夜天の守護者 番外編   作:混沌の魔法使い

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剣帝VS守護者 

剣帝VS守護者

 

 

それは長かったネクロとの戦いが終ってから数ヶ月後に起きた事だった・・その日はラグナが居らず・・簡単に言えば・・

 

「守護者っ!!俺と戦えっ!!今日こそ決着をつけてやる!!」

 

ルシルファーのストッパーが居ない事を示す・・私は溜め息をつきながら

 

「ルシルファー・・私は疲れている・・出来れば模擬戦はしたくないのだが?」

 

大将に昇格してから書類整理が増え確実に疲労は溜まっている、だから休暇の日はゆっくりしたいというと

 

「黙れっ!!俺はなっ!!ラグナが出掛ける日をずっと待っていたのだっ!!今日しか貴様と本気で戦うことは出来ないっ!!軟弱な事を言わずさっさと演習場に来いっ!!良いなっ!!」

 

答えは聞いていないと言いたげに私の部屋を後にする、ルシルファー・・私はルシルファーの後姿を見ながら

 

(まいったな・・ルシルファーと模擬戦すればどちらかは戦闘不能だしな・・)

 

ルシルファー相手では私も本気に成らざるを得ない・・そうなれば非殺傷でもどちらかは戦闘不能・・出来れば模擬戦を避けたいと思っていると

 

「お兄ちゃん・・どうしましたか?」

 

ユナがどうしたと尋ねて来る・・私がどういう状況になっているか説明すると・・

 

「そうだ!それならユニゾンしてあれを試してみませんか?」

 

・・あれか・・あれはな・・余りやりたくないな・・私の顔の変化に気付かないのかユナは私の手を掴み

 

「さっ速く行きましょうっ!!」

 

私はユナに手を引かれ演習場に向かった・・

 

「・・・・」

 

ルシルファーは既に騎士甲冑を展開し待っていた・・それに

 

「兄ちゃん!!頑張れ~っ!!」

 

「「「龍也さん~っ!!」」」

 

何故かはやて達が観戦している・・私はルシルファーに

 

「なんではやて達が居るんだ?」

 

そう尋ねると

 

「・・知らん・・俺も聞きたい・・」

 

どうやらルシルファーにも判らないようだ・・私は呆れながら

 

「まぁ良いか・・ユナ・・ユニゾンだ・・」

 

「はいっ!!」

 

元気良く頷くユナとユニゾンをする・・

 

「何だ・・それは?」

 

今回試すのは普通のユニゾンとは別のユニゾン・・私が使える2つの禁呪の内1つを使う為のユニゾンだ・・だが本音を言えば使わないで済めば良いと思っている・・私は握り拳を作りながら

 

「ただのユニゾンだよ・・ルシルファー」

 

漆黒のボディアーマーに真紅の外套を羽織っただけ・・騎士甲冑と比べると弱そうに見えるが

 

「・・見た目どおりの能力と言う訳ではないだろう」

 

歴戦の騎士であるルシルファーはこのユニゾンがただのユニゾンではないと直感で感じ取ったようだ・・油断無くグレイダルファーを構えるルシルファーを見ながら・・私はあるキーワードを口にした

 

「投影開始」

 

私の手にルシルファーのデバイスである、グレイダルファーが現れる・・それを見たルシルファーは

 

「召喚ではない・・コピーか・・」

 

確かにこれは天雷の書の能力である召喚ではない・・これは私の魔力で作り上げたコピー

 

「正解だ・・これは唯の贋作さ・・だが贋作が真作に勝てぬということは無い・・行くぞ・・ルシルファー・・」

 

私はそう言うと同時に駆け出した・・

 

 

 

「ほー兄ちゃんのユニゾンはあんな事も出来んのか・・」

 

私は兄ちゃんとルシルファーとの戦いを見ながら呟いた

 

キンッ!!キンッ!!!

 

全く同じデバイス同士で打ち合っている・・その動きは一種の舞いの様な美しさがあった

 

「はあっ!!」

 

ルシルファーが踏み込みグレイダルファーを振るう

 

「くっ・・」

 

バキンッ・・

 

兄ちゃんの苦しげな声と共に、偽グレイダルファーが砕ける・・ルシルファーはそれを見て

 

「成る程・・耐久力は劣るようだな?」

 

確かに全く同じ姿をしているが、耐久力は低いようだ・・耐久力も同じなら今の一撃で砕けぬ筈だ

 

「確かにな・・耐久力は劣るが・・だが・・耐久力は問題ではない・・投影開始・・」

 

兄ちゃんがそう呟くと再び兄ちゃんの手に偽グレイダルファーが現れる

 

「何っ!?」

 

今砕いた筈の物が再び現れる、それは少なからずルシルファーに動揺を与える・・兄ちゃんはその隙を突いて

 

「はあっ!!」

 

風切り音と共に兄ちゃんの双剣がルシルファーに迫る

 

「くっ!!」

 

キンッ!!キンッ!!!

 

流石は剣帝と言うべきか、兄ちゃんの猛撃を弾き続けるルシルファー・・だが次の瞬間信じられない事が起きる・・兄ちゃんが偽グレイダルファーを手放し後方に跳び

 

「壊れた幻想 ブロークンファンタズム・・」

 

パチンッ!!

 

兄ちゃんが指を鳴らすと偽グレイダルファーが

 

ドンッ!!

 

凄まじい音と共に炸裂する

 

「ぐうっ・・」

 

ルシルファーはそれに押され後退する・・兄ちゃんはその間に

 

「投影開始・・」

 

再びそう呟く・・また偽グレイダルファーが現れると思ったが・・今回は違った・・

 

「弓?」

 

隣で見ていたシグナムが呟く、兄ちゃんの手には間違いなく弓がある・・赤塗りの弓を持ちながら

 

「投影開始・・」

 

再び呟くと兄ちゃんの手に剣が現れる・・だが剣は剣だ・・矢としては使えない筈・・私達がそんな事を考えていると

 

「我が骨肉は捩れ狂う・・」

 

兄ちゃんが呟くと兄ちゃんの手の中剣が捩れ始め・・矢のような形になる・・兄ちゃんは弓を構え・・

 

「偽・螺旋剣 カラドボルク・・」

 

兄ちゃんの手から剣が放たれる・・それは嵐の様な魔力を纏いルシルファーに迫る・・

 

「くっ・・菊燐っ!!」

 

ルシルファーの手に変わった形の日本刀が現れる、それを即座にクロスさせ

 

「ガイア・・リアクターッ!!」

 

黒い魔力の壁を発生させ、偽螺旋剣を受け止める

 

「ぬううっ・・・」

 

嫌な音を立てて魔力の壁を抉る偽螺旋剣・・だが魔力の壁のほうが強いのか、ある程度抉った所で偽螺旋剣は停止し、消滅した・・だが兄ちゃんは既に別の獲物を手にしていた・・

 

「偽・刺し穿つ死棘の槍 ゲイボルグ・・」

 

赤塗りの禍々しい槍を掴み兄ちゃんが駆け出す

 

「今度は槍かっ!!良いぞ・・やはり貴様との戦いが一番面白いっ!!」

 

獰猛な笑みを浮かべ、ルシルファーが駆け出す

 

「「はああああっ!!!」」

 

赤い閃光と白銀の閃光が走る・・私達には辛うじて見える程度で、多分エリオ達には殆ど見えていないだろう・・

 

「菊燐・・一の型・・燐火斬ッ!!!」

 

菊燐に漆黒の魔力が集まり、振るうと同時に巨大化し兄ちゃんに迫る

 

「ふっ・・」

 

兄ちゃんは槍を回転させその魔力刃を弾き飛ばす・・だがルシルファーは既に別の技の体勢に入っていた

 

「菊燐・・二の型・・燐火撃っ!!」

 

刀から二本の矢が打ち出される

 

「くっ・・」

 

槍を回転させたが、その一撃は槍の耐久力を超えていたのか砕け、兄ちゃんは直撃を喰らい吹っ飛ばされる・・その間にルシルファーは両腕を掲げ魔力を収束させ・・

 

「ガイア・・フォースッ!!」

 

兄ちゃんと同じ技だが色が違う炎の弾を放つ、それはシュミレーションのビルを灰にしながら兄ちゃんに迫る・・やばいな・・幾ら兄ちゃんでもあれの直撃は致命的なダメージの筈・・私がそんな事を考えていると

 

「偽・熾天覆う七つの円環 ローアイアス・・」

 

兄ちゃんの吹っ飛んで行った方向から7枚の花弁に似た魔力の盾が現れ、ガイアフォースを受け止める

 

ピキ・・ピキ・・

 

盾に皹が入り一枚・・また一枚と砕けていくが4枚目で完全にガイアフォースを無力化した・・そして次の瞬間には・・

 

「工程完了・・全投影待機」

 

煙の中から弓を構えた兄ちゃんが姿を見せる、その背後には無数の剣が浮いていた・・

 

「ソードバレル・・フルオープンッ!!」

 

無数の剣が雨霰の様にルシルファーに迫る

 

「ぬ・・おおおおおっ!!!」

 

両手の菊燐を振るいながら走り出し、迫る剣を迎撃していくが・・何発かは体に掠る・・だがそんな事は関係無いと言いたげに接近し、兄ちゃん目掛け菊燐を振るう

 

「!!」

 

まさか突撃しながら剣を迎撃するとは思っていなかったのか、兄ちゃんの反応は一瞬遅れ、ボディアーマーを深く切り裂かれた兄ちゃんは真紅の外套を翻しながら後方に跳ぶ・・ここからでも判る兄ちゃんの目から闘志は消えていない・・戦いはまだまだ続きそうだと私は思った・・

 

 

 

 

(不味いな・・流石はルシルファー・・剣帝と呼ばれた男・・ソードバレルをあんな方法で防ぐとは・・)

 

ソードバレルに加え矢としても放った一撃も全て弾き飛ばされた・・その挙句手傷を負わさせれるとは・・少々不利か・・冷静に戦況を考える・・天雷の書から召喚ではなく、自身の魔力でデバイスを呼び出す利点は1つ・・耐久力は劣る分・・素早く自身の手にデバイスを呼び出せる事・・物量に物を言わせて詰みに持っていくのが・・この戦法の利点だ・・このまま物量戦に持ち込んでも勝てない・・

 

(お兄ちゃん・・やはりあれを使わないと勝てないですよ・・)

 

ユナが言う・・確かにそのとおりだな・・出来れば使いたくなかったがしょうがない・・

 

「どうした・・掛かってこないのか?」

 

菊燐を油断無く構えるルシルファー・・こちらから打って出るしかないか・・

 

「投影開始・・」

 

さっきまで使っていた弓ではない・・シグナムがブラストモードを発動させると同時に左腕に現れるムスペルヘイム・・あれは本来はSSSランクの弓型のデバイスで、それが簡略化された物がシグナムの左腕に装着されている・・私が呼び出すのは簡略化される前の弓・・

 

「偽・星を貫く聖弓 ムスペルヘイム・・」

 

燃え上がる炎の様な形をした弓に魔力を通す・・それを見て

 

「その弓を使った、戦闘スタイルは剣型のデバイスを矢として撃つ事・・そんな事を何回繰り返そうが無駄だ・・」

 

私を見据え言うルシルファーを見ながら弓の弦を引きながら

 

「確かにその通りだがな・・これにはもう1つの使い道がある・・」

 

弦を限界まで引き絞った所で私は更に隠された能力を解放する為のキーワードを口にする・・

 

「星を貫く・・(ムスペル)・・」

 

私の手の中に燃え盛る炎の矢が現れる・・

 

「なっ・・」

 

予想外の攻撃に驚くルシルファーを見ながら

 

「星弓っ!!!(ヘイム)・・」

 

炎の矢を撃つ・・

 

ゴオオッ!!

 

放たれた矢は瞬間的に爆発的に燃え上がり、ルシルファーに迫る

 

「くっ・・回避は無理か・・ならば迎撃するまで!!・・龍鳳天嚇っ!!!」

 

迫り来る業火を迎撃する為にルシルファーは漆黒の剣撃を放つ・・漆黒の刃が炎の矢を砕いていく・・恐らく長くは持たない・・だが・・この少しの時間で充分だ・・私は大きく後ろに跳び詠唱を始めた・・

 

 

「――― No bady lives・・・(生きる物はいない・・)」

 

「There is not saving in the wide world(広い世界に救いはない・・・)」

 

「It's filled,there is adeath where it goes, as for the start,it is not only in Cz it the remainder,and there is not an end either・・・(満ちいく死があり、残りは崩れいくだけ、始まりは無く終わりも無い・・・)」

 

「I'm watching over everyone with tender loving care・・・(私は皆を見守っているよ・・・)」

 

「It's nothing but one thay it is there・・・ "Snow Garden!!"(そこにあるのは唯一・・・"雪の庭園のみ!!" )」

 

その呟きと共に世界が侵食される・・私を中心に凄まじい吹雪が吹く・・そして演習場を瞬く間に白銀に染めていく・・私はその世界の中心に立つ・・この世界には常に吹雪が吹いている・・それは全ての敵に恐怖と絶望を与え・・己の大切な者を護る為の嵐であり、自分に対する無力感を現している・・私は全てを護りたい・・だが何時も伸ばした手は届かない・・そして私の目の前で人が傷つく・・その絶望感と・・自分に対する無力感・・この世界に吹く嵐はその象徴・・私は吹雪をその身に受けながらゆっくりと閉じていた眼を開き・・驚き目を見開いているはやて達と信じられないと言う顔をしているルシルファーを見ながら

 

「馬鹿な・・これは・・」

 

古代の騎士である、ルシルファーはこの世界の事を知っているだろう・・

 

「固有結界・・己の心を世界に映す・・禁忌の魔法・・」

 

ゆっくりと呟く・・すると遠く離れたところで見ていたはやて達の驚いているのが判る・・私はゆっくりと歩き出しながら

 

「この世界を展開した以上・・お前に勝ち目はない・・今の内に降参しろ・・」

 

ルシルファーに言うと

 

「ふざけるなよ・・いかに固有結界とは言え・・武器も何もない・・貴様に負けるとは思わんっ!!」

 

そう言うルシルファーを見ながら

 

(この程度で諦める・・ルシルファーではないか・・仕方ない・・速く戦闘不能にするとしよう・・)

 

私はそう決め・・右手を掲げ・・

 

「行くぞ・・剣帝・・魔力の貯蔵は充分か?」

 

私はそう呟くと同時に駆け出した・・

 

 

 

 

私は信じたくなかった・・目の前に広がる世界が兄ちゃんの心の中だなんて・・・目の前に広がる世界はどこまでも美しく・・そしてどこまでも寂しかった・・隣に居るなのはちゃん達も信じれないと言う顔をしていた・・何時も笑っていた・・その兄ちゃんの心の中だ等とは到底信じられなかった・・私がそんな事を考えている中、兄ちゃんとルシルファーの戦いを見る

 

「菊燐・・二の型・・燐火撃っ!!」

 

ルシルファーが刀から魔力の矢を打ち出す・・だが

 

クンッ・・

 

兄ちゃんが左を軽く右手を動かすと、一瞬でその魔力の矢が凍りつき砕ける

 

「くっ・・・まだだっ!!」

 

ルシルファーが菊燐を兄ちゃんに振り下ろそうとした瞬間

 

ピキッ・・・

 

ルシルファーの左腕が一瞬で凍りつく・・それでも菊燐を振り下ろすが

 

「無駄だっ・・」

 

兄ちゃんが菊燐を素手で受け止め握り締めると

 

パキャンッ・・・

 

乾いた音を立てて菊燐が氷の結晶となる・・そして即座に氷の嵐がルシルファーを襲う

 

「ぐっ・・」

 

ルシルファーは氷の嵐に襲われ後方に下がる・・すると兄ちゃんが

 

「もう諦めたらどうだ?・・お前に勝ち目は無い・・」

 

ルシルファーの体は半分以上凍りつき、もう満足に動く事は出来ないだろう・・だから諦めろというと

 

「まだだ・・まだ・・俺は・・負けていないっ!!!」

 

ルシルファーの手に自分の背丈と同じくらい黄金の剣が現れる・・それに魔力が収束していく・・それを見て兄ちゃんは

 

「仕方ない・・少々眠っていて貰おうか・・」

 

兄ちゃんの手に吹雪が集まり、1本の剣となる・・それは透き通るような美しい剣となった・・

 

「龍 ドラゴン・・」

 

ルシルファーの王龍刀に漆黒の魔力が集まる・・

 

「雹雪・・」

 

兄ちゃんの手の中の剣に魔力が集まり、美しい輝きを放つ・・そして

 

「殺咬(デスバイトッ!!!」

 

「神威ッ!!!」

 

漆黒の龍と凄まじい吹雪が同時に放たれた・・・

 

ゴオオッ!!!

 

龍と吹雪がぶつかる・・勝負は互角に見えたが・・次の瞬間

 

ピキピキッ・・・

 

魔力の龍が凍っていき・・それはルシルファーに迫って行き・・次の瞬間

 

「くそ・・俺の・・負けか・・」

 

ルシルファーがそう呟くと同時にルシルファーは氷の棺に閉じ込められた・・それと同時に雪原は一瞬にして消えた・・私はそれを確認してから演習場へと走り出した・・

 

「くそ・・完全に俺の負けだ・・」

 

蹲り言うルシルファーに

 

「だから降参しろと言ったんだ・・」

 

ユニゾンを解除した兄ちゃんはルシルファーに回復魔法を掛けていた・・それを隣で見ているユナ・・私はそれを見ながら

 

「兄ちゃんっ!!」

 

若干怒鳴りながら言うと

 

「ん?どうした?」

 

何事も無いように尋ね返してくる兄ちゃんに、なのはちゃんが

 

「あの・・さっきの世界が龍也さんの心の中だなんて嘘ですよね?」

 

信じたくないと言う口調でなのはちゃんが言うと

 

「残念だが、嘘ではない・・あの氷に覆われた世界・・それが私の心の中さ・・」

 

自嘲気味に呟く兄ちゃんはルシルファーを肩に担ぎ

 

「悪いがルシルファーをシャマルに診せて来る・・だから質問はまた今度だ・・」

 

私達にそう言うと兄ちゃんは演習場から消えた・・私達はその場から動けなかった・・あんな寂しい世界が兄ちゃんの世界だと信じたくなかったからだ・・・私達がその場で立ち止まっていると・・その横を通り、ユナが兄ちゃんの後を追って行こうとする

 

「待ってくれ、ユナ!!あれが兄貴の心の中だなんて嘘だよな・・」

 

ヴィータがそう尋ねるとユナは

 

「あれは間違いなくお兄ちゃんの心の中ですよ・・何も無い・・世界・・それがお兄ちゃんの心の中です」

 

そう言うユナは硬直している私達を見て

 

「でも・・心の中は変わる・・貴女達はお兄ちゃんの・・王の心の中を変えれますか?」

 

私達を試すようにユナは微笑みながら

 

「王は何度傷つこうが立ち上がります・・大切な者を護る為に・・あの世界は自分がどうなろうと大切な者を護ると言う、王の心を現しています・・でも心は変わる・・貴女達が本当に王の事を想っているなら・・変えれる筈です・・私は王の傍で見てますよ・・貴女達が本当に王の心の中を変えれるのかを・・それでは失礼致します」

 

そう言うとユナは演習場から消えた・・残された私達はある決意をした・・例えどれほど時間が掛かろうと・・自分の大切な人の心を変えて見せると・・

 

 

固有結界  雪の庭園解説

 

「――― No bady lives・・・(生きる物はいない・・)」

 

「There is not saving in the wide world(広い世界に救いはない・・・)」

 

「It's filled,there is adeath where it goes, as for the start,it is not only in Cz it the remainder,and there is not an end either・・・(満ちいく死があり、残りは崩れいくだけ、始まりは無く終わりも無い・・・)」

 

「I'm watching over everyone with tender loving care・・・(私は皆を見守っているよ・・・)」

 

「It's nothing but one thay it is there・・・ "Snow Garden!!"(そこにあるのは唯一・・・"雪の庭園のみ!!" )」

 

無限に広がる雪原と吹きすさぶ吹雪が特徴的な世界、能力は敵対者を全て凍結させる事と自分の大切な者を護る事である。どんな攻撃も凍結させ無効とし、また味方が負傷している場合、その傷を全て自分に移しかえる事が出来る・・それは自分がどれほど傷つこうが大切な者は護ると言う強い決意の証であると同時に、大切な者を護る為なら自分の命さえ捨てても構わないという自己犠牲の心の象徴でもある

 

剣帝VS守護者 終り

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