永遠のライバル! ~紅き星の暴走 after side story~ 作:はるかさん
11連回してもなかなかURが出なくて困ってますw
関係ない話は置いといて。
どうぞ!!
前回のラブライブ!
ついに学園都市に足を踏み入れた穂乃果たち。だけどどこへ向かえば良いのかわからず、ゲート付近で立ち往生していたところに、アンチスキルの黄泉川さんとジャッジメントの飾利ちゃんが案内してくれた。
初めて入った学園都市内。その技術力に圧倒され科学の進歩が最先端を突っ走るこの街では、お掃除ロボットや飛行船による情報開示など様々な科学的な進歩が確認出来た。その後、何事もなくスタジアムに到着。
外観だけ見てもモチベーションが湧いてくる程の圧倒的存在感。
真姫「絶対に成功させてやるんだから!」
凛「おぉー!真姫ちゃんがいつになく闘志むき出しにゃー!!」
真姫「べ、別に良いでしょ!!///」
そして中を飾利ちゃんに案内してもらい一先ず楽屋に入り荷物を置く穂乃果たち。
ステージへと案内してもらい、そのステージから客席への光景は今まで経験したことが無いくらいの開放感と臨場感。そして見渡す限りの客席。
そのあまりの圧倒感にμ'sのメンバーはライブ中でもリハーサル中でもなんでもなく、下見のハズなのに心臓がバクバク鳴り始めこの目の前の光景を呆然と見ていることしか出来なかった。
絵里「ハ、ハラショー......」
海未「ここが......ステージ......ですか」
そして穂乃果たちだけでなく、A-RISEのメンバーも私たちと入れ替わる様にステージの下見へと来ていた。
A-RISEもLoveLiveに向け知名度を上げるためにこのライブに参加。今回のライブはトーナメントやランキングでのバトルではなく、ただ大覇聖祭の〆の大舞台と言うだけで、競い合うわけじゃない。だけど、知名度を上げたいのは穂乃果たちも同じ。A-RISEに負けない様に頑張らないと。
その後、飾利ちゃんはジャッジメントと午後の種目に参加するらしく、その場を去っていった。時間が空いた私たちは大覇聖祭を見学しに行くことに!
海未「これだけ大規模なところなんですから、そこらじゅうでやっているのでは?例えば学校の校庭とか」
そして街に設置?されていた未来型の地図で次に行われて、割りと近めで、大規模な競技で検索した結果、該当したのは常盤台中学で行われる競技。
その場所へ移動し、ようやく能力を拝見することが出来そうです!
インデックス「自己紹介がまだだったね。私の名前はインデックスって言うんだよ!よろしくね♪」
希「貴女......もしかして常盤台の超電磁砲と違う?」
そしてインデックスちゃんの近くにやってきた1人の女の子に対して希ちゃんの疑問が炸裂。そしてその相手とは......
なんとビックリ!そこに現れたのは、超能力者で常盤台の
......っていうかレールガンってどんな能力なんだろう。気になるなぁ。そして更には......ついに競技が目の前で始まろうとしてるのです!!
穂乃果「ねぇねぇ!レールガンってどんな能力なの!?」
美琴「簡単に言うと、電気の力を借りて、物を飛ばす能力......かな」
なんという能力。穂乃果が知ってる電気って、スマホを充電させたりテレビや照明を点けるために必要な力ってことしか知らないけど、まさか電気で物を飛ばせるなんて。
能力っていうくらいだから、まさか機械を使ったりはしないだろうし。
ってことは美琴ちゃんは電気を操る能力者ってことなのかな。
花陽「見せて見せて!」
凛「是非見せて欲しいにゃ~!」
穂乃果の後方から、まるでテレビに映りたいがために前のめりになって、穂乃果の肩からニュっと出て来た2人。
しかも穂乃果、肩に体重かけられて潰されかけてるし。少し重いけどそんなセリフを吐けるはずがない。
まぁそれだけ目の前の超能力者に夢中なんだろうね。気持ちはわかる。穂乃果だって見てみたいし。
美琴「いや......ここではちょっと危ないですし」
その2人の勢いに少し負けているのか、身体だけが後方に後ずさりしている。っというよりあれは若干引いているんじゃないかな。花陽ちゃんと凛ちゃんの全面から押し出されているプレッシャーに。
でもそんなに危ない程の能力を使えるのか。何を飛ばすのかはわからないけど。
穂乃果「美琴ちゃんの能力って電気を操るものなの?」
美琴「まさにその通りです。ここでは通称
な、なんかかっこいい。穂乃果もそう言う何とかマスターって名前が欲しい。
スクールアイドルだから......スクールマスター?生徒会長だから誰よりも学校のこと知ってないといけないしね。
っていやいやいや。どちらかと言うと、スクールアイドルに因んだ異名が欲しい。
スクール......アイドル......マスター......。
アイドル......アイドルマスターだ!
にこ「穂乃果、アンタ今ネット上で戦争が起こりそうなくらいの変なこと考えてないわよね?」
穂乃果「か、考えて無い!考えて無いよにこちゃん!!」
やっぱりにこちゃんに読心術の能力でも身に付いたとしか思えない的確でタイムリーな質問だよね。
まぁそんなわけない。能力を得るためには授業を受けないと得られないらしいし。っていうかネット上で戦争が起こるってどういうことだろう。なんか穂乃果危ない発言するところだったのかな。
絵里「始まるみたいよ。競技」
その言葉を聞き、校庭を見ると体操着を来た学生たちが入場口からわんさか入場してきた。
学校対抗の運動会だから、出場選手も2種類の体操着。つまりある学校と、ある学校の能力を武器にした競技対決が今まさに始まろうとしていた。
そして美琴ちゃんの存在で席を立っていたμ'sのメンバーも席に座り、競技を観戦することに。
1つの学校は美琴ちゃんと同じ体操着を来た学校。つまりは常盤台中学。もう1つは青と白の体操着の学校。
スクリーンには、常盤台中学対とある高校って映し出されている。
にしてもとある高校なんて名前の学校あるんだ。それに中学生と高校生じゃ、いくら常盤台中学が名門とは言え、高校生相手じゃ勝てないんじゃないかな。
ことり「美琴ちゃんは競技に出ないの?」
美琴「今出てるのはBチームなんです。私はAチームでしたのでもう出場して来たんですよ」
なんと。せっかく超能力者と出会えたのに、その能力を拝めないなんて。
そっか。競技が既に行われていたんだ。だから穂乃果たちが入って来た時にちらほらと席が空いていったんだ。
ちなみに競技種目は玉入れ合戦。普通の玉入れなら見ててもあまり面白くはないけど、これから行われようとしているのは能力を行使した玉入れ合戦。考えただけでもワクワクするよね。
インデックス「あ!とうまだ!」
隣に座っているインデックスちゃんが突然声を上げた。
知り合い、それとも有名な能力者でも出てるのかな。インデックスちゃんは目をキラキラさせて、その隣にいる美琴ちゃんは暑いのか、疲れているのか、若干頬が赤くなっていた。競技に出てたんなら暑いよね。うんうん。穂乃果たちだって、練習後やライブ後は身体が暑くなるもんなぁ。
そして学生たちは白線の内側に立ち、その両校の間に玉を入れるポールが立てられていて、辺りに玉が散らばっている。
まもなく用意ドン。
司会「それでは、常盤台中学対とある高校の玉入れ合戦を開始いたします!」
その数秒後、審判らしき人が右手を大きく上に挙げて、その人差し指を曲げたら"パーン!"と鳴り響いた銃声。
ついに競技が開催された。
そしてポールに向かってひたすら走り続けるとある高校の学生たち。落ちている玉を拾ってまたもやポールに向かって走り出す。出だしは好調ってところなのかな。
そんなとある高校に対して、常盤台中学の学生は1歩も動かない。やっぱり相手が高校生だから諦めてるのかな。
海未「大丈夫なのですか美琴?常盤台生は全く動きを見せないのですが......」
美琴「大丈夫です。あれも作戦なんです」
動かない作戦かぁ。一体どんな作戦なんだろう。
何かしらの能力でカウンターを仕掛けるってことなんだろうけど、その能力がわからないから何とも想像が出来ないんだけどね。これは目が離せそうにないね。
インデックス「みことはとうまの応援しないの?」
美琴「今回も罰ゲーム掛けてるからね!アイツが負けたらインデックスも何か頼んじゃいなさい!」
インデックス「じゃあお腹いっぱいご飯食べさせてもらうんだよ!」
なんだか隣で闇取引が行われている様な気がするけど。スルーしよう。
ここから先はどうなるんだろう。未だに常盤台生は動きを見せようとしない。
ただただポールに近付くとある高校生を見ているだけ。まるで何かを待ってるかのように。
希「動く......!」
真姫「え?」
その希ちゃんの発言のあと、1人の常盤台生が地面に手を置き、更にその隣にいた常盤台生が両手をポールの方に向けた動作が確認できた。
そしたらなんと、ポールと高校生のスタート地点の間くらいの場所の地面から、突然竜巻の様な突風が吹き始め、多くの高校生たちがスタート地点まで吹き飛ばされていく。3人くらいの高校生は残ってるみたいだけど。しかもなんか風が出た途端その風が消滅した。何かミスしたのかな。
まぁそれはイレギュラーとして、常盤台生はこれを待ってたんだ。相手が一定の位置まで近づいて来たところで風の能力でスタート地点まで戻す。
戻された高校生たちはその分の体力を失い、位置取りもバラバラになるから戦力は大幅に減少。
その証拠に、その事柄が起きてから常盤台生が一気にポールに向かって突撃し始めた。
あの人かな。風を発生させたのは。なんかセンス持ってるし。
それにしても中学生って私たちよりも年下なのにこんなに凄い能力を使うなんてハラショーだよほんと。
にこ「凄い凄いすごぉーーーい!!!」
絵里「あれが能力!初めて生で見たわ!!」
真姫「うそ......あんなに凄いなんて......」
そうだよねーそう言う反応になるよねあれみたら。
だってさっきの風の能力にも驚いたけど、今も他の能力者たちが炎出したり、水を出したりとあの校庭で過激な能力競技が行われているんだよね。
ルール上、人に向けて能力を使ったら反則負けだから、風の能力者も含めてみんな地面とかに向けて撃って威嚇攻撃や足止めを行ってる。攻撃するのは中学生だけで高校生はそんなに能力による攻撃は仕掛けてない。
相手が中学生だから手加減してるのかな。それとも......それだけ実力に差があるってことかな。
穂乃果「能力も凄いけどなんで希ちゃんは常盤台生が動くってわかったの?」
希「こーれ♪」
それは人差し指と中指の間に挟まれた1枚のカード。
こんなときにまで占いやってるとは抜け目がない希ちゃん。
海未「ここでカードで占いとは......」
ことり「カードの占いなら希ちゃんは超能力者級だね♪」
うんうん確かに。μ'sの名前だって決めたのは希ちゃんだし、あのカードの占いの結果は穂乃果たちも良く知ってる。何故か当たるんだよねぇ希ちゃんの占いって。
そんな中、玉入れ合戦の競技はまだまだ続く。
光の玉みたいな能力を撃ち出し、それが地面に当たると小爆発を起こして砂煙を巻き上げて相手の行く手をしっかりと阻んでいる。さすがは名門常盤台ってとこなのかな。穂乃果にはよくわかんないけど。
にこ「いっけいけーーー!!!」
凛「そこにゃー!!」
真姫「あ!あの人危ない!!」
大興奮して観戦している2人と対照的に冷静で校庭を見ている真姫ちゃんが大声を上げた。
真姫ちゃんが指さした方向には能力者のミスなのか、炎の固まりが1人の男子生徒の方へと向かって行く。
その能力を放った能力者は地面に倒れている。多分能力を撃った瞬間に、相手の能力か何かかはわからないけど、バランスを崩してしまったんだと思う。それが原因でこの状況になったんだ。
絵里「当たっちゃう!!」
そしてその炎の固まりが男子生徒に着弾しようとしたその瞬間、その男子生徒は突然その炎の固まりに対して右手を伸ばした。
炎は男子生徒の右手を包み込んでいく。どう考えても熱い。だって炎が直に当たってるんだもん。
だけど、そんな考えとは相対し、何故か右手を包んでいた炎が突然消滅した。
炎を操っていた能力者が能力を解除したのかな。
美琴「さすがの
穂乃果「イマジンブレイカー?能力の名前か何か?」
美琴「まぁそんなところです。異能な力ならどんな能力でも無効にする能力っていうふざけた能力なんですよ」
そんな能力もあるのか。あれ?でも能力を無効化するなら自身の右手の能力も無効にしちゃって相殺されたりしないのかな。能力を無効にする為にはその能力を使わなくちゃいけなくて、でもその無効にする能力も異能な力であるわけであって......えぇ~っとー。
穂乃果「あぁ~んもう!わかんなくなっちゃったよ~!」
海未「穂乃果、どうしました?常盤台の勝ちですよ?」
いや穂乃果が考えてたのは勝ち負けじゃなくて、そのイマジンブレイカーとかって言う能力のことであって、何だか矛盾が生じてるような気がしてならないんだよ。だって異能な力を無効にする能力自体が異能な力なんだよ?そんなのおかしくないかな。
穂乃果「って!常盤台の勝ち!?!?」
ことり「うん♪穂乃果ちゃんが考えている間に終わっちゃったみたいだね」
うそー!後半全然見れて無かった。
せっかく大覇聖祭を見に来たのに。なんか悲し過ぎる。
まぁでも前半だけでもすっごく楽しかったから良いんだけどさ。色んな能力を見ることも出来たし、何より能力を生で見れたってことが一番のお土産話だよね。
穂乃果「いやー凄かったねぇ!!」
花陽「うん!すっごく興奮しちゃった♪」
穂乃果たちが見た事ある玉入れ合戦とは全く違い、生まれて初めて見た能力を行使した競技だった。
それはまるで子供が本物のヒーローやサンタさんと出会えたらこんだけ興奮するんじゃないかと言うくらいのドキドキさ、ワクワクさが穂乃果たちの身体の奥底から湧き出ていた。
美琴「よっし!これでカケはもらったわよ!」
インデックス「おぉ!みことご飯なんだよ!とうまからご飯食べさせてもらってくるんだよ!」
さっきの闇取引の話しの結果かな。会話からすると、どうも美琴ちゃんとこのさっきの競技に出場していた学生と勝ち負けでカケを行っていたみたいだね。それは良いんだけど、インデックスちゃんは完全に漁夫の利と言うかなんというか。そうしてインデックスちゃんはスタスタ入場口の方へと走って行った。
希「終わったみたいやね」
美琴「そうですね。次にここで行われる競技までは時間が空くので外に行きましょうか♪」
そして穂乃果たちは美琴ちゃんオススメの屋台のクレープ屋さんがあるらしく、そこに行くことに。
ダイエットも成功したし、まぁたまには良いかな。甘い物って食べたくなるしね。
席を立ち入場ゲートの方へと歩く。さすがに次の競技までは時間があるのか、出て行く人が多い。
この人たちはみんな親御さんなのかな。
?「お姉様」
突如聞こえたお姉様。その声は後方から聞こえてきて、振り返るとそこには美琴ちゃんと同じ体操服を来たツインテールの女の子が立っていた。だけどどこかで見た事がある。
確かスタジアムで......。
美琴「あぁ黒子。お疲れ」
白井黒子「まぁ常盤台が勝つのは当然ですわよね」
そうだ黒子ちゃん。さっきスタジアムでA-RISEを案内してた飾利ちゃんと同じジャッジメントの子だ。
ってことはテレポートしてここに現れたってことかな。
黒子「初めましてμ'sの皆様。私は常盤台中学2年で
穂乃果「初めまして!私、高坂穂乃果!よろしくね!」
そして1人1人黒子ちゃんに自己紹介を交わす。
穂乃果たちはさっき見たし、飾利ちゃんから名前も聞いてるから知ってるけど、黒子ちゃんからすればあの場にいた9人なんてうっすらとしか覚えてないだろうからね。自己紹介は必須ってわけだ。
美琴「これからクレープ食べに行くんだけど黒子もどう?」
黒子「んまぁ~!お姉様が私をこうも積極的にお誘い下さるなんて!黒子は嬉しくて嬉しくて抱き付いてしまいますの~!!!」
そして突然黒子ちゃんが美琴ちゃんに勢いよく抱き付いた。
あまりの急な展開にビックリしたけど、恐らく相当仲が良いんだろうな。ここで美琴ちゃんが受け入れたらそれはそれで心配になっちゃうけど、美琴ちゃんはなんか必死に引き離そうとしてるから、この2人はこれで成り立ってるんだ。
美琴「いい加減に......しろぉー!!」ビリビリ
黒子「あうううううーーーん!!!」
あ、能力だ。
美琴ちゃんの能力を拝見出来たのは嬉しいけど、なんかこう、もっと違う場面で見たかったけどなぁ。
ファーストキスはムードある雰囲気だったり、本当に好きな人とで無いと嫌って感覚に近いのかも。まぁ穂乃果は恋愛したことないからわかんないんだけどさ。
まさか超能力者の能力がこのラブラブ仲良しシーンで拝めるとは。でも本当に電気を操る能力なんだ。なんか凄いなぁ。美琴ちゃんが居たら物凄い節電が出来そう。
黒子「」ブスブスブスブス......
美琴「ったく、少しは自重しなさい」
?「いや~またやってますねーお2人さん!」
そして今度は正面から聞こえて来た声。黒髪の女の子で体操着は常盤台とは違う。
対戦相手だった高校生の体操着とも違う。ってことは美琴ちゃんと黒子ちゃんの知り合いかな。
美琴「佐天さん!どうだった?」
この人とは勿論穂乃果たちのこと。
この人は見た事がない。けど美琴ちゃんたちの知り合いならこの人も凄い能力を使うんだろうなぁ。
海未「初めまして。今日学園都市のスタジアムでライブをやりますμ'sと申します。私は園田海未です」
佐天「おー!スクールアイドルってやつですか!あたしは佐天涙子って言います!ちなみに能力に関しては
少し申し訳無さそうに笑いながら謝るこの子は結構心が広いのかも。
もし穂乃果がこの街で暮らして能力を得るために授業に出ていて、それでも能力が身につかなかったら絶対に拗ねるしグレちゃうかも。
そして黒子ちゃんと同じように1人1人の自己紹介を済ませる。
そこへ先ほど穂乃果たちを案内してくれた飾利ちゃんも合流。競技が終わってこっちに来たみたいだね。
初春「お疲れ様です♪」
どうやら話を聞くみたいだと、飾利ちゃんと涙子ちゃんは同じ学校で同じ学年みたい。
体操着も一緒だしね。
その後、美琴ちゃんと黒子ちゃん、涙子ちゃん、飾利ちゃんを含めた13人で外に出てクレープ屋さんへと向かった。
~学園都市内~
ついに辿り着いたクレープ屋さん。
回りには学生も多く、家族でクレープを食べてる集団も何人か。学園都市ではこのクレープ屋さんは有名なのかな。品ぞろえも色々あるし、なんかカエルのストラップも貰えるみたいで子供に対してのサービスも良いみたいだね。
何故か美琴ちゃんはそのカエルのストラップを貰ってメチャメチャはしゃいでるけど。
それから、美琴ちゃんたちにμ'sの経緯というか、スクールアイドルになったキッカケを全部話した。
どういう思いで、何が目的で、どんな練習して、どこにどれだけライブに出て来たのか、とか。
穂乃果たちからすれば能力系は何もわからないけど、美琴ちゃんたちだってスクールアイドルのことは何も知らないから興味が湧いてるみたい。
それからお友達ってことで、お願いしたら美琴ちゃんはタメ口で話してくれるようになったんだよ。黒子ちゃんと涙子ちゃんは遠慮してたけど、美琴ちゃんは"じゃあそれで!"って言ってね。
名前は"さん付け"だけど、それでも苗字じゃなくて名前の方で呼んでくれるようになったよ。嬉しい限りだね!
そしてそんな平和で、幸せなひと時だったんだけど、それを瞬時に砕くような出来事が起こってしまった。
それは近くの銀行で爆発が起こり、その中からマスクを被った複数の男の人が出て来たからだ。
多分銀行強盗。その出来事が発生した直後、さっきまでとは全く違う顔つきになったのは黒子ちゃん。
一瞬にしてポケットから腕章を腕に括り付け、そのまま飾利ちゃんに指示を出した。
黒子「初春!ジャッジメントへの連絡と怪我人の有無の確認、急いでくださいな!」
初春「はい!」
黒子「お姉様、分かっているとは思いますが、学園都市の治安維持は私たちジャッジメントのお仕事。終わるまで待ってて下さいな♪」
そう言うと、飾利ちゃんは直ぐにスマホを取り出しアンチスキルへの通報、その周辺にいる人たちへの呼びかけ、怪我人の確認と、次々と任務をこなしていく。穂乃果たちは紛れもなく一般人だから美琴ちゃんの指示通り、その場から離れ安全な場所へと非難する。
そして黒子ちゃんは強盗をやらかした数人の男の人相手に戦っている。
正直言って言葉を失った。黒子ちゃんは格闘技か何か習っているのか、相手を次々に薙ぎ倒し、更にはテレポートを繰り返し相手を錯乱させつつ攻撃をしている。
あれがテレポート。本当に凄い。あんな能力が本当にあったなんて。アニメや漫画の世界だけだと思ってた。
ついに黒子ちゃんが何人かの犯人を拘束し、無事に事件の幕が下りた、と思っていた。
穂乃果は不用意に黒子ちゃんに近付いてしまった。何故なら黒子ちゃんのかっこよさと能力拝見、そして強盗事件は終わったと思い込んでいたからだ。
穂乃果「黒子ちゃーん!凄かったよーー!!」
黒子「まだ来てはいけません!」
その黒子ちゃんの声を聞いた瞬間、足を止めはしたが既に時は動いていた。
穂乃果の2歩先に犯人の男の人がいつの間にか穂乃果に向かって突っ込んで来ていた。
そして何かあるのか、その男の人は穂乃果をビンタしてそのまま穂乃果は倒れてしまい、男の人は穂乃果の後方にあった車に乗り込んだ。
そう、穂乃果の近くに止められていた車があって、犯人の物なのかどうかはわからないけど、その車がお目当てだったらしく、その近くにいた穂乃果は進路妨害だった。つまり犯人からすればすっごい邪魔な存在。そりゃビンタして道を開けるよねー。
穂乃果「うぅっ!」
痛い......血は出てないけど痛い。
まだ出ちゃいけなかった。アンチスキルが来るまではあの場にいるべきだったんだ。
美琴「黒子ぉ!!!!!」
突然美琴ちゃんが大声をあげた。その大声に黒子ちゃんもビックリしたのか、焦燥感と緊張感が黒子ちゃんの顔から見てとれる。まぁ突然の大声でビックリしたのは穂乃果もなんだけどさ。
美琴「こっからは私の個人的な喧嘩だから......悪いけど......手、出させてもらうわよ?」バチバチ......
明らかに怒ってる。キレてる。美琴ちゃんの口調は落ち着かせているのかも知れないけど、声のトーンが若干だけど低くなっていて、怒りの感情が少しだけ表に出ちゃってるのが、付き合いの薄い穂乃果でもわかる。
そして初めてまともに見た美琴ちゃんの能力。身体の表面から若干だけど電気がビリビリ言ってる。さっき黒子ちゃんとじゃれあってた時の比じゃない。近づいたら感電してしまうんじゃないかってくらい。
そっか。勘違いじゃなければ穂乃果を友達だと思ってくれてるからこそ怒ってるんだ。
そして美琴ちゃんに向かって突っ込んで来る1台の車。明らかに時速は100Kmを越えている。犯人の恨みなのかはわからないけど、標的を美琴ちゃんに絞ってるみたい。
そんな車が突っ込んで来ているのに、美琴ちゃんはその場から1歩も、と言うより右腕以外は動かしてはおらず、動かす気配も一切ない。唯一美琴ちゃんがしたことと言えば、体操着の後ろポケットから1枚のコインらしき物を取り出したくらい。そんなコイン1枚で何をしようと言うのだろうか。
穂乃果「美琴ちゃん!!危ないよ!!逃げて!!!」
にこ「なんでボーっと突っ立ってんのよ!!早くその場から避難しなさいよ!!!」
穂乃果たちの言葉を聞いても、それでもその場から離れようとしない美琴ちゃん。
車は更に速度を上げ、美琴ちゃんに突っ込んで行く。
そしてようやく美琴ちゃんが動いたかと思ったら、手に持っていたコインを親指で真上に弾き飛ばしただけ。
黒子「大丈夫ですの。ご心配なさらず」
この状況で心配しなくて良いと言う方が無理な話。だって目の前で起きているのはドラマでもなんでもなく、強盗した悪い人が相手。何をしてくるかなんてわからないよ。
希「何言うてるの!?」
絵里「そうよ!早く貴女の能力で美琴を!!!」
突然のあまりの出来事に、冷静でいられなくなっている2人。
無理もない。普通にクレープ食べてた矢先にこの出来事だもん。生まれて初めての事件現場に遭遇。
しかも犯人から狙われているのは見ず知らずの人では無く、友達になった美琴ちゃん。
いくら超能力者とは言え、あんなに早いスピードで突っ込んで来る車に対してなす術なんて......。
黒子「あの方こそが学園都市の頂点。230万人中7人しかいない
美琴ちゃんが真上に打ち上げたコインが再び、1mmのズレも無く美琴ちゃんの親指に向かって落ちて来る。
そして美琴ちゃんの回りでビリビリ言っていた電気が瞬時にして更に電気の勢いが増し、美琴ちゃんが一瞬にして電気に覆われた。と思いきや、その上から降って来たコインを美琴ちゃんが親指で車に向かって弾き飛ばした。
黒子「常盤台中学が誇る......最強無敵の電撃姫ですの!」
そのコインは、とんでもない速さで車に目掛けて飛んでいった。撃った瞬間、その辺りに台風の時の様な風が発生し、撃ち出された真下の道路が若干抉れて、つまりは能力の余波か何かなのかも知れないけど、とにかく穂乃果にはどう表現したら良いのか全くわからない。そしてそのコインが車に着弾した瞬間、その猛スピードで突っ込んで来ていた車が宙を飛び回転したまま美琴ちゃんの後ろの方まで吹き飛ばされていった。
穂乃果「す......凄い......」
真姫「なに......これ......」
にこ「これが......超能力者......」
絵里「ハラショー......」
to be continue......
ことり「美琴ちゃんあんなに能力使って大丈夫なの?道路えぐれてるけど......」
花陽「まぁ、アンチスキルの人達か能力者が何とかするんじゃない?」
美琴「少しやり過ぎたわあれは」
黒子「全く。毎度毎度自重してくださいと言っておりますのに」
花陽「でも凄いよね!バリバリーって雷出てるんだもん!」
佐天「なんと......御坂さんが居れば電気代なんて支払う必要がない!」
?「うっうー!今すぐうちに来てくださいですぅ~!」
初春「はいはい~出番はまだですからね~」
?「うーうー」
にこ「その"うーうー"言うのやめ『さて!!次回のラブライブは!?』って穂乃果ぁ!」
次回のラブライブ!
#4 「借物競争」