夜天の守護者 番外編   作:混沌の魔法使い

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第2回目はナタタク様との小説とのコラボです!

ティアナさんがガスタを使っていますが、突っ込みはなしでお願いします
それではどうか宜しくお願いしま


【超☆融☆合 ~世界を超えた出会い~】 第2話

「またとんでもない事になったわね。」

 

さっきの愛菜と名乗る人物の作り出した。世界で私は大きく溜息を吐いた。

 

(龍也さんと一緒にいるようになってから色々あったけど。これは極め付けだわ)

 

なに!? ご都合世界って!? あの人何がしたいの!? スカリエッティ並に理解不能だわ。

 

(まぁ。デュエルなんかしないでのんびりと……)

 

そんな事を考えながら歩き出したところで

 

「……ってあれ?」

 

見覚えのある黒コートの青年……ってあれ龍也さんじゃん。

 

「普通に遊んでる……」

 

え? なんで? 龍也さんも遊戯王やってたの? それを見た瞬間私はポケットの中からカードの束を取り出して

 

(子供っぽいって笑われると思ってた。)

 

たかがカードゲームとは言え。あの戦略性と凄まじい枚数のカード同士の連携というのは、中々に面白く。私もやっていた……そのカードの束を見ながら。

 

(ま! 偶にはこう言うのもいっか!)

 

いっつも騒動にしかならない。六課から離れて遊ぶのも悪くない。

 

「誰かと勝負しようかなー」

 

デッキの束を片手にぶらぶらと歩いていると。

 

「へーこんなのあるんだー」

 

ご自由にお使い下さい

 

と書かれた看板の下にある。機械を手にし辺りを見る。

 

「これを目に嵌めるのね」

 

Dゲイザーと言う機械を身に付け。ディスクを腕にセットしデッキを嵌め。辺りを見回すと……

 

(幽霊? じゃあないわよね?)

 

緑の髪の少女を背後に歩く少年の姿が目に止まる。

 

(面白そうね)

 

あの姿はどうみてもガスタシリーズのウィンダ。そして私のデッキもまたガスタ。同じテーマ同士のデッキというの面白いと思い。

 

「ねえ? 私とデュエルしない?。」

 

私はその少年にそう声を掛けた……

 

 

 

 

「ねぇ? 私とデュエルしない?」

 

ウィンダと辺りを見回しながら歩いていると。突然そう声を掛けられ顔を上げると。オレンジ色の髪をツインテールにして、勝気そうな目をした女の人がいた。見たところ年上だろうか?

 

「どう? デュエルしない?」

 

「え? あ。はい!」

 

折角誘われたんだし、断るのも悪いと思い頷くと。

 

(ユウ……女の人だからってデレデレしない。)

 

そういうわけじゃないんだけどなー。

 

「じゃあよろしくね。私はティアナ。ティアナ・ランスター。君は?」

 

「侑斗です。剣崎侑斗」

 

自己紹介されたのに自分が名乗らないというのはおかしい。慌ててそう言うと

 

「そう。じゃあよろしくね。」

 

にこりと微笑むティアナさんに少し見惚れてしまうと

 

(ユウ……集中しようね?)

 

ウィンダの声が異様なほど冷たく少しだけ怖かった……ジトーと僕を見るウィンダの視線から逃れるように

 

「「デュエル!!」」

 

剣崎侑斗 LP4000

 

VS

 

ティアナ・ランスター LP4000

 

「先行は私みたいね。ドロー、モンスターをセット。更にカードを2枚セットしてターンエンド。」

 

ティアナ LP4000

手札3枚

フィールド セットモンスター

伏せ2枚

 

(モンスターをセット……どういう手で来るんだろうか……)

 

まだ最初のターンだ。何をしてくるのか読めないな……

 

「僕のターン。ドロー。手札から《ガスタの武器職人 セイ》を召喚。」

 

ガスタの武器職人 セイ

ATK1900 DEF1200

 

(とりあえず……様子見かな)

 

伏せが気になるが。攻めなければ何も判らない

 

「《ガスタの武器職人》 セイでセットモンスターを攻撃!!」

 

セイの攻撃宣言でセットされていたモンスターの姿が現れる。そのモンスターは緑色の姿をしたリスの様なモンスターが消滅していく。僕はそのモンスターを知っていた

 

(ガスタスクレイル!? あの人もガスタ使いだよ!)

 

そう僕も使っているデッキ。ガスタのリクルーターの1体だ。

 

ガスタスクレイル DEF1800

 

ガスタの武器職人 セイ ATK1900

 

同じガスタ使いって知ってたら。いきなり攻撃なんかしなかったのに……僕は少しだけ後悔しながら

 

「カードを2枚セットして……「じゃあ。私はこのタイミングでリバースカードオープン《リミットリバース》チェーンは?」 出来ません、ターンエンドです。」

 

墓地から再びスクレイルが姿を見せて。尻尾を振っているのをみながら。エンド宣言をした。

 

侑斗 LP4000

手札3枚

フィールド ガスタの武器職人 セイ ATK1900

伏せ2枚

 

「じゃあ。私のターンね。ドロー。」

 

ゆっくりとカードをドローした。ティアナさんはすぐに仕掛けてきた

 

「まずは《ガスタスクレイル》を守備表示に、この瞬間《リミットリバース》の効果で《スクレイル》は自壊するわ。そして効果発動、デッキから《ガスタの賢者 ウィンダール》を特殊召喚。」

 

ローブを身に纏い。槍の様なものを構えた男性がティアナさんの前に現れる

 

ガスタの賢者 ウィンダール ATK2000

 

(お父様……なんか複雑な気分。)

 

「じゃあバトルフェイズね。《ガスタの賢者 ウィンダール》で《ガスタの武器職人 セイ》を攻撃!」

 

ガスタの賢者 ウィンダール ATK2000

 

ガスタの武器職人 セイ ATK1900

 

「くっ……」

 

侑斗 LP4000→3900

 

(救命劇をこのタイミングで使うのは勿体無い)

 

《救命劇》は2体のモンスターを蘇生する。1体を蘇生するのに使うには余りにもったいない

 

「そして《ウィンダール》の効果で墓地から《ガスタスクレイル》を特殊召喚。 本当なら追撃と行きたいんだけど攻撃力0だから、バトルフェイズは終了するわ。メインフェイズに移行するわね。レベル6の《ガスタの賢者 ウィンダール》にレベル2の《ガスタスクレイル》をチューニング!」

 

(レベル8シンクロ!? ガスタにレベル8のシンクロモンスターはいないはずだけど……)

 

ガスタには豊富なシンクロモンスターがいるが。そのレベルは4・5・6・7で、レベル8のシンクロモンスターはいないはずだけど……

 

僕がそんな事を考えていると。スクレイルがくるんと一回転しその姿を2つのチューニングリングに変化させ。ウィンダールはその姿を6つの星にと変化させる

 

「星海を切り裂く一筋の閃光よ!!魂を震わし世界に轟け!!シンクロ召喚!!《閃こう竜 スターダスト》!!」

 

光り輝く閃光と共に白銀の身体をした。ドラゴンがティアナさんの背後に舞い降りる

 

閃こう竜 スターダスト ATK2500

 

「私はモンスターをセット。そしてカードを1枚セットしてターンエンド。」

 

ティアナ LP4000

手札2枚

フィールド

閃こう竜 スターダスト ATK2500

セットモンスター

伏せ2枚

 

 

侑斗 LP3900

手札3枚

フィールド 

伏せ2枚

 

 

 

 

(これは不味い流れかも……)

 

効果は知らないがATK2500のモンスターにセットモンスター。しかも伏せは2枚……

 

(恐らくセットモンスターは……カムイ)

 

リバースすることでレベル2モンスターをリクルートする。ガスタ専用のリクルーター、それによる更なる展開狙いだろう。同じガスタ使い、考える事はある程度予測できるはず……

 

(だけど。それは相手も同じ……ここからは読み合いになる)

 

相手のセット・伏せの読み合いになる……だけど。こういうのは初めてで面白いと僕は感じていた

 

 

 

(さーて、どうでてくるかな?)

 

すぐに《閃こう竜スターダスト》を出せたのはありがたい。相手ターンでも使える戦闘およびカード破壊耐性付加の効果は、今後の展開に役立つ

 

(セットしたのはカムイ リバースはブレイクスルースキルと念のための保険)

 

強力なモンスターを出せれても取りあえずは大丈夫だし。カムイで後続も用意できる……ブレイクスルースキルで効果を無効にしつつ何とか自分の流れに持って行きたい

 

(同じデッキ使いだから何をしてくるか読まれてるわよね?)

 

読み合いになるのは必須だし……それに

 

(さっきのモンスター……《ガスタの武器職人 セイ》だっけ? あんなカード私は知らない)

 

どうもあの子のデッキには私の知らないカードが何枚かありそうだ。その面では私が不利だが……

 

(いつも相手の出方が判るわけじゃない。臨機応変な対応ってね)

 

「僕のターン。ドロー、手札から《ガスタの毒払い》を発動。墓地からガスタと名のついたレベル4以下のモンスターを特殊召喚します。僕は墓地の《ガスタの武器職人 セイ》を特殊召喚! そして手札から《ガスタサンボルト》を召喚!」

 

《ガスタの毒払い》

通常魔法カード

自分の墓地からレベル4以下の「ガスタ」と名のつくモンスター1体を特殊召喚する。

 

《ガスタの武器職人セイ》

レベル4 攻撃1900 守備1200 効果 風属性 サイキック族

このカードは自分フィールド上に「ガスタ」と名のつくモンスターが2体以上表側表示で存在するとき、手札から特殊召喚できる。

 

ガスタの武器職人 セイ ATK1900

 

ガスタサンボルト ATK1500

 

「そしてレベル4の《ガスタの武器職人 セイ》と《ガスタサンボルト》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》!!」

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500 ORU2

 

《No(ナンバーズ).00ガスタの魔剣士ユウ》

ランク4 攻撃2500 守備2100 エクシーズ 風属性 サイキック族

「ガスタ」と名のつくレベル4モンスター×2

このカードは「NO(ナンバーズ)」と名のつくエクシーズモンスター以外との戦闘では破壊されない。

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を一つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。

選択したカードの効果を無効にする。

更に選択したカードがモンスターカードの場合、攻撃力が500ポイントダウンする。

 

 

侑斗と同じ顔立ちをし、2本の剣を装備した剣士が現れる。また知らないカードだったのでテキストを確認すると

 

(NO.でしか破壊できない上にステータスダウンと効果無効!?  不味いわね)

 

私のデッキのNO.と付いたモンスターはホープのみ。だがそのホープはあんな効果持ってないが……

 

(並行世界のカード効果ってことね!)

 

「私はこの瞬間。閃こう竜スターダストの効果を自分自身を対象にして発動するわ!  1度だけ《スターダスト》は戦闘及びカード効果で破壊されない。」

 

攻撃力低下をされたとしてもスターダストは残せる……

 

「では僕は《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の効果!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除き、相手フィールド上のカード1枚を選択して発動する! 選択したカードの効果を無効にし、更にそのカードがモンスターカードの場合、攻撃力を500ポイントダウンさせる!ウィンド・バインド。」

 

「え!?」

 

No.00ガスタの魔剣士ユウが呪文を唱えると、閃こう竜スターダストの周囲を呪縛の風が覆い、能力を封じ込めた。

 

「もう発動してる効果は無効か出来ませんが。攻撃力はダウンさせてもらいます」

 

閃こう竜 スターダスト ATK2500→ATK2000

 

「そして手札から《NoWスパーク・クナイ》をガスタの魔剣士ユウに装備! このカードを装備されたナンバーズの効果は特有の破壊耐性効果以外の効果は無効となり、攻撃力は600ポイントアップする!」

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ATK2500→3100

 

No.00ガスタの魔剣士ユウは上空から落下してきた稲妻が宿る2本のクナイを装備する

 

(装備カードかー。それはちょっと予想外ね)

 

シンクロデッキに装備カードとは……珍しい戦法だと思う。

 

「そして

 

「そして装備モンスターは装備モンスターは1ターンに2度攻撃することができる! その厄介なモンスターには退場してもらいます! 行け!《ガスタの魔剣士ユウ》で《閃こう竜スターダスト》を攻撃!ウィンディ・カッティング!」

 

(いけー!)

 

侑斗の攻撃宣言と同時にその隣のウィンダが手をぶんぶんと振ってるのが見える、何か微笑ましい気もするが……その攻撃は強烈としか言えなかった。

 

スターダストに高速で接近し連激を叩き込む。ユウ1度目の斬撃を耐えたスターダストだが、2回目の斬撃を受ける事は出来ず。両断され爆発する

 

「くっ……」

 

ティアナ LP4000→2900→1800

 

スターダストを1ターンで破壊された上にLPをごっそり持っていかれた……

 

「カードを1枚セットして。ターンエンドです」

 

侑斗 LP3900

手札1枚

フィールド No.00 ガスタの魔剣士ユウ ATK3100 ORU1

NOWスパーク・クナイ

伏せ3枚

 

 

ティアナ LP1800

手札2枚

フィールド

セットモンスター

伏せ2枚

墓地

 

 

 

 

「私のターンね、ドロー」

 

(このままいけるね! ユウ!)

 

「そこ! うるさい!!」

 

楽勝ムードでにこにこ笑ってる。ウィンダに怒鳴ると

 

「え? も、もしかして見えてます?」

 

「見えてるわよ。精霊か幽霊かは知らないけど。ちょっと静かにさせなさい。」

 

色々と考えてるときに騒がれると集中が途切れるからと付け加え。手札を見る

 

(ウィンダが騒ぐから怒られたじゃないか!)

 

(普通は見えてるなんて思わないよ!)

 

さて。どうするかな……

 

(何か怒ってるから謝ってよ!)

 

(怖いからヤダ!!)

 

「静かになさい。殴るわよ」

 

「「はひっ!?!?」」

 

ぎろりと睨むと大人しくなった2人を見ながら

 

「手札から《死者蘇生》を発動! 貴方の墓地の《ガスタの武器職人 セイ》を攻撃表示で特殊召喚するわ。そして《ガスタの希望 カムイ》を反転召喚。効果でデッキから《ガスタファルコ》を特殊召喚」

 

侑斗の墓地からガスタの武器職人 セイを特殊召喚し。更に反転召喚でカムイとファルコを呼び出す

 

「私はレベル4《ガスタの武器職人 セイ》にレベル2の《ガスタファルコ》をチューニング」

 

倒すだけが脳じゃない。こういう戦い方も1つの戦術。そして同じガスタ使いなら

 

(レベル6って……不味いんじゃ)

 

「僕もそう思うよ……」

 

侑斗とウィンダの声を聞きながらエクストラデッキからカードを1枚取り出し。ディスクにセットする

 

「シンクロ召喚 《ダイガスタスフィアード》!」

 

ダイガスタスフィアード ATK2000

 

白銀の軽鎧と槍を構えた少女。ガスタシリーズの切り札。 ダイガスタスフィアードがフィールドにと舞い降りた……

 

 

 

 

(ダイガスタスフィアード!? 不味い)

 

ダイガスタスフィアード。 ガスタのシンクロモンスターの中で最も厄介な効果を持ったモンスター

 

「効果は……使わないわ。でも代わりに手札から魔法カード《ガルドスの羽根ペン》を発動するわ。墓地の《ガスタの賢者 ウィンダール》と《ガスタファルコ》をデッキに戻して。貴方のフィールドの《NO.00 ガスタの魔剣士ユウ》をエクストラデッキに戻してもらうわ」

 

(くっ反射ダメージじゃなくて直接LPを削りに来た!)

 

リクルーターが手札に無いのか。直接攻撃に切り替えてきた

 

「それじゃあ。《ダイガスタスフィアード》と《ガスタの希望 カムイ》でプレイヤーにダイレクトアタック」

 

ダイガスタスフィアード ATK2000

 

ガスタの希望 カムイ ATK200

 

これを喰らえば一気にLPが並ぶ……スフィアードが相手フィールドにいる以上。ここでLPが削られるのは不味い

 

「リバースカードオープン! 《攻撃の無力化》! このターンのバトルフェイズを終了「速攻魔法発動 《風の束縛術》 バトルフェイズに相手が魔法・罠を発動した場合。 自分フィールドの風属性モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える」

 

《風の束縛術 速攻魔法》

 

相手プレイヤーがバトルフェイズに魔法・罠カードを発動した場合。自分フィールドに風属性のシンクロモンスターが存在する場合。このカードは手札から発動できる

自分フィールドの風属性モンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手プレイヤーに与える。

 

このカードが墓地に存在する場合。このカードとガスタと名の付いたモンスターをゲームから除外して発動する。 相手の手札をランダムに1枚墓地に送る、そして相手プレイヤーはデッキからカードを1枚ドローする。ドローしたカードがモンスターカードだった場合。自分フィールドの風属性モンスター1体につき、1枚相手プレイヤーは手札を墓地に送る。このカード効果を発動したプレイヤーは次のドローフェイズにデッキからカードをドローできない

 

 

「そ、それじゃあ!?」

 

ダメージを受けない為に無力化を発動したが……

 

「そ、《スフィアード》の攻撃力2000と《カムイ》の攻撃力200。 合計2200ポイントのダメージを受けてもらうわ」

 

スフィアードの槍に風が集まり。それが振るわれると同時に無数のカマイタチが放たれた

 

「うわああああッ!」

 

LP3900→1900→1700

 

ぼ、僕の知らないカード!? こんなのがあるんだったら無力化を使わなかったのに……でも!

 

「リバースカードオープン! 《ショックドロー》! このターン、受けたダメージ1000ごとに1枚カードをドローする!」

 

デッキからカードを2枚ドローするが……

 

(くっカームとガスタイグル!?)

 

逆転のドローには後一手足りない!

 

「ふーん。次の一手を用意か。中々考えてるわね。じゃ、私はカードを1枚セットしてこれでターンエンド」

 

ティアナ LP1800

 

手札0枚

フィールド ダイガスタスフィアードATK2000 ガスタの希望 カムイ ATK200

伏せ3枚 リミットリバース ガスタのつむじ風 ブレイクスルースキル

 

 

侑斗 LP1700

手札3枚

フィールド 

伏せ2枚

 

 

 

(この人強い!? 大丈夫ユウ逆転出来る!?)

 

ウィンダの言葉は正しい。同じガスタ使いだが、墓地利用型の高レベルシンクロ軸。ぼくのとはまるでタイプが違うデッキだ

 

「僕のターン……」

 

あと1枚。 あのカードが引ければ勝てるとまでは行かないが。勝負を判らなくする事は出来る!

 

「ドロー!! ! 来た! 「甘いわね。私は墓地の《風の束縛術》の効果発動! このカードと墓地のガスタと名のついたモンスターを除外して。相手の手札をランダムに1枚。墓地に送る! そして相手はデッキからカードを1枚ドローし。それがモンスターカードだった場合。私のフィールドの風属性モンスター1体に付き1枚追加で墓地に送って貰うわ!」

 

このタイミングでハンデスカード!? 不味い! 今引いたカードが墓地に送られたら勝ち目が無くなる!? それに引いたカードがモンスターだったら完全に勝機は無くなる

 

僕の手札は ガスタの静寂 カーム ガスタファランクス ガスタイグル サイクロン 

 

「じゃあ。右から2番目のカードを墓地に送って頂戴」

 

右から2番めのカード 何とか首の皮一枚で繋がった

 

「貴方が選択したカードは《ガスタイグル》です」

 

カードを公開してから。墓地に送る、それを見たティアナさんは

 

「じゃあ。ドローして。それがモンスターだったら……貴女の負けよ?」

 

そうその言葉の通りだ。これでモンスターを引いてしまったら。2枚追加で墓地へ送らねばならない……

 

(大丈夫だよ! ユウならモンスターを引かないよ!)

 

慰められてるのか微妙な感じだ……僕はそんな事を考えながらデッキからカードをドローした

 

「引いたカードは魔法カードです!」

 

ドローしたカードを見せると

 

「ガスタデッキだからモンスターを引くと思ったけど……当てが外れたわね」

 

やれやれと肩を竦めるティアナさんを見ながら

 

「僕は手札から《ガスタファランクス》を召喚! そして《ファランクス》の効果で手札から《ガスタの静寂 カーム》を特殊召喚!」

 

《ガスタ・ファランクス》

レベル2 攻撃500 守備1100 チューナー 風属性 ドラゴン族

このカードの召喚に成功した時、手札からレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚することができる。

この効果で特殊召喚されたモンスターは攻撃できず、エンドフェイズ時に手札に戻る。

 

 

僕のフィールドに2体のモンスターが現れる。それを見たティアナさんは

 

「いい引き運ね。驚かされるわ。でも甘いわね 

 

と口の端を軽くあげて微笑んできた。思わず頬を赤らめると

 

(ユウーッ!!!!)

 

「わわ!? お、落ち着いて! ウィンダ!」

 

物凄く怒り始めたウィンダに謝っていると

 

「くすくす。仲が良いのね、良い事だわ」

 

微笑ましいと言いたげにくすくすと笑っている。ティアナさんを見ながら

 

「そして僕はレベル4の《ガスタの静寂 カーム》にレベル2の《ガスタファランクス》をチューニング!」

 

同じガスタ使いなら。判るはずだ……僕が何をしようとしているのか

 

「まっ。同じガスタ使いだから。そう来るとは思ってたわ」

 

そうは言いつつもティアナさんはまぁこのタイミングでそんなカードを引いてくるとは思わなかったけどね。と呟きながら肩を竦めている

 

「シンクロ召喚 《ダイガスタスフィアード》!」

 

ティアナさんのフィールドにもいる。ダイガスタスフィアードが僕のフィールドにも現れた

 

「そして効果で墓地の《ガスタの武器職人 セイ》を手札に加え! リバースカード発動!  《リビングデッドの呼び声》で墓地の《ガスタイグル》を特殊召喚! そして手札の《ガスタの武器職人 セイ》はフィールドにガスタと付いたモンスターが2体いる場合。手札から特殊召喚できる!」

 

スフィアードの隣にガスタの武器職人 セイとガスタイグルが現れる

 

(わ、私の出番だね!? ユウ!!)

 

「僕はレベル4の《ガスタの武器職人 セイ》に、レベル1の《ガスタイグル》をチューニング。族長の意思を代行する少女よ、友たる鳥獣の背に乗り、今こそ飛翔せよ!シンクロ召喚! 《ダイガスタ・ガルドス》」

 

「やったーーー!!私の登場だよ!」

 

ウィンダは先ほどの怒りはどこにやら。にこにこと笑いながらガルドに飛び乗り。飛翔した

 

ダイガスタ・ガルドス レベル5 ATK2200

 

「そして《ガルドス》の効果……「甘いわよ。リバースカードオープン《ブレイクスルースキル》!」 くっ!? ここで《ブレイクスルースキル》!?」

 

ブレイクスルースキル。相手モンスターの効果を2回まで封じるトラップカード……

 

「そういうこと。これでスフィアードは破壊できないわね?」

 

ガルドスでスフィアードを破壊して。ガルドスでカムイを戦闘破壊しての勝利は無くなった……

 

「くっ! 僕はカードを1枚セットしてターンエンドです!」

 

さっき引いたカードをディスクにセットして。エンド宣言をした

 

侑斗 LP1700

手札0枚

フィールド ダイガスタスフィアード ダイガスタ・ガルドス

伏せ2枚 リビングデッドの呼び声

 

ティアナ LP1800

手札0枚 

フィールド ダイガスタスフィアード ガスタの希望 カムイ

伏せ2枚

 

「私のターンドローって。言いたいんだけど……《風の束縛術》を使った次のターン。このカードを発動したプレイヤーはデッキからカードをドロー出来ないのよね」

 

束縛術とはよく言ったものだ。相手そして自分の首をも絞めるカードだ……

 

「だから。私は何もせずにターンエンドよ」

 

ドロー出来なければ。スフィアードは突破できない。ティアナさんはそのままエンド宣言をした

 

 

 

 

 

 

(手札破壊をするつもりがあてが外れたわね)

 

しかもガルドスとスフィアードと厄介なシンクロモンスターをフィールドに残された。

 

「僕のターンドロー! 僕は手札から《ガスタブラックスピア》を召喚します!」

 

《ガスタ・ブラックスピア》

レベル3 攻撃1000 守備1000 チューナー 風属性 ドラゴン族

自分フィールド上の「ガスタ」と名のつくモンスター1体が相手の魔法・罠・効果モンスターの効果の対象となったときに発動できる。

そのモンスターを手札に戻し、このカードを手札から特殊召喚する。

「ガスタ・ブラックスピア」の効果は1ターンに1度しか発動できない。

 

 

 

リクルーターじゃないだけましか。リクルーターだったら私の負けだもんね。カードゲームだからといって負けるのはいやだ。やるからには勝ちに行きたい

 

「そして《ガルドス》の効果を……「リバースカードオープン 2枚目の《ブレイクスルースキル》!」 2枚もセットしてたんですか?」

 

呆れたという顔の侑斗に

 

「相手の邪魔は戦術の基本よ。文句を言われることじゃないわ」

 

実の所。ウィンダが後ろにいるのを見て。ミラーマッチになると思ってサイドデッキからメインに入れたんだけどね。

 

「じゃあ僕は《ブラックスピア》で《ダイガスタスフィアード》を攻撃!」

 

ダイガスタスフィアード ATK2000

ガスタブラックスピア ATK1000

 

本来なら自爆特攻だが。侑斗のフィールドにはスフィアードがいる。 スフィアードがブラックスピアを破壊し発生した爆風は侑斗では無く私にと襲い掛かり

 

ティアナ

LP1800→800

 

「くうう……自分で使うのはいいけど。使われるのは厄介ね!」

 

これでもう後が無くなった。次にどんなモンスターを引かれても、私の負けだ

 

「僕はこれでターンエンドです」

 

侑斗 LP1700

手札0枚

フィールド ダイガスタスフィアード ダイガスタ・ガルドス

伏せ2枚 リビングデッドの呼び声

 

ティアナ LP800

手札0枚 

フィールド ダイガスタスフィアード ガスタの希望 カムイ

伏せ1枚

 

「私のターンドロー」

 

ドローしたカードを見る。これでリクルータだったなら勝てるけど

 

(ガスタの巫女 ウィンダ……)

 

リクルーターだが。相手の攻撃でなければ効果が発動しない。この状況では完全に死に札だ

 

(カムイの攻撃が通れば勝てるけど……そうすんなりいくとは思えないのよね)

 

あの2枚の伏せカードが気になってしょうがない。私のフィールドに《スフィアード》がいるから、攻撃しなかったのは判るが何か引っ掛かるのだ

 

(まぁ考えても仕方ないか)

 

「私は《ガスタの希望 カムイ》で《ダイガスタガルドス》を攻撃!」

 

ダイガスタガルドス ATK2200

ガスタの希望 カムイ ATK200

 

これが決まれば2000の反射ダメージで勝ちだが……

 

「リバースカードオープン! 《禁じられた聖杯》を2枚発動します! 効果でカムイの攻撃力を800ポイントアップします!」

 

攻撃力が1000になったカムイがガルドスに飛びかかろうとして

 

「えいっ!」

 

ウィンダが杖を頭目掛けて振り下ろし。カムイは頭を押さえて消滅した……なんかお姉さんにしかられた悪戯坊主って感じね

 

侑斗 

LP1700→500

 

見ていて若干微笑ましいとも思えたが。状況は非常に悪い、次のターンモンスターを引かれると負ける

 

「メインフェイズ2で リバースカード《風霊神の宝札》を発動するわ。 自分フィールドの攻撃力2000以上の風属性シンクロモンスターまたはエクシーズモンスター1体をリリースしてデッキからカードを2枚ドローする」

 

《風霊神の宝札 通常罠カード》

 

自分フィールド上の攻撃力2000以上の風属性シンクロモンスターまたはエクシーズモンスター1体をリリースすることで発動できる。自分はデッキからカードを2枚ドローする。

「風霊神の宝札」は1ターンに1度しか発動できない。

 

このドローに全部賭けるしかない。《スフィアード》を失ってまでドローするんだ。勝てる一手でなければ意味がない

 

「ドロー」

 

引いたカードを見て。私は

 

(……よりによってこのカードですか……)

 

いざという時のカードであんまり使いたいカードでは無い。だがこのタイミングでこのカードを引いたこと、そして手札にある《ガスタの巫女 ウィンダ》。状況が告げているこのカードを使えと

 

(なんかあの子に恨まれそうね)

 

ちらりと向かい側を見る

 

「ユウ。このまま行けば勝てるね!」

 

「そうだけど、まだなにかあるかも」

 

楽しそうに会話する2人を見て少し心が痛んだが

 

「私はカードをセットしてターンエンド」

 

 

侑斗 LP500

手札0枚

フィールド ダイガスタスフィアード ダイガスタ・ガルドス

伏せ2枚 リビングデッドの呼び声

 

ティアナ LP800

手札2枚 

フィールド 

伏せ1枚

 

 

 

 

「僕のターンドロー!」

 

同じガスタ使いと勝負するのは楽しかったし、勉強になったけど。これで終わりだ、引いたカードは死者蘇生。我ながら良い引きだと思い思わず微笑むと

 

「あのね。私って負けるの凄く嫌いなのよ」

 

「はい?」

 

突然そんな事を言い出したティアナさんは

 

「だからね。負けるの嫌いなのよ。すっごくね」

 

「はぁ……?」

 

突然なんだと困惑しているとティアナさんは

 

「リバースカードオープン。《ボレアスの逆鱗》」

 

《ボレアスの逆鱗 通常トラップ》

 

フィールドにこのカード以外のカードが存在しない場合のみ発動できる。手札の風属性モンスターと手札1枚を除外し。除外した風属性モンスターの攻撃力分のダメージをお互いに受ける

 

このタイミングで何のカードだろう? と僕が首を傾げていると

 

「このカードは自分フィールドにこのカード以外のカードが存在しない場合のみ発動できる。手札の風属性モンスターと手札1枚をゲームから除外して発動する。除外した風属性モンスターの攻撃力分のダメージをお互いに受ける」

 

「え? じ、自爆!?」

 

ウィンダが目を見開いている。僕だって驚いてる

 

「私は手札の《ウィンダ》と《大嵐》を除外するわ」

 

しかもよりによってウィンダのカードって……

 

「ちょっとーッ!! 私のカードで自爆しないでー!!!」

 

ガルドスの上でウィンダが叫ぶがもう遅い。効果は発動してしまった。僕とティアナさんの間に凄まじい風圧を放つ風の球体が現れる

 

「まぁその色々といいたいことあると思うけど……ごめんね?」

 

「ごめんねじゃないよーッ!!!!」

 

ウィンダが怒鳴った瞬間。目の前の球体が炸裂し。僕とティアナさんは互いに1000ポイントのダメージを受け同時にLPが0になった

 

 

 

侑斗 LP500→0

 

ティアナ LP800→0

 

「あ。あははは……ごめんね?」

 

(酷い! 酷すぎる! よりによって私のカードで自爆するなんて!!)

 

ウィンダに謝ってるティアナさんに

 

「随分と思い切ったことしましたね?」

 

「まぁどうせ負けるならって思えば案外使える物よ? 欲しいなら上げよっか?」

 

(そんな自爆のカード。ユウにあげないで!!!)

 

ウィンダが両手でバツを作り、いやいやと首を振ってる

 

「そう? 意外と便利なんだけどね」

 

自爆系のカードなんて普通はデッキに入れない。余程負けず嫌いだと言うのが良く判る1枚だ

 

「いま。私のこと凄い負けず嫌いって思ったでしょ?」

 

「あ、あはは。すいません」

 

その余りに強い眼光に思わず謝ってしまった

 

「まぁ実際に負けず嫌いだから良いんだけどね。さてと同じガスタ使いと勝負というのは中々楽しかったわね。今度やるときは私が勝つから」

 

そう笑ってまた別の対戦相手を探すためにか、歩き出したティアナさんを見ていると

 

(出来ればあの人とはもう勝負したくないね)

 

「まぁ。僕もそう思うよ」

 

なんか。同じガスタ使いだったけど。全然違う構築だった。あんな構築もあるんだと中々に勉強になった

 

「よし。じゃあ次の……」

 

次の相手を探そうと思いながら立ち上がろうとして、手元を見ると3枚のカードが

 

《ボレアスの逆鱗》

 

《風の束縛術》

 

《風霊神の宝札》

 

「……これ。どうする? ウィンダ?」

 

(絶対デッキに入れちゃだめ!!)

 

だよね。こんなカードいれて回す自信ないよ。でも

 

「折角だから拾って置こうっと」

 

何時か使うかもしれないし。《ボレアス》と《束縛術》は使えないが。《宝札》は素直に嬉しいし……僕はそう思って3枚のカードを拾い。サイドデッキに入れて

 

「じゃあ。次の相手を探しに行こうか?」

 

(そうだね。さっきのは何か納得行かないし!)

 

だね。と返事を返し僕とウィンダは次の対戦相手を探す為に移動することにした……

 

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