永遠のライバル! ~紅き星の暴走 after side story~   作:はるかさん

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お待たせしました!
けいおん編の続きになります。

今回は意外な展開にしてみました。
恐らくけいおん編は今後、意外な立ち位置になる可能性がありますw

また、私が無知なので、けいおん編とハルヒ編以外のキャラの話し方や一人称等に違和感がありましたら教えて頂ければ幸いです。今後修正させて頂きます。

また、まだアニメ化していない?キャラも今回のストーリーでこの様な形で登場させてみました。ぶっちゃけ性格なんて知らないし喋り方も全く不明ですので、もしご存知でしたらご指摘頂ければ幸甚です。っていうか今後どうしようか、どうなるのか私自身も不安ですw大よそのストーリーは頭の中で描けてはいますが...。

また、その作品のキャラも全て出て来るとは限りません。
ですので、もしこのキャラだけはどーしても出して欲しい!という要望がありましたら感想までお願い致します。
その場合は出来るだけ同シリーズのキャラでお願い致しますw

仮にとらドラから〇〇を......と言われましてもちょっと難しいですw

ではどうぞ!


♯3 えすおーえすだん!

?「ねぇ!あんたたち!」

 

その女の子は私たちに笑顔で話し掛けてきた。

 

唯「ほえ?」

 

?「さっきの演奏良かったわよ!」

 

え!?なんか誉められた!嬉しい!

 

唯「いやぁ~それほどでも~♪」

 

澪「ありがとうございます。あの、どちら様で?」

 

舞い上がってしまった私の変わりに澪ちゃんが問い掛ける。みんなも誰だろうと言った顔つき。つまり放課後ティータイムにはこの女の子の知り合いはいないってことになる。そしてその女の子は澪ちゃんの問い掛けに回答した。その子の名前は......

 

 

?「あたし涼宮ハルヒ!よろしく!」

 

......全く聞いたことありません!はい!

 

 

 

 

 

私たち放課後ティータイムはバンド祭に参加。

地域的なイベントだけど、外では屋台や他の出し物、そして賑わう人達と、大きなイベントではないけどそれなりに参加者やお客さんも多いイベント。

私たちは日頃の練習成果?を発揮し失敗することなく何とか成功。

その後楽屋へと移動。

ライブの話やスクールアイドルの話で盛り上がっているところにノック音が。

そこに居たのは涼宮ハルヒさんと名乗る1人の美少女。知り合いでも何でもないけど私たち放課後ティータイムのバンド演奏を誉められたのでした!

 

 

 

 

 

唯「ありがと~♪ここにいるってことは涼宮さんも出場者?」

 

ハルヒ「ええそうよ!去年ウチの高校の学祭でバンド演奏したから経験はあるのよ!あ、それとあたしのことは"ハルヒ"で構わないわ!」

 

ってことは軽音部なのかな。是非とも演奏見たいなぁ。

もしかしてもう終わっちゃってるとか。

そんなことないよね?

 

澪「それでハルヒたちの出番はもう終わったのか?」

 

ハルヒ「これからよ!タイムテーブルに記載されている"SOS団"って名前があたしたちよ!」

 

なんと。さっきタイムテーブル見たときに目に止まったチーム名ここに現れる。

 

律「そっかそっか。時間も記載されてるから見に行くよ。ハルヒの演奏興味あるし」

 

梓「そうですね♪それと、SOS団って名前の由来はなんなんですか?」

 

私的にはレスキュー関係だと思う。SOSでしょ?

他に何も理由は無い気がする。

まさか何かの頭文字を取ってSOSってことは無いだろうし。

 

ハルヒ「よくぞ聞いてくれたわ!教えてあげる。"世界を(S)大いに盛り上げる(O)涼宮ハルヒ(S)の団"、略してSOS団よ!」

 

その瞬間、楽屋の空気が完全に凍りついた。

考えてみて下さい。この状況でどう返答すれば良いのかな?

楽しそうな部活だね?良い名前だね?様々な返答が頭の中で浮かぶがこれと言った絶妙な返答が浮かばない。

ハルにゃんの団体の他の人はみんなハルにゃんの部下なのかな。あ、ちなみにハルにゃんって言うのは私が付けた名前。なんとなくハルにゃんって感じかしたから勝手に呼んでみたよ♪

 

紬「SOS団ですか。どんなことをする部活なの?」

 

何の嫌らしさもなく純真無垢な笑顔で問いかけるむぎちゃん。

何を目的としているかが分かれば少しは前進出来るもんね!

と、意気込んではいたけどハルにゃんから出た回答は更にこの場を凍り付かせてしまうほどの内容だったのです。その内容がこちら。

 

ハルヒ「良い?耳かっぽじってよく聞きなさい!宇宙人、未来人、異世界人、超能力者を探しだして一緒に遊ぶことよ!」

 

聞き間違いでなければとんでもない内容の部活だった気がする。もはや部活と呼べるのかすら危ういし。

どどどどどどーしよー!なんて答えれば良いんだろう。

 

ハルヒ「まぁ実はもう何人か」

 

ゴンっ!

 

言い掛けていた途中、急にハルにゃんの会話が途切れたかと思ったらハルにゃんが誰か男の人からチョップをされている光景が。誰?ハルにゃんの知り合い?

 

?「ったく。お前は人様の楽屋で何アホなこと言ってるんだ」

 

ハルヒ「何すんのバカキョン!事実なんだから良いじゃない!」

 

どうやら知り合いの人みたい。良かったぁ。あのままだと会話に詰まってたところだったよ。

 

梓(さすがの唯先輩でもあの内容に返答するのは難しいですよね。にしても宇宙人とか何とかって大丈夫なんでしょうか?この人たち)

 

コソコソと話し掛けて来たあずにゃん。

そのとおりなんだけどどうも悪い人たちじゃなさそうだし案外話しやすそうなのかも。

 

唯(多分大丈夫じゃないかな。その辺には触れないで今日のことやバンドに関する話に持っていけば大丈夫だよ♪)

 

キョン「あぁ~皆さん。うちのアホな団長がご迷惑をお掛けしました。ほら行くぞ?」

 

ハルヒ「ちょっと待ちなさいって!まだバンドの話すらしてないのよ!?」

 

宇宙人や未来人や異世界人や超能力者の話をしていたからでは。でもハルにゃんたちのバンドがどんな感じなのかは気になるかな。見てみたいな。

 

唯「バンド演奏見に行くよ!」

 

ハルヒ「あら!ありがとう!貴女名前は?」

 

唯「私の名前は平沢唯!唯って呼んでくれて構わないよ♪」

 

そしてそれぞれがハルにゃんたちに自己紹介をしていく。バンド仲間が増えたと思えばそれで良い。

しかも北高となると意外と近いことが発覚。まぁ隣の県なんだけどね。

 

キョン「よろしく。ちなみに俺の名前は」

 

唯「キョン君!」

 

ハルヒ「正解よ!我がSOS団の雑用係なのよ!」

 

キョン「待て待て。俺の本名は」

 

唯「よろしくね!キョン君!」

 

キョン(......もう何とでも呼んでくれ)

 

律・澪・紬・梓(本名が物凄く気になる)

 

その後少し雑談をし、ハルにゃんたちの出番まで館内を彷徨くことに。

聞いた限りではSOS団は少し変わってる部活みたいだね。バンド目的ではなく色々な活動を行っているみたい。去年の文化祭で映画撮影を行ったり、無人島に行きミステリアスな余興に参加したり、雪山に旅行したり、知り合いの山でドッキリバレンタインをしたりとイベントに長けてる部活って感じかな。

どうもハルにゃんが中心にいて回りの人を引きずり回してる感じかな。

 

律「いやはや......パワフルな奴だな。ハルヒは」

 

澪「本人も回りの人も何だかんだ楽しそうな感じだったから良いんじゃないか?」

 

紬「もとは5人だったけど、今は全部で7人いるって言ってたわよね。昔は私たちと同じ人数だったのね」

 

梓「ですね。5人って丁度良いんでしょうね」

 

放課後ティータイムは5人がベストだよね。6人目とかは正直イメージが湧かないなぁ。私たちがいる間は5人での活動かな放課後ティータイムは。

でも私たちが卒業しちゃったらあずにゃん1人になっちゃうのかもしれない。憂に入部するように言っておこうかなぁ。でも憂にもやりたいこととかあるかも知れないからなぁ。う~ん。

 

律「どうした唯?並ばないのか?」

 

唯「あ、並ぶよー私も焼きそば食べたい!」フンス

 

梓「この列ならそんなに長く待たなくて済みそうですね」

 

澪「焼きそば食べてからハルヒたちの演奏まで時間余るくらいだな」

 

ほんとだ。意外と時間が余っちゃう。時間を潰せる何かがないかと回りをキョロキョロ見渡すと射的や輪投げ、金魚すくいとまるで夏祭りなんじゃないかと思うくらい出店が充実している。

こんな地方のイベントなのに凄いねほんと。自治体とか地域住民の人達がお祭り好きなのかなきっと。

 

憂「あ!おねぇちゃ~ん!」

 

唯「あ、うーいー!」

 

律「おっす憂ちゃん!それに和に純ちゃんにさわちゃんも!」

 

みんな見に来てくれたんだ。嬉しいなぁ。

さわちゃん引率の桜が丘チームここに在り!だね!

 

さわ子「みんな良かったわよ~練習の成果が出てたわね♪」

 

澪「ありがとうございます。緊張はしましたけど良い経験になりました」

 

鈴木純(すずきじゅん)「皆さんお疲れ様です。かっこ良かったです!」

 

この子は鈴木純ちゃん。通称純ちゃん。憂とあずにゃんと同じクラスで3人とも休みの日に出掛けたりするくらい仲が良い。ちなみに純ちゃんはジャズ研究会に所属しているベース担当。澪ちゃんのファン。

髪のクルクルツインテールが特徴。でも湿気の多い季節になると朝起きたら爆発してるんだって。

お手入れ大変そうだよね。

 

憂「焼きそば並んでるんだ。差し入れ持ってきたけど食べる?」

 

律「なに!?差し入れ!?ごっつぁんです!」

 

澪「気が早いだろおい!ちなみに何を持って来てくれたの?」

 

和「憂お手製のサンドイッチよ。唯が出てから食材を買いに行ってそれから作り始めたのよ。出来立てよ」

 

さすが憂!嬉しい限り。

木製のバスケットの蓋をパカっと開けるとサンドイッチからキラキラと光るエフェクトが見える様な気がしてならない程の整った形のサンドイッチが目の前に。

私だけでなく、放課後ティータイム全員が目の前のサンドイッチに目を奪われている。それだけ美味しそうで出来が物凄く良い。

 

紬「じゃあ楽屋でサンドイッチ食べましょう?私紅茶持ってきたの~♪」

 

律「よし決定!さっそく楽屋へ戻るぞー!」

 

とまぁそんなこんながあり楽屋へ戻ることになるのでした。何のために外に出てきたのかわからないけど。

でも憂たちに会えたから良いんだけどね♪

 

 

 

 

 

~廊下~

 

女子9人でペチャクチャお喋りしながら楽屋へと向かうこの廊下はとんでもなく煩いことになっている。

別に誰かがいるわけでもないし、この廊下は出演者とその関係者。または仕事関係の人しか入れないみたいだしね。だから特に迷惑掛けるわけでもないし実際に人は私たち以外通る人がいない。みんな演奏を見に行くか、楽屋で休んでるか、外の屋台に並んで食べてるしか選択肢はない。

そう。だからスカウトが起きるなんてもってのほか。絶対にあり得ないどころか、そんなこと思いもしていなかったことが、この後に起こりうるなどそんな予想なんて誰にも出来なかった。

 

?「あの......すみません」

 

澪「はい?......ひっ!!!」

 

怖い!振り替えるとそこには人相が怖そうな人とエンカウント。

目が怖い。男の人が苦手な澪ちゃんでなくてもこれは怖いよ。

でも一体何の用事だろう?スーツ着てて両手で名刺を澪ちゃんに向かって差し出してる。

もしかして......

 

唯「ナンパ?」

 

律「ちょ、ちょっとストップ!ナンパなら私たち間に合ってます!」

 

さわ子「何バカなこと言ってんのよ......すみませんがどちら様でしょうか?」

 

澪ちゃんの前で両腕を伸ばして防衛体勢のりっちゃん。そして保護者代表のように前に出ていきその人の前で対応を始めたさわちゃん。

って言うかりっちゃん"間に合ってます"って言う返答もどうなんだろう。それだと私たちが年がら年中ナンパにあってるみたいな感じが......。

 

?「あ、いえ、ナンパではありません。私はある芸能プロダクションでプロデューサーをやっている者です」

 

名刺には346(みしろ)プロダクションと記載されていた。

346プロダクション......どうしよう聞いたことないよ。

マイナーなのかな。それとも私が無知なだけなのかな。

 

さわ子「へぇ~、プロデューサー。それでこの子達をスカウトに、ですか?」

 

プロデューサー「えぇ。実は半年後にある島で行われる"トーナメン島"と言う企画がありまして、その出場への予選が3月31日に東京ドームで行われると業界で話が上がり始めたばかりです。が、今私の方で行っているプロジェクトとは別の企画になりますので何人かの女性を新規にスカウトしている最中なんです」

 

律「トーナメン島......って!スカウト!?!?」

 

澪「あうあうあう......」

 

紬「澪ちゃん凄い!」

 

憂「でもそれだとかなり目立つし、そもそも澪さんは目立つことが苦手なんじゃあ......」

 

プロデューサー「いえ、このお嬢さんだけではなくスカウト対象は貴女方5人なのですが......」

 

唯・律・澪・紬・梓「へっ?」

 

その5人と言うのは放課後ティータイムの5人だった。

つまり私もスカウト対象ってことになるそうです。

......って、えええぇぇぇ~!!!

 

梓「あの......何故私たち5人なんですか?」

 

プロデューサー「先程の演奏を拝見させて頂きました。どのバンドよりも勝っていた部分がアイドルとして必要不可欠なものでした。それが......笑顔です」

 

笑顔。確かに私たちはよく笑顔で演奏してると言われる事が多い。クラスの子や学園祭で見ててくれた他クラスの子達も。時には先生たちにも言われることがある。物凄く楽しそうに演奏してるからこっちまで楽しくなってくるって。

そんな笑顔がまさかこんな形で評価されるとは。正直驚いた。今世紀最大に驚いたよ。

 

さわ子「申し訳ありませんがこの場では返事が出来かねます。この子達の親御さんにも話を通さないといけないし......」

 

プロデューサー「えぇ。承知しております。ですので皆様に名刺をお渡ししておきます。何か質問等ございましたらその番号にご連絡頂ければと思います」

 

そう言って放課後ティータイムとさわちゃんに名刺を渡すプロデューサーさん。これは直ぐに返答が出来ないよね。はい!やります!とか言いたいけど、さすがにこれは"放課後ティータイムとしての活動時間が無くなる可能性がある"と言うことになりかねないし。

他のバンドイベントに出るのとはワケが違う。私たちはあくまでも放課後ティータイム。そもそもアイドルなんてやったことないし、私たちはバンド演奏しか出来ないし。

 

唯(どうしよっか?)

 

澪(私は現時点では反対かな。得体が知れないし情報が少ない)

 

梓(澪先輩の言う通りです。変に期待を持たせてもいけないですし断るときにはズバっ!と断らないと)

 

律(まぁそうだよな~でも放課後ティータイムとして出れるのであれば知名度は大きく上がるよなぁ)

 

紬(確かに......名刺ももらったことだし、この場は一先ず保留にして後日部室で相談しましょう?)

 

澪(まぁ......とりあえずこの場で即決のイエスでなければそれでも......)

 

ヒソヒソ話でこの場で出た結論は保留。

この346プロダクションって言うのも何をしてる所なのかわからないし、怪しい事務所の可能性もゼロじゃない。っていうか大抵のプロダクションって名ばかりだよね。上手くいくのなんてアニメやドラマの世界だけだし。

 

律「え、えぇ~......ゴホン!こ、この様なぁ!私たちにぃ!お声を掛けて下さることはぁ!有り難き幸せです!」

 

澪「しゃべり方がおかしいだろ!」

 

澪ちゃんチョップ炸裂。

りっちゃん"いてぃ!"だって。面白いよね~♪

 

律(仕方ねーだろ?こう言う人と話すの初めてなんだから。そう言う澪は話せるのかよ!?)

 

一回プロデューサーさんと目を合わせた澪ちゃんは顔が怖いのか。速攻でりっちゃんの方に向きな押し、肩をユサユサ揺らして訴えている。

 

澪(むりだろむりだろ!だってあの人......怖いもん)

 

律(澪がこのモードに入ったら終了だなぁ。だれか適任者は......ってあれ?唯と憂ちゃんはどこいった?トイレにでも行ったのか?)

 

バタン!

 

唯「すみませんトイレに行っていました。貴重な時間を申し訳ございません」

 

憂「ごめんなさあ~い。妹の私が憂でして、それで私は私なのです!はい!」

 

律・澪・紬・梓・さわ子(どっかで見たことあるこの件。って、あれ絶対に入れ替わってる)

 

あくまでも地文は私が語るからね憂。

トイレに行ってきた私と憂はトイレの中でヌギヌギしてました。姉妹揃って下着の見せ合いがスタートし、何やらドキマギしてくるような感覚に教わて......私に何を求むの憂?

 

憂(き、着替えるだけ///私とおねぇちゃんが入れ替わるの!)

 

唯(はいはいさー)

 

憂(ん......おねぇちゃんスカートが少しキツいよ~)

 

唯(まさか太っ......ダイエットします......)

 

とまぁこんなことがあってこの場にいます。 

 

唯「お待たせして申し訳ありませんプロデューサーさん!わざわざ遠方はるばるお越しくださいまして誠にありがとうございます!先程の件についてですが、一度こちらで頂いた名刺をお預かりさせて頂きます。その後、まず各々の親同士と話し合い、後日部室で放課後ティータイムとして協議します。その際、顧問の山中先生にも協議に参加して頂きます。もしかしたら生徒会の真鍋和さんも参加になるかも知れません。それと、こちらが抽象的にやらなければならないことはたくさんありますが、具体的にどうしていくか、まではここでは話しにくいのでこちらの意見や質問がまとまりましたら、スカウトを受けるか否かの連絡をさせて頂きます!」

 

律・澪(憂ちゃんほんとに凄いな。どこで習ったんだか)

 

憂「私がおねえちゃんに教えたんだよ!」フンス

 

澪・梓「じー」

 

澪ちゃんとあずにゃんがじっと私の目を見てる。

やっぱりあれだよねそうなんだよね?

あはは......バレ

 

律「バレバレだっつーの」

 

憂「ひどいよひどいよ。私だって姉妹なのに......」

 

澪「ぶつぶつ言ってないで話を聞いとけよ?」

 

プロデューサー「そうですね。承知いたしました。決して今すぐにとは言いませんので。桜が丘高校の皆さんでしたよね。実は先日何人かのスクールアイドルにも声を掛けたのですが......」

 

ダメだったのかな?

プロとアマの違いとか。自由な時間が無くなってしまうとか?

 

唯「この人数でこのチームでやりたいようにやるって言われたとかですか?」

 

プロデューサー「あ、はい。まさにその通りでして。μ'sの方にも声を掛けたのですがそちらもダメでして。リーダーが飲み物買いに行ってるからまた別の日に来てください。高校は音乃木坂なので、と言われてしまいまして。実に大人な対応をしてくださった海未さんという方と絵里さんという方でした。リーダーには私たちの方から伝えておきますので、と言われてしまいまして」

 

 

 

――

―――

 

~プロデューサーμ'sの楽屋へ~

 

?「じゃあちょっとジュース買ってくるねぇ~ってか注文が多いんですけど!」

 

?「穂乃果ちゃんなら平気だよ♪いってらっしゃい♪」

 

?「もぉぉ海未ちゃんたちも手伝ってよー!」

 

バタン!

 

 

プロデューサー「お一人出ていかれましたか。やけに不機嫌でしたが。でも良いでしょう」  

 

コンコン......

 

ほのかちゃんはやいなー、はーい、どうぞにゃー!

 

プロデューサー「失礼します」

 

海未・ことり・凛・花陽・にこ「......ひっ!」

 

突然現れたのは穂乃果とは正反対のスーツを来た強面の人だった。リーダーの穂乃果はいない。

怯えている"海未、ことり、凛、花陽、にこ"は戦力にならない。ならば希と私で。

 

絵里「申し訳ございませんが、μ'sのリーダーは今席をはずしています。どのようなご用件でしょうか?」

 

プロデューサー「すみません。私こう言う者です」

 

私と希に渡してきたのは346プロダクションの名刺だった。どこの事務所なのかは知らない。

そもそもスクールアイドルって形で丸く収まっているのに、更にその上の存在にまでなれと?

 

プロデューサー「半年後にあるイベントがあり、今スカウトを行っている最中です。μ'sの皆様の実力は存じ上げております。ですのでこうして失礼ながらスカウトをさせて頂きたく思いまして」

 

希「そうですか。リーダーが今不在なので私たちだけで決められません。そもそも9人でμ'sなので誰か1人2人欠けることはありえません」

 

絵里「そうね。一応保留ということで宜しいでしょうか?調べたいこともありますし」

 

真希「μ's=この9人。よって増員することも減員することも現時点ではないの。だから保留しても無駄よ無駄」

 

にこ「じゃあにこが預かっておくわ」

 

絵里「にこが!?」

 

にこ「なによ?なんか文句あんの?考えても見なさいよ。今決定権はこっちにある。なら穂乃香も交えて話すべきでしょ。うまく行けば一気に有名になれるチャンスでもあるんだから」

 

海未「そうですね......わかりました。ではこの件はまだ穂乃香には一切触れないこと!ただし!この名刺は私が責任もって管理します!これで宜しいですか?」

 

真姫「いいんじゃない?さんせー」

 

プロデューサー「と、と言うわけで何かありましたらその番号までご連絡ください、では失礼します」

 

 

 

~楽屋 外~

 

プロデューサー「こ、怖かった。絵里さんと希さんと最後の海未さんのプレッシャーが......」

 

帰らなければ。あの子達が待っている。

 

?「らんらら~♪」

 

物凄い量のジュースを抱えた女の子ですね。

疲れるのでは?

っていやいや。時間ももうない。あのバスに乗らなければ......。

 

高坂穂乃果「たっだいま~♪」

 

にこ「おかえり。ありがとう穂乃果♪」

 

真姫「全く、ジュースくらい自分で買いなさいよ。にしても随分ご機嫌ね穂乃果。何かあった?」

 

しまった。あの子が高坂さんでしたか。

ライブ中とはまた違った顔付きですね。

 

―――

――

 

 

 

 

 

プロデューサー「っと言う経緯がありまして......」

 

さわ子「なら望み薄ってわけでもなさそうね。そっちを重点的に攻めてみたらどう?」

 

プロデューサー「それもなかなか難しくて。あのμ'sというグループは結束力が強すぎてしまって引き抜こうにも引き抜けないんです。まとまって全員がμ'sとしてなら......っという感触はありましたが」

 

やっぱり自分がやりたくて作った活動に横槍が入るのはちょっとねぇ。違う気がするんだけど......放課後ティータイムとして......μ'sとして......。

なんか方法ないかな。っていつの間にか私出るための方法を考えてた。ってことは私の本心は出たいんだ。

 

思考中、会話中、ヒソヒソ中、そんな中に2人の女の子たちの声がこの廊下に響き渡る。

ハルにゃんの声じゃない。当たり前だけど憂や純ちゃんの声でもない。誰だろう......あ、制服交換しないと。

 

?「プロデューサーさ~ん♪」

 

トテトテ走ってくる女の子2人。

 

?「お!見つけたんですね♪」

 

プロデューサー「ええ。紹介します。3月31日に行われるイベントに出場するうちの2人です」

 

?「初めまして!私、島村卯月(しまむらうづき)って言います!よろしくお願いします!」

 

?「同じく初めまして!私は高海千歌(たかみちか)です!」

 

プロデューサー「今は合宿を行っていてここにいるんです。本来の事務所は関東にあるのですが」

 

憂「卯月ちゃんに千歌ちゃんだね!私は平沢唯だよ!唯って呼んでくれていいよ♪」

 

唯「私は妹の憂です。よろしくお願いいたします~って!入れ替わったままだった!」

 

憂「憂!早く着替えよう!」

 

と言って私と憂はドタバタと女子トイレに駆け込んで行った。この場の凌ぎはりっちゃんよろしく!

 

律「あたしかよ......あーあの2人のことなら気にしなくて良いぞ。色々あって入れ替わってただけだから」

 

卯月「入れ替わってた?何の話ですか?」

 

澪「まぁまぁ......ほら出てきた」

 

ガチャン

 

唯「もースカートなんてきつくないよ~」

 

憂「あ、あれ?私が履いた時はキツかったんだけど......」

 

と、ようやく着替え完了。さっき「憂の姿のまま唯です」って言っちゃったからね。訂正しないと。

 

唯「卯月ちゃん!」

 

卯月「どうかしましたか憂さん?」

 

あぁやっぱそうだよね。憂になってるよね。

なんて言えば良いかなぁ。まぁストレートに言えば良いか。

 

唯「私と憂は姉妹で、髪の毛を変えるだけでお互いが外見ソックリになるんだよ。だからさっき自己紹介したのは入れ替わった状態で自分の本当の名前を言っちゃったから訂正したくてさぁ」

 

憂「ごめんない。お二人を惑わすような事をしてしまって」

 

卯月・千歌「いえいえ!唯ちゃんに憂ちゃん!これで大丈夫です!」

 

卯月・千歌(妹さん出来た子......)

 

唯「ってあああああああああ!!」

 

律「な、なんだよ!どうした?」

 

唯「SOS団の演奏ってそろそろじゃない!?」

 

タイムテーブルを手に取り確認する。

チーム名 開演時間

SOS団   15:30

 

もう5分しかないよ!

 

唯「とりあえずスカウトの件は保留でお願いいたします!みんな早く!」

 

と、ドタバタと走る放課後ティータイム一同とその愉快な仲間たち。そして何故か付いてくるプロデューサーさんや卯月ちゃんたち。

 

卯月「次の演奏は有名な人なんですか?」

 

律「まぁ恐らくは"北高では"有名なんだろうな多分」

 

千歌「?」

 

唯「とにかく行けばわかるよ!」

 

目の前のドアをギイイィと押し込み中へ入るとこに。人がたくさんいて、舞台の上にはギター持ったハルにゃんとベースを持ったキョン君とカスタネットを持った女性とドラムにいる青長い髪の毛の女の子とキョン君の横でベースを持っている不思議な帽子を被った女の子とハルにゃんのギター右後ろにギターを持った緑色の髪の毛の女性とフルートを持っている男の人。

 

どんな演奏が始まるんだろう。

もしかしてハルにゃんって私と同じギターボーカル?

音の作りとか放課後ティータイム以上かも。これだけの設備が整ってるんだから。

 

何の前ぶりもなくドラムがワンツーのようにリズムを作り始めるためドラムを叩く。

その直後、私たちの耳に入ってきた音はそれは放課後ティータイムでは出したくても出せない音だった。

重圧、テンポ、ベース・ギターとしての役割、そしてハルにゃんの声量と声質。凄い。ハッキリ言ってプロ顔負けなんじゃないかと思えてくるよ。

 

曲名は''God knows''だって。神のみぞ知る。

凄く格好いいんだけどなんだか歌詞が女子高生っぽくない。なんかハルにゃんが歌っているからかもだけど、人間ではない人たちの恋愛、切ない恋愛って感じがする。歌ってるハルにゃん見てるとまるでハルにゃんが神様みたいに思えてくるよ。

 

律「う、上手いな」

 

梓「正直驚きです。涼宮さんのスキルもそうなんですけど、回りにいる女性も上手すぎて......」

 

澪「まさか地方のイベントでここまでの実力者がいるなんて信じられないよ」

 

さわ子「ギターが出来てボーカルが出来てあの容姿......着せ替え甲斐がありそうだわぁ~♪」

 

さわちゃん先生はスルーして、あずにゃんの言う通り、ハルにゃんのギターやボーカルの上手さに目が行きがちになるけど、女の子たちがかなり上手い。カスタネットの女の子は少しあたふたしてるけど。

 

卯月「うわぁ~♪」

 

千歌「凄いね......生バンドがここまで魅了するものだったなんて知らなかったよ......プロデューサーが目を付けるわけだよね」

 

唯「へ?どういうこと?」

 

卯月「実は私たちアイドル候補生が音に合わせてライブをするのも良いんですけど、プロのアーティストみたいに後ろにドラムやギターがいる中でのライブを企画しているみたいで」

 

だからこのイベントに視察に来たってことなんだ。

 

プロデューサー「最近ではスクールアイドルもプロ顔負けの実力を持っているのです。A-RISEやμ'sと行ったグループは正直プロと同じくらいのパフォーマンス力を持っています。ですので差別化を図るために構成自体を変えなければならないと思いました」

 

雑誌で見たスクールアイドルたちってそんなに実力があったんだ。私たちには縁が無いから詳しいことはよくわからないけど。

となればスクールアイドルだって今の時点でスカウトされても断るよね。そのチームでやってて楽しいしみんなのことが大好きだからそこまで実力を伸ばせる事が出来たんだから。

私たち放課後ティータイムだってそう。

この5人が集まらなかったらきっとここまでの実力には到達していなかった。誰か1人が欠けてもダメ。増える事に関してはわからないけど。

 

だからこのプロデューサーさんもスクールアイドルを勧誘したけどダメだったって言うのはそう言うことが彼女たちスクールアイドルの想いがあったんだろうね。私たちと一緒。それは"放課後ティータイムであって放課後ティータイムでは無くなる"ってことだから。

 

プロデューサー「SOS団ですか......あそこのバンドもなかなか......しかし笑顔が......」

 

前に立つ以上重要なのは笑顔なのか。

腕立て10回やってる最中も腕立て後も笑顔でいれなければ失格同然と言うことだよね。

私はライブ中はそんなこと無かった気がするし、なにより楽しすぎてMCとかでよくはしゃいじゃう事が多々あるくらいだし。

 

律「やっぱり笑顔ってことなんじゃないか?あのプロデューサーが求めてるのって」

 

千歌「千歌もそう思います。前に初めてμ'sの生ライブを見たときに驚きました。これが本当に高校生なのかって。そのときから千歌はアイドルに恋をしてしまったんだと思います。ここにいる理由、これで伝わりますか?」

 

紬「えぇ。充分なくらいにね。でもスクールアイドルではなくプロのアイドルみたいだけど......良いの?」

 

千歌「......良いんです。私はまだ1年生ですし、うちの高校にはスクールアイドルが存在していません。でもキラキラ輝ける方法は何もスクールアイドルだけじゃない!って考えてたところにあのプロデューサーさんと出会ったんです」

 

卯月「千歌ちゃんはそうですよね。私はトップアイドルになるためならなんでもやります!」

 

凄いなぁ。気合いが違うよね。

私たちなんて武道館と大覇星祭を目標にしているけど毎日欠かさずティータイムはしてるもん。

意気込みが大事なんだなぁやっぱり。ティータイムしないと体動かないよー、ではなく、練習したあとにティータイムって流れに持っていかないと大覇星祭出場は難しいかな。

 

唯「そう言えば先週の学園都市のイベントには行ったの?」

 

千歌「それが......」

 

卯月「まだ知名度が低くて出られなかったんです。参加人数が予想以上になってしまったらしく、運営の方で再審査を行った結果、346プロは外されてしまったんです」

 

プロデューサー「すみません。私の責任です」

 

卯月「いえ!プロデューサーさんのせいだなんて誰も思っていませんよ!今回はたまたま運が悪かっただけってことで♪」

 

厳しい世界だなぁ。アマの私たちには感じられない空気や緊張感ってあるんだろうし。私たちだって知名度はあげていきたい。仮に上がらなくても学園祭と言う舞台があるからイベントごとにはそこまで困ることはない。だけどプロダクションとかに所属しているアイドルとなると知名度が重要で、いかにして上げていくかが全てと言っても過言じゃないんだろうな。

名前や顔を忘れられるようになってはもうおしまい。

 

ギターを持って"ざんねぇ~ん!!"って言ってた人や、着物を着て顔が真っ白のまま"ちっくしよおぉぉぉ!!"って言ってた人も今では取り扱われない。

そう言う完全実力勝負の中にいるんだから先週行われた大覇星祭に参加出来なかった、理由が所謂無名だからと言う一番痛い理由で拒否されてたら耐えらんないだろうな。

小さいことからコツコツ積み上げていく重要さがよくわかった気がするよ。

 

ワーワー!

ピーピー!

 

ハルヒ「みんなありがとー!」

 

律「いやー凄かったなぁ。プロ顔負けのバンドチームだなこりゃ」

 

さわ子「実際あのセンターの子のギターテクは私より上よ。あんな逸材が北高にいたなんて」

 

あ、演奏終わったんだ。所々見てたけど上手だったな。ハルにゃんたちと私たちと346プロダクションの合同でステージに立てれないかな。

別に私たちだって知名度があるわけではないけど、アイドル+バンドなら本当にプロアーティストみたいなライブが出来るかも知れない。

しかも早ければ星夜星祭にも出られるかも。

 

これはまず放課後ティータイム内で話さないと!

そこからプロデューサーに連絡して今のSOS団と合同で出来るか、その話をしてみよう!

私がしたい!やってみたい!

 

よーし!やるよー!みんなーー!!!

っとと、その前にハルにゃんの楽屋へ行ってお疲れ様だね♪

 

唯「みんなー!ハルにゃんの楽屋へいくよー!」

 

to be continue......




唯「どーしよーかなー」

ハルヒ「合同?」

卯月「でもそれだと面白そうですよね♪」

千歌「でも作者さん大変そうだよね」

ハルヒ「自業自得よ自業自得」

唯「まぁ任せればいっか♪」

律「っしゃああぁぁー!!!次回のけいおん!」


次回
♯4 合同ミーティング!
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