うんだねぇなんて思いながら。って言うかプロまで出るなんてかなり大規模のイベントなんだね。さすがは学園都市って言ったところなのかな。
唯「あ、
放課後ティータイムの名前を探すと同時に、私が知ってる名前のグループ名も同時にアンテナを張っていた。そして発見したのは346プロの名前。どうやら審査に受かったらしい。しかも昼の部と夜の部の両方で。
画面がスクロールされていくけど未だに放課後ティータイムの名前は無い。
純「無いよ......放課後ティータイムが......」
和「まだ全部見てないから焦ることないわ。大丈夫。きっとあるから」
そんな励ましの言葉を受けながら画面と睨めっこするも放課後ティータイムの名前はなかなか現れない。
ちなみに凄く勘の良い人はなんとなくこの後の流れが予想出来ているかも知れないけど
「って言う夢を見たんだよ!!!」
と言う夢オチの展開にはならないからね。これは夢の話でもなく現実だから一発勝負!なんのことかわからない人は「宇宙No1アイドル」って調べて閲覧して見てね!
唯「無かったらどうしようりっちゃん!?」
律「落ち着け唯。無いってことは無い。もうそう信じるしかない!」
憂のマウス操作により参加チームの名前が次々と明らかになっていく。ここまでで何チームくらいが出てきたんだろう。数えるのも面倒なくらいのチーム数。
未だに放課後ティータイムの名前は出ていない。
和「まだ無いわね......」
紬「聖夜星祭に出れる実力が無いってことかしら......」
それだけは嫌だ。あのバンド祭が終わってから私たちは練習を重ねてきた。確かに息抜きにティータイムもして来たのも事実だけど。今回の練習は学園祭と聖夜星祭の為に行われたもの。学園祭には遅刻しちゃったけど成功した様なもの。でも聖夜星祭出場への切符も手に入れないとそれは成功とは言えない。お願い。この大きなイベントに出られる機会を与えて。
私は気がつけば両手を組み合わせて祈りをしていた。それが346プロと一緒に出たいのか、放課後ティータイムとして出たいのか。そこまではわからない。わからないけど、このイベントに出られなければ絶対に後悔する。なんだかよくわからないけど、直感でそう感じ取っていた。
憂「最後のページです。クリックしますね......」
律「ちょ、ちょっと待った憂ちゃん!」
ガシっと憂の肩を掴んでクリックを静止させる。
多分りっちゃんも答えを知るのが怖いんだ。私だって怖い。最後のページって事はこれで結果が出てしまう。出れるかどうかの答えは知りたい。だけど結果、出れませんでしたと言う答えは知りたくない。
律「ちょっと落ち着かせてくれ。これで全てがわかるわけだろ?」
和「確かにそうだけど、時間を置いてももう結果は出てる訳だから答えは変わらないわよ?時間を伸ばせば伸ばした分だけ見るのが辛くなっていくわ」
律「......まぁ、それはそうなんだけどさ」
唯「大丈夫だよりっちゃん!あれだけ練習したんだもん!きっと出られるよ!」
なんかシリアスなムードになってしまったため、みんなを元気付けようとした。りっちゃんの気持ちも和ちゃんの言ってる事も理解出来る。だけどマイナス思考になればなるほど出られなくなる気がする。もう気持ちの問題。答えは次のページでわかる。つまり答えはもう出ている。なら放課後ティータイムの名前があると、そう信じるしかない!
律「......まぁそうだな。よっしゃあぁぁ!憂ちゃん!頼む!」
憂「では行きます!」
部室内にカチッと響くクリック音。これが最後のページ。
お願い。どうか放課後ティータイムの名前が載ってますように......。
そして私は再び両手を組み祈りのポーズ。それをしていたのは私だけでは無かった。ムギちゃん、あずにゃん、りっちゃん、純ちゃん、和ちゃん、そしてさわちゃんまでも。澪ちゃんは相変わらず部屋の隅っこで両手で耳を塞いで縮こまってる。
突如聞こえてきたガタッ!と言う音。何事かと思い目を開くと憂が椅子から立ち上がる姿が。一体どうしたんだろう。
まさか......私たちの名前が無かったのかな。
憂「放課後......ティータイム......。桜が丘高等学校、放課後ティータイム!ありました!出場......決定です!!!」
その言葉に澪ちゃん以外のメンバーが憂の、と言うよりPCの前にワッ!と集まる。画面に出ていたのは間違いなく私たちのチーム名、放課後ティータイム。
間違いなく私たちは聖夜星祭への切符を手に入れた!しかも昼の部と夜の部の両方で!
律「やっ......」
唯・律・紬・梓・憂・和・純「やったあぁぁぁ!!!」
さわ子「おめでとう!良かったわね!出場決定よ!!」
澪「......結果はまだかあぁぁ!?」
律「いい加減に帰ってこーい!!!出場だ!決定だ!聖夜星祭だあぁぁぁ!!!」
テンションが上がりに上がったりっちゃんが澪ちゃんの元へと走り耳を塞いでいた両手を掴み澪ちゃんにそう告げる。
これでここにいる全員にその事実が知れ渡った。
律「澪!参加するぞ!昼の部と夜の部の両方だ!!!」
澪「そ、そうか!いやー良かった!ま、まぁ!私達が出場出来ないなんて思っても無かったけど!」
律「嘘つけ!」
そしてりっちゃんはホワイトボードに"聖夜星祭出場決定!!"と大きく書く。
良かった。本当に良かった。これで残すは練習するのみ。
これからは聖夜星祭に向けての練習となる。曲は何にしようか、構成はどうしようか、そんなことを考え始めていた。
唯「よし!じゃあ曲を決めようよ!」
憂「それよりも346プロとの合同の話と、プロデューサーさんに会うのが先だよおねえちゃん♪」
忘れてた。余りの喜びで重要なことを。
そう。私たちは前回のバンド祭でプロデューサーさんにスカウトされたままだった。その事を話し合わないと。
唯「そうだったね。どうしようか?」
律「私は反対!放課後ティータイムとして出たい!」
勢い良く立ち上がり自分の意思をハッキリと伝えたりっちゃん。
その行動に全員の視線がりっちゃんに集まる。確かにそうだよね。私も放課後ティータイムとして出たいって気持ちはあるけど、卯月ちゃんや千歌ちゃんたちと一緒に出たいって気持ちもある。そもそも放課後ティータイムで出場決定してるのに346プロと合同で出場するなんて聖夜星祭運営の人たちにコンセンサス取れるのかな。
梓「私は合同で出たいです!こんな機会滅多にないですから!」
澪「私も律と同じかな。放課後ティータイムは私たちだけのもの。違う誰かとって言うのは......ちょっと」
唯「はい!私はあずにゃんと同じ気持ち!合同で出たいです!」
残るはムギちゃん1人。どう言う結果になるか。この多数決が!
出たいなら嬉しい!出たくないなら言いくるめるしかないよあずにゃん!
紬「合同で出たいでーす♪」
律「ほ、本気かムギ!?」
澪「放課後ティータイムじゃなくなるかも知れないんだぞ!」
さわ子「その話をここでしてても仕方がないわよ。一先ず結果を向こうのプロデューサーに言うのが先よ。それに昼の部と夜の部で演奏することは確定してるんだから、どっちかだけは放課後ティータイムとして、もう片方は合同でって話よ?」
律「なるほど!それなら半分放課後ティータイム、半分合同でも良いや♪」
澪「まぁ、確かにそれならありかも......」
と、皆の意見が一致したところでプロデューサーさんに接触しないとね。
え~っと......もらった名刺は......あれ?
唯「りっちゃん隊長!プロデューサーさんの名刺が見つかりません!」
律「なぁにいぃぃ!!!これは敵対勢力が妬み、持ち逃げしたに決まってる!そうと分かればここにいるメンバーを総動員して」
憂「おねぇちゃん、プロデューサーさんの名刺なら私が持ってるよ。ほら♪」
唯「さすが出来る妹よ!ありがとーうーいー♪」
律「そこの姉妹!私の渾身のボケを返せえぇぇぇ!!」
唯「えへへ......ごめんごめん」
ドタバタしましたが、プロデューサーさんに連絡を入れることに。名刺の番号を携帯に打って、名前確認して、通話っと。
添えている携帯から私の耳の中にコール音が響き渡る。
その際中に......
憂「おねぇちゃん......何言うかわかるよね?」
唯「ほえ?」
その質問で頭の中が真っ白になった。あれ、あれ、なんだっけ?私たちは放課後ティータイムです?平沢唯です?好きな食べ物は〜〜
プロデューサー『はい。346プロです』
唯「アイス!アイスが好きです!!ういー、帰りにアイス買いたい♪」
憂「おねぇちゃん電話......」
とまぁ、いとつものことなのか。超必殺技の天然が炸裂したのか。既に向こうの受話器はバッチグー状態にも関わらずアイス好きの連打。恐らく駄々漏れなんだろうな。
プロデューサー『あ、あのー。平沢唯さんですよね?』
結局電話番号は私たちのは教えていない。いやその場にいる全員が。お互いの携帯で登録していないんだからプロデューサーさんのディスプレイに名前まで出るはずがないのに。なんでだろう?まさか既にこの部室にスパイが!?
和「プロダクションのプロデューサーなら話しただけで、顔と名前と声くらい覚えるでしょ。それより電話電話」
唯「そ、そうだったぁー。も、もしもし!平沢唯です!」
プロデューサー『どうも。御無沙汰しております』
唯「こ、こちらこそ小豚さんしております!」
梓(豚になってますよゆい先輩いぃ!)
電話を介しての会話は周りの子たちの支援もあり、なんとか通話は終了。
要件は伝えた。放課後ティータイムが聖夜星祭に出られること、それは昼の部と夜の部の2つあること、そしてどちらかは放課後ティータイムとして出たいと言う要望も兼ねて。
結果、今度の土曜日に会うことに。向こうもグループメンバー勢揃いらしいよ。
唯「とりあえずお茶しようよ〜疲れちゃった......」バタッ
澪「ソファーで寝るな!」
紬「じゃあちょっと休憩にしましょうよ。今準備するから♪」
いそいそとティーセットにメーカーに紅茶の準備、そして本日のお菓子が用意される。気遣いのムギちゃんは"皆の分もあるから安心してね"と、憂たちにも告げる。
そして数分後にいつものテーブルに並べられた放課後ティータイムご自慢の時間。今日のおやつはケーキ。
唯「ムギちゃんありがとー♪いただぎーす!」
憂「おねぇちゃん?食べ過ぎたら"めっ!"だよ?」
唯「この時間だけは譲れないんだ......すまぬ、妹よ」
紬「ケーキも紅茶もたくさんあるから是非食べてってね♪」
憂「すみません。私たちまで」
そんないつものティータイムだけど、さっきの電話の件について少し話し合わないとね。ここで騒いだところで答えなんてないだろうけど。
律「曲とかはどーするつもりなんだろ?」
澪「全部1からで、とか言われても時間ないしなぁ」
梓「あと一ヶ月ですもんね......」
そうそう。意外と時間が無いんだよね。詳細だと各チーム10分の持ち時間。その時間内であれば何曲演奏しようが、どれだけの時間をMCに使っても良いということ。放課後ティータイムとしてやるのであれば、私たちが決めて良いんだろうけど合同となるとそうもいかない。向こうの言い分も幾らかあるだろうし。
結局、ティータイム中で出た結論は
現状では答えが出せないので、まずは346プロのプロデューサーと打ち合わせに行くこと、となった。
どう転ぶかはわからないけど、今言える事と言えばそれしかない。そして私たちはその結論に至った後、再びプロデューサーに連絡を入れて会うことになった。こちらからのメンバーは放課後ティータイムとさわちゃん先生の6人。向こうは誰が居合わせるのかわからないけど。しかも明日の土曜日。急遽決まったスケジュールに対して疲れが溜まらないと良いけどね。偶然にも明日は誰一人として予定が入っている人はいなかった。
唯「じゃあ今日は帰ろうよ!明日に備えてさ!」
澪「そうだな。もう夕方だしそろそろ帰る時間でもあるしな」
さわ子「じゃあまた明日。集合場所と時間は後で連絡いれるから」
と言う話になり、帰宅することに。
帰り道では明日の話題で持ち切り。他にどんなアイドルがいるのだろうかとか、アイドル事務所がどう言う所なのかとか。
行ったことの無い場所へ行くことがこんなにもワクワクすることになるとは。そんなこんなで全員解散し、さわちゃんからのメールを受け、集合場所と時間が明確になった。
遂に明日だ。頑張ろう!会議を!
〜翌日〜
澪「は、早くドア開けろよ律」
律「バカ言うな!なんで私なんだよ!」
私たちは今、346プロの事務所の前で狼狽えている。誰がこの前のドアを開けるか。初めて入るプロダクション。緊張性の澪ちゃんはドアを開ける役目をりっちゃんに押し付けてるけど、そのりっちゃんも渋っている。
さわ子「早く開けなさいよ?それと保護者代表みたいな感じで付いて来たけど、どうするかは貴女たちに任せるわ。内容が難しそうな場合は口出ししたりするけど。話し合った上でどうしたいのかは任せるわよ」
あくまでもどうしたいのかを決めるのは私たち5人の意向。それがさわちゃん先生の気持ち。私としては出たいけど、りっちゃんと澪ちゃんが何て言うかな。とにかく中に入らないとね。じゃあ私が開けちゃうよ〜♪
ガチャ......
唯「こんにちはー!」
律「って唯!緊張し無さすぎ!」
最早私にとってこの状況での緊張は皆無。だってプロダクションなんてよくわかってないから。例えば知らない人から道案内を問われたとして、その人の素性が全くわからないなら緊張なんてない。まぁ得体の知れない人って意味では緊張するのかも知れないけど。けど実はその人が国のお偉いさんだと分かっていれば緊張はする。つまり相手の事を知っていれば緊張することもある。だけど今の状況では相手の事は知ってるけど、特に国のお偉いさんだとか、一企業のお偉いさんってわけでもない。バンド祭で多少なりとも会話してるからね。
唯一知らないのはプロダクションと言うことだけ。別に人じゃないし、わからないものはわからない。なら別に緊張する必要はない。と言うのが私の考え。
そして出迎えてくれたのはプロデューサーさん。
相変わらずの外見に澪ちゃんはまだ慣れていない様子。だってムギちゃんの後ろに隠れてるから。
プロデューサー「お待ちしておりました。こちらへどうぞ。それとそんなに怯えなくても......」
会議室へと案内をするのと同時に怯えている澪ちゃんへのケア。ケアなのかどうなのかも微妙なところだけど。
そして中に入るとそこには数人の女の子たちが既に座っていた。
その人数は8人。うち2人はこの前のバント祭で会った卯月ちゃんと千歌ちゃん。残りの6人は見たことがない。
プロデューサー「まずは放課後ティータイムの方々から自己紹介をお願いします」
部長のりっちゃんから行くのかと思いきや、なんとりっちゃんは私の顔を見つめている。私から行けとの隊長命令。
唯「平沢唯です!放課後ティータイムと言う名のバンドを組んでいて、ギターボーカルをやってます!好きな食べ物はアイスと妹の憂が作る料理です!特に憂の料理の中で一番美味しいのは」
プロデューサー「あ、あの、平沢さん。妹さんの事まで語らなくても......」
唯「あぁ!ご、ごめんなさい!」
あちゃーやっちゃったー。そのやり取りにクスクスと笑う座っている女の子たち。みんなアイドルなだけあって笑顔が可愛い。でもこれで少しは場の緊張感が無くなったみたい。振り返ると後ろで隠れていた澪ちゃんもクスクス笑ってるから。
唯「えへへ、よろしくね!」
この空気でやりやすくなったのか、次は私が行くぞー!と言わんばかりの表情で前に出てきたのはりっちゃん。
律「私は田井中律。気軽に律と呼んでくれ!ちなみに私が放課後ティータイムの部長だ!!」
その気迫に"おぉー!"っと上がる声。私とは打って変わって強気な態度と何らかの自信に満ち溢れた表情。
そして自己紹介が進み、澪ちゃん、ムギちゃん、あずにゃん、さわちゃんと続けて自己紹介をしていき、放課後ティータイム紹介は終わり、続いてアイドルの子たちの自己紹介が始まった。
一番手はとってもクールそうな女の子。さっきの笑った時の表情が嘘みたいな真剣な眼差し。澪ちゃんよりクールそう。
次に自己紹介をして来たのは元気いっぱいの女の子の未央ちゃん。澪ちゃんと同じ名前。漢字は違うみたいだけど。それよりも何より驚いたのがあずにゃんの事をあずにゃんと呼ぶこと。やっぱり初対面の人でもわかる人はわかるんだね!うんうん。
唯「未央ちゃん!あずにゃんの名前は既にあずにゃんなんだよ!」
梓「そう呼んでるのは唯先輩だけですよ!もう!」
未央「そうなのか!いやーそんな気がしてたんだよー!よろしく!あずにゃん!」
梓「本田さんまで......うぅ」
未央「私のことは未央で良いよ。堅っ苦しいのは性に合わないからさ!」
何となく性格がりっちゃんに似てるかも。私が放課後ティータイムに入部した時もりっちゃんは"律で良い、堅苦しいのは苦手だ!"みたいなこと言ってたしね。
そして続く自己紹介。残りの4人の名前だけ紹介すると、346プロ所属の
そして特に印象に残った子たちは蘭子ちゃんとアナスタシアちゃん。蘭子ちゃんの自己紹介は半分、と言うより9割以上何を言っているのか分からなかった。なんか銀河とか聖だとか闇だとか言ってて理解が出来なかった。唯一わかったのは名前と346プロに所属していると言うことだけ。まだ出会ったばかりだからこれから知っていけば良いよね。そしてアナスタシアちゃんはロシア人と日本人のハーフの子。ハーフだけあって物凄く美人。ハラショーの意味が分からなかったけどロシア語かな?
プロデューサー「では自己紹介を終えたので本題に入りたいと思います」
放課後ティータイム一同も席に座り会議に参加することに。こう言う会議の場は初めてでそれなりの緊張感が会議室に浸透する。
会議の内容は言うまでもなく、トーナメン島に向けての合同で行うかどうかの話し合い。その為のステップアップとして聖夜星祭でも合同で行いたいと言うのがプロデューサーさんの意向。
放課後ティータイムは来たる12月25日に行われる聖夜星祭への出場の切符を手に入れた。それも昼と夜の部の両方で。
それは346プロも同じ。となるとどちらかは合同で出られるみたいだね。
勿論こちら側の思いを告げる。りっちゃんが率先して昼か夜のどちらかは合同、どちらかは各々で、と言う内容。
それをわかっていたかの様にプロデューサーさんも放課後ティータイムの気持ちをあっさりと承諾。どうやら私たちからそう言う意見が出ることがわかっていたみたい。って当然だよね。私が電話でそう伝えたんだから。
放課後ティータイム、さわちゃん、アイドルグループ、プロデューサーさんの会議により346プロと放課後ティータイムが合同で演奏することに。それは聖夜星祭の夜の部で決定!
夜の部だけ。その理由としては言うまでもなく、元々は放課後ティータイムとして応募したものなのだから午前の部だけは放課後ティータイムだけで出たい!と言う気持ちがあったのも事実だから。
これを聞いたプロデューサーさんは私たちの気持ちを尊重してくれ全てが丸く収まることに。ちなみに合同で出場する、と言うだけであって、私たち放課後ティータイムが346プロに所属することになっただとか、プロになったとかそう言うのじゃないよ。あくまでも今回とトーナメン島に限りの合同。まだトーナメン島に出場出来るかはわからないけど。そしてプロデューサーさんによると、合同で出ることは予め学園都市の運営委員会に出来るか否かの問い合わせは済んでるみたい。一応早めの変更なら可能みたい。
ちなみにハルにゃん率いるSOS団合同の件もプロデューサーさんに聞いてみたはものの、プロデューサーさんが首を横に降る展開に。
プロデューサー「申し訳ありません。SOS団の皆様にも再度お話ししたのですが、完全拒否で受け入りてもらえませんでした」
どうやらハルにゃんに完全にお断りされたみたいだね。
つまりは放課後ティータイム✕346プロになるってこと!
そして合同で聖夜星祭に出ることが決まった以上、私たちも合同で練習することに。時間や場所は全てプロデューサーさんが段取りを取ってくれるみたい。
プロデューサー「では放課後ティータイムの皆様の持ち歌、と言いますか、何曲か演奏して頂きたいのですが......」
との要望。残念だけど今日は楽器なんて持ってきていない。だってそう言われてないから。
プロデューサー「勿論今日ここでと言うわけではありません。また日を改めてと言うことで結構です。時間も無いので近々行いたいと思います。場所は桜が丘高校でよろしいでしょうか?」
さわ子「うーん。今ここで承諾することは難しいので、一度学校に聞いて許可が出れば大丈夫です。なのでこちらからプロデューサーさんに連絡いれます」
プロデューサー「わかりました。急かす様で申し訳ありませんが、なるべく早めの日程でお願い致します」
そう言って深々と頭を下げるプロデューサーさん。これにて本日の会議は終了。
その後みんなで雑談することに。驚いたのがムギちゃんが差し入れのケーキを持ってきていたと言うこと。みんなもそのケーキの美味しさに驚きを隠せない様子。"どこで売ってるの!?" とか "それいくら!?" とか。ムギちゃん家がお金持ちと言うことを知る卯月ちゃんたち。
そして他の雑談では、何でアイドルを始めたのかとか、放課後ティータイムの名前の由来だとか、学園都市がどうだとか。学園都市の話では、極めて有名な"
そんな雑談を数十分。この後、アイドルのみんなはダンスや歌の練習があるとのこと。アイドルも大変なんだと実感する。私たち放課後ティータイムも負けてられないね。
さぁ!今度は聖夜星祭だ!初めての学園都市だ!聖夜星祭に出ることが目的だけど、もしかしたら学園都市特有の能力が拝めるかも知れない。そんなドキドキワクワクな事が控えている。
私たちも休日を使って練習しなきゃね!合同で練習することもあるだろうし、放課後ティータイムとして練習することも然り。
曲とか歌とか誰が歌うかとかはまだ決まっていない。それはこれからみんなで決めること。
みんなで成功させる為にも頑張らないとね!
唯「じゃあ私たちも帰ろう!練習しよう!練習!」フンス!
梓「おぉ!唯先輩が燃えています!私だって負けませんよ!」
唯「明日は日曜日だけど部室に行って練習しようよ!何の曲になるかはわならないけど、放課後ティータイムとしての出番もあるわけだしさ!」
そんなわけでさわちゃんの許可も得て練習することになりました!後日曲が決まり、誰が歌うかとかも決まった。その後合同で練習したりと放課後ティータイム、アイドルグループそれぞれで練習したりとそんな日が続き、いよいよ12月25日当日を迎えることになりました!場所は学園都市!私たちは学園都市に向かっている真っ最中。一体......どんな所なんだろう!?すっごいワクワクする!
唯「よーし!放課後ティータイム、頑張るぞー!」
律・澪・紬・梓・さわ子「おー!!!」
to be continue......
唯「ついに聖夜星祭!」
卯月「はい!それもそうですけど、せっかくなら能力も見てみたいですよね♪」
千歌「ですよね!もしかしたら私たちも何かをキッカケに能力が使えるようになったりして♪」
澪「そんなことになったら驚きだけどな」
穂乃果「次回は私たちもいるよ!」
唯「穂乃果ちゃん!1話ぶりだね!でもまぁ私たちのストーリー上ではまだ出会ってないんだけどねぇ」
穂乃果「そうそう。次のストーリーで初めて会うんだよね私たち♪じゃあ唯ちゃんお願い!」
唯「お任せあれ!!それでは......次回のけいおん!」
次回
♯5 聖夜星祭!