闇に幸せになる権利はありますか?
闇…それは負であり、マイナスの存在…忌み嫌われ孤独な存在…だから…私に幸せになる権利はないのでしょう…
龍也の休日、自宅で
「さて、ご飯だよー!!」
ホットケーキを焼き終え、遊んでいる雷華達を呼ぶと
「「「「はーい」」」」
返事が4つ?リィン達は今日居ない筈だけど?首を傾げていると
「わーい!ホットケーキだ!!僕大好き!!」
「うむ、我もだ」
「私はお父様が作ってくれればなんでも良いです」
「……い、頂きます」
うん、やっぱり。4人居る…でも雷華達が何も言わないのは何でだろう?
(まぁ、聞けば判るか)
もふもふとホットケーキを食べる雷華達に
「なぁ、その子だれだ?」
指差しながら尋ねると、雷華達もゆっくりそちらの方を見て
「おお!?」
「むっ!?」
「あれ!?」
3人ともビックリしてる…気付いてなかったのか…驚かれた少女はおどおどしながら
「えっと…その…食べちゃ駄目でした?」
「良いや、全然良いよ。まだ食べるかい?」
「は、はい!」
笑顔で言う少女の皿にホットケーキを入れてやると
「わあ、ありがとうございます!お父さん」
お父さんと呼ぶという事は雷華達の側かな?感じる気配も雷華達と一緒だし。私がそんな事を考えていると
「くう!名前が出てこない!!僕はこの子を知ってるのに!!」
「我もだ、我も知ってる!だが名前が出てこない!」
知っているのに名前が出てこない?どういうことだ?思い出そうと苦労している雷華と静夜を尻目に星奈が
「お久しぶりです、ユーリ」
「はい、お久しぶりです、お元気そうですね星光の殲滅者」
にっこりとユーリと呼ばれた少女と握手をしていた。それを見た雷華と静夜は
「「そうだ!!ユーリだ!!!」」
と叫ぶとユーリに抱きつき
「うわー僕嬉しい!ユーリに会えて!」
「我もだ!!我も嬉しいぞ!」
笑顔の雷華達を見ながら、
(また養女が増えたか…まぁ良いか)
雷華達が落ち着くのを待ってから
「君も闇の書の欠片なのか?」
曲がりくねった言い方は嫌いだからそう尋ねると
「闇の書の欠片と言いますか…私は闇の書その物です」
闇の書その物…欠片の静夜達とは違うのか?私がそんな事を考えてるとユーリが
「私は永遠結晶「エグザミア」を内蔵し「アンブレイカブルダーク」と言う存在で…何時暴走するかもしれない…危険な存在です」
永遠結晶?…私は専門じゃないから判らないけど…ジェイルなら判るかも。私がそんな事を考えてると静夜が
「でもな、我が居れば抑えれるんだ!そうすればユーリも父上と暮らせるんだ!」
嬉しそうな静夜と対照的にユーリは悲しそうに
「でもそうすれば、感情や記憶が制限されてしまいます…私は…そんなのは嫌です」
「じゃあ、何で出て来たの?」
雷華が尋ねるとユーリは私の顔を見て
「お願いがあります、私の存在を消し去ってくれませんか?」
と告げた…
「お願いがあります、私の存在を消し去ってくれませんか?」
それが私の望み、何時世界を滅ぼすかもしれない私はお父さんと暮らせない…だから今日だけでも一緒に居たいと思い具現したのだ…
「消し去る?何故?」
「そうだよ!ユーリも僕達と暮らそうよ」
「ああ、そうだ!!折角出来てたのに消えるなんて言うな!」
反対する王と雷刃に
「私は…闇その物です…何時暴走するかもしれない、私は消えたほうが…パンッ!…えっ?」
消えたほうがと言い掛けた瞬間、お父さんの平手打ちが私の頬を捉えた
「消えたほうが良い命なんてない。こうして出てきた以上そんな事はさせん」
「で…でも…私は危険な存在でいつ暴走するか判らないんですよ!」
「暴走するというなら私が止める。何度だって何十回だって止めてやる。だからそんな悲しいことは言うな」
私の前でしゃがみ込んだお父さんは私をそのまま抱きあげ
「私はお前を護る。お前がなんと言おうと、だから消えれば良いなんて悲しいことは言うな」
「そうだ!父上が居れば暴走の心配なんてない!父上がお前の闇を抑えてくれる!」
「そうだよ!折角また会えたのに…もうバイバイなんて嫌だ!!」
「その通りです、私達は4人で一組です、1人だけ消えるなんて許しません!」
駄目だというお父さん達に
「私だって嫌です!!!皆と一緒に居たいです!!でも…でも…何時暴走してしまうか判らないんです!!!もし暴走したら、私は私の好きな物を全部消しちゃうんです!!私はそんなの嫌なんです!」
好きな人を自分で殺すなんて嫌だ!だから幸せな思い出を抱いて消えたいのだ
「決め付けるな!!我は本来お前を抑える存在だ!!我だけで抑えれないなら父上の力を借りれば良い!」
「そうだよ!!パパならユーリの闇を抑えてくれるよ!!!」
「そうです、お父様は神王です!神の力なら抑えれますよ」
神の力…世界を創造し滅ぼすことも出来る。そんな絶対の力なら…
「お父さん…出来るか判りません…でも私に力を貸してくれませんか?私が皆と共に居る為に」
上手く行く保障はない、でも可能性はある…私はその僅かな可能性に賭けたい
「勿論だ、どうすれば良い?」
笑顔で手伝ってくれると言うお父さんに
「まず静夜から私を抑えているプログラムを抜きます、それをお父さんの魔力で強化して私の中に入れます。そうすれば…私は皆と居る事が出来ます」
静夜単体では私は抑さえれない、でもお父さんの力があれば…感情や記憶に障害を与えず存在できるはず
「判った。やろう」
「うむ」
頷く静夜とお父さん…そしてそれから直ぐ私の考えは実行された
「まずは…これを分離して父上のデバイスに」
「よし受け取った」
お父さんのデバイスに私を抑えるプログラムを移動する…その直後
「くっうううう!!!」
一時的に拘束が緩まり私の中の闇が暴れ始める
「直ぐに作り変える。少し待て!!」
「は…はい」
胸を押さえ痛みに耐えてると
「これで良いはず…行くぞ!」
再び私を抑えるプログラムがインストールされる…すると胸の痛みは嘘の様に消え去り、頭の中も凄くすっきりし晴れ晴れとした気分になった
「凄く…嬉しいです。嬉しいって気持ちはこんなに幸せなものなんですね」
今まで抑制されていた感情が解放され凄く幸せな気持ちになった
「これでお前は自由だ…だから今までのユーリと言う名は捨てて…新しい名前をあげよう」
私の頭を撫でてくれるお父さん…さっきまでと違い、一撫でごとに幸福を感じる…これが雷華達が感じていた物なのか…なんて嬉しくて幸せなんだろう…
「お前は今日から陽華だ、太陽の様に朗らかで、花の様に凛とした美しさを持つ者だ」
陽華…私は闇だ…そんな私に似合わない名かもしれない…でもお父さんが考えてくれた名は私だけの物で。私はその名に恥じないように生きよう…
「お前は今日から私の大切な娘…何があっても私が護るよ」
優しく抱きしめてくれるお父さんの胸に顔を埋めながら
「はい…」
闇は負の存在だ…
でも光があれば闇は消える…
そして私は光を見つけた…
優しくて大きな光を…
私は確かに闇かもしれない…でも…闇にも幸せになる権利は…あるんです…
それを…お父さんが教えてくれました…
闇に幸せになる権利はありますか? 終り
えーとリクエストでユーリと言うPSPのキャラを出して欲しいといわれたのですが。自分はユーリを知りませんですのでウィキ等を見て
この話を書きましたが…恐らく性格、喋り方、設定に幾つか間違いがあると思います。ですのでユーリについて教えていただければ直ぐに書き直そうと思いますのでどうか宜しくお願いします。なおアンケートも同時に実地したいと思います
ユーリさん改め陽華さんについてのアンケートです
1 陽華の六課1日体験
2 もう1人の闇との出会い
3 陽華の1日
のどれが良いでしょうか?皆様の意見をお待ちしています!それでは失礼致します