永遠のライバル! ~紅き星の暴走 after side story~ 作:はるかさん
にしても甲子園燃えました。相模おめでとう!
ってなことでラブライブ編の続きをどうぞ!
前回のラブライブ!
部室に集まる約束をすっかり忘れて1人屋上で練習していた穂乃果。
携帯が鳴り電話に出て海未ちゃんに怒られながらも部室へ移動し、着いた矢先に希ちゃんのワシワシ攻撃が。
部室に集まったのには理由があり、にこちゃんが話した内容は
にこ「学園都市主催の
その言葉を聞いた穂乃果たちのテンションはMAXまで上昇。予測来場者数はなんと10万人。
絵里「じゅうまんにん!??」
真姫「東京ドームの2倍じゃない!そんなに大きな会場あるわけないでしょ!!」
ライブの場所はあの学園都市。来場者数に対して席の数がオーバーした場合は能力で何とかするみたい。さすがは学園都市。もしかしたら能力が直に拝めるかも知れない。
そんな会場でライブが出来るなんて夢みたい。しかも知名度も挙げられて一石二鳥。
だけど同日にA-RISEも出場することを知り、動揺を隠せない穂乃果たち。
でも出るからにはやるしかない。出るならA-RISEよりも目立って会場をμ'sで鷲掴みにしよう!と思ってたんだけど、にこちゃんが言葉にした
にこ「このライブ......プロのアイドルも出るみたいよ!!!!!」
8人「......プ、プロぉぉぉぉ~~!!??」
その言葉で驚愕を隠せなかった私たち。
知名度を上げることが目的で出場するつもりが、プロのアイドルが出場すると、恐らくμ'sはおろか、A-RISEや他のスクールアイドルだって注目度は薄くなってしまう。
だけどその反面、生でプロのアイドルを見れるんだから勉強にもなるよね。
そのプロアイドルとは、超有名の765プロダクション。センターの天海春香さんや何をやらせても天才肌の星井美希ちゃん等々が見れる。
そんな人たちと同じ会場でライブ出来るなんて感激。
勿論穂乃果たちはアマチュアだからと言って練習を怠って来たわけじゃない。この2週間弱。思いっきり練習して来たんだから大丈夫。絶対に成功させるんだ!
穂乃果「おぉぉぉー!!ここが......学園都市!!!」
現在10月中旬。雲一つない昼の快晴。
2週間前、ライブ出場の申込みをネットで完了して、無事にμ'sは大覇聖祭のライブに出演することが決定しました。日曜日、つまりは大覇聖祭最終日。それは締めくくりを意味していて、大舞台でライブ出来るんだよ。
LoveLiveに出場するには知名度を上げる必要があって、今日はうってつけの機会。会場はここ学園都市内にあり、私たち9人はたった今、初めて学園都市に足を踏み入れているわけです。
絵里「す......凄い......」
希「風力発電の風車に街を掃除するお掃除ロボットまでおるやん......」
この光景に驚いて上手く感想を言うことが出来ないのはこの2人だけではなく、9人全員が驚愕を露わにしていた。
風車は珍しくは無いけど、道に捨てられた空き缶やその他のゴミをお掃除ロボットが次々に回収していく。まるで未来都市に来た様な気分。
ことり「街を見ただけでこんなにビックリするんだから、能力なんて見たらみんな倒れちゃうね」
真姫「そうね。ライブは夕方以降からだから、もしかしたら競技を見学出来るかも知れないわね」
早くも目の前の光景に落ち着いて会話出来る様になってきた私たち。
μ'sのメンバーは意外と適応性が高い。もうお掃除ロボットを見ても驚いたりすることが無くなったんだから。
凛「ところでどこへ向かえば良いのかにゃ?」
にこ「それが"学園都市のゲートを潜ったらそこで待機していて下さい"って言われたからどこへ向かえば良いかにこにもわからないのよ」
ってことはゲートの受付の人が運営本部に連絡してくれるのかな。このままずっとここで待ってるのはさすがに暇になっちゃうし、折角来たんだから色々見てみたいしね。
回りを見渡す限りでは、私たちの様なスクールアイドルらしき人たちはいない。もう先に行ってるのか、後から来るのか。集合場所や時間の明記は一切なかったからそうなると言えばそうなるんだけど。
海未「迎えが来ると言うことですか?もしかして向こうから歩いてくるあの人たちでは?」
全員が海未ちゃんが見ている方に向く。
その方角から、何だか警察官のコスプレっぽい服を着ている人とどこかの学校の制服を着ている女性の2人組だった。
その2人は穂乃果たちに向かって歩いて来ている。
花陽「あ、あの人たちなのかな......」
穂乃果「多分そうなんじゃないかな?向こうもこっちを見てるし」
お互い目を合わせたまま。
そしてその人たちがついに私たちの所まで距離を詰め、足を止めて話しかけて来た。
?「ようこそ、学園都市へ。受付から名前とユニット名は聞いてるけど、念のため名前とユニット名を答えてもらうじゃん?」
まず話しかけて来たのは、警察官の様な格好をしたスラっと背の高い女性。
その確認に応えて穂乃果たちも1人1人の名前を答え、最後ににこちゃんがユニット名を答えた。
そしたらその女性の隣にいた女の子が小型のノートパソコンみたいな物で何かを調べ始めた。
多分、穂乃果たちのことを調べてるんだと思う。何故なら、その機器の画面と私たち1人1人の顔を交互に見ているからだ。それよりも女の子の頭に乗っかってる花飾りが気になってしょうがない。あれは未来的なヘアバンドか何かかな。
?「
この人は黄泉川さんって言うんだって。
黄泉川「あたしは黄泉川愛穂。
なるほど。つまりこの街の犯罪抑止の為に働いているってことですね。
語尾の"じゃん"が気になるけど今は突っ込まないでおこう。逮捕されちゃうかもしんないしね。
ところでもう1人の人は誰なんだろう。腕に緑の腕章みたいな物付けてるけどなんだろう。この人も警備員って人なのかな。でも制服着てるし学生だよね。見た目は......中学生くらいかな。
?「無事に照合が取れました。今日は頑張って下さい!」
ペコっと頭を下げて花飾りが丸見えになる。
どうもこの花飾りは輪っかになっているみたいだね。
顔を再び上げてその顔を見た限りでは年下に見えるけど、中学生かな。高校生には見えないからなぁ。
穂乃果「ありがとうございます!精一杯頑張ります!......えぇっと~」
またまた頭をペコッと下げる。礼儀正しさに定評があるのかな。
それにしても街の治安維持活動をしてるなんて凄いなぁ。しかも能力者がいる街なら事によっては物騒だもん。
そんなこと穂乃果には出来ないな。
穂乃果「私は高坂穂乃果!うん!よろしくね♪飾利ちゃん♪」
絵里「よろしく。それにしても中学生でそんな活動をしているなんて凄いわね。ジャッジメントって結構危険だったりしないの?」
初春「そうですねぇ~。治安維持って言っても私は支部でパソコン使うことが多いのでそこまで危険な目に会うことは少ないですかねぇ。パートナーの人は前線に出て
そのスキルアウトって言うのが何かはよくわからないけど、話を聞く限りでは不良グループみたいな感じなのかな。にしても前線で活動している飾利ちゃんのパートナーって凄いな。能力者なのかな?
海未「そのパートナーはどう言う人なのですか?」
初春「
その瞬間μ'sの全員が言葉を飲み込んだ。
同い年ってことはまだ中学生。しかもテレポートってことは多分消えたり突然現れたりして移動できるってことだよね。この街は一体何で能力を開発しているのかが物凄く気になる。
黄泉川「ま、お喋りは歩きながらでも出来るからそろそろ向かうじゃん?」
初春「そうですね。行きましょう!皆さん!」
開いた口が塞がらないまま、穂乃果たちは黄泉川さん、飾利ちゃんの跡を追う。
そして学園都市の街の中へと私たちは入って行く。お掃除ロボットがゴミを回収し、空には中型くらいの飛行船が紫外線や天気、ニュースの内容、この街のイベントやその他諸々の情報を映し出していた。
道には体操着を来た学生が何人も歩いている。白と赤の鉢巻を頭に付けて。
今日は大覇聖祭。大運動会なんだから街の学生はみんな参加しているんだろう。
穂乃果「って、飾利ちゃんは運動会出なくて平気なの?」
初春「今日の参加種目は午後からなんです。まだ時間がありますし、時間が開いた場合はジャッジメントのお仕事をしているんです」
休みなし。運動会で走ったり競争したりと体力使うのに、間の時間はジャッジメント。
スクールアイドルより忙しいね。
まぁ運動会となるとジャッジメントやアンチスキルの人たちも仕事がわんさか増えるんだろう。
凛「飾利ちゃん大変にゃ~」
真姫「そうね。中学生でそんなことしてるなんて実際大したもんよ」
そう中学生なんだよね。穂乃果が中学生の時なんて家でゴロゴロしてばっかだった気がするんだけどな。
回りの学生を見ても活気が溢れてる。今日が今日だから、ということもあるんだろうけど、やっぱり能力開発を行ってる街だと人の活気も変わるのか。なんかちょっぴり羨ましいな。
にこ「穂乃果......アンタ今学園都市がちょっぴり羨ましいとか思ったでしょ?」
穂乃果「いいいいいやいやいやいや!思ってない!全然!!」
ビックリした。さすがにビックリした。まさかにこちゃんが人の心の中を読んでくるなんて。
まさか能力でも芽生えたとか?いやそんなわけないか。
希「μ'sだってこの街にはいないウチらだけのものなんよ。確かに能力が使えるのは凄いと思うねんけど、ウチらだって他の人にはマネ出来ないものもってるんよ」
そうだね。隣の芝生は青く見えるってことなのかな。無い物ねだり。
いくら能力が使えてもコピーは出来ない。そういう能力者もいるかも知れないけどそれは偽りの姿。
μ'sにしたってA-RISEにしたって他の人がマネ出来るわけじゃない。むしろ誇るべきなんだ。私たちは。
穂乃果「ありがとう。希ちゃん」
希「ええんよ、別に♪......にしても、あの目の前からクルクル回ってこっちに来るメイドさんはなんやろか?」
その方向にはクルクル回転してるお掃除ロボットみたいな物に乗っかったままお弁当を販売しているメイドさんの姿。
凛「わぁ!クルクル回ったメイドさんにゃー!」
花陽「なんか凄い......」
ことり「今度メイドさんの格好でライブに出て見るのはどうかな?」
あ、ヤバい。ことりちゃんに変なスイッチ入った。
穂乃果は良いけど恐らく海未ちゃんは......。
海未「む、無理です!恥ずかし過ぎますよことり!」
だよねーやっぱりそうなるよね。
それにしても本当に色々ある街だなぁ。まだ能力は見れて無いけどこの街の科学的な進歩には驚かされるばかり。
よくよく目を凝らして見てみると、街の至らぬ所に監視カメラが設置されていて常にゆーっくり首を動かし周りを監視してる。あの映像がアンチスキルやジャッジメントに送信されてるんだろうな。
そして様々な所を歩き、その時間は15分程。ようやく目的地であるライブ会場に辿り着いた。
黄泉川「ここが今日キミたちがライブする場所じゃん!」
その会場の見た目は特別大きいという程でもないけど、今までライブを行って来た中ではとびっきり大きい会場。
だって今までスタジアムでライブしたことなんてなかったんだから。
みんな見上げるだけで声は出ない。きっと思ってることはみんな一緒なんだと思う。
もう頭の中でこの会場でライブしてる自分たちの映像がイメージされてるんだ。
絵里「ついに来たわね」
真姫「そうね。絶対に成功させてやるんだから!」
凛「おぉー!真姫ちゃんがいつになく闘志むき出しにゃー!!」
真姫「べ、別に良いでしょ!!///」
出ましたよ真姫ちゃんの素直じゃないこの感じ。正直穂乃果、この真姫ちゃんは可愛いと思うんです。
黄泉川「じゃ、後は頼んだじゃん?」
初春「はい。お疲れ様でした」
そして目的地に穂乃果たちを連れて来ると別の仕事があるのか、黄泉川さんはその場から離れて行った。
黄泉川さん、ありがとうございました。
その後、穂乃果たちは飾利ちゃんに中を案内して貰えることになった。
関係者入口のドアから入り、楽屋が並ぶ通路を通り、真っ先に案内してくれた部屋はそれはもう今ままでに入ったことのない綺麗で大きい楽屋。
9人「おおおぉぉぉぉーー!!!」
初春「中を案内しますので、一旦荷物はここに置いて下さい」
そんな飾利ちゃんの発言をまともに聞いていたのは半分以上。感動と感激の嵐で全く聞いていなかった穂乃果とにこちゃん、凛ちゃんは鏡の前の椅子に直行してそのまま腰かけ鏡の中に映っている自分を見て感激する。
それは自分たちの容姿や鏡事態に感激したのではなく、楽屋ならではの鏡の回りにあるライトが部屋のライトの光と見事にマッチしていて、完全にその場の雰囲気に酔っていたこと。
海未「3人とも!話を聞いていましたか!?」
にこ「アンタもちょっとは感激したり興奮したりしなさいよ。こんな機会、滅多にないんだから」
海未「まぁ私も感激しないと言えば嘘になりますが......それよりも今は私たちが立つステージに早く行きたいので......」
ステージ。その言葉を聞いて幻想世界から現実世界へと戻される。
そう。穂乃果たちは今日、ここの会場のステージでライブをする。
確かに楽屋の雰囲気に酔っている場合じゃない。飾利ちゃんに案内してもらわないと。
にこ「飾利ちゃん!」
初春「了解です!」フンス
そして穂乃果たちは再び飾利ちゃんに案内してもらいステージまで移動することになった。
楽屋がたくさんある通路。先はかなり遠く感じる。それだけ楽屋が用意されているなんて、今日と言うこの日は学園都市の人たちにとって壮大なイベントなんだと実感する。
ここまでしてくれた学園都市の人たちに対して見せてあげなきゃ。μ'sのライブを。
?「でこちゃんのカチューシャいっただきなのーーー♪」
?「こらぁ!美希!返しなさいよーーーー!!!」
初春「通路では走らないでくださいねーー!」
そんな飾利ちゃんの注意も聞こえなかったのか、えらい早いスピードで通路の外側を駆け抜けて行った金髪の女の子と茶髪の女の子。あの子たちもライブに出るスクールアイドルなのかな。
でもあの2人の女の子、どこかで見た事あるような気がするんだよなぁ。
みきって言ってたけど......まさか星井美希ちゃんかな。765プロの人たちも出るってにこちゃんが言ってたけど。まさか......ね。
初春「着きましたよ。ここがステージへの入り口です!」
そう言って扉を開け、外の太陽光が穂乃果たちを襲う。眩しさに腕でその視界を遮り半目の状態でその奥の光景を眺める。そして徐々に視界が戻り、穂乃果たちの目の前に飛び込んで来た光景は、ライブ中でなくても足が竦んでしまう程の開放感と臨場感。こんな所でライブをやるとなると。考えるだけでも足が震えて心臓がバクバクなり始める。
絵里「ハ、ハラショー......」
海未「ここが......ステージ......ですか」
そう感じるのも無理はない。だってそれほど凄いところ。
今まで行ったライブ会場は、ちょっと頑張って手を伸ばせばお客さんと握手出来るんじゃないかって距離だったけど今回は全く違う。ステージから先は綺麗に整った芝生。そしてその更に更に奥の方に見渡す限りの客席、客席、客席。
あの位置はどう頑張っても握手は出来ない。人が米粒みたいにしか見えないんじゃないかと思う。
穂乃果たちからお客さん全員が見え、お客さん全員が穂乃果たちを見ることができる。付け加えてステージの上に設置された複数の液晶ディスプレー。あの画面に映るんだきっと。
確かにこれならテレビ局とかが来る可能性もある。これ芸能人のライブ並だよね。
にこ「き、緊張してきた......」
穂乃果「う、うん......」
初春「すみません。他の方もここに来られるみたいなので楽屋に戻りましょう」
そして楽屋へと戻る。正直なんて言っていいかわからない。
こんな会場で行うライブは初めて。気持ちをどう表現したら良いのか。
そして戻ってる最中に、今度は入れ替わるようにステージへと向かうスクールアイドルを発見。
それは......
穂乃果「ツバサさん。こんにちは。A-RISEも出るって聞いてました!今日は頑張りましょう!」
この人はUTX学園スクールアイドル、A-RISEのリーダー。
前にUTX学園に行った時に会ったことがある。向こうも向こうでμ'sに注目していてくれている。
トップスクールアイドルから注目されるなんて最初は本当に驚いた。
海未「ありがとうございます!私たちもA-RISEの皆さんを応援します!」
そう。今日は競い合うわけではない。ランキングとかが無いのだから。
お客さんから注目を集めると言っても、ステージ立つのは1組ずつ。だからステージに立てば立ったユニット全員が主役になる。だからこその激励。A-RISEとぶつかり合うのはLoveLive。だから今はまだその時じゃない。
LoveLiveで本気でぶつかり合うからこそ意味があるんだ。
なんて考えていたらいつの間にか飾利ちゃんが他の学生と話していた。
制服は飾利ちゃんとは違うけれど、腕に同じ腕章を付けている。ってことは、この人もジャッジメントってことか。
初春「白井さんはA-RISEの皆さんの案内なんですね?」
初春「はーい!」
そして再び歩を進めた飾利ちゃんについて行く穂乃果たち。
今の人がジャッジメントで飾利ちゃんと親しげに話していたってことは、もしかしてさっき言ってたパートナーの人?
希「なぁ飾利ちゃん、さっきの人って......」
初春「白井さん。白井黒子。あの人がジャッジメントで私のパートナーですよ♪」
やっぱりそうだ。しまったー。もう少し早く気が付けばテレポートしてー!って言って能力を拝めたかも知れないのに。でも飾利ちゃんのパートナーなら後で飾利ちゃんにお願いすれば拝めるかもね。
そして楽屋に戻って来た穂乃果たち。いつの間にか入口のドアに"μ's様"って書かれたプレートが準備されていた。さすが学園都市。
穂乃果たちの出番は夜。今はまだ13時前。時間はある。
かと言って雰囲気的にリハを行える感じでもなかったし、みんなももう準備は万端と表情が物語っていた。
ってことは。
穂乃果「ねぇ!せっかくだから大覇聖祭見に行こうよ!」
絵里「良いわね!能力が見れるかも知れないし!」
初春「私もそろそろ時間なので一旦支部に戻りますし、ここに来たのなら是非見ていってください♪」
真姫「そう、わかったわ。ありがとう」
そう言うと飾利ちゃんはトテトテ走り支部へと戻っていった。
さてと、穂乃果たちはまだ時間があるから運動会会場へと行きますか。
外に出て会場へと向かう。なんだけど......。
穂乃果「そう言えば......会場ってどこ?」
海未「これだけ大規模なところなんですから、そこらじゅうでやっているのでは?例えば学校の校庭とか」
その言葉で穂乃果たちは歩きながら、散策しながら学校がある場所へと向かう。
途中で街の地図が示されている液晶ディスプレーの"様な物"を発見。それはスマートフォンの様に画面がハードウェアで出来ているのではなく、まるで空中に映し出されている物。つまりハードウェアがない。
どんな原理でこうなっているのかわからないけど、更に驚かされたのは、映し出されている画面を触るとそれに反応して地図が動き始める。
にこ「どうなってんのよこの街の技術は」
そう思うのも無理はない。だって本当に穂乃果たちのいる街じゃあこんなに科学が進歩しているなんて想像がつかないもん。
その摩訶不思議な地図で辺りの学校を探し出すと、次に競技が行われる会場で一番規模が大きそうなのは
そして電車に乗り、その中学校へと移動した。たしか常盤台中学って、希ちゃんが言ってた"
~常盤台中学~
ようやくたどり着いた常盤台。エリアに入るには承認が必要で、そのエリア内は学園都市の中でもトップクラスなんじゃないかと思えるほどにリッチで綺麗でまさにお嬢様たちの街って感じの場所。
エリア受付の人は通してくれたけど、良いのかな。チケットとかそう言う類いの確認は一切なかったけど。
そして常盤台中学にやって来たんだけど、どうやら家族や学生は中に入って見学出来るみたいだけど、一般の人は入れないみたい。せっかく来たのに門前払いなんて運がないなぁ。とか思ってたんだけど、受付の人が私たちの名前を聞き、その後パソコンで何やらカタカタ操作し始めて数秒。μ'sで今日ライブに参加する1組だってことを確認したらしく、ゲートを通してくれた。どうやら今日ライブに出る人たちは特別ゲスト扱いみたい。なるほど。だからエリア受付の人は顔を見てわかったから通してくれたんだ。
ことり「ここまで来て帰されたらどうしようかと思ったよ~」
花陽「ほんとだよね。せっかく来たんだから見ていきたいよね!」
そして中に入ると人だらけ。校庭にはまだ出場する学生たちの姿は見えないけど、観戦するお客さんがたっくさん席に座っていた。
絵里「これだと立ち見かしらね」
穂乃果「えぇぇーやだよー。立ち見疲れるもーん!」
必殺我儘。しかし空いてる席などない。
でもちらほらと空いている席はあるけど9人一緒に座れる席は見れない。
とか思ってたら何人かが去って行きそこの場所だけ上手く9人座れる1列の空席が出来上がった。
穂乃果「あそこだぁーーー!!!!」
その席にひたすら走って向かう。だって誰にも取られたくない。
そして席に辿り着き、奥から詰めて行く。しかし奥から2番目の所に真っ白の修道服を着たまるでシスターさんとでも呼べば一番しっくりくると思う外人の女の子が座っていた。
ひょっとしたらここの隣に誰か来るのかも。でも日本語通じるのかな。まぁ物は試しって言うし。
穂乃果「あのー、すみません。隣......良いですか?」
?「うん!どうぞなんだよ!」
穂乃果「あ、ありがとうございます!」
そのシスターさんは隣の席を譲ってくれた。さすがは迷える子羊が云々。
にしても日本語の発音が完璧だったのには驚いたけど。
外国の人かな。シスターさんなのかな。とっても気になる。
穂乃果「もしかしてシスターさん?」
?「そうだよ!もしかしなくてもシスターかも!」
やっぱり。学園都市でその恰好はなんていうか、こう文化に合ってないと言うか、異色と言うか。
見た目明らかに外人さん。ってことは名前は日本人では無いのかな。
インデックス「自己紹介がまだだったね。私の名前はインデックスって言うんだよ!よろしくね♪」
穂乃果「私は高坂穂乃果!こちらこそよろしくね♪」
やっぱり外人さんだ。日本だけでなく色んな国から集まるんだ学園都市って。
なんだか同じ日本とは思えないよ。
そして横の階段からトコトコ降りて来てインデックスちゃんの隣の席に座ろうとしている女の子が声を掛けた。
?「おっすインデックス!」
インデックス「おっすみこと!」
誰だろう。知り合いなんだろうけど。にしてもみんなが若く見える。この人ももしかして中学生なのかな。
その人のことを見ていると、ヒソヒソ声が耳に届いてくる。何やら横の方で希ちゃんと花陽ちゃんとにこちゃんがその女の子のことを見ながらヒソヒソ話してる。有名人かな。
?「誰?知り合い?」
インデックス「うん!たった今だけどね」
確かに席をお譲り頂いただけであって、出会って数分も経ってないです。はい。
にしてもこのシスターさんこっちに知り合いがいるってことは日本に住んでるっぽいね。日本語もペラペラだし発音もあってるし。
希「ねぇ」
穂乃果が考えている最中、希ちゃん突然立ち上がりその女の子の顔を見ながら声を掛けた。いつになく真剣な表情。いつになくと言うのは、希ちゃんはいつもにこやかな感じがするからこう言う真剣な表情は少し珍しい。
そして希ちゃんが声を掛けるとさっきまでひそひそ話をしていた花陽ちゃんとにこちゃんまでもがこの女の子の顔を見つめている。
?「あ、はい。なんでしょうか?」
希「貴女......もしかして常盤台の超電磁砲と違う?」
この子が。とてもそんな超能力者には見えないんだけどなぁ。
でも人は見かけによらないって言うし、きっと物凄い能力を使うんだろうなぁ。
でも一体何の能力を使うんだろう。そもそもれーるがんって何だろう。ガンって言うくらいだから拳銃か何かを扱うのかな。
っていやいや。それ能力じゃないし。
って!本当に超能力者だったあぁぁ!!!
to be continue......
にこ「さすが学園都市ね。科学の街って感じ」
真姫「そうね。正直ビックリした」
美琴「外から来てれば余計にそう感じるのかもね」
にこ「そうねぇ......で?次回は?」
美琴「どうやらコインの出番のようね......」
真姫「何よ?コインって?」
穂乃果「それは次回のお楽しみ~♪」
にこ「あんたいつの間に!?」
美琴「じゃあ行くわよ!次回のラブライブ!」
次回のラブライブ!
#3 「超電磁砲」