七つの大陸と第六天魔王 作:ノリ7
本能寺の変side信長
「中国でハゲねずみがキンカンと協力して毛利を滅ぼせば天下はもう我の物だな。日ノ本を統一したら次は海を超えて朝鮮、明、そして世界《天下》だ。」
そう小さく、まるで子供が明日遊園地に連れて行ってもらえると親に言われたあとのように無邪気に笑った。しかし、小さな小さな日ノ本を統一した程度で
しかし、ほとんど変わらないながらも決定的に違うものがあったそれは
「上様、敵は明智の軍勢でございます!!謀反でございます!!」
夥しい汗を掻いた若い男が、ぜえぜえ言いながらそれでもなるべく抑えてそれを言った。
自分は魔王なのだ。勧善懲悪で言うところの罰せられる側、最後の最後で夢叶わず破れるそんな存在なのだ。しかし、仕方がないことだそれは因果応報いつでも自分にツケが回ってくるからだ。そして思う、もう終わりか《・・・・・・》そんな悲しい気持ちになった。しかし、最後の祭りなら悲しむだけ損だ。死が目の前にあるならそれでも道化のように踊ってやろう。そう思い威厳のある声で言った。
「そうか、是非もなし」
そう小さくしかし威厳のある声でそう言うと
「付いてこい」
そう言い槍を持ちその部屋を離れ戦地へ向かった、そこでは明智の軍勢とこの男の軍勢が戦っていた。
戦況は一万人が全員明智軍が勝っているとわかる位に負けていた。それもそのはず明智の軍勢は一万人をゆうに超えているのだ、しかしこの男の軍勢は百人いるかいないか程度、多勢に無勢それにいきなりの奇襲、天下一の軍師でも舌を巻くだろう、どうにもならないと、それがわからないわけじゃない。ここにいる兵士も十分理解している、しかしそれでも逃げないで一人一人勇敢に戦っている。一人一人で数人倒してる、そんな様子が伝わっている光景だった。しかしそれも最初だけ徐々に人数が減っている。そんななか堂々と大声そう言った。
「さあかかってこい!!信長はここにいるぞ!!この首を取ってみろ!!」
威厳というレベルじゃない声と雰囲気をだして言った。
それはまさに魔王の威厳だ、凡人じゃけして出せるはずのない気迫、そして覇気。
その言葉に明智軍はその覇気に怯える者、信長の首を取るため狂ったように行く者、はたまたその姿を目に焼き付ける者さまざまな反応を見せた。
そして、その魔王信長は落ちてる弓を拾い打ってきたのだ。それは弓をいつも扱っている者からしても舌を巻くほどのきれいに正確な弓矢が飛んできたのだ。
しかし、それで一人や二人倒したとしても多勢に無勢、なんの意味もない、だんだん追い詰められついには味方が十数人程度になってしまった。
「覚悟!!」 ぐしゃり!、嫌な音がなった。
「ぐっ!」
「上様!!」
槍が信長の左肩に刺さった。それはすぐに信長が右手で敵を払ったが傷はけして浅くない。
「もう終わりか」
信長はそう一言言うとさっきまでいた部屋に向かった。
「蘭丸、部屋に火をつけろ、この信長の首誰にも取らせるな」
「上様・・・」
「さらばだ蘭丸」
蘭丸は涙を流しながら死へ向かう信長の背中を部屋に入るまで見続けた。
蘭丸は涙を堪え部屋に火をかけた。
「ふん、天下が眼前まできたと思ったら一気に離れていきおったわ。」
「我が野望もここまでか」
そう言い小刀を持ち切腹の準備をした。
「無念だが仕方あるまい。我も下剋上でここまできた、なら下剋上で生が終わるのもまた一興、さてあの世があるならそこで天下は誰が盗るのを見るか。」
信長は思い切り腹に小刀を刺した。これで、信長は死ぬはずだった。しかし、突如おびただしい光が信長を包んだ。そこには見知らぬ男がいた。
「君はここで死ぬ程度の者じゃない。君は生きるべき人間だ」
「ふん、まだ生に執着しているらしい、死を受け入れられないか。」
「死ぬ?、何言っているんだい?僕が見たところによると君は全然死んでいないじゃないか。」
「ふん、今から死ぬところだ」
「天下を盗るという野望、それは、文字通り全てを盗るってことだ。そんなたいそうな野望を持つ者がこの程度のことで生を諦めてちゃ困るな。
「なんだと」
今度は確実に怒りがこもった声音だ。それは、当たり前だ天下目前まで上り詰めた男にまるで計算外のことがあったから困るといったような顔をしているのだ。しかし何も言い返せない言っていることは無礼でも全て事実だからだ。そう信長は生を諦めた。その通りだからだ
そんななか相手は天使のような笑顔でそして悪魔のような声音で言った。
「天下は広いこの世界以外にも異世界というものがある。そんな異世界に行きたくはないか?」
「なに!」
今度は驚きをこめた言葉で言った。それはそうさ地球が丸くて世界が広がっていることは知っているが異世界があるなんてしるはずがない。しかし、わくわくした。それは新しい世界があることに。
「そこにはここにないものがたくさんあるよ」
それだけで十分だった。とても興味がわいた。さっきまで死のうとしていた自分がアホらしく思った。
「ハっハハハハハハハ!!」
「いいだろうこの信長その異世界とやらに行ってやろう。」
「フフフ、そうか嬉しいよではさっそく行くか。そろそろ部屋危ないし」
部屋はだいぶ燃えていた部屋を焼き尽くすのは時間の問題だった。
「そのまえにおまえの名前はなんだ?」
「エンスタ=ギブリフォーエだ、まあエンスタと気軽に呼んでよ。」
「ほう、南蛮人のような名前だな。」
「じゃあいくよ」
そういうと光と闇の門が出てきた。
「この先だよ」
そういうと先に門に入っていった。
信長はそれを追うようにに門に入っていった。
その異世界で天下をとるために。
初めて作った話ですので至らないところもたくさんあると思いますがよろしくお願いします。