この後は
「初めてのメリークリスマス」
「サンタクロース大作戦」
「戦闘よりも輝いている八神龍也」
「ちびっ子軍団出陣」
「真面目だけどちょっとずれた2人組み」
「クリスマスパーティ」
「サンタ大作戦」
「クリスマスを終えて」
と続いて行きます、一つ一つは短いですが、どうか宜しくお願いします
PS 面倒だとは思いますが一つ一つに感想をもらえたりすると非常に嬉しいです
クリスマス番外編 聖夜祭に向けて
「ジングルベール♪ ジングルベール♪ 鈴が鳴るー♪」
その日の機動六課ではリィンの楽しそうに歌声が響いていた。 エンドレスで歌っているので皆がそのフレーズを覚え始めた頃アギトが
「リィン、その歌何だ?」
「クリスマスの歌ですよ? 知らないんですか?」
首をかしげながら尋ねるリィンに皆知らないと首を振り返す。 龍也やはやてと言った地球生まれの者がおらず、ミッドチルダ生まればかりが今六課に残っていた。なのでリィンが何故こんなに楽しそうにしているのか誰も判らなかったのだ
「クリスマスはサンタさんが来るのです」
「サンタ? 来てどうなるの?」
スバルがそう尋ねるとリィンは
「良い子にプレゼントをくれるのです! あとは家族とかで美味しい物を食べたり。プレゼント交換会をしたり。遊んだりする日がクリスマスです!」
リィンもまたずれた思考をしていた、クリスマス=サンタがプレゼントをくれ。 更に家族や仲間と遊ぶ日と認識していた。 正しくはイエス・キリストの生まれた日であり
宗教的な祝日の日なのだが、残念ながら今ここにそれを指摘できる人間はいなかった
「良い子にしているとサンタなる人物がプレゼントをくれると。 そして家族で集まり遊ぶ日と言う訳ですね」
「はいですう♪ だからこうして準備してるのですよ」
飾りつけを見せながら言うリィンは自信満々だが。いつもお騒がせのリィンの言葉だから話半分で聞いていた六課メンバーだったが
「リ、リィンは……だ、誰にその話を聞いたんですか?」
「お兄様ですよ♪」
情報源が龍也であることを知り皆は納得してしまった。 多少の間違いは在るだろうが、家族や仲間で集まり親睦を深め。プレゼントを交換会をする日であり。クリスマスがそういう日だと、そしてこの誤解がクリスマスに悲劇を齎すことになる
その日の深夜。食堂に集まる4人の男女の姿があった。 八神龍也・八神はやて・高町なのは・フェイト・Tハラオウンは深刻そうな顔をして
「さて、重大な問題が発生している事はお前達も気付いているな?」
「なんか、クリスマスが間違って皆に伝わってるみたい」
「まぁ概ね間違っては無いんだけど。宗教的な祝日何だけどね」
そう苦笑するなのはとフェイトに
「違う、クリスマスにサンタが来ると勘違いしてることだ」
サンタ、子供に夢を与える物だが……
「まさかなースバルとかも乗ってくるとは……」
予想外の自体としてミッドチルダ育ちのスバルやチンクとかまでもがサンタなる人物を信じ。クリスマスを楽しみにしているのは問題なのだ
予定では皆にクリスマスを説明して。クリスマスパーティとプレゼント交換会を予定していたが。その予定が根底から覆されてしまった
「どうする?」
「サンタに手紙とか書かせる?」
「そこまで子供かな?」
うーんと唸る。幾らなんでも手紙を書くなんて……
「それでサンタさんには手紙を書かないといけないんですよ」
「「「へー。じゃあ書かないと駄目なんだ。書いたらどうすればいいのかな?」」」
食堂でリィンの話を聞いて真面目に手紙を書いてる平均年齢16歳を見て
「頭痛が……」
激しい頭痛に襲われたが、その楽しそうな表情を見て悪い気はしない……だが
(はやて、どうする? サンタクロースを皆信じている)
サンタクロースは子供向けの童話だ。実在するわけではない
「で……でも、リィン……サンタさんがいるって……どうして判るんですか?」
アザレアがそう尋ねるとリィンはえへんと胸を張って
「前にお兄様がサンタさんへのポストを持ってきてくれて、そこに入れたんです。そしたらクリスマスの朝の枕元にプレゼントがありました! だからサンタさんはいるんです♪」
(……兄ちゃん)
(判ってる。 だが子供の夢を壊すわけにはいかなかったんだ)
リィンがサンタを信じきってるのは私の責任だ。 今さらサンタがいないなんて言えない
「あ、お兄様ー♪ ずーと前にサンタさんに手紙を送るポストってどこにありますか♪」
「……ど、どこですか? に、兄さん……私いい子だと……思うから。プレゼント貰えるよね?」
「私もちゃんと兄の言うこと聞いてお留守番とかしてるから貰えるよな?」
「私は常にいい子ですから、貰えますよね」
楽しそうに近寄ってくるリィン達の後ろで
「私は駄目かなー。悪い子だもん」
しょんぼりしてるリヒトに
「大丈夫。リヒトも良い子だからちゃんともらえるさ」
「本当?」
不安げなリヒトを抱っこして
「勿論さ。だから何にも心配は要らないさ」
そう言いながら私は決意していた。自分がサンタクロースになるしかないと
「お兄様。サンタさんのポストってどこですか?」
きらきらした目で尋ねてくるリィンに
「直ぐ持ってくるからちょっと待っててくれ」
前のクリスマスに使ったサンタへのポストなる物はちゃんと家に保管してある。それに少し細工をして中に入れた手紙が転移すように細工しよう。後はそれを食堂に設置すれば完璧。協力者としてジェイルとゼストに声を掛けて
(サンタクロースの衣装はどうするか……)
クリスマスまだの時間は短いが何とかするしかない。私はそんな事を考えながら六課を後にした……
六課メンバーのクリスマス準備 初めてのメリークリスマスに続く