夜天の守護者 番外編   作:混沌の魔法使い

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祝福の風と融合騎と

祝福の風と融合騎と

 

ケース1 先生 リインフォース

 

「むにゅううううう・・・頭痛いです・・」

 

「うー・・サボりすぎた・・」

 

「・・・・・」

 

「・・に・・兄さんに聞き・・に行きましょうか?」

 

書類の山の前で頭を抱える、リィン、アギト、ユナ、アザレアの4人の融合騎、皆、龍也と遊ぶのに夢中になりすぎたり、甘えすぎたりで書類が山のように溜まってしまったのだ・・4人が頭を抱えてると

 

「どうしたんだ・・この書類の山は?」

 

手に料理の本や裁縫の本を持ったリインフォースがやって来て尋ねる、リィン達は

 

「お姉様!」

 

「姉!」

 

 

「お姉ちゃん!」

 

「ね・・姉さん・・!!」

 

天の助けという表情の4人は声を揃えて

 

「「「「助けてください!!!」」」」

 

そう言った・・

 

「全く・・ちゃんと仕事はしておくべきだ、アギト・・そこ違う、ユナ・・字が間違ってる、リィン寝るな!・・アザレアは・・言う事は無いか・・」

 

1人で4人分の書類を見ながら、ここはこうだ、間違ってるなどと丁寧に教え始めた、リインフォース、丁度そこに

 

「み・・仕事中か・・」

 

龍也が手にクッキーや紅茶を持ってくるが、リインフォースに教えられながら仕事をしている、リィン達を見てゆっくりと柱の陰に隠れ、微笑ましそうな表情でリインフォース達を見ながら

 

「ふふ・・こうして見ると、本当の姉妹のようだ・・ん?・・姉妹なのか?・・どうなるんだ?」

 

何かを考え始めた龍也だが

 

「まぁ良いだろう・・特に意味の無いものだしな・・こうしている事が姉妹の証明か・・」

 

そう呟いた龍也は持っていたクッキーと紅茶を見て

 

「持ってくるのはもう少し後にするか・・」

 

そう呟いてその場所を後にした・・それから数時間後・・

 

「「「「終わった・・」」」」

 

燃え尽きているリィン達と

 

「全く・・今度からもう少し気をつけるべきだな・・」

 

そう言いながらも笑っているリィンフォースの所に

 

「終わったかね?」

 

龍也が紅茶とクッキーを持ってやって来て、リィン達の前に置き自分も椅子に腰掛け、紅茶とクッキーを食べながらリィン達の話を聞きながら、穏やかな時間を過ごした・・これは兄と妹達の穏やかな一時の話・・

 

 

 

ケース2 お姉ちゃんの修行

 

 

「あっ・・あっ・・」

 

厨房で項垂れるリインフォース・・手に持ったフライパンからはまるで火事のように煙が上がっている

 

「うう・・本を見てるのに・・」

 

本を開いてそれを見ながら料理をしていたようだが・・失敗してしまったようである

 

「えうう・・兄上様に・・食べて欲しいのに・・こんなのじゃ駄目だ・・」

 

るる~と涙を流しながら呟いているリインフォースの元に

 

「お姉様?・・何を落ち込んでいるのですか?」

 

とことことやって来たリィンが尋ねる、リインフォースは泣きそうな声で

 

「あ・・兄上様に料理を食べて欲しいのだが・・こ・・こんなのでは駄目なんだ・・」

 

可哀想な玉子焼き×3+悲劇のチャーハン1・・一応皿の上に載っているが・・殆ど炭化してしまっていて、一目では何か判らない・・それを見たリィンは

 

「少し待ってるです」

 

とてとてと走り出すリィン・・残されたリインフォースは

 

「これ・・どうしよう・・捨てるしかないか・・」

 

炭化してしまった料理を片付けていると

 

「お待たせしましたです!!」

 

リィンが青いエプロンを装着して戻ってきて、厨房に入って

 

「むふふ~リィンは料理が得意なのです!!お姉さまに教えてあげるです!!」

 

にこやかに微笑むリィンにリインフォースは

 

「た・・頼む・・」

 

藁にもすがる思いでリィンに料理を教えて貰い始めた

 

「むー火が強いです、そこは中火です」

 

「むっ・・そ・・そうか・・次は?」

 

リィンに言われた通り火を調整した、リィンフォースにリィンは

 

「次は切ったお野菜とお肉です」

 

「わ・・判った・・」

 

リィンに教わりながら料理を作っているリインフォース、丁度その時食堂にヴィータが来る、料理をしてるリインフォースとリィンを見て

 

「私も昔やったなあ・・はやてに教わりながら・・兄貴に食べさせるんだよな・・しょうがない・・呼んで来てやるか」

 

昔を思い出したのか楽しそうに笑いながらヴィータは龍也の部屋に向かって歩き出した・・それから数分後

 

「うん、美味しいじゃないか」

 

自分が作ったチャーハンと卵スープを食べた龍也からそう言われたリインフォースは

 

「ほ・・本当ですか・・う・・嬉しいです・・」

 

もじもじとしながらも嬉しそうに笑っていた・・これは恋する乙女の幸せな一時・・

 

 

 

ケース3 祝福の風と融合騎達・・

 

六課の外、龍也とヴィヴィオが良く昼寝してる場所

 

「むにゅ・・ほえ?・・姉さん?」

 

「うん?・・起きたか、アザレア」

 

眠りこけていたアザレアの頭を撫でながら微笑むリインフォースにアザレアは

 

「・・えっと・・その・・おはようございます」

 

困惑しながら言うアザレアにリインフォースは

 

「うん、おはよう、こんな所で寝てしまうとは疲れてしまったのか?」

 

そう尋ねられたアザレアは赤面しながら

 

「えっと・・その・・ですね・・何と言えばいいのでしょうか?」

 

しどろもどろのアザレアにリインフォースは

 

「無理に言わなくても良い、では私は行くな」

 

そう言って立ち上がろうとするリインフォースの腕をアザレアが掴み

 

「ちょっと・・ちょっとだけ待っててください」

 

そう言われたリィンフォースは微笑みながらしゃがみ込み

 

「ん、判った」

 

木に背中を預けるリインフォース・・暫くアザレアと話してると

 

「姉!!」

 

「お姉様!!」

 

「お姉ちゃん!!」

 

とてとてと走ってくる、リィン達

 

「どうしたんだ?そんなに慌てて?」

 

首を傾げるリインフォースにアギト達は

 

「へへ・・はい!!遅れたけど誕生日プレゼント!!!」

 

アギト達がそれぞれ、エプロン、腕時計、ペンダント、ぬいぐるみを差し出す

 

「へ・・わ・・私にか?」

 

困惑するリインフォースにアギト達は

 

「うん!!大好きな姉にプレゼント・・少し遅れちゃったけど・・頑張ったんだぜ」

 

「リィンはペンダント作ったですよ、大切にしてくださいね」

 

「私は・・買って来ました・・で・・でも・・今度はちゃんと手作りのを・・上げますから・・」

 

「私のお気に入りのぬいぐるみです、大切にしてくださいね」

 

渡されたプレゼントを受け取ったリインフォースは

 

「・・ありがとう・・凄く・・嬉しい」

 

そう言って微笑むリインフォースの笑顔はとても美しかった・・それから数時間後

 

「うーん・・おらんね・・皆・・どうしたんやろ?」

 

「そうだな・・」

 

龍也とはやてが姿の見えないリインフォース達を探していた、そして木のある方に行ったとき

 

「はは・・仲がええね」

 

「本当だな」

 

木に背中を預け眠るリィンフォースとそれに寄り添うように眠るアギト達、それを見た龍也とはやては

 

「もう少し後で起こしに来ようか」

 

「そうやね・・」

 

その場を歩き去ろうとする龍也の背にはやてが飛び乗る

 

「ん?どうした?」

 

「んー甘えたい気分」

 

えへへと笑うはやてに

 

「はいはい、判りましたよ」

 

はやてをおんぶしたまま歩いていく龍也・・これは兄妹達の確かな絆の話

 

 

 

最終ケース 結局の所お姉ちゃんも甘えん坊なのです

 

「・・その・・ご迷惑でしたでしょうか?」

 

キャッキャッと遊びまわるリィン達を見ながらそう尋ねるリインフォース、今日はアギト達が楽しみにしている龍也と寝る日であり、そこに無理やり来てしまったリインフォースがそう尋ねると

 

「ん?迷惑じゃないぞ?「に・・・兄さん・・抱っこ・・」はいはい」

 

ぬいぐるみ(ドラゴン)を小脇に抱えたアザレアを抱っこする龍也、それを見たアギト達は

 

「ずるい!!私も!!」

 

「リィンもです!!」

 

「当然、私もです」

 

3人が自分も自分もと言って龍也の背中や肩に抱きついて満足げな表情をする、龍也は

 

「皆甘えん坊だな・・しかし遊ぶのはここまでもう寝るぞ」

 

と穏やかに笑いながらアギト達の頭を撫で、そう言うと

 

「「「「はーいッ!!!」」」」

 

寝る準備を始めるアギト達を見てリインフォースは

 

「えっと・・じゃあ・・私はこっちで・・」

 

隅に行こうとするリインフォースの腕をリィンが掴んで

 

「お姉さまはこっちです」

 

リィンはリインフォースを龍也の隣に座らせ、その隣に自分とユナが、龍也の隣のアギトとアザレアがそれぞれ横になり

 

「んふふ~お兄様とお姉様と一緒です」

 

幸せそうなリィン達にリィンフォースは嫌とは言えずそのまま眠りに落ちた

 

「兄ちゃん、皆そろそろ・・おき・・んーもう少しこのままでええかな?」

 

「そうですね・・もう少しだけ」

 

「んー私も・・」

 

「「ヴィータ」」

 

「んぐっ・・ごめん・・」

 

良く朝、中々起きてこない龍也達を起こしに来たはやて達は楽しげに笑いながら龍也の部屋を後にした、龍也の部屋では

 

「むにゅ・・兄上様・・」

 

「兄」

 

「お兄ちゃん」

 

「兄さん」

 

「お兄様」

 

龍也の腕を掴んで幸せそうに眠るリインフォース、龍也の身体に抱きつき眠るアザレアとアギト、龍也とリインフォースの間で幸せそうな笑みのリィンとユナの姿があった・・

それは幸せな一時の一ページ

 

祝福の風と融合騎と 終わり

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