夜天の守護者 番外編   作:混沌の魔法使い

43 / 58
クリスマス番外編 六課メンバーのクリスマス準備 初めてのメリークリスマス

 

 

クリスマス番外編 六課メンバーのクリスマス準備 初めてのメリークリスマス

 

 

 

「これがサンタのポストか」

 

八神が持って来たポストを見る。普通のポストに似ているが、正面には緑のリングの絵とベルが描かれている

 

「これですう♪ 懐かしいですね」

 

リィンがちょこちょこと歩いて来てポストに手紙を入れる

 

「おいおい、リィン皆が見ちゃうんじゃないのか?」

 

私が感じた事をアギトが言うとリィンはふふんと小さな胸を張って

 

「これをみるです」

 

リィンがポストの反対側を開けるとそこに手紙の姿はない

 

「あれ? 手紙が無いよ?」

 

「そういうものだそうですよ。入れるとサンタさんのお家に届くそうです」

 

へーと頷きあうアギト達も次々手紙を入れ

 

「じゃあ、次は何をするんだ?」

 

「クリスマスツリーと飾り付けを作るです! 折り紙とか買いに行きましょう」

 

おーッ! と小さな拳を振り上げそれぞれポーチや首から鞄を下げて出て行く

 

「ふーむ。では私も入れてみるか」

 

きょろきょろと辺りに誰もいないのを確認してから私はポストに手紙を入れて

 

「これで良しっと。さてとリィン達で出かけさせるのは不安だ。着いて行くとしよう」

 

子供達の歩幅なら走っていけば追いつける、私はそう判断して六課を後にした

 

 

 

「サンタって言うのは一種の妖精とかの仲間なのかしら?」

 

ミッドチルダにはクリスマスと言う季節のイベントが無いのでよく判らないが

 

「うーん。そうかもね。前に龍也さんが見せてくれた妖精とかの本にも載ってるよね」

 

前に龍也さんが貸してくれた妖精や幻獣と言った物を載せている図鑑にもサンタクロースの絵が書いてある

 

「ほう、これがサンタクロースですか。 トナカイに橇を引かせているのですか」

 

「あれ? セッテ? 買い物に行くんじゃなかったの?」

 

クリスマスパーティー用の食材を買いに行くと言っていたセッテが居ることに驚きながら尋ねると

 

「ええ、そのつもりですが。これだけの面子の食べる物を買いに行くのを一人で出来るとお思いですか?」

 

「あ」

 

確かにセッテ1人で買いにいける量ではない

 

「メガーヌさんが車を出してくれるそうです。一緒に行きませんか? スバルとオレンジ頭」

 

「なに、あんた喧嘩売ってるの?」

 

睨みつけながらティアが立ち上がる。本当にティアとセッテは仲が悪いなあ……

 

「別にそんなわけではないですよ? 多少私の言葉を意識しすぎではないですか? クリスマスを間近に喧嘩を売るほど私は馬鹿では無いですよ」

 

からからと笑うセッテにぐっと顔を顰めるティア。

 

「それで何を買いに行くの? セッテ」

 

「はいリィンが言うには七面鳥と言うのを丸焼きにして食べるそうなんですが。流石にこの面子では足りないので。ノンチ? とか言う腿肉を照り焼きにして全員に回すそうなのでそれを10キロと鳥腿肉のブロックも同じく10キロ。後は龍也様がピザとかを作るそうなので小麦粉とトマトピューレ、それにクリスマスケーキを色々と作るそうなので卵や果物も大量にかって来てくれと頼まれています」

 

なるほどその量を確かに1人で買いに行くのは無理だろう

 

「あとは材料さえ買ってくればリクエストの料理を作ってくれるそうなので、色々と買いに行こうと思っています。私だけの食べたい物だけでは不公平なのでお誘いしたわけです」

 

なら喧嘩腰で言わなければ良いのに……私はそんな事を考えながらティアとセッテの間に立ち

 

「じゃあ、行こっか。何時までもメガーヌさんを待たせるのも悪いし」

 

2人を先導して六課の外へと向かった……

 

「これ? 結構大きいわね」

 

「そうですね」

 

4人で買い物に来たが買って来てくれと言われた鶏肉が意外と大きい事に驚き

 

「やっぱあれね、普通のショートケーキにチョコケーキがいいわね」

 

「め、メガーヌさん。何個作ってもらう気ですか?」

 

これでもかとケーキの材料を買い漁るメガーヌさんに

 

「そう言えば前に食べたご飯の上に魚の切り身を乗せるって何て料理でしたっけ?」

 

「お寿司よ、お寿司……確かマグロとサーモンとかだっけ?」

 

「あとはハマチにイカに貝類と……海老にビンチョウマグロ!」

 

私がそう言うと2人は

 

「本当にスバルは食い意地が張ってるわね」

 

「ええ、乙女としてその食欲はどうかと」

 

「ちょっと! その言い方は酷く無い!?」

 

くすくすと笑うセッテとティアにそう言うとメガーヌさんが

 

「こうして見ると仲良しね。何時もそうしてれば龍也も安心してくれるのにね? あ。これ大きい海老ね。何匹か買って行きましょうか?」

 

メガーヌさんの微笑につられて笑いながら

 

「メガーヌさん。それ海老じゃなくてロブスターですよ」

 

「あれ? そうなの?」

 

「そうですよ、色々と買うのは良いですか食材の名前は理解しましょうよ」

 

皆で笑いながら食料を買い集めるのは中々に楽しくて。何時もこんな感じだといいのになぁと私は思った

 

 

 

 

 

折り紙で作った星やリングを六課の通路とかに飾りつけ終え、今度はメインのツリーの飾り付けをする為に食堂に向かうと

 

「クリスマスツリーに飾りつけです!!」

 

「一杯あるな、兄が買ってきてのか?」

 

食堂に置かれた6個のクリスマスツリーを見ながら言うと

 

「は、はい……に、兄さんが買って来て、置いてってくれました。飾りつけの……道具も置いてってくれました」

 

よいしょと私達の前に飾り付けの道具を置くアザレアは

 

「お星様……も……6個。ツリーも6個……皆でそれぞれの……飾り付けをしましょう」

 

「それは良いけど……私達じゃツリーの上には背が届きませんよ」

 

ツリーの天辺は到底私達の背じゃ届かない

 

「私が大人モードになろっか?」

 

「「「「却下」」」」」

 

リヒトの大人モードは危険なので却下する。持ち上げられたらそこから魔力を吸い取られると判っているので全員で却下する

 

「じゃあ。梯子でも持ってきますか?」

 

「危ないでしょうね。椅子の上や机の上に立つのも同じだと思います。ここはお姉様達のお願いするとしましょう」

 

それが1番無難かと頷きあい。私達はツリーの飾り付けを始めた……

 

「出来たー♪」

 

「むっ!? 大人モードは卑怯ですよ!」

 

「卑怯じゃないもん~あ……つ、疲れた」

 

星をつけ終えぱたりと倒れこむリヒトをヴィヴィオが突く

 

「だいじょうぶ?」

 

「お、お腹減った……」

 

ぐうううっとお腹を鳴らすリヒトを見てヴィヴィオは

 

「大丈夫そうだね♪ じゃあ飾り付けを頑張ろう!!」

 

「ひ、酷いよ~」

 

お腹が空いたのかぴくりとも動かないリヒトに

 

「机の上に兄が用意してくれたクッキーがあるぞ?」

 

「く、クッキー!?」

 

机によじ登りクッキーを貪るように食べ始めるリヒト

 

「なんだ? もう出来たのか?」

 

「あっ! 姉抱っこしてくれ! 抱っこ! 星をつけるんだ!」

 

「つぎ。お、お願いします。ね、姉さん」

 

様子を見に来てくれた姉にそう頼むと

 

「ああ、よし、行くぞ」

 

ひょいっと抱っこされツリーの天辺に星をつける

 

「おお。良い出来だ!」

 

自分で飾りつけたツリーの完成度に満足しながら

 

(早くクリスマスが来ないかなー)

 

丸をつけたカレンダーを見ていた……

 

 

大人達のクリスマス準備 サンタクロース大作戦

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。