夜天の守護者 番外編   作:混沌の魔法使い

19 / 58
どうも混沌の魔法使いです

今回は新しく書き下ろした番外編になります・・リハビリの作品なので少し自信がないですがどうかよろしくお願いします

尚今回はシエスタ410様のリクエストの作品で5話構成の少し長い話ですがどうかよろしくお願いします


惚れ薬パニック 第1話

第1話

 

薄暗い研究所の中で私はある薬を作っていた

 

「ふふふふ・・出来た!!出来たぞ!!くっくっくっ・・これで龍也は・・ははは・・はっはっはっは!!!」

 

この薬が原因で、機動六課に大混乱が起きる

 

「ふっふっふ・・これで龍也は・・はっはっはっは・・くく・・どうなるか見物だな」

 

薬の入った瓶、後はこれを割るだけで効果が出る筈だ、私は声を押し殺して笑いながら瓶を落とした

 

ガシャンッ!!

 

音を立てて瓶が割れ・・ピンク色の煙が発生し直ぐに消えた

 

「くっくっくっ・・龍也お前も年貢の納め時だな・・」

 

私はこの薬ので起きる出来事を想像して笑っていたが、後ろに気配を感じ振り返ると

 

「ド・・ドクター」

 

頬が妙に赤いウーノが居た

 

「ウーノ?どうした?顔が赤いが・・はっ!!まさか・・」

 

私の中に最悪の予想が浮かぶ

 

(馬鹿なっ!!あれは龍也の事が好きな人物に効果が出る筈なのにっ!!・・まさか何か間違えたのか!!)

 

そんな事を考えていると

 

「ドクター・・胸がドキドキするのです・・」

 

ウーノの双眸が私を捕らえる、それはまるで肉食獣の様な目だった、私はこれで確信した・・龍也だけじゃない・・私も危険だと

 

「ドクター・・私は・・私は・・」

 

ウーノが私に歩み寄る、逃げようと思うが体が動かない・・金縛り状態だ

 

「はぁ・・はぁ・・ドクター・・」

 

ウーノの手が私に掛かる・・いかん早く逃げなければ・・そう思うが体が言う事を聞かない・・

 

「ドクター・・私は貴方の事が・・」

 

ウーノの目は正気じゃない・・今すぐにでも逃げたいが体が動く事は無い・・

 

「ドクターッ!!!」

 

ウーノに押し倒される・・いかん・・早く逃げなければ・・私はとんでもない過ちを・・

 

「ウーノ!!頼む!!正気に・・正気に戻ってくれぇぇぇっ!!!あああああああッ!!!!!」

 

機動六課にスカリエッティの悲鳴が木霊した

 

 

 

「んっ!?・・今ジェイルの悲鳴が聞こえたような?・・気の所為か?」

 

私は自室で書類整理をしているなか、ジェイルの悲鳴が聞こえた気がしたが、気の所為かと思いパソコンの電源を切った

 

「しかし・・今日は肩身が狭いな・・」

 

今日は男性局員の健康診断の日で殆どの男性局員は本局に行っている為、いま六課内は女性が大半で私には少々肩身が狭い・・

 

「ふー、しかし今六課に居るのは、私とグリフィスにヴァイスとエリオとジェイルだけ・・肩身が狭い所の話ではないな」

 

そう思いながら自室を後にし食堂に向かった・・しかしこれが間違いだったと私は後に知る事になる

 

「・・なんだ?妙な気配だな?」

 

六課の通路は妙に静まり返っており・・どこか不気味な気がした、そんな事を考えながら通路を歩いていると

 

「・・王・・やっと見つけました・・」

 

通路の影からシャルナが姿を見せる

 

「シャルナ?・・どうしたんだ?私に何か用か?」

 

そう尋ねるとシャルナは

 

「あはは・・はい用があります・・私は貴方の騎士です・・それは判りますか?」

 

不自然に笑いながら尋ねてくるシャルナに

 

「ああ・・判っているがそれがどうかしたか?・・バッ・・・なっ・・何をするっ!!」

 

突然シャルナが拳を振るってくるので反射的に回避すると

 

「あは・・流石王です、今のをかわしますか・・・あははは・・それでこそ私の王です」

 

ここで初めてシャルナの顔を見る・・妙に頬が赤くしかも瞳はどんよりと濁っていた

 

「あははは・・私は貴方の為に存在しています・・この体も髪も血液も・・その全ては貴方の者です・・」

 

何を言っている!?・・しかも体が逃げろ逃げろと告げるが、体が動かない・・

 

「だから・・私は身も心も貴方の物に・・王の所有物になりたい!!!」

 

「なっ・・くそっ!!」

 

突然飛び掛ってきたシャルナに悪いと思いながら、腹部に正拳を叩き込み意識を刈り取る

 

「はぁ・・はぁ・・一体何なんだ・・」

 

突然のシャルナの凶行に驚いた所為か、女性の腹に拳を振るってしまった事を後悔しながら、シャルナを空き部屋に横にしてから私は再び食堂に向かった・・

 

「しかし・・さっきのシャルナは異常だった・・一体何が?」

 

突然のシャルナの凶行の事を考えながら歩いていると

 

「あっ・・王・・見つけました・・」

 

クレアと鉢合わせになるが・・クレアも様子がおかしい・・頬は赤いし・・目も正気じゃない・・・まさか!?

 

「あは・・私は貴方の騎士・・貴方の為だけに存在し・・私の心も体も全ては貴方の者ですぅ・・」

 

どんよりとした目で私を見ながら笑う、クレアに

 

(不味い・・この様子なら・・クレアもシャルナと同じ・・逃げなければいかん・・)

 

本能的に判る・・捕まれば私はとんでもない過ちを・・私はそう理解し、来た道を逆に走り出した

 

「あああっ・・王・・あはは・・追いかけっこですか?・・あはは・・必ず捕まえますよ?・・その後は・・あはははは」

 

私が走り出した事に一瞬動きが止まる、クレアだったが直ぐに再起動し私の後を追ってきた

 

「くそっ!!一体どうなってるんだ!!!」

 

私はクレアから逃げながら悪態を付いた・・クレアはピッタリと私の後を着いて来ており、振り切れる気配は無い

 

「あはは・・焦らすんですね・・あは・・あはは・・・焦らされるのも良いです~ジュルっ!!」

 

後ろからクレアの舌なめずりの音が聞こえる・・・ゾクっ・・捕まってはいけない・・捕まれば私はそこでBADENDだ!!私はそう判断し、更に走る速度を速めた・・急の加速にクレアは反応できず振り切る事に成功した

 

「くそ・・どうなってるんだ?」

 

私は姿を隠しながら、現状を考えていた・・シャルナにクレアだけではない・・他の隊員も様子がおかしい・・そんな事を考えながら

様子を見ていると

 

「ねぇ・・ティア・・龍也さん居た?・・部屋に居なかったんだけど・・」

 

スバルの声が聞こえるが、シャルナ達同様様子が変だ

 

「くす・・いいえ・・見てないわ・・でも・・くす・・私達が必ず捕まえる・・そうでしょう?・・スバル?」

 

ティアナがくすくすと笑いながらスバルと話しながら・・歩いて行った・・

 

「はぁ・・はぁ・・何なんだ一体・・私が何をしたって言うんだ・・」

 

思わずそう呟くと

 

「それは・・龍也様が鈍感なのが全ての原因ですよ?」

 

!!!この声はセッテ!!

 

私は反射的に前に飛ぶと、私が居た場所にソルエッジが振り下ろされる

 

「くす・・流石龍也様・・これだけの不意打ちを回避しますか・・」

 

くすくす笑うセッテはかなり恐ろしい・・

 

「でも・・それで良いです・・簡単に捕まえては楽しみがありませんから・・・」

 

どんよりとした目で私を見るセッテ・・くそっ!!セッテもかっ!!

 

私が逃げる為に走り出そうとすると

 

「あは・・見つけた・・王よ・・」

 

クレア!!しまったクレアにも見付かったが、直ぐにセッテを見ながら

 

「くす・・王は私の物です・・貴方に渡して堪りますか」

 

ユニティをセッテに向けながら言うと

 

「龍也様は誰の物でもない・・一番最初に捕まえた人の物です」

 

セッテもソルエッジを向ける

 

「くす・・まぁ・・敗者の物ではないと言う事は判っていますよね?」

 

「ええ・・判っていますとも・・だから貴方はここで・・消えなさい!!!」

 

セッテとクレアが戦闘を開始した隙を突いて私は逃亡した

 

「はぁ・・一体どういう状況なんだ!!誰か教えてくれ!!」

 

私は走りながらそんな事を言っていると、後ろから笑い声と共に

 

「あはは・・私が教えてやんよ」

 

ノーヴェッの声が聞こえる・・いやノーヴェだけじゃないっ!!!後ろを見るとノーヴェの他にもう一人いる・・その人物は・・

 

「兄上・・見つけました・・」

 

シグナムだと!!!!しかも二人ともバリアジャケット展開してる・・・

 

後ろから走ってくる二人の声を聞きながら私は

 

「どうなってるんだっ!!!ちくしょーッ!!!」

 

私は思わずそう絶叫をしながら全力で走り出した

 

「はっ!!しまったこっちは・・」

 

私は走ってる内に気付いた・・私は上手い様に行き止まりに誘導されている事に

 

「このままだと・・行き止まりに・・くそ・・もう行き止まりか!!」

 

そんな事を考えてる内に私は行き止まりに捕まってしまった・・道は無い・・左は一応倉庫だが・・鍵が掛かっており・・入る事は出来ない・・

 

「龍也・・あははは・・もう直ぐだ・・もう直ぐだぜ・・」

 

「兄上・・もう逃げ道はありません・・じっくり行かせて貰います」

 

ゆっくりと歩いてくる二人の足音が聞こえる・・

 

「くそ・・ここまでか?」

 

私が諦め掛けた所で、左の倉庫から手が伸び私をその中に引きずり込んだ!

 

馬鹿なっ!!伏兵だと!!その拘束から逃れようとすると

 

「旦那!!暴れないでくれ!!!俺です!!ヴァイスですよ!!!」

 

その声は確かにヴァイスの物で、私は暴れるのを止めた

 

「そうっす・・暴れないで気配を殺してください・・」

 

静かに言うヴァイスに頷くと、外から

 

「居ない・・どこから・・ははは・・でも良いぜ・・・楽しみは後の方が良い・・」

 

「居ない・・どこに逃げたのだ・・ここは行き止まりの筈なのに・・」

 

引き返していく二人の声を聞き・・完全に二人の気配が消えた所で

 

「旦那・・良かったっす・・これで二人目ですよ・・保護できたのは」

 

二人目?もう一人は誰だと思い

 

「もう一人は誰だ?」

 

と尋ねるとヴァイスは笑いながら

 

「エリオっすよ・・それより・・こっちですよ・・何時までも入り口の所に居れないですからね?」

 

私はヴァイスに先導されるように倉庫の奥に進んで行った・・

 

 

リザルト

 

龍也・・体力まだ余裕だが以前状況不明・・

 

仲間

 

ヴァイス・・体力余裕 エリオ?・・状況不明

 

リタイヤ

 

シャルナ(龍也によって撃破) クレア(セッテに敗北後壁に張り付け状態)

 

追跡者

 

ノーヴェ、シグナム(倉庫から離れていっている)

 

状況不明者

 

グリフィス ジェイル

 

残り時間・・不明

 

第2話に続く

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。