永遠のライバル! ~紅き星の暴走 after side story~ 作:はるかさん
けいおん編第2話です。
けいおん編はラブライブ編に比べて今はまだキャラ交流がありません。
学園都市に行ってから交流が増える様な感じになると思いますw
ではどうぞ!
律「唯!」
梓「唯先輩!」
そこにいたのはりっちゃんだけでは無かった。あずにゃんに澪ちゃんにムギちゃん。軽音部勢ぞろい。
突然うちにやって来た軽音部一同。なんでスマホを使わないのかツッコムのは野暮なのでやめよう。
一体どうしたんだろう。何か大事件?それともみんな憂のご飯食べたかったとか?それともケーキ?改造計画?どれ?
澪「唯......出るぞ!」
息を切らしながら片手を私の肩へと添えながらゆっくり呼吸を整えていく。
一体何があったのかな。マラソンでもしてたのかな?
唯「ほえ?......何に?」
紬「10月中旬に行われる......」
そして4人は揃ってこう告げる。
4人「「西地区エリアのバンド祭に!!!」」
現在10月中旬。夏の暑さも徐々に収まり始め、9月と言う存在を忘れていたかのように秋の気配が訪れ始めた時期。私たち放課後ティータイムは、珍しくティータイムもせずに練習に明け暮れています。
それもそのはず。その理由は数ヶ月前に私はみんなから
「10月中旬に行われるバンド祭に出る!」
と聞かされたのがキッカケ。急遽参加することになったわけではなく、練習する時間は多いにあったから良いと言えば良いんだけれどね。
とまぁそんなこんなで私たちは練習しているのです!
本番までもう時間が無いけど。
~音楽室~
山中さわ子「なかなか良いじゃない。練習成果が出てるわよー」
この人は山中さわ子先生。通称さわちゃん。吹奏楽部兼軽音部の顧問をしています。学校では"何でも出来て、優しくて、先生や生徒からも慕われる"と言う位置付け。でも軽音部にお茶しに来た時のさわちゃんは他の誰も知らない乙女で少し我儘な性格です。そして桜が丘高校の卒業生でもあり、軽音部のOBでもあるんです。ギターの腕前は高くて、私はギターとボーカル両方のスキルが身に付いたのも、さわちゃんとのマンツーマンレッスンがあってのものです!
澪「ありがとうございます。ついに明日ですからね。バンド祭」
律「出るぞーって言ってからもう数ヶ月経つもんな」
そうです。明日はバンド祭。
公式とかオーディションだとかそんなにガチガチなイベントではなく、地域的なお祭りの一種。学園祭も迫っているから良いタイミングと言えば良いタイミング。恐らく今回演奏する曲が来月に行われる学園祭で演奏する曲にもなると思う。ひょっとしたら何曲か追加するかも知れないけど。
紬「そうね。一般参加も可能だから学生以外の出場者もいるかもね」
梓「出るでしょうね。気軽に参加出来るお祭りみたいなものですもんね。でもイベントに出れるってことはやっぱり良いことです!私、他のイベントにも出たいです!唯先輩はどう思いますか!?」
ふぇ?私?勿論出たいに決まってるよあずにゃん。
イベントがあればそれに向かってみんなで練習して、ステージに立って、楽しい時間が過ごせるんだもん。
唯「楽しいから出たいよあずにゃん!」
梓「ですよね!良かったです!唯先輩がやる気出してくれて!私嬉しいです!」
さわ子「イベントに出たいんならかなり大きいイベントあるわよ?」
机でノートパソコンをカタカタいじり始めたさわちゃん。その発言により、私たちは5人はさわちゃんの元へとバタバタと駆け寄っていく。かなり大きいイベント、なんて聞いたら興味が湧くからね。でもどんなイベントなんだろう?
律「どんなイベント?」
ノートパソコンをクルっと回転させて画面を私たちに向ける。画面に映っていたのは何とも派手なホームページ。そのイベントのタイトルであろう名前がデカデカと表示されていた。その名前とは
"
と記載されていた。名前から察するにクリスマスに行われるイベントかな?
さわ子「学園都市って聞いたことある?」
澪「確か能力者を開発するための街、ですよね?そこで行われるんですか?」
さわ子「そうよ。ホームページを見た限りだとかなり大規模なイベントよこれ」
学園都市。結構前に憂から聞いたことがある。
何でも能力者を開発している学園都市って言う所があるって。もしそこで行われるライブなら学園都市に行くことが出来て、能力を見れるのかも。
唯「はい!私そのライブに出たいです!」
さわ子「そうよね。じゃあ仮エントリーしちゃって良いかしら?」
早い。そのライブの話が出てからまだ1分くらいしか経ってない。って言うか私が直ぐ出たいなんて言っちゃったからかな。いやそうだよね。
紬「面白そうね。ちなみにそのライブの詳細はどんな感じですか?」
さわ子「学園都市にて12月25日に行われるライブ祭で、そのライブの出場条件ではどうもバンドに限らないみたいよ。今話題のスクールアイドルも参加可能らしいし」
スクールアイドル。それはアマチュアで学校内で結成されたアイドルチーム。私はそんなに情報通じゃないから知らないけど、関東地区で有名な
唯「他の条件は何かあるの?」
澪「そう言えばさっき仮エントリーって言ってましたよね?それってどういうことですか?」
さわ子「さすが澪ちゃん。仮エントリーって言うのは抽選とか整理券とかそんな甘いものではなく、貴女たちの実力次第ってわけ」
うーん。なんかクイズを出されているような気分。
頭の中がグルグル回っててよくわかんないや。
実力次第ってことはテストみたいなものがあるのかな?
梓「......オーディション?」
さわ子「に近いものよ。演奏を撮影し、それを見た学園都市の審査員が判断して出場出来るかどうかが決まるわ」
世間は厳しい。明日のバンド祭なんて自由参加なのに、学園都市で行われる聖夜星祭はオーディションが必要なんて。今まで私たちが行ってきたライブではオーディションみたいなものは一切無かった。つまり私たちの演奏に始めて点数が付けられることになるんだ。
なんか緊張するなぁ。点数なんて学校のテストだけだと思ってたのに、まさか放課後ティータイムにも点数が付けられるなんて。
でももし撮影中にミスしたら撮り直せば良いだけだから気が楽かな。
唯「よし!みんなが納得するまで撮り直そう!」
梓「そうですね!せっかくならベストな映像を送りたいです!」
さわ子「違うわよ?」
へ?違うって何が?
何か間違えたこと言ったかな??
律「違うって何が?」
さわ子「撮影は一度きり。演奏を録画して送るんじゃなくて、審査員に撮影日時を教えてカメラを通じて生中継で審査してもらうのよ」
......ええええぇぇぇぇ!?
じゃあ失敗なんて許されないじゃん。
澪「それは......かなりキツい......緊張して演奏出来ない......」
律「澪でなくてもそれはかなり緊張するなぁ」
澪ちゃんが青ざめ始めちゃった。
でもりっちゃんも、むぎちゃんも、あずにゃんもとても嬉しいとか楽しそうって顔付きではないかな。なんか半分諦めかけてる感じ。
どうしようかな。どうすれば緊張しないでクリア出来るんだろう。いつも通り頑張れる場所......部室?いやいや。部室だと撮影ってことを忘れてうっかりティータイムしかねないし。
じゃあライブハウス?それとも路上?どっちも難しいかなぁ。って言うか私たち全員がカメラを意識しないで演奏出来るわけないじゃん。生中継なんて聞かされたら。
うーん......あ!
唯「ねぇさわちゃん。それって部室とか静かな場所で、私たち以外の人たちの声とかが入ったらダメなのかな?」
さわ子「ホームページを見る限りでは演奏が審査出来れば良いみたいだから、特にガチガチの空気でやらなければならないなんてことはないみたいよ?」
なるほどなるほど。
ってことは私の考えているプランでいけばみんな緊張しないかも。少なからず澪ちゃんが緊張しなければみんな大丈夫だよね。
紬「唯ちゃん何かアイディアでも浮かんだの?」
唯「うん!生中継の日だけどさ、来月の学園祭にしようよ!」
梓「あ!それ名案です!」
でしょでしょ?
私は賛成してくれたあずにゃんに飛び付き頬擦り頬擦り。"やめてくだしゃい唯先輩"だって。あずにゃんってほんと可愛いよねぇ~♪
澪「確かに......それなら私でも大丈夫かも。どのみち学園祭だって本番オンリーなんだし、カメラのことを気にせず演奏出来るかも」
紬「みんなの声援もあれば見映えも良いし何より元気付けられるもんね♪」
律「よーっし!じゃあ決定!......よっと」
トコトコとホワイトボードの所まで歩いていき、キュポっとマーカーのキャップを取り、空いてるスペースを利用して大きく"と聖夜星祭!!"と書き始めた。
ちなみに"と"って言うのは、文章を繋げる為のもの。元々ホワイトボードには大きく"目指せ!武道館!"って書かれていたからその続きとして書いたもの。
つまり文章的には"目指せ!武道館!と聖夜星祭!!"ってなるわけだね。
律「よし!明日はバンド祭。そしてそれが終わったら学園祭兼生中継を目標に練習するぞー!」
4人「おーー!!」
ついに決まった聖夜星祭への参加。まだ参加出来るか決まったわけじゃないけどさ。
それもあるけど明日はバンド祭。どんな人達が出るのか楽しみだね!
律「じゃあ今日は解散!明日に備えて帰るぞー!」
さわ子「りっちゃんのドラムは私が会場に送ってあげるから安心して帰りなさい。あとのみんなは各自で持って帰って明日忘れないようにね?」
5人「はーい!」
と、言うことで帰宅。
ちなみに明日演奏するのは3曲。
ふわふわ
歌詞忘れないようにしないといけないし、演奏間違えないようにしなきゃ!
~平沢家~
唯「ただいま~」
憂「お帰り、お姉ちゃん」
またまたお出迎えをしてくれたのは絶対に良いお嫁さんになる我が妹の憂。エプロン姿で登場。
ってことは夕飯を作ってる最中だったかな。
今日のご飯は......っと。
靴を脱ぎながら鼻を効かす。どうやら今日の晩ごはんはカレーみたい。明日はカレーのちライスやるしちょうど良いかな。
憂「お姉ちゃん!明日頑張ってね!純ちゃんと一緒に応援に行くからね♪」
唯「ありがと~うーいー」
大好きなのはあずにゃんだけじゃない。妹の憂だって大好き。あずにゃんと同じようにギューっと抱き締める。
ちなみに憂が言った"純ちゃん"は、憂やあずにゃんと同じクラスの鈴木純ちゃん。ジャズ研究会の部員で澪ちゃんのファンの一人。3人とも仲良しでよく遊んだりしてるんだって!
憂「お姉ちゃん、苦しいよぅ」
唯「えへへ♪」
憂パワーを頂いたところで鞄やギー太、制服を部屋に置き、晩ごはんを頂く準備をする。
私の机の上にある鏡。無意識に覗き込む。
明日はどんな顔で歌うんだろうか、どんなステージなのか。笑顔で歌って楽しんで成功させなければ。そんな考えが募っていく。特に鏡に写った私の顔に用があるわけじゃない。どちらかと言うと用があるのは私の目。鏡の中に写っている私の目は生きているか。ただただ毎日が過ぎるのを待っているだけではないか?そんな確認をしたかった。
私の目は明日のバンド祭に向け覚悟を決めていた目だった。これならば安心して明日のライブで全力を出せるね。
唯「よし!」
憂「お姉ちゃ~ん?カレー出来たよー!」
唯「あ、はーい!今行くよー!」
鏡ばかり覗き込んでいられない。晩ごはんを造ってくれた憂が下で呼んでる。私は鏡の中の自分に心の中で"じゃあね"と告げて部屋を出て階段をドタバタと降りていく。
食卓に並んだ晩ごはん。カレーの他にはトマトサラダやコーンスープまでもが並んでいる。
更には2人分のグラスを持ってきて水を注いで渡してくれる。本当に出来た妹だよ憂は。私とは大違いだね。
唯「ありがとぉ、うーいー♪」
憂「どういたしまして♪じゃあ......」
2人「いっただっきまーす!」
姉妹で食べる晩ごはんは美味しい。しっかり食べて明日に備えないとね。
明日はバンド祭。一体どんな人達がいるんだろう?
楽しみだよね!
~翌日~
唯「じゃあ先に行ってるね!」
憂「うん!私も純ちゃんと一緒に後から行くから♪いってらっしゃーい」
お出迎えだけでなくお見送りまでしてくれる。
ついにバンド祭当日本番。別に緊張はしていない。
たくさん練習したし、ミスも減った。つまり私なりに精一杯努力は尽くしたのだから何も不安に思うことはない。私ってばそう言う性格なんです。特に緊張はしないタイプ。しかも今日は快晴。そんな日にネガティブっぽく緊張してはいけない。いつもの道を歩いて駅へと向かう。もうみんな着いてるのか、そんなことを考えながら。
唯「おはよー!」
紬「おはよう。唯ちゃん」
梓「おはようございます」
ムギちゃんとあずにゃんが既に駅に着いていた。
いつもこの2人は早いイメージがある。
逆に私はいつも遅いんだけどね。りっちゃんは寝坊するように見えてそうでもないし、澪ちゃんも飛びっきり早いってわけでもないけど遅刻することもない。けどりっちゃんの支度が遅くてたまにドタバタと2人で駆けてくることもあったりで。
あれ?つまり遅刻したりするのって......私だけ?
律「おーっす!」
澪「おはよう」
噂をすればなんとやら。噂はしてないんだけどね。私が色々思ってただけで。
ベースを担いできた澪ちゃんと手ぶらのりっちゃん。それもそのはず。ドラムはさわちゃん先生が持ってきてくれることになってるからね。
唯「今日は頑張ろうね!」
律「おうよ!」
梓「先輩たちには負けませんよ!」
何ともやる気十分な私たち。
そして電車に乗り揺られながら雑談しながら睡眠しながら会場へと向かうのでした!
~バンド祭会場~
入口には学園祭でよく見るバルーンや大きな花束が多く飾られていてまるで学園祭。とても地方のバンド祭とは思えない。大人や子ども、そして私たちと同い年くらいの子たちまでもが列を作っている。
店員「焼きそば、たこ焼きはいかがですか~!?」
店員「とんぺい焼きもありますよ~!」
凄い。屋台まで出てる。人も大勢いるし、中にはギターを担いだ人達もいる。恐らく出場者。その年齢は幅広い。三味線や琴を持ってる年輩の人達もいる。
バンドって学生くらいの年齢が主にやるんだと思ってたけど、こうして見ると年齢層が幅広いんだなぁ。
?「さっさと並ぶわよ!」
?「す、涼宮さん、襟引っ張らないでください~!」
全員で7人くらいの高校生がドタバタ走りながらたこ焼き屋さんに並びに行く。ここのたこ焼き屋さん美味しいのかな?
律「へぇ~!あたしたちも並ぼうぜぃ!」
紬「わ~!美味しそ~♪」
今は音楽やバンドのことは忘れて美味しいもの巡りしたいよねぇ。そう言えばたこ焼きって関東風と関西風があるよね。関東のたこ焼きは回りがカリカリだけど、関西のたこ焼きは焼いてるからフニャフニャしてるよね。私は猫舌だからフニャフニャしてる方が食べやすいんだよねぇ。
紬「実は私、たこ焼き食べるの始めてなの~♪」
澪「うそ?」
律「マジか!?」
ムギちゃんはお金持ちだからたこ焼きとか食べないのかなぁ?私は憂がたまに作ってくれたりするから食べる機会はあるんだけど......ムギちゃんが食べるような所謂B級メニューってなんだろう?
もしかしてフランスのお菓子とかなのかな?ティーカップとかどっかの国の王室で使ってた物のレプリカって言ってた気がするし。
と、そんなこんなで腹が減っては戦が出来ぬ、とのことで屋台に並んでいるたこ焼きや焼きそば、とんぺい焼き、豚汁と色々な物を食べてお腹を膨らませるのでした!
~楽屋~
律「おぉぉぉ!」
唯「広いねぇ!」
辿り着いた先は出演者用の楽屋。中は広くて照明もピカピカ。本当に地方のバンド祭なんだよね?
室内にはりっちゃんのドラムが置かれていた。さわちゃん届けてくれたんだ。ありがと~♪
その他にも雑誌や新聞も用意されていた。私は新聞はドサドサっと端っこに移動させて雑誌を手に取る。
その雑誌の表紙は今話題のスクールアイドルであるA-RISEの写真が掲載されていた。
そしてパラパラ雑誌を捲って中身を見ると、A-RISE以外のスクールアイドルも掲載されていた。ミュータントガールズって名前や
梓「あ、スクールアイドル」
唯「あずにゃんは興味あるの?」
梓「いえ、興味があるってわけではないですけど、最近よく聞くので。特にそのページのμ'sってスクールアイドルは」
そうなんだ。私はあんまり雑誌とか読まないからよくわかんないや。スクールアイドルって何するんだろう?ステージに立って歌って踊ってワイワイするのかな。ステージに立って歌うって意味では私たちと同じだね。
梓「へぇ~凄いですね」
唯「何が?」
梓「ほら、ここ。昨日学園都市で行われたスタジアムライブに参加したみたいですよ」
あずにゃんが指を指したページに"学園都市スタジアムライブに参戦決定!"と記載されていた。
学園都市のスタジアムって大きいのかな。それにしても凄いなぁスクールアイドル。もしかしたら聖夜星祭で出会ったりして。アイドル、バンド、オーディション急募!なんてネットで載ってたから。
澪「へぇ~、学園都市で色んなライブあるんだな」
律「聖夜星祭には必ず出る!」
ガッツポーズを決めるりっちゃん。
私も出たいし、きっと澪ちゃんやムギちゃん、あずにゃんだって出たいに決まってる。みんな笑顔になってるもんね。
そう言えば誰か学園都市に行ったことあるのかなぁ?
唯「ねぇねぇ、学園都市って行ったことある?」
澪「ないな、さすがに」
紬「私は一度だけあるわよ」
なんと。さすがお金持ちのお嬢様、ムギちゃん。
どんな用事で行ったのかはわからないけど。もしかして能力使えたりするのかな?
梓「ご家庭の都合ですか?」
紬「って言っても子どもの頃に行っただけだからよく覚えてないの~」
ありゃー残念。色々聞けるかなぁなんて思ったんだけど。もしかしたら聖夜星祭に出れれば能力が見れるかも!となれば絶対に出なきゃ!
スタッフ「放課後ティータイムさん、お願いします」
5人「はい!」
よし!頑張ろう!今はこのバンド祭を盛り上げよう!
~ステージ~
ついに私たち放課後ティータイムの出番が回って来ました。お客さんも結構多くて、人数は学園祭より少し多いかな。
律「ワンツー!」
りっちゃんがバチを叩いてリズムを取りそれに続いて私たちが手のひらをパチパチ叩いて音を作る。曲名は"ふわふわ時間"。そしてギター、ベースと続き私のボーカルが入る。
そして何とか失敗せずにふわふわ時間終了。
ステージ端に置いておいたミネラルウォーターとタオルを手に取り少しの休憩。それもほんのわずか。お客さんの拍手が起こっている間のみ。その音が徐々に消えていくタイミングで再びマイクの前に立って私のMCが入る。
唯「皆さんこんにちは!桜が丘高校の軽音部の平沢唯です!いつも部室でまったりお茶したり練習したりしてます。そんな私たちの目標は武道館とクリスマスに行われる学園都市の聖夜星祭ってライブで演奏することです!」
いつも通りのMC。これは性格なんだろうけど、こう言う舞台上でのMCや演奏では一切緊張しないんだ。だから色んなことを喋れるんだよね。
唯「それでは次の曲、私の恋はホッチキス!」
~楽屋~
いや~終わった終わった。一先ず大成功かな。拍手喝采で会場が盛り上がったし。
今は楽屋に楽器を置きに行き、更には小休止中。
ちょっと休んだら他のバンドの演奏を見に行くことになってるからね。
律「お疲れお疲れ~!」
澪「き、緊張した......」
律「この規模で緊張してたら聖夜星祭なんて出れないぞ、おい」
澪ちゃんの緊張具合も筋金入りだね。顔から生気が抜けてるよ。こう、プシューって感じで!
でもなんだが学園祭と似た雰囲気だったから色んな意味で練習になった。来月は学園祭本番で、しかも聖夜星祭出場への切符が掛かってるから。
紬「見てみて!今日のタイムテーブル!」
なんかすっごく今更だけどタイムテーブルのチラシが置いてあった。
色んなバンド名が書かれている。高校生や大学生、社会人のバンドもある。大学生とか社会人はやっぱり上手なのかな?年上だし練習も気合い入ってるのかも知れない。
そんな中、つらつら並べられたバンド名を見ていたら放課後ティータイム並みにそのバンド名からはバンドと結び付かない名前が記載されていた。
その名前は"SOS団"。何かのレスキューとかの団体なのかな?にしては変だ。隣に県立北高校と書かれてあるからだ。つまり高校生の部活か何かって事になるんだろうけど......ボランティア?それとも奉仕活動?
そんな色々な事を考えていたら私たちの楽屋のドアがドンドンと音を立てた。
それに応じて私がドアを引いて開ける。そしてそこに立っていたのは見たことない顔の女の子だった。誰だろう?誰かの知り合い?
?「ねぇ!あんたたち!」
その女の子は私たちに笑顔で話し掛けてきた。
唯「ほえ?」
?「さっきの演奏良かったわよ!」
え!?なんか誉められた!嬉しい!
唯「いやぁ~それほどでも~♪」
澪「ありがとうございます。あの、どちら様で?」
舞い上がってしまった私の変わりに澪ちゃんが問い掛ける。みんなも誰だろうと言った顔つき。つまり放課後ティータイムにはこの女の子の知り合いはいないってことになる。そしてその女の子は澪ちゃんの問い掛けに回答した。その子の名前は......
涼宮ハルヒ「あたし涼宮ハルヒ!よろしく!」
......全く聞いたことありません!はい!
to be continue......
次回
唯「なかなか進まないねストーリー」
律「いや、前から作者は結構ルーズだから更新が遅いみたいだ」
澪「大丈夫なのか?それ。結構長くなるストーリーな気がするんだけど」
紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ」
梓「6回......」
ハルヒ「別小説でも更新はほぼ1ヶ月おきよ。ようやくあたしが久々に出てきたくらいだし」
唯「これってその小説のサイドストーリーなんだよね?そっちが終わってからじゃないとネタバレになるんじゃないの?」
ハルヒ「そこは大丈夫みたい。そうならないように工夫するみたいだし。あと、次回のけいおん編は今月中には更新するみたいよ」
唯「そっか!じゃあ次回の予告だね♪」
梓「それでは次回のけいおん!」
♯3 「えすおーえすだん!」